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今、次世代アーティストオーディションで求められている人材とは

「TOHO animation RECORDS 第一回 次世代アーティストオーディション」で求める人材、デビューの先に広がる未来とは

 『弱虫ペダル』、『ハイキュー!!』、『血界戦線』など数々のアニメーション作で知られるTOHO animation。同社のアニソンレーベルであるTOHO animation RECORDS、斉藤由貴さんや長澤まさみさんなどの女優、アーティストが所属する東宝芸能がタッグを組んだ初のオーディション、「TOHO animation RECORDS 第一回 次世代アーティストオーディション」を開催!

 優秀者は、東宝芸能に所属、そしてTOHO animation RECORDSからCDデビューすることができます。現在、12~25歳までの女性を対象に5月23日23:59まで募集中(5月18日、募集期間が6月6日(月)まで延長決定)! この注目のオーディションを企画した東宝 映像事業部 アニメ事業グループ 音楽プロデューサー・三上政高さんと東宝芸能 取締役 芸能本部長・鈴木雅彦さんに、求める人材、デビューの先に広がる未来についてお話を伺いました。

 

■ TOHO animation RECORDSと東宝芸能がアニソン界に新風を吹き込むオーディション

――『TOHO animation RECORDS 第一回 次世代アーティストオーディション』の開催までのいきさつを教えてください。

東宝 映像事業部 アニメ事業グループ 音楽プロデューサー・三上政高さん(以下、三上):東宝では2013年にアニメレーベルのTOHO animationと音楽レーベルのTOHO animation RECORDSを立ち上げました。

アニメにおいて主題歌は、そのアニメ作品のテーマソングとして看板となる重要な役割があるので、TOHO animationが製作するアニメの曲を、しっかり表現出来るアーティストを発掘して、育てていきながら、TOHO animation RECORDSと共に飛躍していきたいという想いがありました。そこで同じ東宝グループには、数々のスターを育ててきた東宝芸能があったので、鈴木さんと相談して『第一回 次世代アーティストオーディション』を開催することになりました。


――斉藤由貴さんや沢口靖子さん、長澤まさみさんなどのスターを世に送り出してきた東宝芸能としては、今回のお話をどのように受け止めたのでしょうか?

東宝芸能 取締役 芸能本部長・鈴木雅彦さん(以下、鈴木):TOHO animationでは、年間レギュラーで8本くらい、映画を含めると10本強のアニメを制作しているということは、OPとEDを含めて20曲くらいの歌が流れるわけです。そしてグループ内に音楽レーベルがあるのだから自社のアーティストを発掘し、ゆくゆくは大きなアーティストに育てたいという考えは自然な流れであり、僕らにとっても魅力的なお話だったので、ぜひやりましょうと。


――2社のタッグは、『銀河機攻隊マジェスティックプリンス』のOP曲「私は想像する」を、東宝芸能所属の昆夏美さんが歌われたことから始まっていますね。

鈴木:ミュージカル中心に活動していた昆夏美がアニソン歌手としてデビューしてから『一週間フレンズ。』や『ケイオスドラゴン 赤竜戦役』でもOP曲を担当しています。昨年は「Animelo Summer Live 2015 -THE GATE-」にも出演し2万人以上の前で歌う彼女の姿を見て、アーティストって夢があるなと実感できたことも大きいですね。



■ 認知度が高まり、海外進出の可能性もあり、やりがいのあるアニソンアーティスト

――現在のアニソン界についてどんな印象を持たれていますか?

鈴木:昔はアニメ作品が海外で放送される時は、曲も声優も現地の言葉に差し替えられていたのに、今は声優もテーマ曲も日本語のまま、流れているのがすごいですよね。ということは海外で聴いてもらえて、ヒットする可能性があるわけで、夢のあるジャンルだなと思いました。

三上:僕が子供の頃のアニソンは、まだ今ほど一般的な市民権を得られていなかっと思いますが、今はアニメ自体が幅広い方から愛されるようになり、海外でも日本文化の1つとして認知されるようになってきています。アニソンが今まで以上に注目され、耳にする機会が増えたことで、様々なアニソンアーティストがデビューしており、アーティストとしての軸、自分の音楽性や伝えたいことが今まで以上に明確に表現出来ないといけなくなったと思います。それゆえに難しさはあるけど、活躍できるステージが大きく広がっていますので、やりがいがあると状況かと思います。


――今のアニソンは、様々な作品で、様々なジャンルを歌うことが求められ、曲自体も難易度が高くなって歌い手の方も大変だと思います。

三上:楽曲を見れば多様化していますが、その方の持つアーティスト性は大切だと思っていて。様々なジャンル・楽曲が歌えるにこしたことはないですが、どんな曲も万能に歌えることが良いとは思っていません。アーティストとしての方向性、その人に合う音楽性を探しながらやっていくつもりです。最終的に大切なことは、その人の歌がたくさんの人の心に響くかどうかですから。


■ 作品を背負い、自分の声やパフォーマンスを届ける意志を持った人に来てほしい

――今回のオーディションで求めている人材は?

