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お笑い芸人こにわさんが行く『灼熱の卓球娘』のアフレコ現場に潜入!

「作る側が本気なんだから、見る側も本気になれ!」――松岡修造さんのモノマネ芸人・こにわさんが『灼熱の卓球娘』のアフレコ現場に潜入!

 2016年10月より、TVアニメ『灼熱の卓球娘』が放送開始となります。卓球に青春をかける少女たちを描いた本作は、タイトルに“灼熱”と冠するほどに情熱と熱気に満ち溢れた作品となっています。そして、そんな本作の応援団長に就任したのが、世界中のアスリートを応援する日本一熱い男・松岡修造さん……のモノマネでお馴染み、お笑い芸人のこにわさんです。

 今回はなんとそんな応援団長自ら『灼熱の卓球娘』のアフレコが行われているスタジオマウスを訪問。某報道系番組のように、作品の魅力を少しでも多くの人に伝えるべく、アフレコ現場の裏側に潜入してまいりました!

灼熱の男、灼熱のアフレコ現場に降り立つ!

 気持ちの良いほどの快晴が広がる空と太陽の日差しが降り注ぐ中、この男がスタジオマウスにやってきました。松岡修造さんのモノマネなどで知られるお笑い芸人・こにわさんです。

▲「来たぞ~!!!!」

▲「来たぞ~!!!!」

 “灼熱”繋がりで応援団長に就任したこにわさんは、この日爽やかな笑顔とテニスウェアーにラケットを持参。『灼熱の卓球娘』は文字通り卓球モノのハズなのですが何故でしょう、コレ以上にないくらいマッチしているのが不思議です。

 まだまだ入り口どころか外から建物を眺めている段階なのにすでにテンションマックス。太陽の日差しも相まって流石に熱すぎるので早速スタジオの中を伺っていきましょう。

▲「いつもありがとう」「今日はよろしく」と、シルエットと声だけ聞いていたら本物がいると錯覚してしまいそうな熱量です。

▲「いつもありがとう」「今日はよろしく」と、シルエットと声だけ聞いていたら本物がいると錯覚してしまいそうな熱量です。

 これまで携わった数々の作品のポスター(声優さんのサイン入り)が貼られた通路を通ってまず訪れたのは4本のマイクがセッティングされたアフレコブース。なんと本日はここで10人以上の声優さんが入れ替わり立ち替わりで同時にアフレコに挑みます。さらに、正面のモニターに映しだされているのは、まだまだ未完成ながらアフレコ用にタイミングが指定されたカットや絵コンテなど。

「ちょっと待ってちょっと待って!? もう色がついてるよ!!??」と興奮するこにわさんが言うように、ラフ状態のものも多い中、カットによっては既にキャラクターが動き、口を動かしているシーンも多数見受けられました。

 事前準備を欠かさないこにわさんはアニメ制作の知識が多少あるため、すでにこの完成度だったことを知り、すこぶるテンションが上がっていきます。まだアフレコはこれからで声が入っていないにも関わらず、まるで作品の中に入りこんだようにキャラクターたちの応援をはじめます。

 「いいぞその調子だ!」「ここ苦しいぞ、気をつけろ!!!!」「大丈夫だ!!!!」「負けそうになっても俺がいるぞ!!!!」etc.……。まるで副音声で実況を聞いているかのような気合の入りよう。ときにはマイクにかぶりつきそうにもなっていました。

 さらに勝てば(何に勝ったかはわかりませんが)このように、

 一緒になって大いに喜び、気持ちが入りすぎているため試合が終わる頃には、

 と感無量の表情。「そうなんだよ。これが世界なんだよ……」

 場所を移してこちらがディレクションブース。アフレコブースを覗けるようになっており、監督やスタッフたちがアフレコの様子を見てキャストに指示を出すための場所となっています。

 ミキサー機器の数々もセットされているのですが、専門知識のない人からすれば何が何やら触るのすら怖くなってくるため、踏み込んだこにわさんも戦々恐々。「おいおいウィンブルドンでもこんなに難しくないぞ!?」

