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『青ブタ』声優インタビュー第6回:瀬戸麻沙美×東山奈央×種﨑敦美×内田真礼×久保ユリカ×水瀬いのり

【連載】『青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない』声優インタビュー第6回:瀬戸麻沙美×東山奈央×種﨑敦美×内田真礼×久保ユリカ×水瀬いのり│共に歩んだヒロインに贈るメッセージ

鴨志田一氏×溝口ケージ氏タッグがおくる、シリーズ累計100万部を超えた人気エンタメノベル“『青春ブタ野郎』シリーズ”。2018年10月~12月には、本作のTVアニメ『青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない(以下、青ブタ)』が放送。2019年初夏には『青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない』の公開が控えている作品です。

放送中には、お当番回を終えた各ヒロインのキャストにインタビューをしていた本連載ですが、スペシャルイベント「青春ブタ野郎はパーティーガールの夢を見ない」直前の今回はヒロインキャスト6名のインタビューをお届けします。

最終話を終えたからこそ話すことのできる裏話やキャラクターへ向けたメッセージなど、盛りだくさんの内容で語っていただきました。

 

【インタビューバックナンバー】
□第1回 桜島麻衣役・瀬戸麻沙美さん
□第2回 古賀朋絵役・東山奈央さん
□第3回 双葉理央役・種﨑敦美さん
□第4回 豊浜のどか役・内田真礼さん
□第5回 花楓役・久保ユリカさん
□第6回 瀬戸麻沙美さん×東山奈央さん×種﨑敦美さん×内田真礼さん×久保ユリカさん×水瀬いのりさん
□第7回 牧之原翔子役・水瀬いのりさん

 

TVアニメ最終話の末に見出したヒロインの魅力

──最終話まで収録・放送を終えた今のお気持ちをお聞かせください。

桜島麻衣役・瀬戸麻沙美さん(以下、瀬戸):素直に「終わったな」という気持ちです。やっぱり1クールは短く感じましたが、毎話とても楽しかったですし、現場の雰囲気も好きで、台本をもらう瞬間すら楽しみでした。そのため、終わってしまったのは寂しいですが、とても充実した1クールだったと思います。

古賀朋絵役・東山奈央さん(以下、東山):思春期症候群を発症するきっかけはそれぞれに明確なものがあったと思いますが、その悩み自体はずっと内側に秘めていたもので、自分自身の核に迫るものばかりでした。しかし、彼女たちは思春期症候群を発症したことで初めて、自身が抱える問題を乗り越えられるようになったんだと思います。

本人にとっては大変なことだったかもしれませんが、絶対に意味のあることだったと思いますし、私達もお当番回を通して頑張って一緒に乗り越えたような気持ちになりましたね。収録を終えた今では心が揺さぶられるような豊かな時間だったと実感しています。

双葉理央役・種﨑敦美さん(以下、種﨑):毎週、台本を読むのが本当に楽しみな作品でした。時間がなかなか合わなくてマネージャーさんから台本を受け取れないと「私が取りに行きます!」と言うくらい早く読みたくて。毎回「次はどうなるんだろう」と視聴者のように楽しみにしていたので、それがなくなるのかと思うと寂しいです。

ちなみに第12話以外の話数すべてに理央さんは出演していますが、逆に言えば第12話の展開だけをまだ見られていないので(※インタビュー時は放送前)、かえでちゃんに何があったのかな……と(笑)。

牧之原翔子役・水瀬いのりさん(以下、水瀬):私もそうでした! 最終話まで演じてきたのにキャラの作り方を忘れちゃったのかなって(笑)。

梓川かえで/花楓役・久保ユリカさん(以下、久保):誰よりも私が思ってるよ!(笑) 第13話に来て「誰!?」って、思ちゃうくらい衝撃的で。だから終わってみた今、私は辛いという気持ちしかありません(笑)。

一緒に過ごしてきたかえでを今後は演じられないんだと思うと切ないです。花楓に戻ったということもあって、自分の中の複雑な気持ちと戦っているところなので……そっとしておいてください(笑)。

豊浜のどか役・内田真礼さん(以下、内田):私がお当番回で演じていたのは正確にはのどかではなかったので、彼女を演じていた時間がとても少なくてですね……(笑)。

瀬戸:私はのどかでした……(笑)。

内田:ね! オーディションを受けたときは入れ替わる前で、お姉ちゃんのことを良く思っていないセリフも書かれていたので、そういう妹キャラとして演じるとばかり思っていましたが、まさかの入れ替わりが起きていました。

また、アニメの収録に入っていったときから、私はずっと「咲太って不思議だな」と思っていて、なんで彼はこういう人なんだろうと思っていたんです。ヒロインではあるものの咲太に恋愛感情を抱かないので、のどかから見た咲太って最初は疑問に思うところが多くて。

ただそう思ったときに、物語を駆け抜けてきたこの3ヶ月間は、咲太という人物がよく分かる1クールだったように感じました。そして、その気持ちがどうなるのかは、まだ続いていく本作で描かれるので、個人的にも気になるポイントです。

水瀬:私はみなさんほど出番は多くありませんでしたが、収録現場の後ろでお芝居を聞いていると、ワンカットの中にたくさんセリフがあって会話劇が続いていって……。それは役者さんと役者さんの一対一の掛け合いで、テストのときから「これが本番でもいいのでは?」と思うくらいのクオリティでお芝居されていました。

翔子としては、最終話で咲太とふたりきりで話すシーンがありました。そこでたくさん喋るシーンがあって、やっと『青ブタ』の収録に参加しているんだと深く実感できたんです。会話のテンポ感と、長いセリフだけどもスラスラと頭の中に入ってくるところが面白いなと思いつつ演じさせていただきました。改めて自分の中で掴めた要素がたくさんあったので、それらを踏まえて早く『青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない(以下、ゆめみる少女)』のアフレコに臨みたいと思います。

──最終話まで終えてキャラクターの様々な一面が見えてきたと思いますが、改めて演じてきたキャラクターを一言で表すと?

