細谷佳正さん、KENNさん、石川界人さん、茅野愛衣さん登壇！　トークやゲームに大熱狂した「RADIO TERRAFORMARS 〜アネックス1号航海日誌〜」公開録音レポート

　未知なる生命体・テラフォーマーに立ち向かう、人類の死闘と生き様を描いたテレビアニメ『TERRAFORMARS（テラフォーマーズ）』。2014年9月末からスタートし人気を博す作品だ。

　そんなアニメと連動して配信中のラジオ番組「RADIO TERRAFORMARS 〜アネックス1号航海日誌〜」が、このたび初の公開録音を実施！　11月23日（日）、会場となった科学技術館サイエンスホールに多くのファンが集った。

【出演者】
メインパーソナリティー
細谷佳正さん（膝丸 燈 役）

ゲスト
KENNさん（アレックス・K・スチュワート 役）
石川界人さん（マルコス・E・ガルシア 役）
茅野愛衣さん（シーラ・レヴィット 役）

前半はニコ生配信、後半はラジオの公開収録と、二部に分けて充実のプログラムが楽しめた今回の公録。本稿では、会場の雰囲気とあわせてレポートしていく。

●ゲストとのトークコーナーでは、お家芸“女子トーク”も絶好調！
　まずは、パーソナリティーである細谷さんが登場！　番組はいつもと同様にオープニングトークからスタートした。番組初の公録・自身初のイベント仕切りということもあり、細谷さんが「緊張している」とこぼすと、観客からは「がんばれ！」との声援や拍手が。早くも和やかな雰囲気が会場を包む。

　そしてヒートテックの話で観客とひとしきりふれあったあとは、おなじみの「アネックス1号、出航！」をみんなでコール。ゲスト3人を呼び込んでトークがはじまる。偶然にも、全員が黒を基調にしたファッションに身を包んでいた出演陣。「（石川さんと茅野さんが並んでいると）ニュースキャスターみたい」と、細谷さんが笑いをこらえきれずに話しだすと、そのまま4人でショートコントをはじめるなど、序盤からトークは弾みっぱなしだ。

　さらに、このあたりから細谷さんによる“女子トーク”が炸裂。シーラへの淡い恋心に「（マルコス自身）気づいてないところがありますからね」と石川さんが言うと、「男のコってのはそうなのよ」と男子の気持ちをアツく代弁した。「細谷さんがやるラジオは、本当に女子トークになるから」とは、茅野さん。ともあれ、これを受けて「待ってました！」とばかりに拍手が起こる場内。細谷さんは「どうもありがとう！」とピースサインで応える。

　メールコーナーでは、シーラの最期を演じた茅野さんのアフレコ秘話が。肺が無くなった状態で亡くなるシーラ。そのため“息芝居”にはかなりのプレッシャーがあったようで、「声を枯らしてから挑んだ」といったリアルなエピソードが聞かれた。

　続く「KENNさんと石川さんの好きな女性キャラは？」という質問には、「（柳瀬川）八恵子が好き」と石川さん。なんでも「情けないところとかヘタレなところが、人間味がある」と言い、拍手で同意を示した観客と共感しあっていた。また、KENNさんも八恵子と言いかけるも「シーラかな」と回答。異性の幼なじみという存在が「一番自分をわかってくれているであろう人」と言い、変に気を遣わない安心感に惹かれるそうだ。

　ちなみに「僕自身不器用なところがあったりするので。自分で言うのもなんなんですけど……」とこぼすKENNさんに、「知ってます。大丈夫ですよ」と細谷さんが声をかける一幕も。こういったほのぼのした掛け合いが、この番組らしさなのだろう。場内からは、またも笑いと暖かい拍手が起こる。

　続いてのメール「茅野さんは、燈、アレックス、マルコスの3人から選ぶとしたら、誰が一番魅力的ですか？」では、男性陣3人がマジモードに！　「まじまじと見てみよう」と席を立った茅野さんに向けて、脚を組んでポーズを決めてみたり、アンニュイな表情を見せたり、悩ましい姿勢で机に寝転んだりと、中の人直々にカッコよさをアピールした。が、これだけでは判断しづらいということで、「茅野さんを食事に誘う方法」を披露。各々にキャラの個性や見せ場を再現し、決死のアピールを行った（結果、恥ずかしさのあまり膝から崩れ落ちながらも披露した細谷さんが勝利）。

