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『青ブタ』声優インタビュー連載第4回:豊浜のどか役・内田真礼

【連載】『青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない』声優インタビュー第4回:豊浜のどか役・内田真礼│一人二役と二人一役の末に感じた姉妹の魅力

『さくら荘のペットな彼女』の鴨志田一氏×溝口ケージ氏タッグがおくるエンタメノベル“『青春ブタ野郎』シリーズ”。2018年10月より、本作のTVアニメ『青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない(以下、青ブタ)』が放送中です。

本連載では、お当番回を終えた各ヒロインのキャストにインタビュー。放送を終えたからこそ明かすことのできるキャラクターへの想いや演技について。役というフィルターを通したからこそ見える各シーンの印象などを振り返っていただきます。

第4回は、原作シリーズ第4弾『青春ブタ野郎はシスコンアイドルの夢を見ない』に該当する第9,10話のヒロイン・豊浜のどか役の内田真礼さんです。

<連載バックナンバー>
第1回:桜島麻衣役・瀬戸麻沙美さん
第2回:古賀朋絵役・東山奈央さん
第3回:双葉理央役・種﨑敦美さん

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「めちゃめちゃ大変だったということを、ぜひみなさんに知ってほしいです(笑)」

──のどかはTVアニメで初めて声がつくことになったキャラクターということで、オーディションで選ばれたと伺っていますが、彼女や作品全体の第一印象は?

豊浜のどか役・内田真礼さん(以下、内田):オーディションではのどか一役だけを受けさせていただきましたが、そのときに演じた原稿には本編では使われないセリフが多く用意されていたんですよね。

──と言いますと?

内田:本編では麻衣さんと中身が変わっている状態でしたが、オーディションの原稿は入れ替わる前……本編で瀬戸(麻沙美)ちゃんが話していたセリフが書かれていたんです。なので、最初はのどかに対して「お姉ちゃんと折り合いがつかないんだな」といった印象を受けていました。

そこから収録にあたり、物語の詳細やキャラクターひとりひとりのエピソードを聞いて改めて『青ブタ』という作品について深く知っていって。また、会話劇の側面もあるので、すごく静かな時間が流れているような印象を受けつつ、すっと声が入ってくるような作品だと思いました。

──今回はのどかのお当番回となりましたが、今お話しされていたように麻衣とのどかが入れ替わるというかなり変則的な役どころでしたね。

内田:そうなんです! 本編におけるのどかの初お披露目は第8話でしたが、TVの中で話している少しの時間だけで、Cパートには既に麻衣さんと入れ替わっていましたからね。そこからは第10話の最後まではずっと麻衣さんで(笑)。

きっと現場では“麻衣はいつもこうである”というスタンスが決まっていると思いますが、私はほぼ初めてなんですよね(笑)。しかも入れ替わっていることから、現場で麻衣さんとして芝居を見る機会がないわけですよ!

──たしかに(笑)。

内田:もちろん事前に第2話までのデータをいただいていたものの、私が知らない分の麻衣さんはどうしようかなと……! きっと瀬戸ちゃんも大変だったと思います。のどかが今までほぼ登場してこなかったわけですから、お互いに芝居をする上で癖のようなものが分からないですし……。

なので今回の役どころはめちゃめちゃ大変だったということを、ぜひみなさんに知ってほしいです(笑)。

──てっきりオーディションのときから、入れ替わることが伝えられているのかとばかり(笑)。

内田:オーディションでは入れ替わっているときのようなセリフはありませんでした。なので、のどかのお当番回がそんなことになっているとは思ってもいなくて。ちなみに初めて伝えられたのはアニメのPVを収録したときでしたが……聞いたときはもう驚きましたね(笑)。

EDの『不可思議のカルテ』やスイートバレットとして歌った挿入歌の『BABY!』もありましたが、それは「のどかでお願いします」と言っていただいたので、そこでは普段の彼女として歌っていました。それでものどかを演じる機会はお当番回が終わってから多くなっていくので、不思議な収録ですよね。

