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『ワールドトリガー』声優お披露目イベント詳細レポート

中村悠一さんは迅悠一役じゃなくても参加したかった!? 様々なエピソードが飛び出した『ワールドトリガー』声優お披露目イベントレポート

 2014年8月11日(月)、六本木ヒルズアリーナにて開催されている「テレビ朝日夏祭り」内にて『ワールドトリガー』声優お披露目イベントが行われた。

 本イベントでは、速報でもお伝えしているように、事前に発表されていた声優陣の配役が公開となった。配役は空閑遊真役が村中 知さん、三雲修役が梶 裕貴さん、雨取千佳役が田村奈央さん、レプリカ役が田中秀幸さん、迅悠一役が中村悠一さん、嵐山准役が岡本信彦さん、烏丸京介役が福山 潤さん、小南桐絵役が釘宮理恵さんとなっている。



 また、今回発表された声優陣のうち梶さんだけは都合が合わずに参加できなかったが、会場ではほかの7人によるトークの時間も設けられていた。本稿では、そのトーク内容を中心に当日の模様をお届けしよう。

▲空閑遊真役・村中 知さん

▲空閑遊真役・村中 知さん

▲レプリカ役・田中秀幸さん

▲レプリカ役・田中秀幸さん

▲烏丸京介役・福山 潤さん

▲烏丸京介役・福山 潤さん

●原作を読んでアフレコ準備万端の声優陣

 イベントではまず、テレビ朝日プロデューサーの水谷圭さんと、東映アニメーションプロデューサーの永富大地さんが登場。水谷さんからはテレビアニメの概要説明として、こちらも速報でお伝えしているが、テレビ朝日系列全国ネットにて2014年10月から放送開始予定であることが明かされた。

 富永さんは「異世界からやってきた空閑と三雲が出会うところからスタートします。未知なるものと出会い、戦い、時には仲間になったりと、2人が成長していくのが見所です」とテレビアニメ版の内容に触れた。個性的なキャラクターが多数登場することや、SFらしい未来的なガジェットにも期待して欲しいなど作品のポイントを紹介した。

 続いてはゲストとして村中知さん、田村奈央さん、田中秀幸さん、中村悠一さん、岡本信彦さん、福山潤さん、釘宮理恵さんが登場。みなアニメ化に際して原作を読み込んだようで、作品の印象についてはトリオン体になって戦えるという設定や、キャラクターごとに異なる戦い方をする個性の部分が気に入ったという意見が多かった。

 特に作品設定の部分では、岡本さんが「僕もトリオン体になって戦えたらあんなことやこんなことができるのに!」と熱く語っていたが、言い方の問題もあってか中村さんから「おっと、大丈夫か?」と突っ込まれ、「決して下ネタじゃないです!」と返す場面も。これには会場から笑い声が上がっていた。

●役が決まって涙。キャラと同じ名前。配役の裏には様々なエピソードが

 会場ではこの後配役が発表となり、声優陣それぞれから役が決まったときの心境なども語られた。まず村中さんは、作品に関われるだけでなく、この顔ぶれの中でメインキャラクターを演じられることを光栄に思うとコメント。「とにかく遊真を魅力的に演じられるように頑張ります!」と、収録に向けて意気揚々とした姿を見せていた。

 田村さんは、駅の改札にいるときマネージャーさんから役が決まった報告を受けたという。喜びのあまりその場で泣き崩れてしまい端から見ると修羅場だったかもしれない、とちょっとしたエピソードを披露。ドッキリかと思ったこともあるようだが、こうしてステージに立てた今は「原作は一気に読んでしまうぐらい面白いですし、先輩方と一緒に作品に関われて嬉しいです。応援よろしくお願いします」と会場にメッセージを送っていた。

 田中さんは「レプリカは遊真のお目付け役というよりは、(遊真の父親がレプリカを作ったため)父親の分身に近いのかなと、そんなイメージを持っています」と、自身が持つ役についてのイメージに触れた。収録はこれからのようだが、素晴らしいアニメーション作品にしていきたいとの思いも語っていた。