　次のコーナーは、「何でもマーズランキングアンケート」。与えられたお題について、燈、アレックス、マルコス、シーラがそれぞれ1位〜4位のどこに当てはまるのかを、4人で協力して考える。正解するとご褒美もあるそうだ。ランキングは、事前に行われた観客へのアンケートを集計したものとのこと。

　1つ目のお題は「一番モテそうなキャラは誰？」。回答のチャンスは2度あり、1度目の回答時には正解数を教えてくれるということで、ひとまず予想が固まった時点で1度目の回答へ。しかし、1位～4位という4つの回答の中で正解数はひとつのみ！　その後も「会場には女性の方が多いから、シーラが1位はないんじゃない？」「見せ場が多いのは燈だよね」など、意見が割れつつも熟考を重ねたが、2度目の回答でも不正解。正解が明かされると（1位シーラ、2位燈、3位アレックス、4位マルコス）、「ええー!!」「ほらやっぱりー！」と悲痛の声をあげていた。

　マルコス4位に激高する石川さんをなだめ、2つ目のお題「一番私服がダサそうなキャラは誰？」へ。このお題は、「シーラは一番下でしょ。ダサくないから」「燈くんは無頓着そう」「アレックスはオシャレそう。長髪だし」と、先ほどとは一転してサクサク予想が固まっていく。こうして、1位燈、2位マルコス、3位アレックス、4位シーラで1度目の回答をしたところ……なんと一発正解！　「私服ダサい……」と少し複雑そうな表情の細谷さんを横目に、ハイタッチで喜びを分かち合った。

　ご褒美はテラフォーマーのfigma。可動式ということもあり、4人は「すごい！」と実際に動かし遊んでいた。また、とあるキャストがこっそり「じょうじ！」と鳴いてみせ、細谷さんが飛び跳ねて驚くといった場面も。そんな大盛り上がりを見せつつ、ひとまずニコ生はエンディング。原作の新刊情報のほか、テレビアニメのBD＆DVD、オープニングテーマ・エンディングテーマ各CD、SNSゲーム、3DSゲーム、フィギュアやねんどろいどなどの告知を終え、ニコ生での中継は終幕した。

●“もってる”男性陣の活躍で、ゲームパートコーナーは大大興奮!!
　ここからは、ラジオのみで配信されるゲームパートへ。早速はじまったのは、本ラジオおなじみ「あなたも出来る！M.O.手術超活用術！」。各キャストが演じるキャラの特殊能力を用い、危機回避の術を披露するコーナーだ。今回は、観客を入れての収録ということもあり、その場で能力を“実践”。司会は茅野さんにバトンタッチし、能力が明かされている、燈、アレックス、マルコスを演じる男性陣がゲームにチャレンジすることになった。

　ゲームは、丸テーブルの上に置かれたテラフォーマー10体（ボウリングのピン）を、大小様々なボールを使って倒す、というもの。ボールはオオミノガの能力にちなみ、細谷さんが釣り“糸”で釣りあげる。KENNさんと石川さんは、釣りあげられたボールの数だけ、ピンを倒すチャンスが与えられるというルールだ。

　成功すれば、茅野さんセレクトの景品がもらえると知り、俄然やる気になる男性陣。この士気が功を奏したのか、ファーストチャレンジ（細谷さんKENNさんペア）は好調！　「今日の俺もってる！」と、自身を鼓舞した細谷さんがボールを大量に釣ると、KENNさんは「俺、投げるの苦手なんだよな～」と言いながらもアレックスさながらの確かなピッチング力を見せ、キッチリ10本倒しきった！　見事な連携プレイに、場内歓喜！　景品の歌舞伎フェイスパックも無事ゲット！

