キャスト陣の大暴走が視聴者を超絶頂(エクスタシー)の彼方へと導いた!!　ニコ生「幕末Rock 絶叫(クライ)！　熱狂(マックス)！　超★超絶頂(ウルトラエクスタシー)Night」レポート

　2014年2月にPSP用ゲーム発売、7月からはテレビアニメが放送され、年末にはミュージカルも決定と2014年エンタメ界を絶賛バク走中の『幕末Rock』。本作が、早くも新作ゲーム『幕末Rock 超魂(ウルトラソウル)』を発表！　PlayStation(R)Vitaでもプレイ可能になるなど、前作よりもさらにパワーアップした仕様で9月25日(木)に発売となった。

　これを記念して、9月17日(水)にニコニコ生放送「幕末Rock 絶叫(クライ)！　熱狂(マックス)！　超★超絶頂(ウルトラエクスタシー)Night」が配信された。本作のファンであればご存知かも知れないが、『幕末Rock』を冠したニコ生は今回が2回目。前回は2月初旬に配信されており、いろんな意味で大反響を呼んだのだが……(詳しくは、テレビアニメのDVD・BD第1巻映像特典、もしくは当サイトのレポート記事を参照)、あの伝説の夜会から7か月、出演陣が増えた今回はどんな超絶頂(エクスタシー)を味わわせてくれるのか？　じっくり振り返っていこう。

【出演者】
谷山紀章さん（坂本龍馬役）
森久保祥太郎さん（桂小五郎役）
小野賢章さん（沖田総司役）
安元洋貴さん（井伊直弼役）
斎賀みつきさん（徳川慶喜役）
諏訪部順一さん（マシュー・カルブレイス・ペリー・ジュニア役）

　リハーサルでは、キャスト全員が定位置に座って進行を確認。オープニングからエンディングまで台本を読み合わせたほか、「出演者同士で自由に遊んでほしい」というハンディカメラの説明などがあった。

　客前でないにも関わらず、本番さながらにボケを連発するキャスト陣。とくに自己紹介では、自分の名前を間違えて呼ばれるキャストがモノマネで返してみせ、スタジオ内を沸かせる場面が。また、小野さんは前回同様ゲーム(リズムゲームパート)に挑戦する役回りということで、リハでも実際にプレイ。手応えをみて「本番ではEASYモードでプレイしてみようか」という打ち合わせもあった。

　こうしてリハは終了。本番までの時間、談笑するなど自由に過ごした。ちなみにここでは、小野さんに触発されてかゲームをプレイしてみるキャストも。しかし、周りから「おじいちゃん!?」と言われてしまうほどの結果になり……思わず照れ笑いを浮かべていたのが印象的だった。

●新キャストも交えて大暴走!!　「幕末Rockって何なんだろうね？」(by谷山さん)

　そんな和気あいあいムードのなか、いよいよ配信スタート！　まずはドラマパートから。「シンディとヒジゾーさんはどこに行ったたんじゃ？」(龍馬)、「ふたりとも今日はレギュラーの収録があるそうです」(桂)など、相変わらずの自由なやりとりが行われた。対する視聴者は、キャラのイメージカラーに合わせたコメントで画面を埋める。超絶頂（エクスタシー）に向け、気合は十分だ！

　その後、“センセー”こと桂小五郎のゲーム解説VTRをはさみ、オープニングトークへ。ここで早速沸いたのが「痛風」にまつわる話題。なんでも、谷山さんはこの番組の配信前日にツイッターで「痛風だ」と明かしていたそう。そのため、小野さんに肩を触られると「痛い痛い痛い！　痛風なんだから俺は!!」と言ってみせ、笑いをかっさらった。

　また、視聴者プレゼント用のキーワードを決める際も「痛風」「尿酸値とマブダチ」といった案を経て「ガンマGTP」に決定。画面を「ガンマGTP」の文字が覆う、異例の現象が起きた。ちなみに、そんな身体をおしての出演に視聴者は「大丈夫ですか？」「お大事に…！」と心配の様子だったが、これには、「ちゃんと摂生してるから」と谷山さん。安元さんも「さっき楽屋で野菜食ってました」とつけ加えた。

　こうして常時フルスロットルなオープニングトークが終わると、新作ゲーム『幕末Rock 超魂』の概要説明や、本作のニコ生初登場となる徳川慶喜＆井伊直弼を含めたキャラ紹介などが行われた。ただし、ゲームの詳細な内容や龍馬たち主要キャラに関して、説明役の斎賀さんから告げられたのは「公式サイトを見てください！」。詳しく語られることはほぼなかった。なんでも台本通りだそうだが、他のキャストは「そこを省くの!?」と困惑。森久保さんにいたっては、思わず台本を覗きこんでしまっていた。ともあれこのスタイルこそ幕末Rock！　視聴者もキャスト陣も、そんな空気をも楽しんでいる様子だ。

　……とは言うものの、「ゲーム発売記念」で配信されている今回のニコ生。せめて注目の新キャラは見せたい！ということで、諏訪部さんを迎え、新キャラであるマシュー・カルブレイス・ペリー・ジュニアの紹介があった。金髪ウイッグ＋鼻メガネ姿で登場した諏訪部さん。「開国シテマスカー？」とあいさつすると、下着で汗を拭ったり、鼻メガネを飛ばしたりとやりたい放題!!　「女性が好きすぎる」「女性用下着を着用している」という、ただでさえインパクトだらけのペリー・ジュニアに華を添えた。

