2018/1/31 12:30

過去から現在までの道のりに迫る! この道40年の現役アニメーションクリエイター 湖川友謙さんインタビュー

湖川友謙さんのお名前を知っていますか? 湖川さんは、1970年代から現在に至るまで第一線の現役アニメーションクリエイターとして活動しているアニメ業界のレジェンドです。富野由悠季監督とのコンビで手掛けた『伝説巨神イデオン』や『戦闘メカザブングル』、『聖戦士ダンバイン』などのロボットアニメは、人気ゲーム『スーパーロボット大戦』を通じて幅広い世代に知られています。

また、2017年2月から随時イベント公開という形で上映されている『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち』。この作品に原画スタッフで参加しており、いまだに現役でもあるのです。

アニメイトタイムズでは、そんな湖川さんの「過去から現在までの道のりに迫る!」として、アニメーター人生を劇場用長編とテレビアニメ両方にわたってうかがってきました。


 

湖川友謙 プロフィール

湖川友謙(こがわ とものり)1950年生まれ 北海道出身。

『巨人の星』(68年)の動画からアニメーションの仕事を始め、『科学忍者隊ガッチャマン』(72年)、『破裏拳ポリマー』(74年)などタツノコプロ作品の原画を手掛ける。キャラクターデザイン、総作画監督を務めた劇場用アニメ『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』(78年)は、映画史に残る大ヒットを記録した。

70年代後半からは富野由悠季監督とコンビを組み『無敵鋼人ダイターン3』(78年)から『重戦機エルガイム』(84年)まで、サンライズ制作のロボットアニメで活躍。『新世紀エヴァンゲリオン』(95年)での花畑まう名義の作画監督を含め、複数のペンネームで多くのアニメに関わっている。

00年以降は『さよなら絶望先生』(07年)、『俗・さよなら絶望先生』(08年)、『宇宙戦艦ヤマト 復活篇』(09年)、『ふるさと再生 日本の昔ばなし』(12年)、『宇宙戦艦ヤマト2199』(12年)、『ルパン三世』(15年)、『6HP シックスハートプリンセス』(17年)などの作品で活躍を続けている。

【画集】湖川友謙 サンライズ作品画集
【アニメイトオンライン】【画集】湖川友謙 サンライズ作品画集

 

主な代表作

『科学忍者隊ガッチャマン』(1972年)
『破裏拳ポリマー』(1974年)
『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』(1978年)
『銀河鉄道999』(1978年)
『無敵鋼人ダイターン3』(1978年)
『伝説巨神イデオン』(1978年)
『戦闘メカザブングル』(1982年)
『聖戦士ダンバイン』(1983年)
『重戦機エルガイム』(1984年)
『オーディーン 光子帆船スターライト』(1985年)
『宇宙の騎士テッカマンブレード』(1992年)
『さよなら絶望先生』(2007年)
『俗・さよなら絶望先生』(2008年)
『宇宙戦艦ヤマト 復活篇』(2009年)
『ふるさと再生 日本の昔ばなし』(2012年)
『宇宙戦艦ヤマト2199』(2012年)
『ルパン三世』(2015年)

 

27歳の若さで『さらばヤマト』のキャラクターデザイン、総作画監督に――――現在はイベント公開作『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち(※1)』の原画に参加されていますね。

湖川:『ヤマト2202』の原画に参加したのは、『宇宙戦艦ヤマト 復活篇(※2)』(2009年)のメカニック演出を担当した羽原信義くんが、『ヤマト2202』の監督になったので、そこからのご縁ですよ。それで羽原くんから「彗星帝国側のズォーダーを描いてほしい」と言われたので、「私の原画を修正しないということなら描くよ(笑)」ってことで加わったんです。

当初は彗星帝国側のキャラは私が全部作画してもいいよと返事したんです。ただ、スタジオ側の発注スケジュールのことや先方の都合も色々あると思いますしね。依頼があった時だけ敵側の原画を少し描いてます。

【Blu-ray】劇場版 宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち 1
【アニメイトオンライン】【Blu-ray】劇場版 宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち 1

▲※1:宇宙戦艦ヤマト』のリメイク作である『宇宙戦艦ヤマト2199』の続編。『宇宙戦艦ヤマト2202』は、劇場アニメ『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』と、そのTV版『宇宙戦艦ヤマト2』のリメイクとなる。彗星帝国ガトランティスとヤマト乗組員の戦いを描く。『ヤマト2199』と同様に20数分ほどのエピソードを複数組み合わせ映画館でイベント上映を続けている。

【Blu-ray】映画 宇宙戦艦ヤマト 復活篇 ディレクターズカット
【アニメイトオンライン】【Blu-ray】映画 宇宙戦艦ヤマト 復活篇 ディレクターズカット

▲※2:2009年12月公開。『ヤマト 完結編』(1983年)の物語を引き継ぐ26年ぶりの続編で、『宇宙戦艦ヤマト」シリーズで長らくプロデューサーを務めた西﨑義展が自ら監督に就任した。西﨑から直接の依頼で湖川はキャラクターデザインに参加。西﨑の没後、その遺志を継いだスタッフによって元の構想にあったラストシーンを再現したディレクターズカット版が2012年2月に公開された。

 

――『ヤマト2202』は70年代の大ヒット映画『さらば宇宙戦艦ヤマト(※3)』(1978年)と、そのテレビ版『宇宙戦艦ヤマト2』(1978年)のリメイク作ですが、当時、湖川さんは20代の若さで『さらばヤマト』のキャラクターデザインと総作画監督を担当されましたよね。どういう経緯で作品に参加することになったか覚えていますか。