三上:僕らが新しい才能と出会う場であり、皆さんも僕らと出会う場だと思うので、いろいろな才能を求めているのは確かですが、アニメ作品は何百人もの人が関わって一生懸命作っている映像作品なので、そのテーマ曲を自分の歌やパフォーマンスで世の中に作品を届けるんだという情熱を持てる人に来てほしいなと思います。

鈴木:アニメのテーマ曲を歌うことの重みややりがいを持ってもらうことはもちろんですが、三上さんとはライブエンターテイメントも本格的にやりたいよねという話もあって。昨年の「アニサマ」で見た光景に感動したし、せっかくデビューするんだからライブでもお客さんと一体になれるような可能性を持つ人と出会いたいなと思っています。


――応募資格を12歳から25歳までの女性としたのは?

三上:新たな才能に出会いたいので、なるべく制限を設けたくなくて、幅を持たせました。だからソロ、ユニット、バンドなど形態は問いませんし、応募方法も郵送ではなくウェブでの応募にしました。今は誰でもスマートフォンを持っているし、スマホのアプリなどで簡単に歌を録ってすぐ応募できるようになってきてますので、応募すること自体にはハードルを設けたくなかったんです。情熱さえあれば、気軽に応募出来るようにしたかったんです。


■ 優秀者は2社がしっかりとバックアップ


――審査はどのような方が担当されるのでしょうか?

三上:TOHO animation RECORDSの音楽プロデューサーである私と音楽ディレクター陣、東宝芸能の鈴木さんを含めたマネージメントチームで審査を行います。


――TOHO animation が多くのアニメ作品を発表する一方で、TOHO animation RECORDSは専属アーティストがまだ少ないということは大きなチャンスがあるのでは?

三上:まだ3組しか専属アーティストがいませんし、これからもいろいろな作品が控えていますからチャンスはあると言っていいと思います。このオーディションで優秀者になれた方はデビューできますし、所属している昆夏美や(K)NoW_NAME、大原ゆい子などのアーティストと一緒にTOHO animationが送り出す作品を盛り立ててもらえたらと。そしてTOHO animation RECORDSと一緒に歩んでもらえたらという願いはあります。これが僕らにとっても新たな「START UP」ですから。


――多数のアーティストを抱えるメーカーや事務所だと、デビューしたのはいいけどその先はちゃんとフォローしてくれるのかな? と心配される方も多いと思います。

鈴木:うちは昔から、目の行き届くところで役者、タレント、アーティストさんたちとチームを組んでやっていこうというカラーなので、同じようにやれたらいいなと思っています。

三上:はじめる・やめるということは簡単なんです。けれど続けて行くことは難しい。なので、僕らもしっかりと中長期的なビジョンや目標を持って共に歩んでいきたいと思っています。応募してくださる皆さんにも夢や目標を持って受けていただけるオーディションとなるようにしたいと思っています。


――この『第一回 次世代アーティストオーディション』の注目ポイントは?

三上:アーティストオーディション自体が初めてであり、僕らTOHO animaton RECORDSも、東宝芸能にとっても新しい試みなのでこれから一緒に成長し歩んでいけることですね。

鈴木:他のメーカーや事務所さんと比べて競争は少ないかも(笑)。他と違ってライバルが少ない分、背負ってものは大きいです。でも僕らも少数精鋭だから意思疎通しながらしっかりバックアップできるので、しっかりと活動ができると思います。

三上:また明確に優秀者数を決めていないので、何名選ぶかも決めてはいません。僕らと一緒に歩んでいける人がたくさんいれば、複数という可能性もあって。そんな、うれしい出会いがあればいいなという心持ちで僕らは待っています。


■ 自分の可能性の扉を開けるチャンス! 興味があれば気軽に応募を!!

