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冬アニメ『revisions リヴィジョンズ』内山昂輝、島﨑信長、斉藤壮馬インタビュー

冬アニメ『revisions リヴィジョンズ』キャストインタビュー|内山昂輝さん、島﨑信長さん、斉藤壮馬さんが「もしも渋谷転移に巻き込まれたら……!?」

フジテレビの新アニメ枠「+Ultra(プラスウルトラ)」で2019年1月から放送予定のTVアニメ『revisions リヴィジョンズ』。本作は、谷口悟朗×深見真×近岡直×白組が贈る青春(ジュブナイル)“災害”(パニック)群像劇(アンサンブル)です。

今回は、本作で物語の中心となる高校生を演じる、堂嶋大介役・内山昂輝さん、張・凱(ガイ)・シュタイナー役・島﨑信長さん、浅野慶作役・斉藤壮馬さんにまだまだ謎の多く隠されている作品の魅力や見どころについてインタビューしました!

壮絶なストーリーとはかけ離れた(?)ゆったりとした雰囲気で話す3人の様子をぜひお楽しみください!

渋谷の街が300年以上先の「未来」に転送! いろいろなチャレンジがある作品!

――まずは台本を読まれた感想などをお聞かせください。

堂嶋大介役・内山昂輝さん(以下、内山):最初の段階からシナリオをほぼ全部いただけたんですよ。

それで、アフレコの1週間くらい前に監督とプロデューサーさん、それからメインの声優さんたちと、打ち合わせというか、作品についての説明会みたいなものが開かれました。そこでお話しを聞くだけでも、漠然と凄い作品だなという印象を受けました。

浅野慶作役・斉藤壮馬さん(以下、斉藤):設定資料を見ただけでは汲み取れないような、いい意味で一貫性がないキャラクターたちばっかりなんです。

人間って、昨日と今日とでは言っていることが違ったりするじゃないですか。そういうのをとても丁寧に作り込んでいるなという印象が最初からありました。

内山:敵役の造形とか、アクション場面には驚かされましたね。今回はCGが取り入れられていて、そういう意味でも新鮮だったし、いろんなことにチャレンジしていく作品なんだなという印象を受けました。

張・凱(ガイ)・シュタイナー役・島﨑信長さん(以下、島﨑):本当に2人がおっしゃる通りですね。「すごく面白そうだな、濃い作品になりそうだな」というのが第一印象としてあります。

ストーリーが進んで実際にいろんなことがわかればわかるほどより面白くなっていくんです。

緻密なんですけど、計算だけじゃなくて挑戦したいことも“詰め込んでみた”という部分があったりして。スタッフさんの熱量をすごく感じて嬉しくなりました。

“何を伝えるのか”というものがしっかり濃く出ている作品なんだろうなって思いました。

でもそれが押し付けがましいわけじゃない。役者がやりたいことを共感して受け取ってもらえて、より面白くなる作品なんじゃないかなって感じています。

3人ともキャラにピッタリ? ちょっと“アレ”な主人公に注目

――みなさんが演じているキャラクターについて教えてください。ご自身と似ている部分などもお聞かせください。

内山:このアニメでは、昔からの友達グループがメインで描かれます。そのグループは、子どもの頃にとある事件に巻き込まれているんです。

その事件をきっかけに、大介はその後の人生を決められてしまったというか……。事件が、ある種の呪いのようにずっと彼の心に残り続けていて、そこから人生観が形作られているんです。「みんなを守らなきゃいけない」って。

その言葉だけ聞くといいことだなって思うんですけど、それが高校生までずっと続いた結果、行き過ぎた正義感というか、痛いというか、ちょっと“アレ”な人と化してしまっているんですよね。

一同:(笑)。

内山:だから、狂気じみた部分も少し見えるような子ですね。そのグループの友人たちとも今は100%仲が良いってわけじゃない。疎まれていたりもしているし「ちょっとどうなの?」って思われる存在になってしまってるんです。

――ご自身と似ている部分はありますか?

内山:自分とですか? う~ん……全然似てないって言いたいです(笑)。

斉藤:この紹介の後ですしね。

内山:「クズだね」とか、監督とかみんながめっちゃ言うんですよ。なのに「内山くんにピッタリだね」とも言ってくるんですよ。

斉藤・島﨑:(笑)。

内山:どういうことなのかちょっと……。複雑な気分です(笑)。

斉藤:演技力のことですよ。

島﨑:ブレない感じとか!

内山:いや、そっちに寄せないで!(笑)

一同:(笑)。

――斉藤さんから見て大介はいかがですか?

