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中村明日美子先生原作『同級生』の展示会を体感してきました!

劇場上映直前! 中村明日美子先生原作『同級生』の展示会を虹のコンキスタドール・鶴見萌さんと体感してきました!

 中村明日美子先生原作、高校生の淡く爽やかな恋愛を描いたBL作品『同級生』。今回、同作のアニメーションが劇場上映されることを記念して展示会が開催。2月10日(木・祝)から23日(火)までの期間、中野・pixiv Zingaroにて入場無料で行われています。

 初日となる11日、pixivの「つくドル!プロジェクト」発のユニット『虹のコンキスタドール』から、コスプレイヤーチームとして活動する鶴見萌さんが来場。なんでも、鶴見さんは『同級生』の大ファンとのこと。そこで、本稿では鶴見さんにライターが同行! 鶴見さんの解説を下に、展示会の魅力をフォトレポートにてお伝えします!

 ブースに足を運ぶとまず目に飛び込んでくるのは、巨大なパネル。腰かける佐条と草壁の姿が印象的なこちらは、アニメのメインヴィジュアルになっています。

■曲線美と繊細な色使いが描き出す中村先生ワールドがここに!
 ブースの中へ入ると、そこはもう中村明日美子先生の空間。左手には、『同級生』第1話の原画が展示されています。中村先生といえば、水彩画を思わせる独特なタッチと繊細な心理描写が特徴。生の原稿は、ほとんど修正跡もなく、真っ白なキャンパスに活き活きと登場人物が描かれています。じっと見ていると、今にも動き出しそうな「臨場感」、そしてぱっと消えてしまいそうな「儚さ」が封じ込められているようにも感じます。

 なかでも鶴見さんは登場人物の瞳に注目。「中村先生の瞳のイラストは、細かい線をたくさん引く手法で描かれているんですけど、ここまでしっかり見れたのは初めてかもしれません!」と、興奮を隠しきれないといった様子で伝えてくれた鶴見さん。目の付け所が流石です! 第1話のなかで一番好きなシーンを伺うと、”1人で歌の練習をする佐条を草壁が見かけたシーン”だと回答。なんでも、「草壁が一目ぼれしたことで、ここから2人の関係が始まるんだなぁと感慨深く思いました」と語ってくれました。

 さらに、この展示会の目玉といってもいいのが、この展示会のためだけに中村明日美子先生が描き下ろしてくれたイラストです! 佐条のバッグを草壁がひっぱっているこちらは、「一体どういうシチュエーションなの!?」と、妄想が膨らんでしまいますね……!

 流れに沿って進んでいくと、今度は表紙などのカラーイラストが展示。色のグラデーションや、陰影の付け方がとても繊細で鶴見さんは、「なんて細かいんだろう……!」と感嘆の声を漏らしながらもイラストを見つめていました。

 会場右手には、2月20日に劇場公開されるアニメ『同級生』のキャラクター設定などの制作資料や場面カットが展示されています。草壁がステージでギターを演奏する場面や佐条と原先生の顔がぐっと近づく場面、そして「2人を繋ぐ黄色のリボン」の場面と印象的なシーンばかりに劇場上映への期待がぐっと高まります。アニメのスタッフの中には『同級生』の絶大なファンも多くいるそう。原作への愛とリスペクトを持って描かれるこちらも見逃せません。こちらのゾーンは撮影OKです!

■鶴見さん、佐条と草壁とともに卒業!?
 会場ではグッズも発売されています。会場限定グッズとして、卒業証書風ポスターセット(2種類)、中村先生の直筆サイン入り複製原画、ポストカードセットが登場。A3サイズのポスターに付属する卒業証書は、佐条と草壁の2種類が用意されており、それぞれの名前入り。さらに、卒業証書の筒に入っており、2枚のポスターは繋げることができます。この日、鶴見さんは『同級生』をイメージして学生服風のファッションで来場。卒業証書を手にしてもらうと、なんだか卒業式のようでした。

 ほかにも、アニメイトガールズフェスティバル2015で販売された商品の一部再販。『同級生』オリジナルアクセサリーや劇場来場者限定で先行配布される小冊子『デートの間に』、来場者週替わり特典クリアしおりの展示など盛りだくさん。展示はもちろんのこと、グッズも見逃せません!

