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『ダンデビ』キャスト連続インタビュー【鉤貫レム役・斉藤壮馬さん】

ミュージカルアニメ『Dance with Devils』連続キャストインタビューがスタート! 第一回は鉤貫レム役・斉藤壮馬さん

 2015年10月より放送が決定した、人気女性向けコンテンツメーカー・Rejet原案のオリジナルミュージカルアニメ『Dance with Devils(通称:ダンデビ)』。主人公の立華リツカと魔界のアクマたちをドラマティックに描いた新プロジェクトで、“ミュージカル演出”を取り入れた全く新しいアニメ作品です。その放送に先駆けて、メインキャストからお話をうかがいました。今回は、生徒会長であり、冷酷なアクマでもある鉤貫レム役を演じた斉藤壮馬さんのインタビュー内容をお届けいたします!

―――鉤貫レムというキャラクターを演じてみていかがでしたか?

斉藤壮馬さん(以下、斉藤):生徒会長としてメンバーを束ねていく存在であり、魔界のプリンスであり、冷酷無比で傲慢なイメージのレムは、今までに演じたことがないキャラクターでした。“鉤貫レム”というキャラクターが説得力を持って存在していないと、ほかのキャラクターとのバランスがおかしくなってしまうので、毎回気合いを入れて収録に臨みました。プリンスとしての威厳を出しつつ、レムの青さや若さが垣間見えるように演じたのですが、そのさじ加減が難しかったです。激情にかられる人物ではないので、内心すごく葛藤していても表に出さないところとか。今まで演じたことのないキャラクターだからこそ経験になったし、探りながら役にアプローチできたのは楽しかったです。また、個性的なキャラクターたちとの掛け合いがとても面白かったです。あと、「詰みだな」というレムの口癖がすごく言いづらいです!(笑)。

――キャラと自分が似ていると思う部分はありますか?

斉藤:思っていることを素直に口にできないところは似ているかも知れません。「自分がしっかりしなきゃ」という強迫観念じみたものがあるからあと1歩踏み出せないところとか、頭であれこれ考えて気持ちに素直になれない慎重派なところは共感できます。

―――キャラクターソング『DESTINARE!』を歌った感想をお聞かせください。

斉藤:簡単な曲ではないのですが、数回歌うと身体に曲が馴染んでいくのを感じました。曲がいいということももちろんあるけれど、レムとして自然と歌うことができたんだと思います。また、こちらのアイディアも柔軟に取り入れてもらえたので楽しかったです。キャラクターソングは各キャラの個性がすごく出ています。ウリエはセクシーで、歌詞は流行語大賞が狙えそうです(笑)。メィジのラップは最高に恰好いいです。シキは歌謡曲のような歌なんですけど、僕はシキが1番怖いです。趣味が破壊ですからね。本当に怖い。リンドは言うまでもなく…妹への愛をね(笑)。以前、「リツカは僕のものなんで」って言ったら、羽多野さんに「は?」って言われて(笑)。「リンドが出てますよ!」って(笑)。

―――挿入歌に関してはいかがですか?

斉藤:セリフから歌にシフトするところは、今までにやったことのない感覚でした。レムの歌は「偉そうに歌ってください」っていう要望があって、歌ってみたら「すごく偉そうですー!」って言ってもらえました(笑)。挿入歌もかなり個性が出ています。ダンデビって野心的な作品だなぁと感じます。1話からすごくカッコイイんですよ!