湖川:よく覚えています。あの時は27歳でした。

東映動画(現・東映アニメーション)で僕を可愛がってくれていた横井さんから、春に公開する長編映画のキャラクター作りと作画監督をやらないかと言われていたんです。

そうしたらたまたま、その時期に『宇宙戦艦ヤマト』の西﨑義展プロデューサーが東映動画に『ヤマト』の新作映画作りの話を持ち込んできたんです。

それで私がキャラクター作りで関わるはずだった長編映画の企画は『ヤマト』に変わりましてね。別にいいですよって、その話を請けたんです。
その後、横井さんより「総作監じゃないと嫌だよね」と言われ即答しました。おそらく無名の若者を、西﨑さんが不安に思ったのだろうと今は思います。

西﨑さんとは打ち合わせの時に初めて会いました。他のスタッフよりも私ひとりだけ先に呼ばれて話をしましたね。実はテレビシリーズの『ヤマト』も少しだけ原画は手伝っていたんですが、ほんとうに少しだけだったこともあって、西﨑さんは私のことを知らなかったんですよ。

総設定の松本零士さんとは、最初にキャラのラフを作った時に会いました。松本さんが「(ヒロインの)森 雪のスタイルが違う。女性のからだはこうではない」と言って目の前で雪のからだを描き直したんです。自分は、「(女性のからだはでなく、)雪のからだは」と言って欲しかった。「女性のからだ(の描き方)には私にもこだわりがある」と思いましたね(笑)。初対面では、そんな出会いでしたが、松本さんとはその後も何度も会っているし、仲が悪いというわけじゃないですよ(笑)

【Blu-ray】映画 さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち
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▲※3:1978年8月公開。テレビシリーズを再編集した前年の映画『宇宙戦艦ヤマト』に次ぐ劇場版の第2作目。登場人物の大半が戦死する内容のため、当時としては完結編の位置づけであった。配収21億円を超える大ヒットを記録し、同年10月からは映画の物語を全26話のテレビシリーズに再構成した『宇宙戦艦ヤマト2』が放送された。

 

――松本零士さんとは、『さらばヤマト』の後もテレビアニメ『銀河鉄道999(※4)』(1978年〜1981年)で仕事を一緒にされていますもんね。

湖川:そうです。『999』は、最初、別の方がキャラクターデザインを担当していたけど、降りることになったのでキャラデザと総作監の依頼が来ました。

でも番組放送中に制作と大ゲンカして降りちゃって、手塚治虫さんの手塚プロが制作する『火の鳥2772(※5)』(1980年)を手伝っていた。そうしたら『999』の監督から電話が来て「『火の鳥』が終わってからでいいからまた戻ってきて下さいよ」と頼まれたので現場に戻ったんです。

しばらく経ってサンライズ制作の『伝説巨神イデオン(※6)』(1980年)が始まることになったので、2度目の降板では円満に『999』を去ったんです。
キャラクターの絵は松本さんの原作を全然見ないで描いたんです。前の方のキャラクターを私なりに直してキャラ表を作ったから、漫画の絵は参考にしてません。だけど松本さんからは『999』の仕事で大変気に入られました。

【Blu-ray】TV 銀河鉄道999 テレビシリーズ Blu-ray BOX-1
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▲※4:1978年9月放送開始。松本零士の同名漫画のアニメ化。宇宙を走る蒸気機関車スリーナイン号に乗った少年、星野鉄郎と謎の美女メーテルが様々な惑星を旅する。当時の松本アニメブームに乗って放送期間は2年半のヒット、その中でテレビスペシャルも3本製作された。キャラクターデザインは荒木伸吾&姫野美智、湖川友謙(当時のクレジットは湖川滋)、小松原一男と何度か変わっている。

【DVD】火の鳥2772 愛のコスモゾーン
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▲※5:漫画家・手塚治虫のライフワーク『火の鳥』を手塚自らが監督、脚本を務め、22世紀の宇宙を舞台に壮大なスペースオペラの長編アニメとして映画化。1980年3月公開。正式タイトルは『火の鳥2772 愛のコスモゾーン』。

【アルバム】伝説巨神イデオン 総音楽集
【アニメイトオンライン】【アルバム】伝説巨神イデオン 総音楽集

▲※6:1980年5月放送開始。富野喜幸(現・由悠季)監督が『機動戦士ガンダム』に続いて制作したロボットアニメ。湖川友謙によるリアルタッチなキャラクターと、2つの種族の激しい戦争の行方が注目を集めるが、番組は第39話で打ち切りに。未放映エピソードはのちに映画化という形で公開された。庵野秀明を始め、現在の多くのアニメクリエイターたちに影響を及ぼした作品。

 

――なるほど。ではヤマトの方に話を戻しますが……『さらばヤマト』はとても短期間で作った映画という話を聞いていますが、どれくらいの期間でしたか?