瀬戸:麻衣さんは“凛”、もしくは“華”でしょうか。最終話まで視聴者として、演じる身として共に過ごしてきた私の中で、麻衣さんは“凛”という言葉がまさに似合う女性だと感じました。そして、麻衣さんの華やかさを表すには、言葉の通り“華”という表現がふさわしいと思います。なので麻衣さんを表すのなら“凛”とした“華”でしょうか。

東山:プチデビルという副題ではありますが、私の中で朋絵はあまりデビル感がなかったように感じています。ノリや女子高生っぽいところが小悪魔に見えるのかもしれませんが、好きになってはいけない人を好きになり、最初から最後までまっすぐに悩み続けていて、自分の気持ちに一生懸命に整理をつけようとした子だと感じました。麻衣さんもそうですが、周囲の空気と戦うことが多く、その中でも朋絵は“一生懸命”という言葉が似合う子だと思います。

種﨑:一文字で表すなら“理”でしょうか。ロジカルには「論理的」の他に「筋が通っている」という意味もあると、調べたときに出てきて納得したんです。また、理解者の“理”でもあると思っています。咲太もそうですが作品として今何が起きているのかを論理的に説明する役割を持っていて、言われない限り気が付かないようなところにも言及してくれました。

ちなみに演じる上では、彼女が何を説明しているのかを理解するところから始めていたんですよね。ただその作業も楽しく、これからは毎週の収録がないと思うと……もう『青ブタ』ロス中です(笑)。

内田:のどかは“未熟”です。麻衣さんや咲太にとっても、のどかは年下で何を言っても取り合ってもらえないことがあったり、お当番回では何をしても上手く成功しないことが多くて。きっと彼女はずっとそのように生きてきて、個人的にはその未熟さに青春を感じました。

逆にすべて上手くできるようになっていたら、のどからしさがなくなってしまうかもしれないんですよね。何かあるごとにワタワタしていたり、咲太に対して「バカ!」「死ね!」などと言うことしかできない、そんな彼女を一言で表すと“未熟”で。もちろん、そこに魅力を感じますし、彼女の可愛さでもあるので、“未熟”であり続けてほしくもあります。

久保:やっぱり“妹”です。かえでとして、花楓として、咲太の妹であることを誇りに思っているので、妹という言葉で表せると思います。

水瀬:TVアニメにおける翔子は謎が多い存在なので“謎”という言葉かなと思いましたが、個人的には“ヒーローっぽいヒロイン”というイメージも持っているんです。

これは『ゆめみる少女』にも繋がりますが、翔子さんは突然やってくるヒーローみたいで、よく分からない翔子さん的な言葉で咲太の心に寄り添う、彼の精神年齢に合わせるのではなく、あくまで翔子として彼に言葉を贈るシーンからは、彼女のことをもっと知りたくなる気持ちが湧いてきます。

翔子は予測できない要素を常に見せてくれて、それはきっと彼女にしかない魅力だと思いますし、そのことをじわじわと理解できる自分もいるんです。

ちなみに、最終話で咲太に対して言葉を投げかけたシーンは、決して咲太の感情に寄り添わないというディレクションを踏まえて演じました。

悲しさに引きずられて一緒に落ち込むのではなく「絶対に大丈夫ですよ!」と軽く言うように見せていて。それって落ち込んでいる人にとって、実は欲しかったテンションだったりするんですよね。そんな常にフラットな状態でいるところに魅力を感じましたし、一緒に泣くのではなく、泣いている人を包み込むのが彼女の在り方なのだと思います。

だから一緒に肩を並べるというより、やや高いところから手を差し伸べて光に導いてくれる存在だと思いました。そのため、翔子を表すならヒロインというより“ヒーロー”なのかなと思います。

キャスト陣が振り返るTVシリーズの思い出

──みなさんが最終話まで印象的だったシーンやキャラクター、関係性等についてお聞かせください。

種﨑:麻衣さんが大好き過ぎて、今振り返ってみると麻衣さんと咲太のシーンが強く印象に残っています。その中でもふたつ好きなところがありまして……いいですか?