■最後に、展示会を観覧した後の鶴見さんに感想を伺いました。
──展示会を見終わってみてどうでしたか?
鶴見萌さん(以下、鶴見):原画を近い距離で見れたことで、中村明日美子先生が描く生の線を感じることが出来て感動しました。とくに、佐条と草壁の2人の出会いである第1話のイラストを見れたことも良かったです。

──第1話を改めて見ることで、アニメへの期待も高まりますね。ブースを見て回っているときの鶴見さんからは『同級生』が好きであることが強く伝わってきました。
鶴見:『同級生』はもう何度も読み返していて、昨日はドラマCDを聴きながら読んでいました(笑)。アニメ化と劇場上映が発表された時は、ドラマCDで予習もしているし、その場では落ち着いて喜ぶことができたんです。でも、別の映画を見に行った時に映画館のスクリーンで佐条と草壁の2人が動いているのを観て、感動したしびっくりしてしまいました。

──やはり大きなスクリーンで動いているのを見ると感動も一入ですよね。
鶴見:今から楽しみで仕方ないです!

アニメの劇場上映が目前ですが、もちろん鶴見さんは観に行かれますよね?
鶴見:もちろんです! 本当は上映初日に駆け込みたいのですが、今週末から虹のコンキスタドールのツアーが始まるので。上映初日の日は名古屋なんです……!

──そうだったのですね! では、ツアーを無事成功させた暁には……
鶴見:直ぐ劇場に駆け込もうと思います! まだ、特典残ってるかなぁ(笑)。

──最後に、展示会に来た方に「絶対に見てほしい」という鶴見さんのおすすめポイントはありますか?
鶴見さん:私は前回の『同級生』の展示会に行けなかったこともあって、やっぱり原画を見てほしいです。全体を捉えたときの印象はもちろんですけど、1コマ1コマの繊細さも是非、生で見てほしいですね。
──ありがとうございました!

 劇場上映を直前に控えたアニメ『同級生』。展示会は23日まで開催されているので、アニメを観た後に来場するとまた違った視点で楽しめるかもしれません。もちろん、展示会に足を運んだ後にアニメを観に行くことも両方試すこともおすすめです。是非とも、中村明日美子先生が描く繊細な空間に足を踏み入れてみませんか?

■作品情報
タイトル:同級生
公開日:2016年2月20日(土)新宿バルト9ほかにて劇場上映決定

【STORY】
合唱祭前の音楽の授業中、同級生でメガネの優等生・佐条利人が歌っていないことに気付いた草壁光。佐条は歌なんかくだらないのかと思っていたが、ある日の放課後、だれもいない教室でひたむきに歌の練習をする彼の後ろ姿を目にした草壁は思わず声をかける…。(原作掲載あらすじより)

【劇場アニメ『同級生』本予告】


【STAFF】
原作:中村明日美子「同級生」(茜新社刊)
監督:中村章子
キャラクターデザイン:林明美
美術監督:中村千恵子(スタジオ心)
色彩設計:歌川律子
撮影監督:長瀬由起子
3DCG:佐藤香織
編集:西山茂(リアル-T)
音楽:押尾コータロー
音響監督:藤田亜紀子
音響制作:HALF H・P STUDIO
制作:A-1 Pictures 配給:アニプレックス

【キャスト】
佐条利人:野島健児
草壁光:神谷浩史
原学:石川英郎

>>アニメ『同級生』公式サイト
>>アニメ『同級生』公式Twitter(@doukyusei_anime)

(C) 中村明日美子/茜新社・アニプレックス
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