　また前述していた通り、小野さんが『幕末Rock 超魂』のリズムゲームをプレイするコーナーも。他のキャストは、小野さんがAランク以上を獲得できるかどうか予想。予想が外れた場合(小野さんはBランク以下だった場合)、恥ずかしいポエムを読むという罰ゲームが与えられる。「Aランク以上獲得できる」と予想したのは安元さん。つまりAランクを獲得できた場合、谷山さん、森久保さん、斎賀さん、諏訪部さんが罰ゲームを受けることになる。

　ただ、ここで谷山さんが「EASYモードで満足できんの？」とぶっ込み。言葉巧みに1段階難易度の高いNORMALモードでプレイする流れに持ち込んだ！ 台本にない提案だが先輩には屈するしかない……。「もう一回予想できないの!?」と巻き添えになる安元さんを横目に、NORMALモードでプレイを開始する。

　結果は、惜しくもBランク。小野さんと安元さんが罰ゲームを受けることになった。選ばれたポエムは、「堕ちてWith Me -恋は犯罪の香り-」(安元さん)、「僕のとんかつ -My Juicy Pig-」(小野さん)。ハンディカメラで舐めるように撮影されながら、しっとりと読みきった。とくに小野さんの朗読時には、隣にいた谷山さんと森久保さんがじゃれあい、カメラマン役・諏訪部さんがそちらに気を取られる一幕も。画面には「内容が全然頭に入ってこない」とのコメントが相次いだ。あまりの超展開に「幕末Rockって何なんだろうね？」とは、谷山さん。

　ここからは、即興遊戯(ゲームコーナー)へ。ひとつ目は「Rockに決めろ！　絶叫(クライ)！　熱狂(マックス)！　ボイスバトル」。決められたお題のなかで、個人的に最も「Rockだ」と思うものをシャウトで披露する、いわゆる大喜利だ。

　与えられたお題は「電化製品」。ここでは、斎賀さんが「Wii U!!」と正解のような回答を披露するも、続く谷山さんの回答「電動ツタンカーメン!!」から事態は急変。「電動ファラオ!!」(森久保さん)、「しっとりウォーターサーバー」(諏訪部さん)と電化製品の定義を覆すような回答が続いた。トピックだらけだったせいか、判定を委ねられた視聴者も困惑。結果、この対決は爆笑をさらったはずの森久保さんが僅差で最下位になってしまう。

　ふたつ目は「どれが一番！　超★超絶頂(ウルトラエクスタシー)！」。用意された4つのセリフの中からとくに超★超絶頂(ウルトラエクスタシー)なものを選び、最も多くの視聴者が選んだものと同じなら正解となる。視聴者のノリをよみつつ回答していくキャスト陣。そのため、正解率はかなり高め。2問目を諏訪部さんが外した以外は、全員が正解を獲得した。

　こうして対決は終了。ポイントを集計し……1位は斎賀さん、最下位は諏訪部さんに決定！　諏訪部さんには、「カメラに向かって投げキッス」という罰ゲームが与えられた。罰ゲームを回避したはずの小野さんによるお手本を経て、恥ずかしがりながらも投げキッスを披露した諏訪部さん。視聴者からも「かわいい」「ありがとうございます」など様々なコメントが飛んだ。

　「腹筋疲れた」など満足感たっぷりのコメントが画面に流れるなか、番組はついにエンディング。ここで、11月に開催されるライブや、テレビアニメのBD・DVD発売情報、超歌劇(ミュージカル)のチケット発売告知などがあった。「詳しくは公式サイトを見てください」とは、斎賀さん。安元さんとの連携プレイで、エンディングまでキッチリ役目を果たす！

　最後に「幕末Rockは永遠にとは言いませんけど、むこう数年不滅です！　だから面白がってついてきてください。僕がみんなを引っ張っていきます」と谷山さんがあいさつし、大団円を迎えた今回のニコ生。前回より放送時間が短いうえ平日の配信だったにも関わらず、最終的なコメント数は前回同様17万超え！　同時間帯の話題をさらった。この盛り上がりは、視聴者を「超絶頂(エクスタシー)」ならぬ「超★超絶頂(ウルトラエクスタシー)」まで導いたのではないだろうか。

　テレビアニメが最終回を迎えた今もなお、勢いがとまらない『幕末Rock』。谷山さんの言う「むこう数年」が果たしてどこまで延びるのか注目だ。


［取材＆文・松本まゆげ］

■『幕末Rock 超魂（ウルトラソウル）』
PlayStation（R）Vita／PSP（R） (PlayStation（R）Portable)用ゲームソフト
発売日：2014年9月25日(木)予定
発売元：株式会社マーベラス
ジャンル：歌で戦う幕末革命ADV
対応ハード：PlayStation（R）Vita／PSP（R） (PlayStation（R）Portable)
プレイ人数：1人
価格：
　PS Vita特装版9,200円＋税、通常版5,800円＋税
　PSP特装版8,700円＋税、通常版5,300円＋税
　ダウンロード版　4,630円+税

＜キャスト＞
坂本龍馬：谷山紀章／高杉晋作：鈴木達央／桂小五郎：森久保祥太郎／土方歳三：森川智之／沖田総司：小野賢章／マシュー・カルブレイス・ペリー・ジュニア：諏訪部順一／J【ジョン万次郎】：Yuh(vistlip)／井伊直弼：安元洋貴／徳川慶喜：斎賀みつき　And more!

＜スタッフ＞
プロデューサー／石田健博
キャラクターデザイン／藤坂公彦
イラスト制作／スタジオディーン
シナリオ／StoryWorks
映像監督／アリスフロムジャパン　松根マサト
楽曲製作／テレビ朝日ミュージック


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