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待望の映像化! 『ACROSS FESTA!!』イベントレポート

待望の映像化! 山寺宏一さん、花江夏樹さんほか、50名以上の声優が出演した『ACROSS FESTA!!』イベントレポート

 山寺宏一さんや岩田光央さん、小山剛志さん、花江夏樹さんなどが所属する芸能事務所「アクロス エンタテインメント」の8周年を記念したイベント『ACROSS FESTA!!8.322+0.001 ANNIVERSARY』(以下、アクロスフェスタ)が、ついに映像化されます。2016年7月23~24日の期間に行われた3公演すべてが、現在アニメイトオンラインショップで好評発売中です!

 通常、このような映像はBD/DVDで発売されますが、『アクロスフェスタ』は「Mカード(エムカード)」と呼ばれるダウンロード・ストリーミング映像で商品化されます。パソコンやスマートフォンで観られる上に、お買い求めやすい価格なのが特徴です。さらに3公演すべて購入した方には、もれなく非売品の「メイキング映像(約25分)」がプレゼントされます。

 そこで今回は映像化を記念して、『アクロスフェスタ』を振り返ってレポートいたします!

山寺宏一さんを筆頭にアクロス声優が総出演した圧巻のステージ!
 7月23日の昼公演、定刻通りイベントが始まると、ステージに設置された巨大なスクリーンに映像が映し出されました。その映像は、アクロス エンタテインメントに所属するタレント紹介ムービー。映像には山寺宏一さん、岩田光央さん、小山剛志さん、花江夏樹さん、金田朋子さん、伊瀬茉莉也さん、池澤春菜さん……などなど、数え切れないほど大勢のタレントが次々と映し出されました。すでにこの映像だけでお腹いっぱいになってしまいそうです。

 映像が終わるとステージに照明が灯され、本日の出演者がずらりと整列。司会者を担当する鈴木万由香さんと藤田優一さんは、出演者にイベントにかける意気込みをインタビューしました。花江夏樹さんは「昨晩は興奮して眠れないくらいだった」、金田朋子さんは「(8周年イベントだけど)私の好きな数字は7です!」とユニークな返答で場内を沸かせ、最後は山寺宏一さんが「今日のイベントのテーマは“一枚岩”です。精一杯がんばりますので楽しんでください!」と挨拶。満員の客席からは大きな拍手が起こりました。

トップバッターは『なめくじ劇場』のコントライブ
 イベント本編がスタートすると、まずはイッキさんと亀岡孝洋さんを中心に活躍中のユニット「なめくじ劇場」によるコントライブ。コントの内容は、アクロス エンタテインメント事務所内で起こるドタバタコメディーでした。簡単に紹介すると、アクロスの事務所に新人声優がやってきてオーディションを行う……という内容なのですが、かなりめちゃくちゃ! 当然、場内は爆笑の連続でした。楽しみにしている読者のために詳細は伏せますが、金田朋子さんの「コケコッコかけっこ」がインパクト大です!

アクロス声優総出演! こんなに豪華朗読劇は見たことない!?
 続いてのコーナーは朗読劇。題目はアクロスに所属する劇作家・藤沢文翁さんが書き下ろしたストーリー「天守物語」です。出演は川原慶久さん、伊瀬茉莉也さん他、なんと総勢20名も登場する超豪華な朗読劇でした。通常、イベントでの朗読劇は数人で行われるものですが、さすが事務所あげての8周年イベント。こんなに大勢で行う朗読劇は、めったに見られるものではありません。

 また、各声優さんたちの演技力は言わずもがなですが、ステージ上にたった3本しかないマイクスタンドを上手に使う“プロの声優の動き”を観られたのは貴重。なお、この朗読劇はアクロスフェスタ全3公演とも内容が異なり、すべて通して観るとストーリーがつながっているという凝った内容でした。

山寺宏一さん岩田光央さん他が、白黒無声映画に生アテレコ
 アクロスフェスタは次々と進みます。次は声優の大事な仕事のひとつ「アテレコ」を、なんとライブで行うそうです。お題は79年前の無声白黒映画『東海道中膝栗毛 岡崎の化け猫騒動』。サイレント映画にアクロスの精鋭たちが挑みます。出演は山寺宏一さん(弥次さん)、岩田光央さん(喜多さん)、金田朋子さん(化け猫)、池澤春菜さん(前口上)。司会者が出演者を読み上げただけで、場内には大きな笑いが起こりました。

 そしていざ生アテレコが始まると、ベテラン声優の技が光りました。どこまで台本でどこからアドリブか定かではありませんが、山寺さんと岩田さん、金田さんの3人は、映像に合わせて次々と役を演じていきました。目の前で生アテレコをしているのに、「これが本当に編集ナシで演じているのか?」と疑いたくなるほどにスムーズかつ、映像と声がピッタリ。約15分の生アテレコが終わると、客席からは割れんばかりの拍手が起こりました。

女装姿の3名に場内大爆笑
 生アテレコで場内を感動させた後は、一転して爆笑のステージ。声優がお悩み相談に訪れるスナックが舞台のトークショーが始まります。出演はスナックのママ・山寺宏一さん、チーママ・岩田光央さん、新人・花江夏樹さんです。3人が女装+オネエ言葉で登場すると、場内は大爆笑です。

 3人はフリーダムなトークでひと暴れした後、お悩み相談に移ったのですが、なんとここで時間切れ。実はこのコーナーは尺調整のために作られたコーナー。3人の女装劇をもっと見たい人は、次回のアクロスフェスタを期待してください!