瀬戸:お願いします(笑)。

種﨑:第3話のクライマックスの

麻衣「許さない…」
咲太「ごめん」
麻衣「絶対に許さない…」
咲太「じゃあ許してくれるまではなさない」
麻衣「だったら一生許さない」

と、掛け合っているシーンが大好きで、個人的には「それ、ずっと一緒に居るってことじゃん!」と思ったんです(笑)。

また、そんなおふたりのお芝居も好きで、ひとりでときめいていたことをわざわざ本人に伝えることがありました。

瀬戸:いつも終わったあとに、そのときめきを伝えてくれるんです(笑)。

東山:私もそのシーンは印象的でした。麻衣さんが抱き付くのかと思いきや平手打ちだったシーンが好きなんです(笑)。

瀬戸:あのシーンは斬新だと思ったし、麻衣さんは自信があるんだなって感じました。付き合うのを1ヶ月先延ばしにしたことも、もちろん不安な部分もあると思いますが、あの流れで冷静になれる麻衣さんはすごいなと思って。それに対してアプローチし続ける咲太もすごいから、本当に相性が良くて良い関係性なんだなと改めて実感しましたね。

種﨑:もうひとつは、第4話で麻衣さんとお弁当を食べながら咲太が「好きです」と告白してからのやり取り。その一連のシーンも本当に好きなんです! 

瀬戸:観ている方にそう思っていただけるように出来上がっていたらいいなとは思っていたので、このように感想を言ってもらえるのは嬉しいです。そして、お弁当のシーンの咲太を疑似体験したいそこのあなた、ぜひ卵焼きを作って試してみてください(笑)。

ちなみに放送が終わったから言いますけど、演じていても本当に恥ずかしかったんですよ(笑)。キスの話で恥ずかしさのあまり台本で顔を隠し、斜め45度にうつむく麻衣さんが顔を真っ赤にするシーン……こんなに丁寧に照れた表情を演じることは中々ないので、心を麻衣さんにしないと本当に恥かしいんです……!

素直な照れって恥ずかしくて、これなら嘘みたいな照れを演じている方が全然恥ずかしくないんですよね。ただ、個人的には貴重な経験をさせていただきました……精進します(笑)。

──では瀬戸さんからご覧になって印象的なシーンは?

瀬戸:私が思う印象的なシーンは最終話のクライマックスです。前の話数の時点で、かえでの記憶が戻るかもしれないと兆候がありました。もちろん原作の方で結末は決まっているものの、私の中ではどこかで「実は戻らないんじゃない?」と期待もしていて。

それに麻衣さんはロケに行っていたから、その場に居合わせていないじゃないですか。学校に行くと意気込んでいたところ、麻衣さんの知らないところで花楓の記憶が戻ってしまって……。その時点で驚いたでしょうし、ショックを受けているであろう咲太のところに今すぐ飛んで助けに行きたいと思っているはずです。

切なさを感じるエピソードではありますが、そういった切なさや辛い感情の方がお芝居をする上では楽しいので、このシーンは丁寧に演じて麻衣さんの気持ちが視聴者の方にも伝わってほしいと思いました。

ちなみにオフでのセリフ……電話越しのセリフって難しいんですよね。私達の仕事は絵で助けられる部分がとても多いので、オフのセリフになると急に心細くなってしまうんです(笑)。だから、よりオフや電話越しの会話は丁寧に演じようと意識しました。

東山:これまでのお話、全部に共感できるなと思って聞いていましたが、アフレコの記憶が新しいこともあって、私はかえでちゃんのエピソードが印象に残っています。自分の家族の人格が変わってしまったら、一刻も早く元に戻ってほしいという気持ちになるものなのかな……と思っていましたが、咲太は新しく芽生えたかえでちゃんの人格も大切にしていたんだなと思って。

周りの人達はかえでちゃんのことしか知りませんでしたが、家族である咲太がそう思うくらいに、大切な存在になっていたこともあって、最後まで願いを叶えてあげられなかったのは観ていて辛かったです。さらに、かえでちゃんは叶えられないことを分かっていた上でお別れの準備をしていたという点がまた辛く、愛を感じたエピソードだと思い印象に残っています。

久保:印象的なシーンではないんですけど、ちょっとモヤモヤしたまま終わったことがありまして……国見はどういう性格してるんだろうって!(笑)

一同:(笑)

久保:理央が国見を好きになるきっかけは些細なことでした。女の子……特に学生の頃はそういうちょっとしたことが嬉しかったりするはずですし、好きになるきっかけになりえると思います。

でも「彼女がいてちょっと喧嘩してるから花火に一緒に行くってどういうこと!?」って、ずっと収録のときから言っていたんですよね(笑)。やっぱり分からないし、許せないし……私が学生時代に同世代の男の子とそんなに話さなかったこともあって「男の子ってこんなに難しいの!?」って思っちゃうんですよね。

「しかも結果的に振るんかい!」ってすごい切なかったです。個人的に理央に思い入れがあったから、余計に許せなかったなぁ……(笑)。

内田:あの彼女(※上里沙希)も何が魅力なのかが、まだ描かれていないから分からないんだよね(笑)。

久保:そうなの!