湖川:無茶苦茶大変な5ヵ月でした(笑)。家にも帰らず机の下で眠って起きたらすぐ仕事という現場でしたね。総作画監督としてキャラクター設定と作監修正の作業などはやりましたけど、5ヵ月じゃとてもこなせる仕事の量じゃない感じでした。(期間を考えると)全ての絵に目を通せるわけがない。制作現場では5ヵ月間にいろんな事がありました。

当初は、メカの作画担当の人がいたんですが、『さらばヤマト』の現場にテクニカル・ディレクターとして入っていた石黒昇さん(※7)が、途中からメカ作監も受け持ってくれたんです。ある時、石黒さんが、直しようがないメカの原画を持ってきたりもしました。そんな時は、制作に内緒で私が修正を入れていました。

【アルバム】TV 超時空要塞マクロス マクロス
【アニメイトオンライン】【アルバム】TV 超時空要塞マクロス マクロス

▲※7:1963年のモノクロ版『鉄腕アトム』の時代から原画を描いてきたアニメーターにして演出家。『宇宙戦艦ヤマト』テレビシリーズ1作目からアニメーションディレクターとして絵コンテなどに加わっている『さらば宇宙戦艦ヤマト』ではテクニカル・ディレクターとして参加。代表作は石黒自ら創業したアニメ制作スタジオ、アートランドで企画から手掛けた『超時空要塞マクロス』(82年)。2012年没。

 

――『さらばヤマト』は登場人物の大半が死んでしまう衝撃的な内容もあって大ヒットしましたが、湖川さんのところに作品の反響は届いていましたか?

湖川:いやぁ~あんまり……。あとからニュースなどで観客動員数が1位とか、そういう話は聞きましたけどね。

公開中は映画館に行ってお客さんの反応は見ていましたよ。上映が終わったあとロビーの椅子に座って周りの様子を眺めていると、若い子は喜んでいましたけど、親子連れの母親の方は「ただの戦争映画じゃない」って言ってました。まぁ、年配者にはそういう風にしか見えないよね。
『さらばヤマト』はもともと、『宇宙戦艦ヤマト』の完結編のつもりで作ったから登場人物はみんな死んだ。だけど結局は(続編が制作されて)続いてましたよね(笑)(※8)。

【Blu-ray】MV SERIES さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち
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▲※8:多くの登場人物が死亡した劇場アニメ『さらばヤマト』とは異なり、主人公たちが生還する結末のテレビ版『宇宙戦艦ヤマト2』を正編として、そこから続編のテレビスペシャル1本、テレビシリーズ1本、長編映画3本が制作された。よって実際は死者が蘇ったというわけではない。

 

『イデオン 発動篇』と、CG導入の苦心談『ゴルゴ13』の思い出――その後、アニメブームが起こり様々な長編映画が作られる中で、日本サンライズ(現・サンライズ)は『機動戦士ガンダム』の3部作映画を経て、『伝説巨神イデオン』の劇場版『イデオン 接触篇/発動篇(※9)』(1982年)を送り出します。『イデオン 接触篇』はテレビシリーズの総集編ですが、新作部分も結構入っていますね。

湖川:いや、それほどでも……総集編のための新作カットは僅かです。

『イデオン』はテレビシリーズを1年近くやって打ち切りになりましたが、映画化の話などは全然ないまま、サンライズから現場の作業は続けてほしいと言われたので長く関わっていました。打ち切りのために放送できなかった4話分かな? それは、そのまま制作を進めていました。

だから『イデオン』の劇場版って全然映画的な現場ではなくて、テレビシリーズの作り方をしていました。でも作業途中で劇場版として公開する話が決まったので、最後の方は力の入れ方がちょっと変わっただけ。ちょっとですよ(笑)。

映画の『発動篇』にあたるテレビ未放映エピソードは、人物の動画も私の会社ビーボォー(※10)の弟子たちにやらせていますが、その動画も全部修正で画を直してるんです。作画監督と原画だけでなく動画のチェックと修正なんて、今じゃとでもできないですね。

【Blu-ray】TV 伝説巨神イデオン Blu-ray BOX
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▲※9:1982年7月公開。『伝説巨神イデオン』テレビシリーズの再編集に新作部分を若干加えた総集編の『接触篇』と、未放映エピソードの完全新作による『発動篇』の2本立て興行で劇場公開した。上映時間は2本あわせて3時間近くになる。『発動篇』は敵味方、両陣営のキャラクターたちが次々と凄絶な死を遂げる場面にファンが衝撃を受け、現在に至るまで語り草になっている。

【Blu-ray】劇場版 ベルセルク 黄金時代篇 Blu-ray BOX
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▲※10:湖川友謙が設立したアニメの作画スタジオ。劇場アニメ『ベルセルク 黄金時代篇』三部作や、テレビアニメ『いぬやしき』などのキャラクターデザインを手掛けている恩田尚之を始め、色々なアニメで活躍中の多くの現役アニメーターがスタジオから巣立っている。

 

――『イデオン 発動篇』は登場人物が全員死んでしまいますね。登場人物が全滅するラストシーンをどう思いますか。

湖川:死んで魂になったキャラクターたちの中に「幸せになろうね」との台詞がある。生命論的には、あれ程、人の命を奪った者が生まれ変わって幸福にはなれない、決して。しかし、アニメーションのもの創りからすると、その意味での思想は不必要かと思う。お富さん(※富野由悠季監督の愛称)の世界のビジュアルを作る係の私は、画の方で何とかしようと思いました。

――その翌年に公開された『ゴルゴ13(※11)』(1983年)は、日本のアニメ映画に初めてコンピューターグラフィックスを本格的に導入した作品ですが、湖川さんはコリオグラフィーという肩書で参加されていますよね。具体的にはどういう仕事だったんですか。

