イタリア人と言えばセクシー、セクシー声優と言えば……？　アニメ『バチカン奇跡調査官』岡本信彦さん、諏訪部順一さんが作品の魅力を語る【アニメジャパン2017】

　2017年3月25日（土）・26日（日）東京ビッグサイトで世界最大級のアニメイベント「AnimeJapan 2017」(AJ2017)が開催。26日（日）のKADOKAWAブースにて2017年7月より放送開始となるTVアニメ『バチカン奇跡調査官』のスペシャルトークショーが行われました。

　イベントでは制作スタッフがアニメのこだわりポイントを披露したほか、この日に満を持して発表となった主人公2人のキャスト、平賀・ヨゼフ・庚役の岡本信彦さん、ロベルト・ニコラス役の諏訪部順一さんを招いてのトークショーがおこなわれました。今回はそのポイントをお届けします。

　

細部まで描かれるバチカンの街並みに注目！
　まず登場したのは本作のプロデューサー・松倉さんとKADOKAWAの加藤さん。この作品を映像にできるとしたら、シナリオの構成力とアニメになった際の映像美、この2つがとても重要になると考え、制作をJ.C.STAFFにお願いすることにしたと語ります。監督に米たにヨシトモさん、シリーズ構成に水上清資さんを起用したのも、重厚な作品の世界観をアニメで再現するにあたり、強い信頼があるスタッフとして名前が上がったからなのだそうです。

▲左：松倉さん　右：加藤さん

　
　また絵作りに対してもかなりこだわっているようで、作品の舞台となるバチカンへ実際にロケハンをしに行った話も飛び出しました。米たに監督同行のもとバチカンの街並みを写真に収めてきたということで、アニメにどのように活かされるのか期待が高まります。



　ここで、米たに監督からのビデオメッセージが上映されました。原作を読んで大変気に入ったということや、「原作に登場する魅力的なキャラクターたちを上手に拾いながら、長く愛されるアニメにしていきたいと思っています」とアニメ化に対する意気込み、「原作小説を知ってもらいたいという気持ちで作っているので、作品の魅力をチョイスした映像になっていると思います」とファンに向けてのメッセージが収められていました。

▲米たに監督

　
注目のメインキャストを演じるのは、作品との運命を感じる二人に……？
　そして本邦初公開となるPVが上映され、満を持してキャストが発表となりました。平賀・ヨゼフ・庚役を岡本信彦さん、ロベルト・ニコラス役を諏訪部順一さんが担当することが決まり、集まったお客さんから歓声が上がりました。

　
　さらにサプライズゲストとして、盛大な拍手に迎えられながら岡本さんと諏訪部さんが登場。オファーを受けたことに岡本さんは「僕はデビュー当時にJ.C.STAFFさんの作品でエクソシストの役を演じたこともあり、運命的な縁を感じて嬉しかったです」とコメント。

　
　また諏訪部さんは「演じさせて頂くロベルトはイタリア人。イタリア人と言えばセクシー、セクシーといえば諏訪部（笑）　頑張りたいと思います」と話し、会場の笑いを誘いました。

　
　キャラクターの印象を尋ねられると、「とにかく喋りますよね」と岡本さんが話し、諏訪部さんも大きく頷きつつ「自分たちの出来次第でアフレコが何時に終わるかが決まるでしょうね」と苦笑いしながら返します。

　
　演技的な部分について岡本さんは「平賀としては、彼らしい少し天然な雰囲気を出せたらいいと思っています」と、諏訪部さんは「ロベルトは平賀をサポートするポジションでもあります。親しみを覚えるところも多いので、自然な感じで演じられそうです」と今後の意気込みを語りました。

　
　最後に「大きなやり甲斐を感じる作品となりそうで、収録がはじまるのがとても楽しみです。7月からの放送、よろしくお願いします」と諏訪部さん、「相方となる諏訪部さんにフォローしていただきつつ頑張っていきたいと思います。読むと頭が良くなった気がする作品ですので、ぜひアニメを楽しんでいただけたらと思います」と岡本さんからメッセージをいただき、『バチカン奇跡調査官』スペシャルトークショーは幕を下ろしました。

　
　TVアニメ『バチカン奇跡調査官』は2017年7月より放送予定。スタッフ・キャストの熱い思いが詰まった作品になっているので、ご期待ください！

[取材・文／原直輝　撮影／鳥谷部宏平]

　
TVアニメ『バチカン奇跡調査官』作品概要
【スタッフ】
監督：米たにヨシトモ
シリーズ構成：水上 清資
キャラクターデザイン：岩倉 和憲
アニメーション制作：J.C.STAFF

【キャスト】
平賀・ヨゼフ・庚：岡本信彦
ロベルト・ニコラス：諏訪部順一

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