瀬戸:もしかしたら、良いとか悪いとか分かってて付き合っているわけじゃないのかもね。告白されたから付き合おう、みたいな?(笑)

久保:う~ん、考えれば考えるほど分かんない(笑)。でもそういう意味ではリアルなのかなと、思いました。あくまで普通の人間の生きていている姿、ドラマを感じました。ただ、ずっとそこは引きずっていますね。観る方によって感じ方が違うんだろうなと思いました。

瀬戸:でも理央も頑張ったよね。自分から告白するときも、彼女がいることを分かった上での行動だったし。

種﨑:それこそ(久保さんが話していた)かえでちゃんの話じゃないですけど、そこはもう「触れないでくれ」って感じでひとつ……(笑)。

あとアフレコ中に「なんで国見はこの彼女と付き合ってるんだろう」と男性陣が話していましたが、その会話の中で「理央の方が絶対にいいのにね」と言っていて、理央を演じる身からすれば「そういう話しちゃうの?」と(笑)。

瀬戸:もしかしたら、それだけ上里のことを放っておけないんじゃない? 「あいつ俺のこと好きだし……」みたいな。

久保:それは愛じゃない!(笑)

瀬戸:だから、理央はひとりでやっていけそう女子というか。「理央はひとりでも大丈夫だろ? でも上里はひとりで騒いで俺の友達にも喧嘩売っちゃうし、しょうがないやつだ。俺が近くに居ないと」ってことなんじゃないのかな(笑)。

種﨑:理央こそひとりでいられない女子なのに~!

瀬戸:でも国見はそれを分かってないんだよ。

水瀬:切り替えましょう。

一同:(笑)。

瀬戸:そうだよ、理央にはもっといい男がいる!

久保:きっと年上の方がいいよ!

瀬戸:ちゃんといい大学に行って、そこでいい人も見つけられると思う。それに勇気を出して告白もできたから、理央はいい女だよ!

東山:これでもっといい女になれるよ!

水瀬:大丈夫。ここじゃない、ここじゃない。

久保:「理央を慰める会」みたいになっちゃった(笑)。

一同:(笑)

──内田さんはいかがでしょう。のどかのお当番回はかなりトリッキーな役回りでしたよね。

内田:私はのどかのお当番回における(身体は麻衣の)のどかと咲太の掛け合いがすごく面白かったと言いますか、後ろからニコニコしながら見ていました(笑)。

瀬戸:逆に私は真礼さんの方を見れなかったと言いますか、「私、こんなお芝居じゃない!」って言われたらどうしようと思ってプレッシャーでした(笑)。

内田:大丈夫だよ(笑)。ちなみにお当番回の収録はとても不思議な感覚でした。入れ替わりといってもリアルな中で入れ替わっていて、のどかという人間からすれば、どう対応すればいいのか分からない状態で。

また、のどかが入っている麻衣さんではあるものの、のどかという人間に対して咲太はそんなに興味はないんですよね。だから咲太には優しくされないですし、きっと咲太自身も「早く麻衣さんとイチャイチャしたい」「だからこの問題を早く解決したい」としか思っていないと解釈していて。……もう観れば観るほど、咲太が嫌なやつに思えてくるんです(笑)。

「なんでお姉ちゃんはこの人がいいの?」と収録中は思っていましたが、(身体は麻衣の)のどかが海に入るシーンでは本気で止めてくれました。麻衣さんのためだと言ったところは、ちゃんと心を貫き通しているんだなと感心して。そこでなんとなく少しずつ咲太のことが見えてきた末に、私も「まぁいっかな」と思えるようになりました。

だからのどかのお当番回は、自分のことじゃないのに成長した気になれると言いますか。映画を観ていたら、その人の人生を追体験できて、自分自身も成長できたような不思議な感覚でした。正直、のどかはほぼ演じていないので、お当番回における彼女に実際に感情移入したわけではありませんが、気持ち的にはのどかを体験できて、とにかく不思議な気持ちですね。

……とはいえ、あのシーンはあまり見返したくないです、いろいろな意味で怖いから(笑)。ただ役者として、本当に貴重な体験をさせていただきました。

瀬戸:私の中では、のどかの真似をしようと思って奮闘していたので、入れ替わりが終わって真礼さん演じるのどかの声を聞いたら「これだー!」って思いました(笑)。

内田:同じことを思ってた! 収録やオンエアを見ていて「麻衣さんはもっと余裕あったな~!」とか思う(笑)。

瀬戸:「咲太!」の言い方ひとつとっても思うところがあって、そこまでのどかを再現しきれなかったことに悔しさも感じています。ただ、もう一度演じたいとは思いません(笑)。

内田:そうだね、もう出し切りましたから(笑)。

──もしイベントに朗読劇や名シーンの再現コーナーがあるのなら、そこでやることになるかもしれませんね。

瀬戸&内田:もう大丈夫です!

──(笑)。翔子は『ゆめみる少女』がお当番回となりますが、水瀬さんはいかがでしょう。

水瀬:やっぱり翔子としては最終話における咲太との会話シーンでしょうか。ただ、それ以前で挙げるなら、中学生の翔子としてかえでちゃんと出会っていたこともあって、彼女に隠れていた本当の花楓。どっちも嘘じゃない妹であることが少しずつ分かっていくシーンはグッと来るものがありました。

今考えてみると、かえでの前でお兄ちゃん然としているシーンが多かったのに、あれだけ取り乱して錯乱するのかと思うと、自分が想像していたより咲太というキャラクターは脆いところがあることに気がつくことができました。そういう意味では、家族にしか見せない姿があるんだと心に響きました。

今まで麻衣さんと咲太のやり取りを見ていてもなかなか共感できず、自分が通らなかった青春だったので、単純に「こんな世界もあるんだ」と思いながら観ていました。ただ、かえでのお父さんに対する態度を観て「自分もこの道通ったな」と共感するシーンがあって、自分が体験したことのある心の揺れ方だったので印象的でした。

瀬戸:翔子さんが出てくる度に「何かが起きる」と感じていました。出番が多かったわけではありませんが、ここぞというタイミングで登場して何かきっかけをもたらすので、やっぱり気になるキャラクターですよね。

ヒロインキャストから見た咲太という主人公

──最終話を終えたみなさんからご覧になって、咲太にはどんな印象を持っていますか?