湖川:コリオグラフィーというのは物をどうやって動かして行くかを見る仕事です。ヘリコプターはどう動きに溜めを出すかとか、ここを速くとか、そういうCGモデルの動きに関わりました。

『トロン』(1982年)という海外のSF映画も世界初のフルCGで作った映像があるんだけど、あの映画にはディズニーのアニメーターが3人ほど動きのタイミングを見る役割で関わってるんです。だから『ゴルゴ13』での私の仕事も『トロン』のディズニーアニメーターみたいなポジションでした。

トーヨーリンクス(※12)で、阪大の木村先生中心に開発したLINKS-1(リンクス・ワン)というコンピューターで映像を作る部署に入ったんですが、あの当時はハードを作りながらソフトも作るという、今からは信じられない時代でした。だからCG作成スタッフは「待ってください、待ってください」を繰り返すばかりで、私は全然現場に入れないんです。CGモデルを作る作業になかなか取り掛かれなくて、そこから先に進まなかったんです。

結局、先に全部モデルを作るところまでは若手のCGスタッフたちに任せて、最後に動きの調整を見るという流れならどうだろうかと思いました。タイミングさえ上手く測れれば見せられるものになるだろうという自信がありましたからね。

ところが最後の方の段階になって、それすらも出来ないと言われて「自分は何をしに来てるんだ?」と思いました。まぁ、CGチームの大学生の子たちと話して楽しかった思い出はあるのですけど。そんな調子だから、しょっちゅうスタジオに通っていたけど、当時自分でどんなことをやったのかは、あまり覚えていないですね。

【DVD】TV ゴルゴ13 I
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▲※11:1983年5月公開。さいとう・たかをの同名漫画の映画化。アニメーション部分は出崎統が監督した。オープニングタイトルとクライマックスのヘリコプター飛行シーンなど一部分に日本アニメ映画では初となる3DCGを採り入れ、“世界初のCOMPIX(コンピクス)”として宣伝された。COMPIXとは「コンピューター」と「ピクチャー」を合わせた造語。

※12:映画フィルムの現像処理をしていた会社、東洋現像所がコンピューターグラフィックスの制作に乗り出して1980年代にトーヨーリンクスとなる。CG業界を牽引したのち、株式会社IMAGICA(イマジカ)に社名を改めた。現在はフィルム現像やテレビ番組のVTR編集といった映像制作事業を主とする。

 

――現在のアニメ業界、映画業界には欠かせないCG技術ですが、80年代当時の困難たるや想像を絶するハードルの高さですね……。

湖川:今はPCの画面上の色を一瞬で全部塗り替えることが出来ますけど、LINKS-1の処理能力が当時どれぐらいだったか教えましょうか。

PC画面のドットという粒がありますよね。その画面を埋め尽くすドットの色を変えるように作業指令を出してから家に帰ります。それで翌朝に出社すると進行率が70%と出ているわけです。一晩経っても全体の7割だけしか色を変えられない時代だったから、そんな処理速度のマシンで何をやっても、おおよその見当は付くでしょう?

今のソフトを使ってコンピューターで絵を描いてる人が『ゴルゴ13』のCGパートを見たら、こんなの簡単に出来るじゃないかと思うかも知れない。でもあの当時は、オープニングに出てくるCG製の頭蓋骨ひとつ作るのも時間がかかって凄く大変だったんです。

――アニメ本編の作画スタッフや監督の出崎統さん(※13)と会ったり話し合う機会はありましたか?

湖川:なかったです。アニメパートとCGパートは分業でそれぞれ全く別に動いていましたから。

さいとう・たかを先生の『ゴルゴ13』はビッグコミックの連載第1回目からハマって大好きでした。だけど完成したアニメ映画は全編通して観たことは1度もないんです。もちろんLINKS-1で作ったCGパートは当時見ています。

『ゴルゴ』にCGを導入した詳しい経緯を私は知らないんですけど、この映画のプロデューサーの山本又一朗さんと、CG製作総指揮で関わってるトーヨーリンクスの大村皓一さんが仲良かったらしいんです。多分その縁で一緒にやろうという話になったと思います。

【Blu-ray】劇場版 あしたのジョー2
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▲※13:1960年代からアニメの絵コンテ、演出などで活躍した。監督としての代表作は『エースをねらえ!』(73年)、『あしたのジョー2』(80年)、『スペースコブラ』(82年)など。人物の表情や劇的瞬間の1カットを静止画で見せる独特の演出(専門的にはハーモニー処理という技法)を得意とし、アニメーターの中にも熱烈なファンを持つ。2011年没。

 

09年、再びヤマトの現場に。そして故・西﨑プロデューサーへの想い――『宇宙戦艦ヤマト 完結編(※14)』(1983年)から久々の続編となる『宇宙戦艦ヤマト 復活篇』(2009年)で、再び『ヤマト』の映画に関わることになるのですが、また『ヤマト』に参加したのは西﨑プロデューサーからお声がかかったのですか?