斉藤:内山さんは普段すごく丁寧で細やかなお芝居をされる方だと思うんです。

でも今回の大介くんは、足し算をしてかなりオーバーな表現を多用されているんですよね。それが各シーン、各セリフ毎にすごくマッチングしているので、そういう意味ではやっぱりピッタリだなと思いますね。

内山:ありがとうございます(少し照れた様子で笑みを浮かべる)。

――では次は、島﨑さんお願いします。

島﨑:ガイくんは、本当に大介と真逆って感じですね。彼は本当に文武両道なんですよ。サッカーをやっているんですけど、プロにもなれちゃうんじゃないかっていうくらいのレベル。それでいて、ものすごく男子からも慕われているし。そして何より女子にもめちゃくちゃ人気がある!

本当に学園No.1というか、頂点に君臨するような存在なんです。実際作中でもそんなワードが出てきたりするんですけど、“リア充”っていう言葉のまさに極み!

内山・斉藤:リア充(笑)。

島﨑:少なくとも大介にはそう見えているんだと思います。実際に周りからもそう言われていて、本当に能力も高くて、実行力も決断力もある。精神的にもリーダー気質なところがあるというか、なんか本当に「こんな完璧な人いていいの?」っていうくらい。

ただ、普段は冷静なはずなんですけど、大介のことに関してだけは動揺がすごく大きくて、ムキになったりするんです。

正直ガイの立場からしたら、大介のことは無視してもいいはずなんですけど、大介の行動には何かしらの価値があるって無意識に思っているんだと僕は思います。

もしかしたら、過去の事件で言われた言葉をガイも覚えていて、どこかに引っかかっているから、そこに向かって走り続けてる大介のことが気になる部分もあるんじゃないかなって。

なので、そういうパーフェクトボーイだったはずのガイくんが非日常になった時に、一体どんな風に変化していくのか。大介との関係性がどうなるのかが注目ですね。

あと質問は、自分と似ているところでしたっけ?

内山:ご自分とどうですか?

島﨑:リア充の極みって言った後に?(笑)

あ、でも! これ僕は自覚して気をつけるようにしているんですけど、他の人に対して「自分にもできるしこれくらいはできるだろうな」って勝手に思っちゃったりする部分はあるかもしれないですね。

大介とは違う方向で、ガイもある意味人の気持ちを分かり切れてないところがあって。僕は別にガイみたいになんでもできるわけじゃないけど、自分の得意分野とかに関してだと、「相手もきっとできるだろうな」って思ったりしちゃうんですよね。

だからそういうところは似てるかな、とは思いました。

――内山さんから見ていかがですか?

内山:(食い気味に)ピッタリなんじゃないですかね。

一同:(笑)。

内山:直感的に合う感じがありましたね。しっくりくる感じ。

島﨑:そう思ってもらえて嬉しいです(笑)。

――お次に斉藤さんお願いします。

斉藤:はい。慶作は、1話に1回は絶対「まあまあ」って言う、バランサー的立ち位置なんです。

内山・島﨑:(笑)。

斉藤:みんなのムードメーカーですね。根本的に明るい人かどうかと言うよりは、おチャラけて見せて、場の雰囲気を和ませようと考えるタイプの人かなと思っています。

大介やガイと同じように、過去の経験というものが少なからず彼の人格形成にも影響を及ぼしている部分もあって、基本的には要領が良いタイプかなと思います。世渡り上手というか。

それと、資料にもあるんですけど、「まあまあ」の次ぐらいに「いやでも俺は運が無いからな~」みたいなことを言うんです。そういう謎のペシミズム(悲観主義)みたいなものが今後物語にどう影響してくるか見ていただきたいですね。

自分と似ているところに関してですが、基本的に僕は役に対して自分と似てるかどうかっていうのはあまり気にして無いんです。あんまり似てるところはないかな。

慶作ってすごく良い奴というか、自分本意でバランサーの役を買って出ていると言うよりも、単純にみんなの雰囲気を良くしてあげようっていう、根本的に良い人なところがあるんです。

それは、自分に“あるなし”ということではなくて、自分とはまた違うなと思うからこそ、一役者としては歩み寄りがいがあるなと思ってます。

――お2人から見ていかがですか?