 またアニメに声を吹き込む全てを担当してくれているのがこれらの機器たちです。待ち時間に誰かと会話しているかのような声がディレクションブースから聞こえてくると思ったら、そこには機材たちへエールを送るこにわさんの姿が……。「君たちのおかげだ……」「君たちがいるからアニメは素晴らしい物になっているんだ!」

 そんなディレクションブースに、本作の監督を務める入江泰浩さんがやってきました。作品を司る偉い人の登場に、応援団長を任されているこにわさんは作品のPRに全力を出すことを約束し硬い握手を交わしました。

 そして本日の主役である声優さんたちが登場。応援団長としてすでに面識があるこにわさんですが、今回の取材のことをまったく知らされていなかった様子。みなさん口々に「今日はどうしたんですか?」と戸惑った様子を見せましたが、そこは有無を言わさぬ説得力で一言。「応援するために、ここに来ました!」

 準備のためにアフレコブースに入っていくみなさん。その様子を固唾を呑んで見守るこにわさん。「頼んだぞ! 頑張れよ!!」とどこかお父さんのような視線で送り出します。

 な、中に入っちゃダメですよ!(※写真はイメージです。)

 ついに本番がスタートし、外から応援を続けるこにわさん。その勢いは次第に強くなり今にも現場に突入しそうなほど。しかし流石にアフレコ中まで現場に入るわけにはいかないため、スタッフの計らいでディレクションルームに案内されその様子を見守ります。

 そしていつの間にか、「やればできる! やればできる!」「そうだ! 今だ!」といつの間にかディレクションを飛ばすこにわさん。監督より声が大きいです。そしてアフレコが終了すると……。

 もはや一周回って言葉も出ない様子。ウィンブルドンでこのガッツポーズを見たような気がします。とても大満足に、灼熱にみなさんを応援してこの日の取材は終了しました。

 そして約4時間に及ぶアフレコの様子を最後まで見届けたこにわさんは次のように語りました。


――実際にアフレコ現場に足を踏み入れてどう感じましたか?

こにわ:アニメも好きでいろんな作品を見ていましたからやはりテンションが上りましたね! 声を使って何万にという方たちを魅了する、世界に通じるテンターテインメントが生み出されている魔法の場所だと思ってますから。素晴らしいアニメ文化の一端に触れられた気分です。


――アフレコ前の絵を見てどのように感じましたか?

こにわ:正直言って、この作品をアニメにするのって相当リスクがあったと思うんですよ。原作漫画も読ませていただいているんですけど、体のいろんなパーツの動きが描き分けられていて、可愛らしい絵の中にもしっかりと躍動感がある作品なんです。それに、日本の卓球界は今年夏のオリンピックで相当メダルを獲得して、しかもそこでとてもインパクトのある卓球を披露したじゃないですか。あの本物をみんな見てるから、それがアニメになったときに、どれだけ表現できるのか少し心配していたんです。それが、今日見学させていただいた段階でとても動いている。絵コンテの部分もポコポコありましたけど、その部分だけ見てても激しい動きなのが十分に伝わってきました。これは期待できる。“だから灼熱だと言っただろう?”というスタッフの思いが伝わってくるアニメになると確信しました。

――確かにいろんな意味で灼熱でした。アフレコの様子を見た感想はどうでしたか?