湖川:ある時、西﨑さんから「湖川ちゃん、捜したよー」って電話がかかってきましてね、「新しい『ヤマト』を作るから手伝ってほしい」という話だった。

私にキャラクターデザインを頼むなら全部任せてくれれば良いのに、高橋信也さん(※15)など他の人にもキャラデザを依頼して作品に入れてくる小細工をするでしょ、西﨑さんは(笑)。あれには私も色々と言ったんだけど、あんまりこっちから意見を言うとあの人は黙って、何も言わなくなっちゃうんです。最初に約束はしているんです。デザインは私のもので決定するとね。

『復活篇』は、本物の『ヤマト』を作ろうと取り組んだ映画でした。本物とは漫画っぽくないという意味です。松本零士さん特有の漫画らしさの雰囲気を無くしたキャラクターを創ったんです。だから船医の佐渡酒造も最初は佐渡っぽくないデザインでキャラを作ったんだけど、西﨑さんが「佐渡に見えないよね」と言うから、そりゃそうだと昔のシリーズのキャラにしました。

最初に女性キャラの絵を4、5体作って持っていったら、西﨑さんがそのデザイン画に感心してもらえたんだけど、やっぱり可愛い感じのキャラクターが好きだから、高橋信也さんや、漫画家の国友やすゆきさんの絵を入れることになった。私だって可愛いキャラは描けるんだから、最初からそういう希望を伝えてくれれば、オーダーに寄せたデザインのものを創れるんです。

ある日の制作中に西﨑さんが「この漫画、どう思う?」って国友さんの漫画本を私のところに持ってきました。結局、9体ぐらい変えたいことになり、仕方ない中、見せないと解決出来ないと思い、次の打ち合わせで9体見せた所、「うーん、やっぱりこりゃダメだね」と丸々没にされました。だから国友さんの画を参考にしたキャラは最終的に使われず、髪型とか一部分はキャラクターに残ってます。

西﨑さんは音楽のセンスを始め色々と賢い部分がある人だけど、絵のことだけは全然分からない人だった。実際に描いて見せないと分からないんです。『復活篇』は準備期間がやたらと長い映画で、絵コンテだけで1年もかけていた。作画も1年以上はかかったんです。

【Blu-ray】映画 宇宙戦艦ヤマト 完結編
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▲※14:1983年3月公開。74年から続いた『宇宙戦艦ヤマト』シリーズの最終作として公開された。地球の危機を救う手段として艦長ひとりを乗せたヤマトの自爆で物語は幕を引くが、そのヤマトを修復して再び異星人との戦いに赴く『ヤマト 復活篇』という続編が26年後に制作された。

※15:1960年代から活動しているアニメーター。『ひみつのアッコちゃん』(69年)、『魔法のマコちゃん』(70年)、『魔法使いチャッピー』(72年)など東映動画の魔法少女アニメでキャラクターデザインを手掛ける。『ヤマトよ永遠に』、『宇宙戦艦ヤマト 完結編』、『宇宙戦艦ヤマト 復活篇』では他のデザイナーと共同でキャラクターデザインに参加している。

 

――『ヤマト 復活篇』は公開から3年後にディレクターズカット版が制作されましたよね。西﨑さんの最初の構想を汲んだラストシーンを描くという趣旨で、物語の細部が絵も含めて変わりました。

湖川:あれはすっきりして良かった。最初の公開版の雪の裸は、ないだろうと思っていた。

『復活篇』の初期の制作会議の時に西﨑さんから「何かネタはないか」と聞かれて、雪の裸でも出したらどうですかと冗談で言ったら「おっ! 裸はいいな!」と本当にやることになったの。でも作画スタッフからあがってきた裸の原画は絵があまり良くなかったので、私が作監修正で描き直そうと思ったんです。
ところが西﨑さんがその絵を気に入ってると言ったので、結局直さずそのままにしておくことになりました。だけどディレクターズカット版では、その場面はカットです。

最初の公開版のラストでは、大破した(ヤマトの)第三艦橋で宇宙空間が丸見えになった状態で乗組員が死んでいるけど、ああいうのは本来あり得ないです。

『さらばヤマト』のデスラー(※16)も、戦艦のハッチを開けて一人だけ宇宙に飛んで死ぬ。本当なら真空状態で全員死ぬはず。でもそれは宇宙で旗なんかなびかないだろうと突っ込む話と同じで、アニメ的に魅せる描き方をしなきゃいけないものなんです、『ヤマト』も然り。

【Blu-ray】OVA 宇宙戦艦ヤマト2199
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▲※16:『宇宙戦艦ヤマト』と、その後続作に登場する敵将。『さらばヤマト』では、かつて一度は敗北したヤマトに再挑戦するも再び敗れ、戦艦のハッチを開いて自ら宇宙に身を投げる。そのテレビ版である『宇宙戦艦ヤマト2』では生存し、続編にも出演。
(写真は、『宇宙戦艦ヤマト2199』版。男性キャラがデスラー。)

 

――『ヤマト 復活篇』最初の公開版のあと、西﨑さんは亡くなってしまいましたね……。

湖川:私がサンライズの作品の何かで忙しかった時期に、西﨑さんから会いたいと呼び出されたことがあるんだ。

「今度ヤマトを作るんだけど手伝って欲しいんだけど? 手伝ってくれたらこれあげる」と言って、机の上に100万円の札束があるの。「いや俺、本当に忙しくてそれどころじゃないんですよ。金を積まれて俺がやると思う?」と断ったけどね、お金の問題じゃないからって。それは『ヤマト 完結編』じゃなくて、それよりも前の話。『完結編』は全然手伝っていないです。

でもね、『さらばヤマト』のあとでも西﨑さんのアニメは少し手伝ったものはあるんですよ。『宇宙空母ブルーノア(※17)』(1979年)をちょっとやって……『ヤマト』はパンダみたいな敵が出てくる長編を手伝ったな(※18)。