内山:あんまり似てないのかな? 運が無いっていつも嘆いているわけじゃないし。

斉藤:自分的にもあまりこういうキャラクターの声を担当させていただくことってそんなになかったので。新たなチャレンジかな。

内山:ムードメーカーだけど、押し付けがましいタイプのムードメーカーじゃないしね。そんなにうるさい感じでもなく。

斉藤:あと、仲裁役を買って出るって結構難しいじゃないですか。

島﨑:まあでも、壮馬くんは慶作みたいではないけど、空気を読んだり、相手の気持ちを考えて相手に合わせてくれる良い奴だと思います。

内山:あ、じゃあ。

斉藤:ピッタリですね(笑)。

内山:3人ともぴったりだ。よかった~。

一同:(笑)。

見どころになるのはもちろん大介さんです(笑)

――衝撃的なシーンも多かったですが、みなさんの印象に残ったシーンはどこでしょうか?

内山:300年以上先に飛ばされる極限状況の中で、“人間性が変わる”ところ、ですかね。

「あの人こうなっちゃうの?」みたいなのが、いろんなキャラクターに起きるんです。“人間の怖さ”みたいな部分が要所要所に出てくるのでそれは見どころかなと。

斉藤:渋谷の街自体が未来に行ってしまっているので、ある意味日常の光景もある状況なんですよね。日常と地続きで、急に非日常が現れる。

内山:そうそう。取り囲まれる状況が急に変わってしまうんだよね。

斉藤:そういう時に見せる人間の心理みたいなものは、僕たちもかなり衝撃的だったので、見てくださる方にも大きなインパクトを残すのかなと感じますね。

島﨑:渋谷が丸ごと飛んだということは当然、高校生だけじゃなくその時渋谷にいた、たくさんの人が飛んでいるんですよ。

なので、1個の社会というか、国みたいになるんです。一言で言うと“渋谷国”みたいな感じ。そうなるといろんなことが一筋縄ではいかないんですよね。街という規模で極限状態になった時に一体どうなってしまうのか。

恐さや面倒臭さもあるけど、もちろん温かい部分だってあったりもするんです。

個人じゃなく、社会としてのいろんな心の動きが僕はとっても面白いなと思いました。それを取り扱うっていうことがすごく珍しいなって思うので、みなさんにもぜひ見てもらいたいですね。

斉藤:あとは、大介さんがいかに“アレ”かが印象的じゃないですか?(笑)

内山:ヤバい人ですね。

島﨑:まあ、1話の見どころは大介さんです。

一同:(笑)。

もしも転移に巻き込まれたら……渋谷は?

――島﨑さんも「街ごと未来のあの荒廃した世界に行ってしまったらどうなるのか」とおっしゃっていましたが、もしみなさんが渋谷転移に巻き込まれてしまったらどうなると思いますか?

斉藤:肉体派の暴徒とかいるわけでしょ?

――ヒャッハー! な方もいるでしょうね。

内山:治安も悪化するかもしれないですしね~。

島﨑:我が身を守りたいですね。

内山:地下シェルターに籠る?(笑)

島﨑:実際みんながどこに住んでいるかは置いといて、自分が渋谷に住んでいるんだったら家に引きこもるっていう手が。

斉藤:まあ確かに。

島﨑:電気も復旧しないと通らないから。大変だよね。

斉藤:実際想像してみるとこう、生活ままならないでしょうね。

島﨑:きついよな~。

――実際に作品内でも、高校生たちが「ケータイ通じないんだけど~」みたいなことを言ったりしていました。本当に僕らもそうなるのかと思うとちょっとギョッとしました。

斉藤:そうですよね~。

島﨑:でも冷静に考えるとケータイなんて言ってる場合じゃないんだよなっていう。

内山:生きるか死ぬかのときに「LINEできないんだよ」みたいなこと気にしてられないよね。

一同:(笑)。

斉藤:でも実際、「次の収録のスタジオどこだったっけ」とか考えちゃいそうですね。

内山:本当だよね。明日の仕事どうなるんだろうとか考えるんだと思うよ、そういう時って。

斉藤:休みになるのかな、みたいな。

内山:そうそう。

斉藤:なんか、突飛な日常思考になっちゃう気がしますね。

島﨑:自分が実際に命の危険を肌で感じないとスイッチ入らないんだろうね。

――メインの5人は最初バラバラですけど、やっぱりそのうち協力し出すのでしょうか?

