前田玲奈さんや島﨑信長さんらメインキャスト8名が勢揃い！　劇中歌も披露された『それでも世界は美しい』記者会見レポート

　日本テレビにて2014年4月5日より(毎週土曜深夜26時20分～)放送開始予定のテレビアニメ『それでも世界は美しい』。本作は白泉社の漫画雑誌「花とゆめ」にて連載中の少女漫画で、ファンタジー世界を舞台に雨を降らせる力を持つ“雨の国”の王女「ニケ」と、世界を支配する“晴れの大国”を率いる若き王「リビ」との恋が描かれる。

　そんな本作のキャスト発表記者会見が2月21日(金)に開催され、イベントには主人公の「ニケ」役の前田玲奈さん、「リビ」役の島崎信長さん(※正しくは「崎」の「大」の部分が「立」)をはじめ、本作に登場するメインキャスト陣が勢揃い！　キャストトークに加え、前田さんによる歌も披露された。

＜会見参加キャスト＞
前田玲奈さん（ニケ役）
島崎信長さん（リビ役）
杉田智和さん（ニール役）
伊瀬茉莉也さん（ミラ役）
茅野愛衣さん（ニア役）
寺崎裕香さん（カラ役）
浪川大輔さん（ラニ役）

●収録開始直前のキャスト陣、その意気込みやいかに

　今回のイベントが行われたのは、東京某所のアフレコスタジオ。収録が始まる直前ということで、イベント開始前はピンと張った糸のような、真剣な雰囲気が感じられた。しかし、トークが始まってしまえば、その雰囲気もスッカリと明るくなり、和やかなムードが会場を包む。

　まず話題に挙げられたのは、各人が担当するキャラクターについて。それぞれ「頭が良い大人な部分と、子供っぽさのギャップを魅力的に表現できたらと思います」(前田さん)や「陰険な役です。(主人公たちの間を)どんどん引き裂いていこうかなと」(浪川さん)など、自身の中にあるキャラクター像が語られた。

　また、続いて語られた作品全体の印象に関しては、やはり本作がファンタジー作品であること、そして純粋な恋愛モノであることに話題が集中した。前田さんはそれについて「森羅万象の声を聞いて、大地と繋がるような……」(島崎さんによる翻訳によると「人々の絆や自然との繋がりを感じる、的な意味です」とのこと)と、その壮大さを伝えてくれた。

　ちなみに、トーク中には余談として、杉田さんの衣装についても話題に挙がっており、パッと見では、自身が演じる「ニール」をイメージしたスーツ姿だが「実はスーツっぽく見えるジャージ」らしい。本人いわく「アフレコはスポーツです！」とのことなので、激しい動きや汗に強いジャージは、むしろアフレコ現場の正装として正しいのかもしれない。……ちょっと強引だが、これで納得しておいていただきたい。

●特殊なオーディションから導き出された、前田玲奈さんという答え

　作品の話に続いては、オーディションについての話題も取り上げられた。“歌”が大きなテーマとなっている本作において、「ニケ」役のオーディションは、かなり特殊な形で行われたらしい。

　その特殊な形とは、新宿二丁目の某カラオケスナックで歌を披露する……という、いわゆる“オーディション”という言葉からは想像も付かないものだったようだ。前田さんの言によると、その場で審査を担当した亀垣一監督は目を閉じて、音だけで審査をしていたのだという。正直、すこし「それで大丈夫なのか？」などと思ってしまった。

　しかしその感覚は、その後すぐに行われた、前田さんによる『アメフラシの歌～Beautiful Rain～』の披露によって、すっかり覆された。亀垣監督のオーディションが、どんな意図で行われていたのかは分からないが、実際に前田さんの歌を聴いてみると、その選考に間違いが無かったことを思い知らされる。

　本人は歌の後「2日前に完成したばかりなんですが」と話していたが、これが“完成”したものが、どれほどのクオリティになるのか。完成2日後の歌を聴いた今では、楽しみで仕方がない。

　そんな歌の披露を終えて、今回のイベントは終了となった。アニメ『それでも世界は美しい』は、今年の4月より放送が開始される。その間に行われる情報発表などについても、ぜひ注目しておこう。

【ON AIR】
日本テレビにて2014年4月5日(土)より毎週土曜日深夜26:20～放送予定！
※放送時間は変更になる場合があります。

【STAFF】
原作：椎名 橙（白泉社「花とゆめ」連載）
アニメーション制作：スタジオぴえろ
監督：亀垣 一
キャラクターデザイン：夘野一郎

【CAST】
前田玲奈（ニケ）
島崎信長（リビ）
杉田智和（ニール）
伊瀬茉莉也（ミラ）
茅野愛衣（ニア）
寺崎裕香（カラ）
浪川大輔（ラニ）

【INTRODUCTION】
「雨の公国」の第四公女であるニケが、即位から3年で世界を治めた「太陽王リヴィウス一世（リビ）」のもとに嫁ぐことになった――。

　美しい歌声に合わせて雨を呼ぶ「アメフラシ」の能力を持つニケは、公国の未来のため、会ったこともない相手との結婚に応じ「晴れの大国」を訪れる。　故郷から遠く離れた地で彼女を待っていたのは？　そして、ニケと出会う人々が、彼女の歌声を聴き、感じとるものとは？

　太陽王・リビとアメフラシの姫・ニケが織り成す、光と雨のディスティニー・ロマンス。

>>テレビアニメ『それでも世界は美しい』公式サイト
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