瀬戸:私の中で咲太の印象はそこまで変わっていません。麻衣さんが辛いときに助けてくれた人で、言葉よりも行動で示す男の子。ケータイを持っていないからなのかもしれませんが、何かあったら駆けつけたり、行動で示すのは最初から変わらなかったので、そういう点は素敵だと思います。

ちなみに私達には彼のモノローグが聞こえているので、そこもまた可愛らしいなと思っていて(笑)。当然ながら麻衣さんには咲太の心の声が聞こえていませんが、気のあるようなことを言われると喜んで鼻歌を歌ってみたり、ニヤニヤしていたり、素直に表情や行動に出るところは咲太の可愛いところですよね。

水瀬:個人的には「好みではないけど良い人」という印象です(笑)。友人の彼氏として紹介されたら「良い人だね」ってなります。

久保:本当? 止めない?(笑)

内田:多分、咲太は普通なんだと思う。アニメの主人公っぽくないから、普通過ぎて生っぽいのかもね。みんなに紹介できるタイプでもない……感じ?(笑)

久保:お見せするほどでもない……?(笑)

内田:そうそう。「麻衣さんとは上手くいってるからいいんじゃない?」と(笑)。

水瀬:「新宿・渋谷」みたいな雰囲気じゃないと思うんですよ。それこそ「江ノ島・湘南」みたいな、大都会を知らない良さがあって。その素朴さは大事にすべき部分だなと思います。

ただ、私が出ていない回もあるため、まだ知らない咲太はオンエアで知っていくことになると思うんです。すべて観終わったら感想は違うのかもしれませんが、自分が関わっている回を観ている限りでは、都会過ぎないところが彼の良さでもあると考えていて。

だからといって都会っぽさを今から出してほしいとは思わなくて、麻衣さんと一緒に過ごすことをベストに感じています。早く結婚しろって思っています(笑)。

東山:ちなみに理央は咲太と国見と3人でいるけど、中の人的にはやっぱり咲太ルートはないの? もし麻衣さんがいなかったとして、国見には振られた後の咲太ルートは、理央的には……?

種﨑:最初の方で否定していたから、きっと恋愛対象に入っていないんだろうね。

東山:あれだけ気が合ってても、恋のときめきとは違うものがあるのかな?

種﨑:(小声で)好み、好み……(笑)。

東山:あっ、好みかーい!(笑) 私は朋絵役だからなのかもしれないけど、咲太のことは結構好きなんだよね。

瀬戸:それで言うと私も“咲太擁護派”かも(笑)。もう自分も麻衣さん目線になってるから可愛いって思っちゃうし、許せちゃうんだよね。

東山:気休めでもなく本音で言ってることが、なんとなく自分の欲している言葉とマッチしているというか。そのさじ加減がスマートだと思っていて。ただ、こと朋絵回において「もう我慢しなくてもいんだ」と言うところは……。

瀬戸:本当に(マジ)卍だった!

一同:(笑)。

東山:あのセリフはちょっと賛否両論あるよね!

瀬戸:年上の余裕を出したかったのかなぁ? だってあのときの咲太のセリフは「好きなら好きって言っちゃえよ」って意味でしたし、さすがにそこはちょっと……。

種﨑:そういうところと、上里さんが機嫌悪いときに「そんなに苛々して生理か?」と言っていたのは「うわぁ……」って思って(笑)。

久保:「これ面白いと思って言っているのかな?」って目線で考えちゃうとちょっと嫌で……(笑)。

内田&水瀬:(深くうなずく)

久保:だんだんと年齢を重ねると「あー、なるほどね。これわざと言ってるな」みたいなことを考えて、ちょっと嫌になってくる年齢に差し掛かるの(笑)。

水瀬:待って私も同じこと考えてたんだけど、この中で最年少だよ(笑)。でも「ほら、笑えよ」って相手から提示されたことに対して、思うところがあるというか(笑)。

東山:賛否は分かれるんだけど、最終的に解決に導いてくれるところに咲太の手腕が表れている気もするから、私は結果オーライって受け取っちゃうかな。

種﨑:言葉より行動ってスタンスは、作品として描かれる前からこういう人だったのかなって。ひとりが恥ずかしいと言っていた朋絵とのデートも、直前にかえでちゃんの言葉を思い出して受けてくれましたよね。かえでちゃんのことがあった末に彼の現在があるのなら、どこか許せるような気がしています(笑)。

久保:かえで目線からすれば、とてもいいお兄ちゃんです! ただ、ひとりの女からすればあまり好きではないというだけで……(笑)。でも高校生にいたらモテるのかなって思います。

東山:群れない感じとか?

瀬戸:一匹狼感ね。

久保:女子高生はきっとそういうの好きだから! 高1から見たらね!

水瀬:朋絵的な後輩からすれば憧れる部分があるのかなぁ?