内山:ところが、どうでしょうね(笑)。

――聞かない方が良かったですかね?(笑)

内山:そんなにサクッと上手くはいかないんじゃないですかね~(笑)。

斉藤:高校生なんてそんなにすぐチームにならないですよ、やっぱり。リアルです。

島崎:多分ね、ガイか大介どっちかがいなかったらまとまってた。

斉藤:イニシアチブ(主導権)を取りたい人間が複数いる場合はね。

でも、このキャラクターたちは各々の役割が明確で、チームの中で共有し合う感じの人たちではないのかなっていう印象ですね。
自分たちでチームを組むわけじゃないですからね。

島﨑:そうだね。

内山:そういう状況に追い込まれてっていう流れですよね。

島﨑:なんか。意思を統一しようとしないんですよね。彼ら彼女らの間で思いを共有したり、打ち明けようとかしないんですよ。

斉藤:みんなでこうしようみたいな場もあまりない。
まあ大体が、ガイが「こうしたらいいんだよ!」って言って、大介が「なんでだよ」って言うみたいな。

島﨑:そうそう。で、ガイも考えてるようで詰めが甘いというか、気遣いや配慮が足りなかったりするんですよね。

大介さんは大介さんで自分の話しか……。まあ実はガイも自分本位な話が多いのですが。

斉藤:大介さんはよくモノローグを喋ってますもんね。

内山:モノローグで文句ばっかり言ってるね。

島﨑・斉藤:(笑)。

――やっぱり2017年を舞台にしているだけあって、今の高校生だったらこうなるんじゃないかというのはリアルだなと思いました。

島﨑:そうですね。今の高校生だからっていうのとは別に、今じゃなくてもなかなか人間ってそんなに上手いことにはならないんです。彼らもそうだし、周りの人間も含めて。この作品ではそういった表現をやっているから面白いなって。

内山:結構大人たちにも焦点が当たるんですよ。役所の人たちの会議シーンなどもあって。そういうところも見どころかなって思います。

ミロって何者? 1話で注目するべき“予言”とは!

――まだまだ謎が多いのですが、1話の中での注目ワードなどを教えていただければと。

内山:出てくる敵が注目ポイントですね。ビジュアルもインパクトありますし。どういう存在なのかっていうのがまだわからないので。

斉藤:大介たちと一緒にこの敵は一体どういう存在なのかって。
明確な敵っていうよりは、襲ってくるから対処しなければみたいな構造になっているんですよね。

島﨑:そうですね。大介たちもなんですけど、渋谷の人たちも何も知らない状況です。それぞれの思惑はあるんだけど、知らずに行動している。

敵と、あと「アーヴ」という組織のミロは明確にある程度の情報を知っていて、意図して行動しているんですよね。彼女の行動には何かしらの意味があるんですよ。しかも、まだ視聴者視点でも大介たち視点でもわからない理由からの意味があるので。

これはぜひ2周目3周目とかでアニメを見直す時にやって欲しいです。考察するときは、そういう事情を知っている人の行動を見ると、「あれ? これってなんでこうしているんだろう?」っていう材料になったりするかもしれないですね。

斉藤:それと、過去に我々高校生チームはミロから予言めいた言葉を言われるんです。それが各々にどういう影響を及ぼしているか、あるいは及ばしていないのかっていのが重要なポイントだと思います。

――なるほど、予言ですね。それでは、放送を楽しみにしている読者のみなさんにメッセージをお願いします。

内山:メインとして描かれるのは高校生チームですが、街がそのまま飛ばされるということで、大人のキャラクターもたくさん出てきます。

本当にいろんな世代のキャラクターが出てくるから観る人の年齢を選ばないと思うし、とりあえず1話を観てもらって、驚いていただければと。

まだまだ謎が多く用意されている作品ですので、ワクワクしながら毎週観ていただけたら嬉しいです。ぜひよろしくお願いいたします。

島﨑:情報量も、熱量も絵力も全部がすごいです。今日こうやって話せば話すほど、とにかくまずは第1話を観てもらうのが1番だなって思いました。ぜひ第1話を見ていただいて、そこで感じたことを大切にしてください。

そうするときっと第2話以降も「見続けたい」って思ってもらえる作品になっていると思います。最後まで観て損はしない作品です! よろしくお願いします。

斉藤:いろんな楽しみ方がありますが、1話はフラットに観て、大介たちと同じように巻き込まれながら楽しんでいただくと、彼らのスタンスや未来との距離感みたいなものを掴みやすいのかなと思います。

すごく地に足の着いた作品作りをしているのと同時に、かなり挑戦的なこともしているので、多くの方に楽しんで最後まで観ていただけたら嬉しいです。よろしくお願いいたします。

――以上になります。ありがとうございました。

3人:ありがとうございました!

[インタビュー/石橋悠]

キャスト陣のインタビュー動画も公開中!