西﨑さんとの仕事でのトラブルもあったし、文句を言いだしたらきりがないけど、私は嫌いじゃなかったですよ。亡くなった人の悪口を言っても仕方ないよね。
凄く勉強を重ねてきた人だし、音楽やビジュアル面などに良い感覚を持っている面白い人だったと思う。だから亡くなったと聞いたときはやっぱり寂しかったですよ。


※17:1979年10月放送。『宇宙戦艦ヤマト』でヒットを飛ばした西﨑義展が企画、原案を担当したSFテレビアニメ。しかし『ヤマト』ほどの人気を得られず半年弱で放送を終えた。なお、宇宙空母というタイトルに反して物語の大半は地球の海上が舞台で、宇宙へ出るのは最後の方。

※18:白い顔で目の周りに黒い隈取がついた敵・暗黒星団帝国が登場する1979年放送のテレフィーチャー『宇宙戦艦ヤマト 新たなる旅立ち』。

 

富野由悠季監督とのコンビでサンライズのロボットアニメ時代が幕を開ける

【Vita】スーパーロボット大戦X 通常版
【アニメイトオンライン】【Vita】スーパーロボット大戦X 通常版

 
――次に「スーパーロボット大戦」に参戦しているサンライズロボットの歴史を追いながらテレビアニメのお仕事を色々とうかがいたいと思います。

富野由悠季監督のロボットアニメ『無敵鋼人ダイターン3(※19)』(1978年)は、敵側のキャラクターだけ湖川さんがデザインしていますが、主人公側を手掛けなかったのはなぜですか?

湖川:お富さんはタツノコプロの『破裏拳ポリマー』(1974年)で過去に仕事をご一緒していたんだけど、『ダイターン3』の監督をやることになって、私に「キャラクターデザインを頼みたい」と直接電話をしてきたんです。

でもその時、自分の用事で一週間ほどスケジュールが取れなかったので、それが済んでから自分でサンライズ本社を訪ねて行ったんです。そうしたら3人ぐらいで別の人がデザインした『ダイターン3』のキャラクターを検討している最中だった。

お富さんが「あっ、まずいところを見られたな」と言ったけど、もともとすぐ予定を空けられなかった私の方が悪いので、他の人でキャラが決まったのならそれで構いませんよと伝えて帰ろうとした。そうしたら「敵側がまだ何も決まっていないので、敵の方だけでもキャラをお願いできませんか」と、プロデューサーに引き留められて、その話を請けることになったんです。

ただ、もしもメインキャラ全部を自分が引き受けていたら、おそらく『伝説巨神イデオン』っぽいものにしていたはずです。リアル路線のキャラクターをやりたいなと最初に思っていたので。しかしそうなると、前と同じことをやりたくない主義だから、『イデオン』のキャラもまた、実際に放送されたものとは全然違うキャラクターになっていたでしょうね。

▲※19:1978年6月放送開始。前年の富野監督のロボットアニメ『無敵超人ザンボット3』がハードかつシリアスな作風だったのとは打って変わり、コミカルな要素が強い。児童向けアニメ『アンパンマン』の主役を演じている戸田恵子が、声優デビューを果たした作品で、その戸田を含め、大ヒット作『機動戦士ガンダム』に出演することになる声優が多く出演している。
 

――富野監督と次にコンビを組んだ、その『イデオン』では、キャラクターだけでなく敵のメカも湖川さんがデザインをしていますね。キャラとメカを両方やることになったのは、どういう経緯ですか。

湖川:『イデオン』のスタッフには、サブマリンというメカデザインのスタジオが関わっていたんですが、「上がってきたメカの絵を湖川さんに持っていけと富野さんに言われた」と、制作進行の人が伝えて来たんです。それは私に、そのメカをなんとかせいって話ですよね。それで重機動メカ(※20)のロッグ・マックとガンガ・ルブ……あとはザンザ・ルブなどをデザインしました。ガンガ・ルブなんて食事をしているレストランで三面図を描いたんだよね。

メカっていうのはロボットではない車とか乗り物、ああいう形が変わらないものだと思っています。メカを描くのは人間のキャラクターを考えるよりも簡単ですよ。私は20代でパースの取り方を見つけて何でも描けるようになったけど、メカを描くのが難しいという人が割と多い。何でだろうね。

――前髪を直線的に切りそろえた敵のバッフ・クラン側の人物はみんな個性的な外見ですよね。あのイメージは何か元ネタがあるのでしょうか?

湖川:元ネタとかはないです。でもあとで、もしかしたらあれが自分の中で好きなイメージとして頭の中に残っていたのかなぁと思うのが『謎の円盤UFO(※21)』ね。あの作品のオペレーターが好きだったの。思い返してみるとあのキャラクターの印象が自分の中にあったのかも知れないな、というのは思いますね。

――未放映エピソードを残したまま番組の打ち切りが決まった時に、話の畳み方をどうしようかなどスタッフ間で話し合いの場はありましたか?