　しかし、次の細谷さん石川さんペアは苦戦！　石川さんは、マルコスの脚力にちなみボールを蹴って倒さなければいけないのだが、「体育の授業でもサッカーだけは成績取れなかったんで」とボヤいてしまうほど自信なさげ。ピンをかすめる惜しいシュートを見せたものの、倒れず。最後の大チャンスだった大きめのボールも、地面を勢いよく這ってしまい、失敗に終わった。

　このままでは引き下がれないラストチャレンジ。最後は、石川さんがバットでボールを打ち、ピンを倒すことに。ボールを釣るのはここまでと変わらず細谷さん。KENNさんは、石川さんが打ちやすいようにボールを投げるアシスト役となり、3人が協力しての挑戦となる。素振りをしながら「野球得意です！　いけますよ余裕ですよ！」と、今度は自信たっぷりの石川さん。果たして……!?

　ますます本気になる一同。観客もその気持ちは同じようで、「がんばれー」「いけるよー！」など、声援が飛ぶ飛ぶ！　細谷さんがボールを釣りあげる際は、「今日の細谷さんはー？」「もってるー!!」といったキャスト陣と観客の掛け合いが数度起こった。このおかげか、ボールは大漁。石川さんも、難易度の高いチャレンジながら、7球目で6本倒した！

　しかし、これ以降が続かず。ラストチャレンジは、ピン4本を残しあえなく散ってしまった。「甲子園のあとみたいになってるけど！」と茅野さんが慌てるほど意気消沈する3人……。

　そこで、「ラストチャンスあげる！」と茅野さん。ひとり2回ボールを投げ、残りの4本を倒せたら成功という、天使のような言葉が告げられた。ちなみに、ご褒美は叙々苑のお食事券。これを見るなり、「すげえ分厚い！」（KENNさん）など一気に蘇る男性陣。さらに、「茅野さんも一緒に（叙々苑に）行きましょうね！」という石川さんの誘いに、茅野さんが「引率の人としてついていこう」と返事すると、さらに大興奮！　「みんな茅野さんついてるぞ!!（オフマイクで）」（細谷さん）、「よっしゃあ!!」（KENNさん）と吠える！

　KENNさん、細谷さん、石川さんの順で投げることとなった、真のラストチャレンジ。ここでは、まず細谷さんが2本倒し成功へ近づけ、石川さんに託す展開に。「今日の界人くんはー？」「もってるー！」と、もはやお決まりとなった掛け合いもバンバン飛び出し……見事、最後のボールで残り2本を退治！　まさしく“もってる”結末に、飛び跳ねて喜びを露わにするキャストたち!!　「キツかったけどすげえ楽しかった！」（石川さん）など汗だくで語る姿は、一様に満足気だった。

　次なるコーナーは上映会。ゲスト3人も出演しているアニメの第4話を、大スクリーンで鑑賞した。公録序盤で語られていた“シーラの最期”もこの回に収められており、客席からはすすり泣く声が。これを受け、上映後に茅野さんが「お芝居でも世界観が伝わったみたいで嬉しいですね」とひと言。また、マルコスが絶叫しながらテラフォーマーに立ち向かうシーンに触れては、「叫びすぎて酸欠になった」という石川さんのアフレコ秘話も。「あれを見て、いい座組に入らせてもらったなと思った」と、細谷さんが感慨深げに語っていた。この結束の固さが、先ほどのゲームも成功に導いた……のかも？

　こうして、会場が一体となって楽しんだ公録は遂に終演。「アネックス1号、無事帰還！」と、エンディングを告げるコールがあった。「楽しかったよー！」と観客から惜しみない拍手がおくられるなか、「また地上で（会おう）！」と、退場するキャスト陣。最後まで観客と手を振り合っている様子が印象的だった。
今回の公開録音にて収録されたラジオは、12月9日（土）に響 RADIO STATION他にて配信となる予定だ。

　アニメ本編はもちろん、今後の様々な展開にも注目が集まる『TERRAFORMARS』。クルーたちが帰還するその日まで、追い続けるべし！

>>アニメ『TERRAFORMARS（テラフォーマーズ）』公式サイト