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GACKTさんが語る怪人二十面相【取材手帳 第4回】

GACKTさんが語るTVアニメ『トリックスター』と怪人二十面相──「作品にとっての良いスパイスになれれば嬉しいよ」【少年探偵団 取材手帳 第4回】

 2016年10月より好評放送中のTVアニメ『TRICKSTER -江戸川乱歩「少年探偵団」より-』。アニメイトタイムズでは声優陣やスタッフのインタビューなどをもとに、作品を紐解いていく連続企画【少年探偵団 取材手帳】が連載中です。

 江戸川乱歩の「少年探偵団」といえば忘れられないのが名探偵・明智小五郎とそのライバル的存在である怪人二十面相。今回は怪人二十面相を演じていることで話題となっているミュージシャンで個性派芸能人のアーティストGACKTさんにインタビューを実施。作品への参加の経緯や声優という仕事の魅力、そして作品の見所を語っていただきました!

 また、本日23日はOP主題歌である「キミだけのボクでいるから」の発売日です! ジャケットはアニメ制作チームとコラボレーションし、表面は「本人イラスト」、裏面は「怪人二十面相」のイラストが描かれています! 同梱のDVDにはアニメ制作陣とコラボした全編アニメーションのMUSIC CLIP映像を収録しているので、要チェックです!

 アニメイトで購入すると特典として「GACKT複製サイン入りL判ブロマイド(二十面相イラスト絵柄)」が手に入るのでお見逃しなく。

▲「キミだけのボクでいるから」ジャケット

▲「キミだけのボクでいるから」ジャケット

▲アニメイト購入特典「GACKT複製サイン入りL判ブロマイド(二十面相イラスト絵柄)」

▲アニメイト購入特典「GACKT複製サイン入りL判ブロマイド(二十面相イラスト絵柄)」

 アニメではついに、怪人二十面相と明智の対決も行われ、さらなる注目が集まっています。二人の戦いの行方はいかに……? 今、取材手帳の第4ページ目が開かれます。

 過去の連載はこちらからチェック!
>>【少年探偵団 取材手帳 第1回】山下さん、逢坂さんが見た世界とは
>>山下さん、逢坂さん、梅原さんの声優初仕事は?【取材手帳 第2回】
>>吉田恵里香さんが伝える作品の世界【少年探偵団 取材手帳 第3回】

声優はメッセージをメッセージとして届けられる
──まずは、『TRICKSTER -江戸川乱歩「少年探偵団」より-』出演への意気込みをお聞かせください。

GACKTさん(以下、GACKT):久しぶりの声優だし、怪人二十面相がすごく面白いキャラクターなので、ぜひみんなに楽しんでもらいたいね。


──今回はどういった経緯で怪人二十面相を演じることになったんでしょうか?

GACKT:制作サイドからOPの楽曲提供の話と一緒に“声優というアプローチもどうですか?”とオファーを貰って。ボクに合っているキャラクターなのかなって思ったんだけど。ボクが提供した楽曲「キミだけのボクでいるから」はアニメとのバランスが非常に良かったし。これだったら必ず面白いアニメになるし、ボクの楽曲をみんな楽しんでもらえると思って、少しずつ上がっていった感じかな。

──個人的な話で申し訳ないのですが、GACKTさんが出演されているYouTubeの番組『GACKTなゲーム!?帰ってきたガメセンテル』を見ていまして……。

GACKT:あ、そうなんだ!


──番組内でもっと声優に挑戦したいとおっしゃってから、様々な作品に声優として参加されていますよね。GACKTさんは、声優というお仕事をどのように考えていますか?

GACKT:自分の声とメッセージを、一番説得力をもって届けられる仕事だよ。例えば、ドラマは全身の演技を含めての表現だから、芝居がかりすぎないようにセリフはなるべく普通に聞こえるように言い回す必要がある。でもアニメというのは、一つ一つのメッセージが短い言葉の中に込められているから無駄がない。みんなの記憶に残ってるようなインパクトのあるセリフも、アニメが多いんじゃないかな?

それだけ声に比重が置かれているからボクは声優が大好きだし、アニメもゲームも好きだったのもあって、自分が一番楽しんでできる仕事なんだよ。メッセージをメッセージとして届けられるからさ。

──今回怪人二十面相を演じる上で、どのようなことに気をつけましたか?

