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このさきの秋葉原はどう変わっていく? 過去、現在、未来の世界線

どう変わった? どう変わっていく? 秋葉原の過去、現在、未来の世界線

世界一の電気街といっても過言ではない秋葉原

彼の地を舞台としたある一つの作品があります。それは、現代を生きる主人公「岡部倫太郎」が未来、そして過去に翻弄されながら悲劇の結末を変えるべく時間を行き来する想定科学アドベンチャーゲーム「STEINS;GATE(シュタインズ・ゲート)」です。

今回は、ちょっとした行動で世界が大きく変わってしまうこの作品の最新作であり、初のナンバリングタイトルでもある「STEINS;GATE 0(シュタインズ・ゲート ゼロ)」の発売に寄せて、秋葉原の過去と現在を振り返り、そしてこの街の未来を想像してみましょう。

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■〜90年代 シーンが大きく移り変わっていった過去

秋葉原は古くから鉄道輸送および水運の街として、東京の物流を支えていた街で、1928年には神田青果市場が移転し、人々の食も支えていました。

終戦後、この世界線は変わることになります。

焼け野原だった場所にさまざまな闇市が立ち並び始めます。そのなかには米軍や日本軍の流出品を扱う店舗もあり、ここで入手できるパーツを組み合わせて作ったラジオが大ヒット

その後問屋も集結するようになり、彼らは時代の移り変わりとともに小売店としても頭角をあらわしていきました。秋葉原に「〇〇無線」といった店名が多かったのは、その名残と言っていいでしょう。

「秋葉原は安くて品ぞろえが豊富」、そんなイメージとともに、ラジオと無線機、家電、オーディオなど、1970年代まではさまざまな商材が各店舗の軒先を飾っていました。

そして次の世界線の変動は1980年代になってからです。

パソコンブームがはじまり、家庭用ゲーム機も登場し、ゲームショップも次々と立ち上がってきた頃です。一部のショップではユーザーが作ったゲームコンテンツの販売に乗り出し、ハードウェアが中心だった秋葉原にソフトウェアの大波が訪れました。

この頃になると、ゲーム目的で秋葉原にきた人たちを無線化愛好家が冷ややかな目で見るというケースが増えたそうです。

秋葉原は以後もトレンドという世界線が移り変わっていきますが、その都度、前のシーンに属していた人たちが新人類を敵対視する構造が生まれました。時代ごとに「秋葉原は自分たちの趣味の街」という意識が根付いていた表れでしょう。

秋葉原の最たるB級グルメの「おでん缶」。1990年代から秋葉原の一角でも販売されるようになり、密かなヒット商品となりました。そしてドラマ・電車男(2005年)のヒットで、ワンシーンに登場していたおでん缶も全国的に知られるように。

そんな、おでん缶が販売され始めた90年代になると、秋葉原のトーンは大きく変わります。

自作パソコンショップなどのディープな場所が増えただけではなく、神田青果市場の跡地にバスケットコートができ、ストリートバスケットのファンが多く訪れるようになりました。

また海外版の安価でレアな音楽CDが手にはいる街としても有名になり、元居た層以外の人々も集まるように。


■1999~2015 ミクスチャーだが誰もが訪れられる街となっていく秋葉原

21世紀を境にして、秋葉原は電脳の街から、サブカルチャーの街へと変貌していきます。その先駆けとなったのは1999年に誕生した「メイド喫茶」です。

当初は末広町駅側にある通称ジャンク通りなどでメイド喫茶の店舗が乱立し、次第に中央通り、秋葉原駅前にも波及していきました。

そして2000年にはいり、一大萌えブームの始まりです。もともと美少女ゲームを取り扱う店舗も多く、通りによっては両側に美少女ゲームのキャタクターを大きくプリントした看板が立ち並びました。

(※写真提供:秋葉原案内所)