TVアニメ『リヴィジョンズ revisions』作品概要

<放送情報>
2019年1月9日よりフジテレビ「+Ultra」にて
毎週水曜日24:55から放送開始
※初回は25:05より放送
NETFLIXにて1月10日(木)より日本先行全話一斉配信

ほか各局にて放送
関西テレビ/東海テレビ/テレビ西日本/北海道文化放送/BSフジ

INTRODUCTION

谷口悟朗×深見真×近岡直×白組
個性際立つクリエイター陣がおくる、
青春(ジュブナイル)“災害”(パニック)群像劇(アンサンブル)──

7年前のあの日、彼女は言った。
俺たちにいつか大変な危機が訪れる。みんなを守れるのは俺だけだと。
誰も予言を信じていないけど、俺は毎日トレーニングして、常に大事な仲間を守ってる。
そんな俺を認めてくれるように、俺と4人の仲間に一通のメールが届いた。
そう。予言のときが、ついに、きたんだ……!

監督は、第36回星雲賞(アニメ部門)受賞作『プラネテス』や『コードギアス 反逆のルルーシュ』などで世界のアニメファンを魅了し続ける谷口悟朗。シリーズ構成・脚本はキャラクターの日常と闇を魅力的に浮かび上がらせる『PSYCHO-PASS サイコパス』シリーズの深見真。キャラクターデザイン原案は、柔らかい質感で精緻に人物を描き出す『Wake Up, Girls!』の近岡直。アニメーション制作は『永遠の0』『ALWAYS 三丁目の夕日』など心揺さぶる数々の映像作品を生み出した白組が担当。

STORY

「これは予言よ。
あなたたち五人に、いつか大変な危機が訪れるの。
そのときみんなを守れるのはあなた」

幼いころ誘拐された過去をもつ高校2年生・堂嶋大介は、幼なじみのガイ、ルウ、マリマリ、慶作とともに、不可思議な現象──「渋谷漂流」に巻き込まれる。

渋谷の中心部が跳ばされたのは300年以上先の「未来」。そこで待っていたのは、広大無辺な荒野と森、点在する廃墟……そして、未来人「リヴィジョンズ」と彼らが操る巨大な機械の化け物だった。

理由もわからぬまま化け物に蹂躙されていく渋谷を助けようと現れたのは、誘拐事件の大介の恩人と同名で瓜二つの少女・ミロ。彼女は、大介たちだけが操縦できる人形兵器「ストリング・パペット」を提供し、渋谷を守れと促す。

誘拐事件の恩人──ミロによる予言「仲間を守る運命」を信じて生きてきた大介は、ついに訪れた危機と手に入れた力に歓喜する。しかし、幼なじみ5人の絆は誘拐事件の影響でバラバラとなっていた。

孤立した街。未知の敵。未確定な過去と運命の予言。

少年少女たちは、「現在(いま)」を取り戻すために「未来」と戦う。必ず、元の時代へ戻る──

<STAFF>
原作:S・F・S
監督:谷口悟朗
CG監督:平川孝充
シリーズ構成:深見真/橋本太知
キャラクターデザイン原案:近岡直
メカデザイン:新井陽平
CGキャラクターデザイン:白井順
BGコンセプトアーティスト:白田真人
MattePaintディレクター:大西穣
美術・設定:坂本竜
色彩設計:長尾朱美
撮影監督:高橋和彦
編集:齋藤朱里
音響監督:明田川仁
音楽:菊地梓
企画:スロウカーブ
アニメーション制作:白組
制作:リヴィジョンズ製作委員会

オープニングテーマ:THE ORAL CIGARETTES「ワガママで誤魔化さないで」(A-Sketch)
エンディングテーマ:WEAVER「カーテンコール」

<CAST>
大介:内山昂輝
ミロ:小松未可子
張・剴・シュタイナー:島﨑信長
張・露・シュタイナー:高橋李依
手真輪愛鈴:石見舞菜香
浅野慶作:斉藤壮馬
チハル・イスルギ:日笠陽子
ムキュー・イスルギ:田村ゆかり
ニコラス・サトウ:大塚芳忠

TVアニメ『revisions リヴィジョンズ』公式サイト
TVアニメ『revisions リヴィジョンズ』公式ツイッター(@revisions_PR)

1989年(平成元年)生まれ、福岡県出身。アニメとゲームと某王国とHip Hopと自炊を愛するアニメイトタイムズの中堅編集者兼ナイスガイ。アニメイトタイムズで連載中の『BL塾』の書籍版をライターの阿部裕華さんと執筆など、ジャンルを問わずに活躍中。座右の銘は「明日死ぬか、100年後に死ぬか」。好きな言葉は「俺の意見より嫁の機嫌」。

この記事をかいた人

石橋悠
1989年福岡県生まれ。アニメとゲームと某王国とHip Hopと自炊を愛するアニメイトタイムズの中堅編集者。

担当記事

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