声優
「アイドルマスターシンデレラガールズ SS3A  Live Sound Booth♪」【第1回・藤原肇役:鈴木みのり&三船美優役:原田彩楓インタビュー】

「アイドルマスターシンデレラガールズ SS3A Live Sound Booth♪」Blu-ray発売記念連載インタビュー|お互いを褒め合うほわほわ空間!【第1回・藤原肇役:鈴木みのりさん&三船美優役:原田彩楓さん】

ゲーム、アニメ、コミックと様々な展開で、プロデューサー(ファンの総称)を魅了し続けている『アイドルマスター シンデレラガールズ』(以下、シンデレラガールズ)。

名だたる声優陣が一堂に会するライブも定期的に行われており、『シンデレラガールズ』の世界は広がりを続けています。

2018年9月8日、9日には、群馬県前橋市のヤマダグリーンドーム前橋にて、アプリ『アイドルマスター シンデレラガールズ スターライトステージ』の3周年を記念したライブ「THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS SS3A Live Sound Booth♪」(以下、SS3A)が開催されました。

そしてついに、「SS3A」のライブBlu-rayが4月24日に発売! アニメイトタイムズでは、こちらの発売を記念して、ライブに出演したキャストの連続インタビューを掲載していきます。

第1回となる今回登場するのは、藤原肇役・鈴木みのりさんと三船美優役・原田彩楓さんのお二人。鈴木さんと原田さんは「SS3A」で「Nocturne 〜For SS3A rearrange Mix〜」をデュエットしたお二人でもあります。

同い年ということもあり、終始和やかに進んだ取材。お互いに褒め合いすぎて、ちょっと照れてしまう一幕も? ライブで込めたアイドルたちへの想いをどうぞお楽しみください。

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こんなに褒め合うインタビューってなかなかない

——今回は、「SS3A」で「Nocturne 〜For SS3A rearrange Mix〜」を歌われたお二人です。ところで、お二人は同い年らしいですね。

鈴木みのりさん(以下、鈴木):『シンデレラガールズ』で藤原肇を演じると決まった時に、私と同世代の声優さんがたくさんいらっしゃるのを知りました。そこで原田ちゃんは同い年なんだというのを知って。

原田ちゃんとは、他の現場で会うタイミングもなかなかなくて、あまり接点がなかったんです。『シンデレラガールズ』のライブを見て、一緒に何かやりたいなという気持ちがあったので、今回の「Nocturne 〜For SS3A rearrange Mix〜」を一緒に歌えて嬉しかったですね。

原田彩楓さん(以下、原田):第6回目の総選挙で加わったキャストさんたちが、私と同い年が多くて「同い年が増えた!」と思って嬉しかったんです(笑)。

まさか「SS3A」で一緒に二人で歌えると思っていなかったですし、キャラクター的にも意外な組み合わせだと思ったのでライブは新鮮でした。

——「Nocturne 〜For SS3A rearrange Mix〜」の収録は別々だったんですか?

原田:別々でしたね。

鈴木:原田ちゃんが先に録っていたので、私はそれを聴きながらの収録でした。

原田:聴いたんだ(笑)。

——最初に歌うのは、やはり緊張しますよね?

原田:緊張しますね。どうやって色を付けて行こうかと考えるのが難しかったです。聴かれていたというのは恥ずかしいですね(笑)。

鈴木:三船さんと歌うことは聞いていたので、個人的にも「合うなぁ」と思っていました(笑)。「Nocturne」は熱い曲なので、どうなるんだろうと思っていたら落ち着いた感じのrearrangeでした。それを聴いて、やっぱり「合う!」と思って(笑)。

自分の頭の中で三船さんがどう歌うかが想像できましたね。三船さんのすごく色気がある中の熱い情熱的な歌声が色っぽくて好きです。

原田:恥ずかしい(笑)。

鈴木:三船さんは、私が『アイドルマスター シンデレラガールズ スターライトステージ』で初めて引いたSSRの子だったので、すごく縁を感じていたんです。原田ちゃんの歌声を聴いて「めっちゃいい……」って虜になっています(笑)。