―――好きなシーンやセリフを教えてください。

斉藤:2話ですね。レムってヨーロッパ風の雰囲気を醸し出しているのに、将棋好きで…。「チェスじゃないの?」って思っている方が多いかも知れませんが、2話でなんとなくその謎は明かされます(笑)。あと、8話にリツカとのデュエットがあって、「これぞミュージカル」という曲なので、それはすごく思い入れ深いですね。いろんなジャンルの曲が盛りだくさんのアニメです。 言いづらいですけど、「詰みだな」ってセリフは汎用性が高くて好きです。ダンデビのニコ生でも言葉に困ったらよく使っています(笑)。

―――エンディング曲『マドモ★アゼル』をメインキャラクター5人のスペシャルユニット"PENTACLE★(ペンタクル)"として歌った感想をお聞かせください。

斉藤:「オトコ惑わす」という歌詞のところを工夫したんですけど、なぜかエンディング曲で喘ぎ声を出すっていう(笑)。レムのパートは息多めで歌いました。この曲、バックのビートがすごくカッコイイんです! プログレッシブ・ロックみたいで。ぜひ、いい音響環境で聞いてほしいです。

―――アフレコ現場の雰囲気はどのようなものでしたか?

斉藤:ゴシックなイメージの作品ですけど、現場の雰囲気はとてもいいです。メインキャストだけではなく、スタッフ全員が「いいものを作っていこう」っていう前向きな空気があって。あと、木村さんとガヤ録りをすることが多かったんですけど、2人とも前へ前へ出過ぎて怒られたことがありました(笑)。こんなに笑いの絶えない現場ってなかなかないですねぇ。でも、収録が始まるとガラリと空気が変わって、メリハリのある現場です。初回に皆で中華を食べに行ったんですけど、全員で25人くらい集まりました。普通こんなに集まらないですよ。多分お店の人困ってました(笑)。僕とか羽多野さんとか、7人くらいが八宝菜を頼んだんですけど、キクラゲの量に差があって、羽多野さんが「壮馬キクラゲたくさんあっていいなぁ」って(笑)。キクラゲあげました(笑)。

―――最後に、アニメを楽しみにしているファンの皆さんにメッセージをお願いいたします。

斉藤:野心的な作品であり、『Dance with Devils』という新たなジャンルを開拓し、創造していく、そんな作品です。すでに歌ったりセリフを喋ったりしていますけど、完成系がどうなるのかはまだまだ未知数で、僕たちの期待もさらに超えていってくれるような素晴らしい作品になっていると思います。ここまでハードルをあげまくった作品もないと思いますが(笑)、きっと皆さん30分間テレビの前に釘付けにしますので、いましばらく期待しながらお待ちください。

■TVアニメ『Dance with Devils』作品概要
どこか懐かしい姿をした街・四皇町。
そこに暮らす立華リツカは、四皇學園に通う高校二年生の少女。
イギリスに留学中の兄・リンドからの、時々の連絡を楽しみにしつつ、母とふたりの穏やかな日常を送っていた。

ある日彼女は、學園の生徒の憧れである、生徒会長・鉤貫レムからの呼び出しを受け、生徒会の面々の集まる『第三図書館』で、彼らと不思議な出会いを果たす。

アクマ、ヴァンパイア、エクソシスト。
『禁断のグリモワール』を巡り、あらゆる思惑が彼女を中心に動き始める――

ヒトか、アクマか?
これは魔に愛され、魔に魅入られた、ひとりの少女の物語。

<STAFF>
原案:岩崎大介(Rejet)
原作:グリモワール編纂室
監督:吉村 愛
シリーズ構成:金春智子
キャラクター原案:前田浩孝(Rejet)
キャラクターデザイン:高品有桂
音楽プロデューサー:藤田淳平
音楽:Elements Garden
音楽制作:DIVEⅡentertainment
アニメーション制作:ブレインズ・ベース

<CAST>
立華リツカ:茜屋日海夏、鉤貫レム:斉藤壮馬、立華リンド:羽多野 渉、楚神ウリエ:近藤 隆、南那城メィジ:木村 昴、棗坂シキ:平川大輔、葛葉アズナ:松田利冴、ローエン:山本和臣、ジェキ:鈴木裕斗、???:鈴木達央 ほか

>>公式サイト
>>公式ツイッター

(C)グリモワール編纂室/Dance with Devils製作委員会
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