湖川:それはなかったです。サンライズからは現場の作業はそのまま続けて欲しいと言われていましたからね。それからしばらく経って映画化の話が出てきたのであって。
ただ、テレビシリーズ自体は何かそれらしい話で締めて終わらせなきゃならないから、監督は辛かっただろうと思いますよ。

※20:『伝説巨神イデオン』に登場する敵側のメカ兵器の総称。多くのロボットアニメに見られる人型ロボとは異なり、ポッド型や三脚など非・人間型の特殊なフォルムを有する。

※21:1970年に日本でテレビ放送されたイギリス製作の実写SFドラマ。製作総指揮は『サンダーバード』でも有名なジェリー・アンダーソン。未確認飛行物体すなわちUFOに乗った異星人の侵略行為を阻止する地球防衛秘密組織の戦いを描く。

 

『ザブングル』、そして『ダンバイン』――『イデオン』が終わってすぐ『戦闘メカ ザブングル(※22)』(1982年)にも参加されていますが、『ザブングル』の企画は当初、吉川惣司さん(※23)が監督ということで進められていたんですよね。

湖川:そうです。『イデオン』のシリーズ中程に、ギャグ、それもシャレのあるギャグがやりたいと思ってね、リアル路線と違う方向のキャラクターを作って温めていたんです。

吉川さんとは仲が良かったから、彼が次回作の監督になったと聞いて、新しいキャラクターを4~5体ほど作って持って行ったんです。吉川さんは『イデオン』っぽいリアル系のキャラが出てくると思っていたのかビックリしてね。吉川さんは前年に『太陽の牙ダグラム(※24)』のキャラクターをデザインしていたから、「僕はダグラムのキャラしか描けない。湖川さん、このキャラで他のキャラ合わせられますか?」と。私は「世界が決まれば、他は右手が勝手に描いてくれます」と言ったら絶句されました。

だけどその後、事情は知らないけど吉川さんが降板することになって富野さんが後任に決まったんです。それで井荻のスタジオで打ち合わせをすることになって出向いたら、もうお富さんが先に待っていて開口一番「俺でいい?」って(笑)。いや、良いも何も監督はサンライズが決めることだからね。

 

――『サブングル』のキャラクターはみんな、瞳の中のハイライトが斜線一本で表現されている独特な目ですね。あれはどういう発想で生まれたんですか。

湖川:ある日ふと……なんとなく思いつきました。

瞳のハイライトなんて、目に光が映り込んだものでしょ。四角いライトを見つめればハイライトは四角くなる。よく取材で「『ザブングル』のキャラクターの目は何故ハイライト一本線なのか」と聞かれるんだけど、面倒くさいから「(物語の舞台の)惑星ゾラの上空には長~い蛍光管みたいなのが一本通ってるんだ」って言ってる。本当はそんなことないと思うけど(笑)。

『ザブングル』は、劇場版『イデオン』の作業と並行していたので、私は第1話しか作監やっていないんです。『ザブングル』はギャグものにしたかったけど、ドタバタものにはしたくなかったんです。だけど離れている間に演出も作画も普通になっていた。これは良くないなと思ってね……。
『イデオン』の仕事が終わって現場に戻ってから、中盤の作監を1本担当して色々な試みの動きをやってみたけど、結局最後までドタバタものの雰囲気で終わった感がありますね。

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▲※22:1982年2月放送開始。リアルタッチなキャラクターデザインの『イデオン』からは雰囲気がガラリと変わり、主人公ジロン・アモスは真ん丸顔に太い眉毛。他のキャラクターもコミカルで可愛いデザインの人物が多数登場する。番組序盤から主人公ロボは同型が2体あり、中盤から外見の異なる2号ロボが登場するというトピックがある。放送終了後に再編集の劇場版『ザブングルグラフィティ』が制作された。

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▲※23:1970年代から活動しているアニメ演出家。サンライズ作品では『太陽の牙ダグラム』(81年)、『装甲騎兵ボトムズ』(83年)などに絵コンテで参加。監督を降板した『戦闘メカ ザブングル』には脚本の立場で加わっている。監督作に映画『ルパン三世 ルパンVS複製人間』(78年)。

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▲※24:1980年10月放送開始。独立戦争や政治ドラマに重点を置いたロボットアニメで、コンバットアーマーと呼ばれる戦闘用メカによるミリタリー色の強い戦いが描かれた。登場メカの数々はプラモデルでも発売され、関連商品と視聴率の好調で1年半(全75話)の放送を全うした。

 

――『ザブングル』の後番組が『聖戦士ダンバイン(※25)』(1983年)。異世界ファンタジーもののロボットアニメで時代を先取りしていましたね。

湖川:ファンタジーものは日本では受けないという噂があったんですけど、お富さんがそれをやるというので私も冒険したいと思った。

世界観作りの打ち合わせとかは何もなくて、ただ系統図みたいなものを受け取っただけでした。あの物語は“ナの国”とか“ミの国”とか、そういう名称で国が分かれているでしょう。簡単な世界観の文章と系統図をもらってキャラクターを創りました。だけどファンタジーの中だけで物語を作っていくのは手詰まりになるだろうという予感みたいなものはあった。それで中盤はメインキャラとロボットを異世界から地上に出す展開にしちゃったんだろうけど、私は地上編が辛い。ファンタジーは感覚的に難易度が高いのかもしれない。

2号ロボを出して欲しいという要望が来たので、ダンバインのフォルムを意識したデザインの物を作っておきました。スケッチを見たお富さんからは「大人の趣味だね」なんて言われたが、私は気に入ってました。

その後、スポンサーから2号ロボに変形ギミックの導入希望もきました。最初にデザインしたものは、どう考えても変形しそうにないスタイルだったので、玩具的なアイディアを採り入れながらビルバイン(※26)のデザインをまとめたんです。バルサを削ったモデルを作って変形システムも考えたんです。