だから演じたかったシーンは、全部麻衣さんなんですよ(笑)。のどかのお当番回の、のどかの大切なシーンは演じてないので不思議な感覚です(笑)。

──実際、のどか役とはいえ第8・9話では麻衣を演じていたわけですからね。

内田:そうなんです。声はのどかでしたが、気持ちは麻衣さんでした。だから麻衣さんの気持ちとしての第9話や第10話のことは印象に残っていますが、あくまでのどかの気持ちではなかったという複雑さがあるんですよね。

演じるキャラクターと中の人がごちゃごちゃになってるという、本当におかしな話で(笑)。でもそこが面白さでもあるのかなと思います。

ちなみに、お当番回を終えた後の収録でも咲太との距離感に違和感を覚えることがあります。第10話以以降の収録でも「あぁ、そっか。たしかに“死ね!”とか言ってたなぁ」なんて思ったりして(笑)。

──ちなみにオーディション以降、最初にのどかを演じたのは楽曲収録だったのでしょうか? それともPV?

内田:PVですね。PVを録ってから楽曲を収録していきましたが、レコーディングの時点でかなり早い段階で行われました。

──なるほど。スイートバレットとして挿入歌の『BABY!』を歌われましたが、こちらはのどかとしてどのように歌われたのでしょうか?

内田:この楽曲では、のどかのアイドルとしての面を一番に引き出せたらいいなと思っていました。ディレクションでも思いっきりアイドルをしてほしいと言われたので、この曲は楽しみながら歌いましたね。アイドルらしいハツラツした雰囲気を感じていただけたら嬉しいです。

ちなみに「のどかはアイドルなので歌があります」と最初に聞いていたので2曲歌うことは知っていましたが、どちらもスイートバレットとしての収録だと思っていたんですよね。そんな矢先に『不可思議のカルテ』の音源をいただいたので、「これをアイドルとして歌うの!?」と動揺した記憶があります(笑)。

ちなみに『不可思議のカルテ』の方を先にレコーディングしましたが、のどかとしてはまだキャラクターがちゃんと確立していなくて。電撃文庫とniconicoのコラボ企画で行われた多数決ドラマから出演されていた方が多い中で私はアニメからの途中参戦だったため、何がのどからしさなのかを考えつつ余計に緊張していました。

大嫌いで大好きな姉との魅力的な関係性

──ではPVや楽曲収録の段階で、のどかの基本的なポイントは掴むことができていたわけですね。

内田:そうですね。基本線と言いますか、アイドルな一面と本人の素の部分は掴むことができたと思います。ただ、お母さんのこともありましたし、私の中ののどかとしてはどこか無理しているようなイメージがあって。

また麻衣さん、お姉ちゃんに対しては憧れを持っていますが、咲太に対しては「お姉ちゃんの近くになんか変なやつがいる……」「お前が彼氏なわけないじゃなん」といった気持ちでしたね。彼には当たりが強いので、普段ののどかを演じる上では、その雰囲気を芝居にも出せるように心掛けています。

──そう考えると状況や相手によって色々な表情を見せるキャラクターですよね。アイドルをしているときや姉への憧れを抱いているとき、咲太に敵意むき出しのときなど、感情の振れ幅が大きくて。

内田:とはいえ、ただただ機嫌の悪い子にはしたくなかったので、PVの収録ではその機嫌の悪さが出さないように気をつけて演じていました。

だからすべてが終わった第10話のラストシーン、咲太に笑顔で「なんか、ちょっとわかった気がする」「なんでお姉ちゃんが咲太を選んだのか」と言って笑顔を見せるところは、最初のイメージから一皮むけて素直な可愛らしさが描かれていると思ったので、そのセリフはかなり力を入れました。

でも、第10話ののどかとしてのセリフって、台本2ページくらいしかないんですよね(笑)。だから視聴者の方には「あんなに当たり強かったけど、元に戻ったらのどか可愛いじゃん!」と思ってもらえるように意識しましたし、それくらい大事なシーンだったと思います。

また、入れ替わった麻衣さんが、のどかとして頑張ってライブを成功させるシーンもありましたが、のどか本人はなんでも上手にはできなくて、どちらかと言えば不器用なイメージでした。だからこそ、中身が麻衣さんのまま色々なことをこなしていると違和感を感じましたし、芝居をしていて面白いと感じたポイントでもありますね。