 中村さんはオーディション時に迅役を受けたが「面白い作品だったので違う役でも関わりたいなと思っていました」という。しかし、キャラ名と名前が同じ“悠一”であるため、迅役がダメだったら切ないという気持ちがあったようだ。無事に役が決まった今はエリート隊員である迅のキャラクターに負けないよう頑張りたいと意気込みを見せていた。

 週刊少年ジャンプを毎週買っているという岡本さんは、「元々読んでいた作品なので、アニメ化で関われたら嬉しいなと思っていました」と、アニメ化発表当時の気持ちを打ち明けた。演じる役の嵐山の部隊はボーダーの顔とも呼ばれ、広報の役割も担っているため、そのポジションを生かして毎回出られたらいいなと、今後の展開についての希望も語っていた。

 釘宮さんは、まだ収録前ながら、最初のシーンでドラ焼きが出てきたなど作品の内容に少しだけ触れた。そうしたところから「キャラクターを広げていきたいなと思います。漫画と同じように、もしくはそれ以上にパワーアップできるよう頑張ります」とコメント。放送時間も話題に上げ、朝早いけれど応援して欲しいとアピールした。

 配役発表の際には“悠一”繋がりで、漢字は違うが“准”と“潤”で嵐山を演じるか…?と妙な期待感があった福山さん。実際に演じるのは、三雲の先輩であり、現役ボーダー隊員でもある烏丸に決まり、「烏丸はいろんな役割があるので、アニメでどんな描き方をされるのか楽しみです」と期待を寄せていた。

 会場には来られなかったが、三雲役の梶さんからはビデオメッセージが用意されていた。三雲はボーダー隊員として特に取り得のないキャラクターではあるが、「彼の心の中の正義感などが武器になって、みんながそれに感化され、敵に立ち向かっていくのかなと思っています」と、収録や作品の展開を楽しみにしている様子を見せてくれた。

●笑いもミラクルも起きたイベント終盤

 声優陣によるトーク後は、来場者に向けてのプレゼント抽選会が行われた。これはイベントの整理番号が抽選番号となっており、見事番号が当たった人にはサイン入り単行本第1巻をプレゼントするというもの。

 こうしたイベントでは通常、くじを引いて番号を決めるものだが、今回は声優陣が思いついた好きな数字を挙げる方式が取られた。整理券の番号は880番まであり「777」「123」など連番やゾロ目を上げる人もいたが、田中さんがパッと思いつきで出した「18」の番号の人が、ちょうどレプリカのフード付きの服を着ていたというミラクルが起きる場面もあって大きな盛り上がりを見せた。

 抽選会後は取材者からの質疑応答も行われ、「キャラクターと自身の共通点は?」という質問が飛び出した。

 釘宮さんは「何でも人が言ったことに納得してしまうタイプなので騙されやすいですね」、中村さんは「原作を読んだときに探しましたが見当たらなくて(笑)」、田中さんは「難しいなあ……アドバイスだけして自分は何もやらないところかな(笑)」、村中さんは「冷静に人のことを見ていることがあります」、田村さんは「謝ってばかりなので土下座しているシーンは似ているなと思いました(笑)」、岡本さんは「嵐山隊は連携プレイをしますが、僕もイベントでは助けてもらうことが多いです」と順に答えていった。

 最後に福山さんが「普段は飄々としているけど、面倒見がいいところが似ていますね」と自信満々にコメント。すると岡本さんから「焼肉がいいです!」と声が上がるものの、「面倒見と奢るのは違うからね!」と希望をバッサリ。

 こうした声優陣のやり取りに終始大きな盛り上がりを見せたイベントとなったが、最後の挨拶では村中さんが「原作もアニメも盛り上げていけるよう頑張りますので、応援よろしくお願いします!」と述べ、主役を預かる身としてキッチリ場を締めくくった。


■テレビアニメ『ワールドトリガー』

【放送情報】
2014年10月よりテレビ朝日系列にて朝6時30分~放送!

【キャスト】
空閑遊真:村中知
三雲 修:梶 裕貴
雨取千佳:田村奈央
迅 悠一:中村悠一
レプリカ:田中秀幸
嵐山准:岡本信彦
烏丸京介:福山 潤
小南桐絵:釘宮理恵


>>テレビアニメ『ワールドトリガー』公式サイト
>>ワールドトリガー公式 (W_Trigger_off) on Twitter

(C)葦原大介/集英社
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