※映像では、このコーナーのみスライドショーでのダイジェスト版になります。

イベント後半はアクロスフェスタだけの限定ユニットライブ!
 イベント後半戦は、アクロスフェスタのために結成されたユニットによるライブコーナー。ユニットだけでなく、楽曲までもイベントのために書き下ろしたものばかりでした。普段は声優として活躍している出演者たちも、今日ばかりはアーティスト! 全出演者は本日のイベントのために歌やダンスを猛特訓してきたようで、どのユニットも高い完成度のパフォーマンスを披露していました。「これぞフェスタ!!」といった内容のライブでした。

■パラダイス乙女
(渡辺知愛・大倉菜花・小久保史織・上村英里子・櫻井未来・松山ユイ・西田有愛・飯坂紗幸・大谷理美・倉内マリカ・柊里砂・瀬野るりか・宝生のり子・マリクリダ・さくらのななみ・高里桃子・三崎夏奈子)

ライブパートのトップを飾ったのは17名の大所帯女性ユニット「パラダイス乙女」。アップテンポな歌に合わせて、ステージをいっぱいに使ったパフォーマンスは大迫力。

■YMYM
(清都ありさ・湯浅かえで・中西優香)

 アクロスの仲良し3人組で結成されたユニット。白いドレスの3人のダンスは息がピッタリ。思わず口ずさみたくなるクセのあるサビは必聴です。

■MENタウロス
(浅倉一男・五十嵐雅・中西尚也・加藤健・村上喜紀・奥田耕大・風間悠介・梶原信也・紀ノ貴紀・阿部遼哉外崎友亮・井上宝・堀之内仁・吉田龍介・町田大和)

 3番手はイケメングループが登場。キレッキレの動きとイケボで会場の女性ファンを魅了。曲中に散りばめられたラップがかっこいい! イベント限定と言わず、ぜひアーティストとして活動してもらいたいです。

■加藤優 with with thAnnk-u!
(加藤優・中西優香・谷川智美・広瀬さや・成田早織)

 アコースティックギターを片手に登場した加藤優さんは、女子プロ野球・埼玉アストライアに所属する選手。以前、アクロスに所属するアーティストだったことから、ゲストとして招かれました。

■真☆瞬間-realiZcroS-
(夏日凜子・西口杏里沙・葵ひびき・柴紅音・持月玲依)

 ライブコーナー後半戦は、とても元気な女性声優5人のユニット。紫、白、青、ピンク、黄の5色の衣装に身を包み、まるでアニメオープニングテーマ曲のようなスピード感溢れる曲を披露しました。曲間のコール&レスポンスで会場が一体化。

■いちだまんず
(帆世雄一・仲村宗悟)

 アクロスフェスタのTシャツに登場した男性デュオ「いちだまんず」は、イベント限定ではなく普段から活動しているユニット。歌唱力バツグンのふたりのハモリが心地よい曲は、仲村宗悟さんが作詞・作曲したそうです。オールスタンディングの客席はペンライトを左右に振りながら声援を送っていました。

■fierte
(にしかわてるこ・武田佳子・緒乃冬華・石田佳名子)

 アップテンポな曲が続いたところで、しっとりとした曲が始まりました。これぞ大人の魅力です。美しい歌声が場内に響き渡ると場内の雰囲気は一変し、素敵なコーラスに酔いしれました。

■アクロスタイシ館
(花江夏樹・浜添伸也・後藤ヒロキ・村田太志)

 ユニークなユニット名「アクロスタイシ館」。男性声優4人が披露した曲は、思わず身体を揺らしたくなるような、かわいくポップな元気ソング。曲に合わせて客席から大きな手拍子が起こっていたのが印象的でした。

■アクロス・ザ・シニアーズ
(岩田光央・小山剛志・山寺宏一)

 ライブコーナーの大トリは、アクロスのレジェンド声優が登場! こんな貴重なステージはめったにないので、来場者はこのステージを観られただけで大満足だったはずです。司会者の案内でステージに呼ばれた3人は、「オィ! オィ!」と客席を煽りながら登場し、ハイスピードなロックナンバーを熱唱。しかもなんと、作詞は1980年代に『涙のリクエスト』や『少女A』など、数多くのヒット曲を生み出し、日本の歌謡曲界に大きな影響を与えた売野雅勇さんでした!

大成功で幕を閉じたアクロスフェスタ
 ライブコーナーがすべて終わると、イベントはエンディングへ。山寺宏一さんが本日の全出演者をステージに集め、観覧してくれた客席に向けて全員でお礼をしました。

 最後に山寺宏一さんは、「普段は事務所単位で応援しないと思いますが、今日はアクロスエンタテインメントのために、こんなにたくさんの方に来ていただけて、イベントを盛り上げてくださって嬉しく思います」と感謝の気持ちを伝えました。また、事務所を設立した8年前のことを思い返しながら、「設立したのが昨日のことのように思います。まだまだ小さな事務所ですが、これからもがんばってきますので、今後とも応援よろしくお願いします。ありがとうございました!」とコメントし、アクロスフェスタを終演させました。

[取材・文・写真/佐藤ポン]

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