最終的には向こう(スポンサー)がやりたいような玩具っぽい物になったけど、不思議とビルバインはファンに人気があるんだよね。あの作品の世界観に合ったロボットじゃないんだけどな。
そんなこんなで、『ダンバイン』は辛かったですね。だから後半はほとんど作監やっていない。気分的には『ダンバイン』は第1話と2話だけ観てくれればいいよ(笑)

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▲※25:1983年2月放送開始。異世界バイストン・ウェルに召喚された地上人のショウ・ザマが、オーラの力で動くオーラバトラー ダンバインで敵と戦う。第16話からしばらくの間、舞台が地上に移るので、この辺りのエピソードを地上編と呼ぶ。富野由悠季自身の手による、バイストン・ウェルを舞台にした様々な物語が、小説、アニメなどの媒体で発表された。巨大な甲虫のような外見のオーラバトラーは今も根強いファンを持っている。

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▲※26:サンライズ制作のアニメ『聖戦士ダンバイン』に番組後半から登場する、いわゆる2号ロボ。飛行形態から人型形態に変形する機能があり、ダンバインよりもハイスペックの戦闘力を持つ。インタビュー中にあるように湖川友謙のデザインである。(ビルバインは、写真奥の機体)


 

――『重戦機エルガイム(※27)』(1984年)には、キャラデザや原画ではなくアニメーションディレクターという肩書で参加されていますね

湖川:お富さんから役職はアニメーションディレクター1本でと頼まれたので、最初の頃から作画打ち合わせには全部出ていたんですよ。

でも各話演出の人たちが作画の人に対して、お富さんが会議で言ったことをただ伝えているだけだった。だからそういうのは止めなさいと言ったんです。「あなたがあなたの演出論で、作画に関りがあることだけを話しなさい、お富さんが会議で話していたことを言ってるだけじゃダメでしょう」って。そんな感じで現場がつまらなくなって打ち合わせには出なくなった。

 
そうそう、『エルガイム』はオープニングとエンディングの絵コンテも担当してと言われたんだ。コンテなんて全然やる気はなかったんだけど、主題歌を3日間ぐらいエンドレスで聴いて、絵コンテ切ったのは30分でした。イメージさえ固まれば絵コンテを切るのは速いです。

それに気を良くされたのか分からないけど、放送途中で1本だけ絵コンテを描くことになりました(第15話)。あの頃は自分が関わったアニメのイベントがやたらと多くて何だか忙しかったなぁ。それで出かけるときにシナリオを持って行って移動中などに読みました。本編の絵コンテをやるのはその時が初めてでした。

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▲※27:1984年2月放送開始。ヘビーメタルと呼ばれる人型ロボット兵器に乗る青年ダバ・マイロードが、義理の妹を探しながら仲間との出会いや宿敵との戦いに身を投じて行く。アニメーターやメカデザイナーなどのスタッフを若手中心で編成した。断続的だが20年以上も連載が続く漫画『ファイブスター物語』で現在知られる永野護が20代の時に、登場キャラクター全般とヘビーメタルのデザインを兼任している。

 

――『エルガイム』の仕事は達成感がなかったですか?

湖川:同時期に声をかけられていたタツノコプロの『超時空騎団サザンクロス(※28)』(1984年)を手伝っていれば良かったなと今では思いますね。

『サザンクロス』の監督からキャラクターデザインを頼まれた時は多忙を理由に断ったんだけど、それでもまた頼みに来てくれて。だからキャラクター原案だけ引き受けたの。

『サザンクロス』をしっかり手伝ってあげれば、もっと面白くできたんじゃないかなぁ。キャラクターは良かったからね。『サザンクロス』の監督とは今も仲良しなんです。

――では最後に、湖川さんのこれからの夢や抱負、やりたいことなどを聞かせて頂けますか。

湖川:やりたいことか……。少年隊の『19 ナインティーン(※29)』(1987年)っていう映画を知ってます? あれに出てくる化け物のデザインを頼まれて、いくつか描いた数種類のデザイン候補案の中から監督と話し合って決めたんですよ。

それは着ぐるみなので、造形スタジオが粘土で作った原型を「こんな感じでどうでしょう」と見せられました。ちょっと違うなぁと思う箇所があったので、「せっかく綺麗に作ってくれたのにごめんね」と言いながら、粘土をいじって作り直したんです。その時に……身体は正直だから「お前のやりたいことはそれだよ」って言われた気がしました。

土をこねるのは好きだし、未だに諦めてはいないんだけどブロンズを作りたいんですよ。ああいう造形をやりたくて東京に出てきたのに、何でアニメーターをやってるのって思うんですが。だから死ぬまでの間に、いつかそういう粘土やブロンズ造形をやろうと思っているんです。

――おおー、ブロンズ像の制作ですか。それは素敵ですね。いつか湖川さんの作られたブロンズを拝見したいなと思います。今日は長い間、ありがとうございました! これからのご活躍にも期待しています。

※28:1984年4月放送開始。『超時空要塞マクロス』(82年)、『超時空世紀オーガス』(83年)と続いた超時空シリーズ3作目にして最終作。異星人ゾルと地球軍サザンクロスの戦いを描く。『機甲創世記モスピーダ』(83年)や『マクロス』などタツノコプロ制作のロボットアニメと組み合わせた再編集で『ロボテック』という作品に作り直され、海外のテレビで放送された。

※29:1987年8月公開。ジャニーズ事務所所属の少年隊が主演した東宝配給のSF映画。監督は山下賢章。

【取材・文章・写真/のざわよしのり】

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