内田:個人的に第1話からずっと思っていましたけど、冷めた感があるのは……ちょっと(笑)。

水瀬:もっとエンジョイしろよって思っちゃいますよね。

内田:彼は基本的に静かじゃない? それで喋り続けるから、ずっと分析される気がするんだよね。何を言っても話したことを全部覚えられていて「あのときはこう言ったよね?」って全部覚えられてそうで怖い(笑)。

水瀬:すぐ揚げ足取ってきそう?

内田:そうそう! 全部覚えてそうだよね。

久保:だからこそ麻衣さんとの相性が本当に良いんだと思う!

内田:あれくらい上から見下ろすくらいが、多分ちょうどいいのかもね。

瀬戸:たしかに個人的にもそういう咲太のスタンスは嫌いじゃないんですよね。「分析してこっちを黙って見ているんだろうな」と気がついても「どれだけ分析してるのかしら?」くらいに思っていて。

一同:おぉ~!

瀬戸:むしろその分析を聞かせてもらって「なるほど、そう思ってたんだ。じゃあそのことについて話し合ってみよう」って、面白くなっちゃうんです。

東山:なるほどね、やっぱり麻衣さんなんだよなあ。朋絵だと会話のキャッチボールが成り立たないんだよね。いじられると朋絵が照れるかキレるかして終わるんだけど、麻衣さんはそれを上から畳み掛けてきて、さらに咲太が返すという大人のやり取りが見られるから、咲太と麻衣さんの相性はいいんだと思うよ。

苦楽を共にしたキャラクターへのメッセージ

──ここまで一緒に寄り添ってきたキャラクターに、みなさんからメッセージを贈るなら?

瀬戸:物語に準拠していく人生だと思いますが、きっと鴨志田先生の手にかかれば素晴らしい人生を贈ることができるはずです。だから麻衣さんは最後まで楽しく生きてくれていたらいいなと思います。

東山:私の中で、朋絵は咲太への思いが完全に吹っ切れているのかグレーだと考えています。例えスッキリしていたとしてもあれだけ真剣に悩んでいたからには、まだ記憶として生々しいところもあるのかなと。

ただ、好きになる人って、そのときの自分に必要な人だとも思いますし、そこから自分が前に進めたときは、その人を卒業できる瞬間だと思っていて。あのときの朋絵にはきっと咲太が必要だったんだろうなと思うからこそ、それを剥がす痛みのようなものはまだあると思うんです。

それは自分が成長したり時間が経てば乗り越えられるものだと思うので、これからも真っ直ぐな朋絵のまま頑張って、新しい友達と新しい青春を過ごしてもらえたら嬉しいですね。

種﨑:色々なことを知っている理央さんですが、まだ十数年しか生きていません。もしかしたら藤沢からあまり出たことがないのかもしれませんし、そもそもあなたはまだ高校生です。学校という世界は狭いですし、きっと世の中にはいい男性がいっぱいいます! 大人になったらきっと楽しいよ。理央さんはとてもいい女性になると思いますし、未来は明るいですね。

内田:諦めずにアイドルを続けてみたら、5年後か、10年後か。いつかきっと武道館にも立てるよ。だから諦めないでね。まだまだ幼いですが、これから気がつくことや知ることはたくさんあると思います。もし、その先に何かあったとしてもお姉ちゃんがいるから大丈夫です。きっとお姉ちゃんが道しるべになってくれるはずだから、ふたりで頑張ってください。私はそう伝えたいです。

久保:かえでへ、ありがとう。花楓へ、おかえり。

水瀬:今回、翔子という役を演じさせていただくにあたり、中学生と高校生の声の違いについて、役者として非常に試されていると思いました(笑)。短い1クールという中で、女の子の成長過程を演じさせていただくことは初めてで、TVアニメを通してもう少しで掴めそうなのに掴めない翔子というキャラクターの謎に包まれた部分があったと思います。

なので、『ゆめみる少女』では翔子としての在り方を表現できたらいいなと思います。きっと、もう少し長い付き合いになるので、私自身も翔子をたくさん知っていきたいです。翔子からも、たくさんのヒントをもらえたらいいなと思っています。

──最後に、作品から受け取ったメッセージや魅力を踏まえて、ファンのみなさんへ一言お願いします。

瀬戸:作品から受け取ったのは素直さです。それは麻衣さんを見ていて感じました。麻衣さんは大人と過ごしてきた経験値があるからこそ、分かっているからこそ、本音が言えなかったり素直になれないことがありました。

お話が進むに連れて、素直になることで開けた道もあり、素直になれない自分を理解して助けてくれる人が現れて。そこからは周りに人にこんなに助けられているんだなと、麻衣さんを観ていて私自身も考えさせられました。

観てくださっているみなさんそれぞれに楽しみ方があると思いますが、ご自分が持った感想を大事にしていただけると幸いです。観てくださったということが嬉しいですし、楽しんでもらえていたらそれだけで十分だと思います。

また、Blu-ray&DVDも発売されていますが「買ってください」とはあえて言いません。それはみなさんに「もう一度観たい!」と思ってもらえるような内容になっていると、自信を持って言えるからです。ここまでお付き合いいただき、ありがとうございました。これからもよろしくお願いします。

東山:普段なら1クールはあっという間に感じますが、『青ブタ』に関してはあまりそういう感覚はありません。お当番回に関しては3話分、その後も出番があったりなかったりでしたが、1話ずつ観ていても30分がいい意味で長く感じる作品だと先行上映会のときから感じていました。