あと(見た目がのどかの)麻衣さんが、かえでと初めて会ったシーンも印象に残っています。

──外見がのどかの麻衣が、さらにのどかのフリをしていましたね。

内田:中身が麻衣さんだけど、のどかを演じられるというシチュエーションでした。そこで意識したのは、かえでと初めて会ったのどかとして、麻衣さんがした挨拶です。その最初の挨拶は、のどかとしては下手なんですよね。

そこから麻衣さんは、のどかとして振る舞うことが上手になっていくので、最終的にライブのときは完璧にのどかを演じることができていましたが、その最初の挨拶は特に下手な見え方ができたらいいなと思って演じていました。なのでそのシーンは、視聴者の方にのどかっぽくないと感じてもらえたら嬉しいなと。

のどかとして麻衣さんを演じているときだけではなく、見た目がのどかの麻衣さんが、どうやってのどかを演じているのか。きっと視聴者の方にとって面白いポイントだったんじゃないかなと思います。

ただ麻衣さんはなんでもできるので、そこは徐々に本物ののどかなんじゃないかと思ってもらえるような雰囲気を大事にしました。

──となると麻衣が演じるのどかの完成度が一番高かったのは、スイートバレットのライブシーンになるわけですね。

内田:そうですね。ライブではメンバーのみんなと話しているシーンがありましたが、彼女の自然な雰囲気が出るように意識しました。そのシーンも、のどかとしての麻衣さんの演技が上手になっていることを感じてもらえたら良いなと思って演じていました。

──その他、麻衣としてのどかを演じるにあたって、難しかった点はありますか?

内田:やっぱり咲太との距離感は難しかったですね。基本的にふたりの距離感としては、咲太から何かを言われても受け流す感じ……手玉に取っているようと言いますか、相手にしていない雰囲気は麻衣さんらしさかなと思っています。

それを踏まえて余裕があるように見える雰囲気は演じる上でも意識していました。難しかったからこそ、元のキャラクターに戻ったときに得られた安心感は大きかったです。ただ、すぐには元の役に戻りきれなくて(瀬戸さんと)ふたりで難しいねって話していました(笑)。

──今回のお当番回では麻衣とのどか、姉妹の関係性が大きなテーマになっていると思いますが、国見役の雄馬さんを弟に持つ姉として共感するシーンはありましたか? それこそ第9話の上里の話からは、姉妹の関係性は好き嫌いだけで分別できないことが描かれていましたが。

内田:(上里の話を聞いて)すごく「なるほど」と思いました。兄弟や姉妹ってつかず離れずの距離感になるわけじゃないですか。忘れたくても忘れられない存在ですし、連絡をとらなくとも仲が悪くなっているわけでもなく、疎遠にもならない。もちろん、その兄弟や姉妹によって各々の関係性があるとは思いますが。

私がこの業界で弟に出会ってから感じたのは、妙に大人だけど距離が近いということです。それは一緒に暮らしていた家族だからですし、色々とさらけ出して素の自分でいられるような相手だと改めて思いました。

だから、嫌な気持ちも隠さずに見せてしまいますし、きっとそういう思いをぶつけやすい存在なんだと思うんです。かと言って「好き」とか「大事だよ」とは伝えませんが、だからこそ難しい関係なのかなと思います。距離が近いからこそ、外では見せない表情を出すこともありますし。それに外にいるときと話し方が変わるんですよね。

──話し方が変わるとは?

内田:実家に帰るとお国言葉が出たり、電話口だと急に訛ったりすることってあるじゃないですか。それと同じで心を許せる相手だから、話し方も変わっちゃうんですよね。ただ、麻衣さんとのどかは、色々な関係性がある中でも難しい間柄で。

きっと嫌なことは嫌と言える関係性だとしても、どちらかが褒められて自分が劣等感を抱いていたら、かなりストレスが溜まると思いますし、それが兄弟・姉妹と同性だった場合、かなり難しくなると思います。

だから、個人的には同じ職場にいることもあって「男女の姉弟で良かった……!」と思うこともあります(笑)。

──同性だと無意識的に比べられてしまうかもしれませんよね。

内田:例え「比べないで」と言っても、きっと無意識のうちに比べてしまうじゃないですか。それは下の方がよりプレッシャーを感じると思うんです。のどかと麻衣さんもそうですけど、お姉ちゃんに憧れているものの何をやっても先を行かれちゃうのは、かなりのストレスだと思いますし。

──絶妙な距離感でお互いを気にかける麻衣とのどかですが、演じていてふたりのアンバランスな部分は感じていましたか?