こちらは秋葉原案内所が発行している秋葉マップ。2005年に発行されたマップを見ると、街の形が変わりつつも、まだ電化製品を扱う店は多かったことがわかります。

そして2005年の世界線変動で、秋葉原は街全体が物理的に変わっていきます。

そのきっかけとなったのは、ヨドバシマルチメディアAkiba、秋葉原ダイビル(ともに2005年)、秋葉原UDX(2006年)の開業です。さらに首都圏新都市鉄道つくばエクスプレスの開業により、ターミナル駅としての魅力も高まり、多くのビジネスマンと一般消費者も集まる街となりました。

同じく秋葉マップの2015年末版。家電の店は減少。通信販売や大手量販店の成長により、秋葉原=安い、というイメージは完全に払拭されてしまったことが大きな原因でしょう。

その代わり飲食店とトレーディングカードゲームのお店が増えていったそうです。「STEINS;GATE(シュタインズ・ゲート)」にも登場したラジオ会館は建物が新しくなってからは、ほぼすべてのフロアにカードゲームショップが入っているそうです。


■2016年~ 秋葉原はロボットとAIが生きる街になるか

しかし、Pepperを置いているゲームセンターがあるなど、DEEP秋葉原の面影はまだ残っています。それを踏まえた上で、今後の秋葉原はどのように変わっていくのでしょうか。技術発達が進んでいる今、今後ガジェットに関するショップが増えるかもしれません。

扱いこなすのに専門知識が必要なモノだからこそ、専門店の存在意義は大きいと言えるでしょう。またセグウェイのような移動支援ロボットや、ドローンといったアイテムが普及するにあたって、超えなくてはならないハードルがありますが、秋葉原をロボット特区とする未来はどうでしょうか。

例えば日曜日の中央通り、歩行者天国の時間帯だけ制限を緩和させることはできるでしょう。

またARヘッドマウントディスプレイが普及すれば、AIキャラクターが最新の秋葉原をナビしてくれるという未来も考えられます。

その未来は「STEINS;GATE 0(シュタインズ・ゲート・ゼロ)」でも語られており、牧瀬紅莉栖の人格をもつAI「アマデウス”紅莉栖”」が登場し、主人公「岡部倫太郎」のスマートフォンを通じ、会話をすることができるのです。

この「アマデウス”紅莉栖”」の様に、AIをクラウドで管理すれば、瞬間風速的な人気スポットもわかるようになり、さらにドローンを飛ばすことで、その場所の実況中継も見られるようなる可能性もあります。

フレキシブルな街だからこそ、ロボット&AIによって新しい秋葉原に、それこそ2次元と3次元の垣根をなくすような街となる可能性が大きいと言えるでしょう。


■未来の鍵でもある「AI」の可能性を感じてみる。

秋葉原案内所の方が語ってくれたような未来を先取りするコンテンツが、「STEINS;GATE 0(シュタインズ・ゲート・ゼロ)」×アメリカン・エキスプレス・カードのスペシャルサイトに存在しています。

このサイトでは、「STEINS;GATE(シュタインズ・ゲート)」で牧瀬紅莉栖を助けられなかったβ世界線において、画面の中で復活する「アマデウス”紅莉栖”」と実際にコミュニケーションを取ることが可能なサイトとなっています。

サイトではスマートフォンの中に存在する「アマデウス”紅莉栖”」をクリックすると、「あんたは、白衣を着た女の子って・・・どう思う? 」「いーかげんにしろ!」など、様々な反応を楽しむことができます。時に怒り、喜び、恥ずかしがる彼女と戯れていると、まるで彼女が本当にそこにいるような気分になってきます。

今回はアメリカン・エキスプレス・カードとのスペシャルコラボになりますが、このコラボで入会を行うと、描きおろしタペストリー特別なiPhoneケースカードケースなどが手に入るキャンペーンも実施中です。

秋葉原の未来のカタチでもある、この「アマデウス”紅莉栖”」に早速会いにいってみてはどうでしょうか。

[文=武者良太]

>>「STEINS;GATE 0(シュタインズ・ゲート・ゼロ)」×アメリカン・エキスプレス・カードスペシャルサイト / スマホページ
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