――アニソンアーティストを目指している人、なりたいけど迷っている人へアドバイスをお願いします。

鈴木:僕らはここまでいろいろなオーディションでいろいろな方を見てきましたが、もしかしたら普通のアニソンオーディションとは違った感性で見させていただくかもしれません。すごく歌がうまくても完コピ的な人よりは、少しくらい音程がはずれても個性やパワーがあふれている人のほうが僕は好きです。

アニメやアニソンが大好きという気持ちが伝わってくるだけでもパワーにつながると思います。「私もアニソンアーティストになれるかも?」と気軽に応募してもらって構いません。たくさんの方との出会いを楽しみにしています。

東宝芸能はアニソンというジャンルでは新参ですが、将来的には、海外でイベントやライブができるような、そして誰もまだやってないことに挑戦するアーティストを育てたいと本気で思っています。僕らと一緒に同じ夢に向かって頑張ってくれる方を待っています。

三上:きっかけは気軽でいいと思うんです。子供の頃と同じように何気なく興味を持って、やってみたらおもしろかった、みたいな。でも、やっていく中で奥深さや難しさ、それを乗り越えたときの喜びを見つけて、そんな経験がアイデンティティとして固まっていき、自分が歌で発信したものが世の中に認められ、聴いてくれる人に影響を与えて、自分自身が新たな目標とされるようなアーティストになって行く・・・というようなストーリーがあると思うので。

人生一度きりですし、もし興味を持って頂けたならぜひ応募してみてください。何事も「やればよかったな」と後で後悔しても巻き戻しがきかないし、チャレンジすることが自分自身の可能性を広げ、扉を開けることにつながると思うので、興味がある方は僕らが用意したドアをノックしてもらえたら。TOHO animation RECORDSだけでなく、アニソン界に新風を吹き込んでくれる、皆さんの応募をお待ちしています!

■「TOHO animation RECORDS 第一回次世代アーティストオーディション」

【実施概要】
TOHO animation RECORDS「第一回 次世代アーティストオーディション」

■応募期間
2016年3月22日(火)10時00分~6月6日(月)23時59分まで

■応募資格(対象年齢)
2016年5月23日時点で12~25歳までのアニソンアーティストとしての活動に興味のある女性で、国籍問わず日本語での日常会話ができ、東京都内での活動が可能な方
※都内某所で行われる最終審査に参加できる方
※未成年の方は、親権者の同意が必要です
※レコード会社・芸能プロダクション・音楽プロダクション・劇団等に未所属の方に限ります。また、ホームページ等でお知らせする「個人情報の取り扱い」の内容を確認し、同意された方に限ります。

■募集形態
女性ボーカルであれば、ソロ、ユニット、バンドなど形態は問いません。

■応募方法
Webからの応募のみとさせていただきます。
公式サイトの専用応募フォームより、必要事項、写真2枚(全身・バストアップ)、歌唱音源1曲(歌唱楽曲情報)を入力し、ご応募ください。

■公式サイト
http://www.toho-ent.co.jp/audition/tar2016/

■優勝者特典
・東宝芸能株式会社との専属契約
・TOHO animation RECORDSからCDデビュー

■選考スケジュール(予定)
2016年6月初旬:一次選考(書類/音源)
 オーディション専用の応募フォームからご応募ください。
 ↓
2016年6月下旬:二次選考(実技)
 書類審査通過者(合格者)の方へ、詳細をご連絡します。
 ↓
2016年7月初旬:最終選考(実技/都内某所)
 二次選考通過者に、最終の選考会にお越しいただきます。
 ※最終選考に参加される遠方在住の方は、交通費を運営事務局が負担します。
 ↓
合格 優秀者の方は、東宝芸能に所属し、個々の資質に合わせ、活動をスタートします。

■オーディションに関するお問い合わせ
・TOHO animation RECORDS 第一回 次世代アーティストオーディション 運営事務局
 メール:tar@toho-ent.co.jp
 お問い合わせの際に、メールの件名に「TaRオーディション」と明記してください。
 ※お問い合わせ内容により、回答できない場合もあります。
 ※選考状況、合格結果に関するお問い合わせは、一切受け付けておりません。ご了承ください。
 ※「Webからの応募が送られているか」など、応募に関するお問い合わせはご遠慮ください。応募時に、入力されたメールアドレス宛に「応募を受け付けました」というメールが届きますので、そちらをご参照ください。

>>TOHO animation 公式サイト

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