内田:麻衣さんもそんなにストレートに物事を伝えないじゃないですか。内心は心配していたと思いますが、演じる上ではあまり出さないようにしていました。いつものどかからぶつかってくるので黙ってしまいますが、麻衣さんは元々のどかと喧嘩をしたいわけではないですし。かと言ってこのタイミングで最初から話し合おうと考えていたわけでもなかったように思っていて。

今回の現象がきっかけで向き合うことになったから、ちゃんと話し合いをしただけで、あくまで麻衣さんは普段通りだと思いました。普段通り何事もそつなくこなしていて。それは、のどかとしての生活も同じなんですよね。

例えば第10話の後半で咲太を叩いたシーンも気持ちこそ高ぶりましたが、麻衣さんは冷静にのどかを叩かなかったじゃないですか。そのシーンを見たとき、もうどこまで先に行かれちゃうんだろうって。麻衣さんとしてのどかを演じている私でも、ものすごくフラストレーションが溜まったと言いますか……個人的に「どこまでできる人なの!?」「何も勝てない!」と思ってしまって(笑)。

ただ、そんな麻衣さんがお姉ちゃんだからこそ大好きで、そう思えるようなところが姉妹の魅力なのかもしれませんね。

──もしふたりの関係が友達だとすれば、きっとそこで縁を切ってしまうわけで。

内田:きっと「もう付き合えない!」と言って終わりだと思います。のどかも、麻衣さんのことを「なんでもできるところが大嫌いなの!」って本当に思っているはずですが、麻衣さんはあくまでお姉さんで。そのお姉ちゃんに包み込んでもらったからこそ、和解できたと思います。

関係性がある姉妹にしか分かり合えないことってあると思うので、すごく素敵だと感じました。

──少し話は戻ってしまいますが、姉と比べられながら生活し続け、いざ麻衣と入れ替わったらのどかには向けない笑顔を見せる母親と、その光景をを見て愕然とするのどか。このシーンからクライマックスを迎えていきますが、このシーンのシナリオを読んだときの印象をお聞かせください。

内田:見ていて本当にツラいと思いました。もう絶望ですよね。入れ替わってなければ嬉しいはずのシーンですが、のどかにとっては見たくないし、しんどいだろうなって。あの状況で自分が手に入れられなかった光景を見せられたら「やってられないよ」と思いますよね。

──のどかが今まで積み上げてきたものが、最後の最後で麻衣の手によって完成させられてしまって。

内田:可哀想ですし「なんで全部持ってちゃうのかなぁ」って思ったはずです。ぶつけようのない怒りと言いますか。ツラいんですけど、感情としては「なんで私ばっかり」みたいな思いなのかなと。

誰かにぶつけたいけど、どうしようもなくて。その感情の高ぶりから海に行ってしまって……。そんなのどかのツラい感情を私自身が演じたかったなという気持ちが実はあるんですよね。

のどか役として麻衣を演じた末に気がついた姉の想い

──第10話では、麻衣がのどかとしてセンターを勝ち取りました。憧れの反面、麻衣にコンプレックスを抱いていたのどかが秘めていた想いを打ち明けました。こちらのシーンは役を通してどのように感じましたか?

内田:麻衣さんとして(のどかから)ぶつけられる想いや言葉が重く感じられました。どんなにやってもお姉ちゃんに上に行かれてしまって、お母さんもなかなか自分の方を見てくれなくて……それらすべてが苦しかったんだろうなと。のどかの気持ちがひしひしと伝わってきました。

その一方で、麻衣さんとして演じていく中で、彼女の感情にも改めて気がつくことができました。

──麻衣の感情ですか?