GACKT:虚無感というものを持ち続けてるキャラクターで、彼の中には善悪の判断がないというか。彼にとっては全てが遊びの範疇なのかなって。それをやることに対しての悪びれもなければ、自分が良いことをやっているとも思ってない。その淡々とした危うさみたいなものは気を付けたかな。人間的な部分も少なくて、感情的な面もあまり見せない、感情的にならない。子供がトンボの首をちぎるように、残酷なことをサラッとしてしまう怖さや美しさ、というのを考えているかな。

──残酷なことを美しく見せてしまうキャラクターなんでしょうか?

GACKT:残酷なものってさ、美しさが存在しないとただの残虐な絵にしかならない。そこに美しさが存在するから、氷の彫刻のようなゾクッとする感覚が生まれる。それをぜひ楽しんでもらいたい。あくまでもボクの演技としてのアプローチだから、そんな残酷な話でもないけど。

実は声フェチ!? あの大御所声優との飲みで……
──本作は江戸川乱歩が原案ながらも、近未来を舞台にしています。作品に対する印象はいかがでしたか?

GACKT:面白いなっていう印象が一番最初だったかな。アフレコするときに、明智小五郎(CV:小野大輔さん)の声を聞いて、「あ、こういうアプローチでいくのか」って思って。ボクは元々、小説のイメージがあったからね。「明智はこれだけ無骨な感じなんだ。じゃあ怪人二十面相は線の細い無機質な感じがいいな」って感じ。アニメの印象はちょっと違う。怪人二十面相はもっと冷たくて、もっと虚無感に包まれているから。

──他の声優さんの演じられてる演技を聞きながら、考えてきた演技と変えたこともあったんですね。

GACKT:最初は今よりも狂気じみた演技を考えていたんだけど、他の声優さんの演技を聞いてアプローチを変えた。収録では2パターンくらい演じたんだけど、スタッフも「そっちのほうがいいです」って話しになって。


──2パターンも収録したんですね。

GACKT:虚無感が強いほうがいいんじゃないかってね。

──凄く拘りをもって収録に臨まれているんですね。

GACKT:それが凄いかどうかはわからない。ボクは声優としての仕事をそんなに多くやってるわけではないけど、声優としてやらなければいけないことは認識してるつもりだよ。当たり前のことをやってるだ。作品にとっての良いスパイスになればいいかな。

──放送前の先行上映会の配信では、他のキャストさんともお会いすることもあったようですが、楽しみなことはありましたか?

GACKT:声優さんに会うのって大好きで、“生であったときどんな声してるのかな?”っていう楽しみがあるよ。他の芸能人に会うのはそんなに緊張もしないんだけど、有名な声優さんと会えるとなると声を聞いてドキドキしちゃってる(笑)。

ボクって声フェチだからさ。“良い声してるなあ”とか思ったり。一緒に飲んだりする機会もあるんだけど、相手が男性でも隣隣りにいると妙に緊張しちゃって。大塚明夫さんとご一緒したときなんて、ただキムチを食べてるだけなのに、ずっと1人で興奮してたよ。「このキムチは結構浸かってるなぁあ」とか本当にどうでもいいような一言が聞こえてきても“ああ、スネークがいる!”“スネークがキムチ食べてる!”って思っちゃってさ(笑)(※)。こういう気持ちってなかなか味わえないからさ。そういう時間って、もしかしたらボクにとって貴重だし、好きな時間なのかも。

※大塚明夫さんはゲーム『メタルギアソリッド』シリーズでスネーク役を演じています。

──それはすごい!(笑) では、最後に作品を楽しみにされている方に向けたメッセージをお願いします。

GACKT:今回の作品はトリックスター(詐欺師、ペテン師、乱す者など)とタイトルがついてるけど、それって一体誰のことを指してるんだろうね? 一見すると、怪人二十面相のことを指してると考えるのが普通だけど、でも本当にそうなのかな? そういう風に考えながら見てくれたら、この作品をもっと楽しんでもらえると思うな。

──なるほど……。ありがとうございました!

[インタビュー/石橋悠 文/原直輝]

(C)Jordan森杉 / TRICKSTER製作委員会
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