限られた枠の中でこんなにもテンポが良く、受け取る情報量が多いこともあって、30分がとても充実しているんです。キャラクターの感情としても、最初は強がっていたり人に隠しているものがありますが、最後には本音でぶつかっていくので、演じ手としてこんなにもやりがいのある作品に携わることができて嬉しく思います。役を通してズキズキと胸が痛くなったことも含めて楽しい作品でした。

みなさんも『ゆめみる少女』への予習・復習も含めて見直していただいたりと、まだまだ『青ブタ』を楽しんでいただけたら嬉しく思います。これからも応援、よろしくお願いいたします。

種﨑:私はいい年齢の大人ですが、空気を読むことなど、咲太たちと同じくらいの年齢の頃から考えていたことと今考えていることはそんなに変わらなくて。アニメや原作、台本を通して楽しみながらも「じゃあ自分はどうなんだろう?」と毎回考えてしまう作品です。

「咲太みたいに考えられたら・行動できたらいいのにな」とは思いつつ、私がそれを行うのはやっぱり怖いと考えていて。ただ、少しでもそうなりたいと、動くことができたらいいのになと改めて思いました。

また、私は理央さんと真逆な人間で、ロジカルに考えることができない人間です。でも彼女のように、起こっていることやその理由を考えられるようになったら楽になりそうだなと、ずっと思っていたことが、理央さんを演じたことによって確信のようなものに変わりました。もちろん、すぐにそう考えるのは難しいですが、少しずつでもそんな風に考えられるような人間になれたらいいなと思えた1クールでした。

ここまで3人が話してきましたが、作品から受け取ったものとしてみんなそれぞれ違う意見が出てきているのに、そのすべてに共感ができます。そういったところも本作の魅力だと考えています。『ゆめみる少女』で理央さんに出番はあるのか、現状まだ分かりませんが、これからも本当に面白いと思える、大好きなこの作品に関わることができたら嬉しいです。これからもよろしくお願いします。

内田:こんなにもイライラさせられることもなかったなと思うんです。どうして咲太に対してイライラするんだろう。観ていても、演じていても、ずっと「バカ!」とか思ってしまって。私がのどかの説明をする度に、なんて言おうか悩むんですよね。

でもみなさんと収録をしたり話をする中で、それぞれの解釈の『青ブタ』という作品の枠組みや咲太の人物像、周りを取り囲むキャラクターが見えました。そうすると本人たちが本当に収録現場に居たような気がして、なんだったら石川界人君が咲太に見えるような気もしますし(笑)。

そんな私のイライラは、きっとぶつけられる相手がいるからこそ、湧き上がる感情なんだと思いました。キャラクターがリンクして見えると言いますか、そこまで考えられる現場ってすごくいいなと思うんです。お芝居をすることで受け取る感情があることに感謝しています。

そして『ゆめみる少女』として、この物語が続くことはありがたいことだと思います。どうかみなさんの心にも、私のイライラ感と、この先どうなるのかという期待と、麻衣さんとのイチャイチャと。そんな色々なものを感じていただいた上で、咲太と一緒に『青ブタ』の世界をもう少し歩むことができたら嬉しいです。

久保:個人的にはかえで/花楓という役を演じさせていただくことができて、ありがたい気持ちでいっぱいです。現実世界に思春期症候群という存在がないとは否定できませんが、ヒロインたちが発症する原因になった感情や環境は十分に起こりうることだと思います。そういう意味では、色々な人に刺さった、考えさせられた作品だと感じています。

かえで/花楓のお当番回は、家族がテーマになっていました。私の母は基本的にアニメを観ませんが、『青ブタ』を薦めてみたら観てくれて、感想まで送ってくれるほど楽しんでもらっています。それこそ、ご家族や親しい方と一緒に観ていただけたら嬉しいですし、演じてきた私達やスタッフの方も報われるのかなと思います。

また、アニメから入った方は、改めて原作を読んでいただけるとモノローグなどが細かく描写されているので、よりキャラクターたちがそのシーンでどう思っていたのか理解できるはずです。

それを踏まえて『ゆめみる少女』に備えていただき、一緒に盛り上がることができたら嬉しいです。これからも『青ブタ』をよろしくお願いします。

水瀬:作品から受け取ったものとしては、思春期という時間は、周りの存在や自分と他人の違い、大人だったら思わないような劣等感、個性を個性と受け入れられなかったり、人とは違う何かが自分の長所であることなどに気が付けない年代だと思います。

そんな思春期を過ごす本作のヒロインたちを通して、完璧ではないところがその人の魅力なんだと感じました。そういう人と違うことを恐れない気持ちを『青ブタ』から受け取った気がします。

その中で私が演じる翔子は、それらを全て受け入れられるような存在です。個人的には彼女を通して、自分が自分のままでいいということを伝えられたような気がします。もちろん他のヒロインを通してそのことは描かれていましたし、みなさんのお芝居によって書いてある文字が生きてくるようで、収録現場でも感動しながら見ていました。