内田:のどかのお手紙を大事にしていたシーンなどから、麻衣さんが今まで彼女をどう思っていたかが描かれていたじゃないですか。それらのシーンを通して、麻衣さんはなんでもできる完璧な超人ではなく、小さなことにも喜んだり、姉としてのどかを大切に思っていたりと、人間らしい部分を持っている人なんだと改めて実感しました。

のどかがぶつかってきても、その姿を可愛いと思える。のどかを認めて、のどかをすくい上げる。きっと本人は「先輩だから」「年上だから」とは意識的に一切考えていなくて、その上で素直になれるところが麻衣さんの優しさであり、カッコ良さであり、魅力だと気がついたので、最終的にはのどかのすべてを包めるように演じました。

──たしかに麻衣のセリフだけを見ると、姉っぽさを感じられる要素は多くない印象です。

内田:ましてや「お姉ちゃんもツラいのよ」みたいな泣き言は口にしないじゃないですか。冷静に「今はこれをしないと」と考えていて、それは姉として共感できるような気がします。

兄や姉にはそういうところがあると思うんです。姉らしくしなきゃ、と。セリフにこそ出ていませんが、そんな考え方が根幹にあると思いますし、それも麻衣さんらしさかなと感じたので、個人的にも共感できました。

──ここまで芝居や楽曲などからのどかのお話を伺いましたが、内田さんが考える彼女の魅力とは?

内田:のどかは素直なところが魅力だと思います。もちろん、お姉ちゃんと比べてしまうと、できないことは多いと思います。ただ、ひとりの女の子として見たとき、彼女なりに頑張ってアイドルとしてデビューしていて。また、人と喋っているときは、ストレートに言葉を出すことができる。そんな気持ち良さが魅力だと思います。

あと表情がコロコロ変わるのは可愛かったですね。麻衣さんにのどかが入っていると表情が豊かで、そこにものどかの良さが出ているなと思いました。……まぁ怒っているシーンが多かったんですけど(笑)。

また、頬が赤くなるようなところは絵でも表現されていましたし、何より目がイキイキしているんですよね。感情が分かりやすくて、きっともっと深掘りしていけば可愛い子だと思いますし、そこも彼女の魅力だと思います。

──咲太とのやり取りでは特に感情豊かでしたよね。

内田:普段の麻衣さんだとかわされてしまうところですが、のどかの人格が入ることによって表情の豊かな麻衣さんが見られるので、そういったところも面白いなと思いました。

総じて、今回は入れ替わってしまうような内容でしたが、もしのどかの色々な面が見られる機会があれば、より彼女ならではの可愛さが見られるんじゃないかなと思います。

──それではのどかと麻衣を通して感じた咲太の魅力は?

内田:面倒見の良さではないでしょうか。「なんだよ……」みたいに言いつつも、結局みんなに構っていてマメだなと思います。

──あえて空気を読まないけど、実際のところ周囲の人間の些細な変化をすぐに見抜いたり察したりしますし。

内田:そうですね。かえでのこともそうですけど、のらりくらりやっているようで、周りを見ているところはすごいと思います。

ただ、個人的には(麻衣と入れ替わった)のどかと咲太が話しているシーンを聞いていて、いいなと思うシーンはあまり多くなくて(笑)。「早く戻ってほしいなー」「早くイチャイチャしたいなー」ってずっと思われているわけですから、のどかとして今回のエピソードの中に咲太の良いところは感じられなかった気がします(笑)。

もちろん、のどか本人は思春期症候群が治るまで世話を焼いてくれた咲太に、恋愛感情としての好意はなくとも「いいヤツじゃん?」と思っているんじゃないかなと思います。

──なるほど。では、お当番回を終えた今だからこそ見返してほしいシーンやポイントを教えてください。

内田:ふたりが入れ替わっている違和感を「早く戻ってほしいな」と思っている咲太と共感しながら見ていただけると嬉しいです。上手くふたりの中身が入れ替わっていたとしても、どこかに違和感は残っていた方がいいと思うんですよね。

きっとその雰囲気が面白いと思いますし、見返した際に麻衣さんとのどかの表情やセリフに注目してもらえると、大きな安心感が得られるはずです。なので、そんな違和感を感じながら「のどかの中に麻衣、麻衣の中にのどかがいるんだな」と注目して細かく見直していただけると嬉しいです!

