
神谷浩史さん、小野大輔さんがラジオ「神谷浩史・小野大輔のDear Girl~Stories~」新OP&EDに込められた番組・リスナーへの10年間の想いを語る
ふたりの関係性であり、リスナーとの関係性でもある歌詞
――今回の楽曲は特に、ファンも共感できる歌詞になっていると思いましたが、歌詞の中でお気に入りのフレーズを教えてください。
小野:僕は「ON the AIR」だとBメロが好きなんですよね。「地図など裏返して どんな理想を書こうか」って、決められた(ラジオの)台本があるんですけど、それを裏っ返して、そこに自分たちの地図書くという内容の歌詞が印象的ですね。
神谷:小野くんだけな! 台本を裏返してるの!
小野:失礼なっ! 裏返してはないよ! どっか行っちゃっただけだよ。
神谷:見てねぇんだから、一緒だよ!(笑)
小野:失くしただけだから!
神谷:見てねぇのは一緒だよ! 失くしてようが、裏返してようが!
小野:歌詞が「地図など失くして」だったら、確かに、俺だなって……。
神谷:同じだよ! 使ってねぇんだから! 間違ってるんだから、使い方が!
小野:(笑)。でも無理やりそこに新しいのを書いちゃうところが、歌詞としてすごくきれいに書いてくださっていると思います。DGSらしいなって……まぁ、僕のことですけど……(笑)。
とはいえ、書いてくれるのは神谷さんだったり諏訪さん(諏訪勝氏 構成作家)だったり。ラジオもひとりで作っているわけではないですし、このBメロはDGSらしさが表現されていて象徴的だなと思いますね。すごくポジティブなパワーがここにあると思います。好きです!
――自由な感じが伝わってきますよね。
小野:そうですね。地図など裏返して! 台本など失くして!
――神谷さんはいかがですか?
神谷:小野くんが言ったように「ON the AIR」のBメロですね。ラジオ番組ってこういうもんだ、みたいなものは僕にも小野くんの中にもあると思うんですよ。当然、内田さん(内田浩之氏 文化放送エクステンド社長)の中にも、それぞれあるんですけど。
たぶん僕らが追い求めているものって、ラジオのマニュアルというか方程式ではなく「DGSらしさ」という、形のないものを求めている部分もあると思います。何がDGSらしいのか、というのは僕らがやりたいことでもあるんですけど、番組を聴いているリスナーさんへの伝わり方まで考えて、スタッフみんなが発言している気がするんですよ。
だからリスナーさんも含めてのDGSらしさを共有していくということは、この番組の特徴な気がするので、地図という決められたものから外れて行っても成立させていく力を「他愛なく 誰にも 描けない空 描け」と表現しているので、とても攻めた詞だなって思うんです。
当たり前のように番組を30分やっているように見えて、実はそういう攻めたこと、DGSらしさという謎の見えないものに突き動かされて僕らはやっていて、それに魅力を感じたみなさんがついて来てくださる……という構図なので、Bメロはそれらを象徴している気がして面白いですよね。
あとは、EDテーマ「トケイとテガミ」だと「ずっと思い描いてた 自分になれてるか不安だった でも傍には変わらず 君がいることが“証明”」というフレーズ。これはパーソナリティーがふたりいるので小野くんとの関係性でもありますが、やっぱり「たったひとりのあなたのために」というラジオ番組の定義として、リスナーさんのことを指しているものだとも思っています。
当たり前のような言葉で書かれているのかもしれないけど、ラジオ番組とリスナーさんの関係性のようなものを示唆する内容になっているので、番組を聞いてくださっていれば、全ての詞が印象的に見えますよね。






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