そのヒロインたちが作ってくれたものを背負って、『ゆめみる少女』では翔子のエピソードがお見せできると思います。このアニメシリーズがあったからこそ、次への期待感も高まっていると思いますし、みなさんが繋いでくれたバトンを活かせるように頑張っていきたいです。なので、TVシリーズまで観終えたみなさんには『ゆめみる少女』までついてきていただけると嬉しいです。よろしくお願いします。

──ありがとうございました。

[取材・文/鳥谷部宏平]

連載バックナンバー

公開情報

『青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない』
2019年初夏 劇場上映決定!(新宿バルト9 ほか)

Introduction

原作は累計発行部数100万部を超える鴨志田 一の人気小説“青春ブタ野郎”シリーズ。2018年10月よりTVアニメ「青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない」が放送を開始。

独創的なストーリー展開と巧みな心理描写が大きな話題を呼びました。そして2019年初夏、待望の続編がスクリーンに登場。

監督は「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ黄金のスパイ大作戦」等、数多くの作品を手掛ける増井壮一。脚本は「劇場版 Free! Take Your Marks」で知られる横谷昌宏。アニメーション制作は「PERSONA5 the Animation」のCloverWorksが担当し、感涙の思春期ファンタジーを描き切ります。

Story

空と海が輝く街“藤沢”に暮らす梓川咲太は高校二年生。先輩で恋人の桜島麻衣と過ごす心躍る日常は、初恋の相手、牧ノ原翔子の出現により一変する。何故か翔子は「中学生」と「大人」がふたり存在しているのだ。やむなく翔子と一緒に住むことになった咲太は「大人翔子」に翻弄され、麻衣との関係がぎくしゃくしてしまう。

そんな中、「中学生翔子」が重い病気を患っていることが判明し、咲太の傷跡が疼き始める――。

第2弾CM

Staff

原作:鴨志田 一(電撃文庫刊 「『青春ブタ野郎』シリーズ」)
原作イラスト:溝口ケージ
監督:増井壮一
脚本:横谷昌宏
キャラクターデザイン:田村里美
音楽:fox capture plan
制作:CloverWorks
製作:青ブタ Project

Cast

梓川咲太:石川界人
桜島麻衣:瀬戸麻沙美
牧之原翔子:水瀬いのり
古賀朋絵:東山奈央
双葉理央:種﨑敦美
豊浜のどか:内田真礼
梓川花楓:久保ユリカ

「特典付き全国共通特別鑑賞券」情報

発売日:2019年1月4日(金)
税込価格:1,500円
販売場所:上映劇場
特典:特製イラストカード(約18cm×16cm)

▲特典イラストカード表

▲特典イラストカード表

▲特典イラストカード裏

▲特典イラストカード裏

※当日一般1,800円の処
※特別鑑賞券のデザインは1種類のみとなります。
※特典は数に限りがございます。無くなり次第、鑑賞券のみの販売となります。

キャストコメント

TVアニメ『青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない』作品情報

再放送情報

BS11:1月2日より毎週水曜 24:30~
TOKYO MX:1月5日より毎週土曜 21:00~
※放送日時は変更になる場合がございます

AnimeJapan2019スペシャルステージ開催決定!

日時:3月23日(土)17:10~17:45
会場:AnimeJapan2019(東京ビッグサイト) COBALT BLUEステージ
出演:石川界人、瀬戸麻沙美、水瀬いのり ほか
ステージ詳細:https://www.anime-japan.jp/main/stage/

ステージ観覧申込方法:
ステージ観覧応募権付き入場券をご購入の上、AnimeJapan公式サイト内のステージ応募フォームよりお申し込みください。

・ステージ観覧応募権付き入場券販売期間:1月25日(金)20:00~2月18日(月)23:59
・申込期間:2月22日(金)10:00~3月4日(月)23:59

詳細:https://www.anime-japan.jp/ticket/outline/

第16回湘南藤沢フィルム・コミッションフォーラムにてトークショー開催決定!

【日時】2019年2月23日(土) 開場:12時 開会:13時 終了:14時半予定
【会場】ライブ館 所在地:藤沢市藤沢93
【出演】鴨志田一(原作者)、石川界人(梓川咲太役)、瀬戸麻沙美(桜島麻衣)
【定員】150名(申込制・抽選)
【参加費】無料

■申し込み方法
メールまたは、ハガキに代表者および参加者全員(4名まで)の住所・氏名・年齢・性別・電話番号(代表者のみ)を書いて、湘南藤沢フィルム・コミッションへ

■〆切
メール:2月6日(水)23時59分
ハガキ:2月6日(水)必着
※抽選の結果は当選者のみに通知いたします。ハガキの場合は、2/14発送。メールの場合は2/14以降に順次通知します。※重複の申し込み及び記載情報の不備は、全て無効とさせて頂きます。

■申込先
湘南藤沢フィルム・コミッション(公益社団法人藤沢市観光協会)
メールアドレス fc-info@fta-shonan.jp 『FCフォーラム応募係』
〒251-0035 藤沢市片瀬海岸2-20-13 公益社団法人藤沢市観光協会『FCフォーラム応募係』
TEL:0466-24-4555
問合せTEL:0466-24-4555(湘南藤沢フィルム・コミッション)又は内3421(観光シティプロモーション課)

アニメ『青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない』公式サイト
アニメ『青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない』公式ツイッター(@aobuta_anime)

(C)2018 鴨志田 一/KADOKAWA アスキー・メディアワークス/青ブタ Project
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