こにわ:僕、テトリスを見てるのかなって思ったんですよ。入れ替わり立ち替わりでマイク前に移動して声を吹き込む。出番が終わったら去っていく。そして、またマイク前に……。みんなフィールド(ブース)の使い方が上手で、足さばきもステップも見事で全員がテニスのセンターコートに立てるくらいの“選手”だと感じました。テレビで見たことはありましたけど、生で見るとやっぱ印象が全然違いますね。動くにしてもマイクの性能が良いからノイズが入らないように静かに動かないといけないんですよ。でもそうなると、どうしても動きが遅くなる。会話のタイミングって呼吸が全てだから、0.1秒遅れるだけでもリズムが悪くなっちゃうはずなんです。さらに気持ちも入れていかなきゃいけないから、それをみんなで補っていくっていうのは、改めて凄いなって思いました。もう、僕は彼女たちをアスリートだと思って見てましたからね。向こう側から、フォーメーションが次々に変えていく、アフレコはスポーツに通ずるものがあると思いますね。


――なるほど……。最後に作品を楽しみにしている方に向けたメッセージをお願いします。

こにわ:キャストのみなさんはもちろんのこと、スタッフさんたちの気合も凄まじいです。みんながこの作品に入り込んで作っているので、アニメを見ればその気持が必ず伝わってくると思います。だからハッキリ言います。作ってる側が本気なんだから、見る方も本気になれ! それが『灼熱の卓球娘』という作品です。作る方も本気、見る方も本気。そんな神聖な気持ちで見れないような方は、申し訳ないですがファブリーズで心を除菌させてもらいます。


――(笑)。今日はお疲れ様でした!

 日本の太陽(のモノマネ芸人)も熱くなる『灼熱の卓球娘』は10月より放送開始。本当に熱い季節はこれからやってきます!

 アフレコも順調に進行中! みなさんもこにわさんと一緒にキャスト、そして『灼熱の卓球娘』を応援しましょう!

[取材・写真/石橋悠 文/原直輝]

作品情報
TVアニメ『灼熱の卓球娘』
届け!私たちの卓球(ドキドキ)―!!

<放送情報>
◆テレビ東京 10月3日スタート 毎週月曜日深夜1:35~
◆BSジャパン 10月8日スタート 毎週土曜日深夜0:00~
◆AT-X 10月4日スタート 毎週火曜日夜11:00~
      リピート放送:毎週木曜日午後3:00~
            毎週日曜日夜7:00~
            毎週月曜日朝7:00~
※放送日時は変更になる場合があります。

<STAFF>
原作:朝野やぐら
集英社「となりのヤングジャンプ」連載中
監督:入江泰浩
副監督:かおり
シリーズ構成:倉田英之
キャラクターデザイン:杉村絢子
色彩設計:松山愛子
美術監督:佐藤 勝 (石垣プロダクション_)
音楽:高橋邦幸(MONACA)、田中秀和(MONACA)、広川恵一(MONACA)
音楽制作:DIVEⅡentertainment
音響監督:郷文裕貴
音響制作:スタジオマウス
編集:須藤 瞳
撮影監督:木村俊也(T2スタジオ)
撮影:T2studio
アニメーション制作:キネマシトラス

<主題歌>
オープニングテーマ
タイトル:灼熱スイッチ
アーティスト:雀が原中学卓球部(花守ゆみり、田中美海、高野麻里佳、桑原由気、今村彩夏、東城日沙子)
作詞:只野菜摘 作曲・編曲:田中秀和(MONACA)

エンディングテーマ:
タイトル:僕らのフロンティア
アーティスト:Wake Up, Girls!
作詞:只野菜摘 作曲・編曲:広川恵一(MONACA)

<CAST>
旋風こより・・・花守ゆみり
上矢あがり・・・田中美海
天下ハナビ・・・高野麻里佳
出雲ホクト・・・桑原由気
ムネムネ ・・・今村彩夏
後手キルカ・・・東城日沙子

<あらすじ>
王座が陥落し、群雄割拠の時代を迎えた中学女子卓球界ー。
ある日、雀が原中学校に転校してきた、卓球が大好きな旋風こより。全国を目指す仲間と共に、
新たな風を巻き起こすことができるのか…!?少女達の熱き卓球物語、開幕!!

>>TVアニメ『灼熱の卓球娘』公式サイト
>>TVアニメ『灼熱の卓球娘』公式Twitter

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(C)朝野やぐら/集英社・灼熱の卓球製作委員会
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