──最後に視聴者の方へのメッセージをお願いします。

内田:ここからもまだTVシリーズは続きますし劇場版も控えているので、まだまだ『青ブタ』の世界に浸っていただければ嬉しいです。また、これからはのどかとして過ごせるはずなので、今後も彼女の魅力をお届けできたらいいなと思います! よろしくお願いします!

──ありがとうございました。

[取材・文/鳥谷部宏平]

連載バックナンバー

▼第1回:桜島麻衣役・瀬戸麻沙美さん│役を通して見える麻衣と咲太の信頼関係の変化

▼第2回:古賀朋絵役・東山奈央さん│「つまり先輩があたしを大人にしたんじゃん?」

▼第3回:双葉理央役・種﨑敦美│キャラクターもキャストも不意打ちを食らった国見のなんでもない一言

テレビアニメ『青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない』作品情報

放送情報

TOKYO MX 10月6日より 毎週土曜23:30~
群馬テレビ 10月6日より 毎週土曜23:30~
とちぎテレビ 10月6日より 毎週土曜23:30~
BS11 10月6日より 毎週土曜23:30~
ABCテレビ 10月3日より 毎週水曜26:20~
メ~テレ 10月6日より 毎週土曜26:44~
AT-X 10月8日より 毎週月曜21:00~

※放送開始日・放送日時は変更となる場合がございます。予めご了承ください。
 

配信情報

ニコニコチャンネル 10月7日より 毎週日曜12:00~
ニコニコ生放送 10月7日より 毎週日曜23:00~
AbemaTV 10月8日より 毎週月曜23:30~
dアニメストア 10月7日より 毎週日曜12:00~
GYAO! 10月7日より 毎週日曜12:00~
バンダイチャンネル 10月7日より 毎週日曜12:00~
Amazonビデオ 10月7日より 毎週日曜12:00~
ひかりTV 10月7日より 毎週日曜12:00~
U-NEXT 10月7日より 毎週日曜12:00~
アニメ放題 10月7日より 毎週日曜12:00~
FOD 10月7日より 毎週日曜12:00~
Video Market 10月7日より 毎週日曜12:00~
music.jp 10月7日より 毎週日曜12:00~
DMM.com 10月7日より 毎週日曜12:00~

▼以下のサービスでも順次配信予定です。
J:COMオンデマンド メガパック
ビデオパス
Hulu
 

PROLOGUE

思春期症候群――
不安定な精神状態によって引き起こされるとネットで噂の不思議現象。

梓川咲太、高校2年生。江ノ島からもほど近いとある高校に通う彼は、この年、様々な“思春期症候群”を引き起こした少女達と出会う。

たとえばそれは、図書館で出会った野生のバニーガール。
彼女の正体は、高校の上級生にして活動休止中の女優、桜島麻衣先輩。魅惑的な彼女の姿は、何故か周囲の人間の目には映っていなかった。

彼女はなぜ見えなくなってしまうのか――。

謎の解決に乗り出した咲太は、麻衣と過ごす時間の中で、彼女の秘める想いを知り……。空と海が輝く町で心揺れる少女達との不思議な物語が始まる。
 

エンディングテーマ試聴動画

STAFF

原作:鴨志田一(電撃文庫刊「『青春ブタ野郎』シリーズ」)
原作イラスト:溝口ケージ
監督:増井壮一
構成・脚本:横谷昌宏
キャラクターデザイン:田村里美
総作画監督:田村里美 髙田晃
助監督:いわたかずや
プロップデザイン:髙田晃
美術設定:藤井一志
美術監督:渋谷幸弘
色彩設計:横田明日香
3D監督:野間裕介 唐澤祐人
撮影監督:関谷能弘
2Dワークス・特殊効果:内海紗耶
編集:三嶋章紀
音響監督:岩浪美和
音楽:fox capture plan
制作:CloverWorks
製作:青ブタ Project

CAST

梓川咲太:石川界人
桜島麻衣:瀬戸麻沙美
古賀朋絵:東山奈央
双葉理央:種﨑敦美
豊浜のどか:内田真礼
梓川かえで:久保ユリカ
牧之原翔子:水瀬いのり
 
公式サイト
公式Twitter(@aobuta_anime)

(C)2018 鴨志田 一/KADOKAWA アスキー・メディアワークス/青ブタ Project
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