原田:恥ずかしい(笑)。でも、私も完成した曲を聴いて、みのりちゃんのファンになりました(笑)。

鈴木:嬉しい(笑)。

原田:デュエットすることになって、「鈴木みのりちゃんってどういう人なんだろう?」と調べたり、曲とかも聴いたりしたんです。

すごく素敵な歌声だし、肇ちゃんの声にぴったりの声でした。私自身も肇ちゃんが好きだったので、嬉しかったですね。

 

——相思相愛ですね……! そこから「SS3A」のリハーサルはどうでしたか? 一緒に練習はできましたか?

原田:1回か2回かな?

鈴木:たしかそのくらい。「Nocturne 〜For SS3A rearrange Mix〜」の練習も2回くらいできました。

原田:その場ではあんまりお話ができなかったんですけど。

——そこが初対面ですか?

鈴木:初対面だった気がします。

——では、なおさら本番は緊張しますね。

鈴木:でも、あんまり「Nocturne 〜For SS3A rearrange Mix〜」は心配ではなかったんです。なぜだか分からないんですけど。

原田:私も安心感がありました。やっぱりみのりちゃんの歌声が素敵だから、そこに乗っかっていこうという気持ちでやっていたので心配していませんでした。

鈴木:会うと毎回すごく私の歌を褒めてくれるので、すごく嬉しくて……。

原田:だって素敵だから(笑)。

鈴木:(笑)。「Last Kiss」(三船美優のソロ曲)をゲネとかライブのリハーサルとかで聴いて、改めて原田ちゃんの歌声が超素敵だと感じて……。

そこからの「Nocturne 〜For SS3A rearrange Mix〜」だったので、すごく私も歌いやすかったし、耳が幸せでした(笑)。

原田:えー、私もだよ(笑)。

鈴木:そんなことないよ!……すごい、こんなに褒め合うインタビューってなかなかない(笑)。

プロデューサーの顔も見えています

——ライブは前橋での開催でした。

原田:前橋市が市をあげてライブを盛り上げてくださって。

鈴木:豚が美味しかったよね。

原田:そう! ころとん(前橋市のマスコットキャラクター)も可愛かった!

鈴木:私、かつ丼が好きでTwtterに写真をあげたら、ころとんじゃないのに今でもリプを送ってくれるんですよ。

原田:え! そうなんだ!

——ライブで思い出に残っていることなどはありますか?

鈴木:私は『シンデレラガールズ』で初めてのライブだったんです。どんな感じなんだろうと不安もあったんですけど、楽曲はどれも本当に良いし、踊っていて楽しくて。

いい意味で歌もダンスも余裕を持って、本当に心から楽しめる状態で挑めました。

原田ちゃんもいて、第6回総選挙で新たにボイスが加わったメンバーがいて、先輩方も気にかけてくださって。すごく優しい皆様に恵まれたから安心感がある中でステージに立てました。

——鈴木さんは、『シンデレラガールズ』ってどんなイメージがありましたか?

鈴木:私は『アイマス』のオーディションがどうしても受けたくて受けさせてもらったんです。それはライブを見て『アイマス』をやりたいと強く思いました。

ステージにアイドルが実際にいるというのにすごく感動しましたね。そのイメージが強いです。

なので自分自身を出すのではなく、肇をどうやって出そうかと考えました。他のキャストさんを見ていてもアイドルがその場にいるような感覚になるんです。

——念願のステージに立てたということなんですね。

鈴木:そうですね。すごく嬉しかったですね。

——対する原田さんはすでに何度かライブに出演されています。

原田:私は5thLIVETOURから参加しています。今回の「SS3A」が、ソロ曲が出てから初めてのステージでした。一人でステージに立って歌うのは私の人生でも本当に初めてのことで。

私は他のコンテンツで歌ったり踊ったりしたことがないので、最初はすごく怖かったんですけど、周りの方がゲネを見てくださって「良かったよ」とか「すごいね」と褒めてくださって。

周りの方から励ましていただいたのもあったから、本番は緊張せずにステージに立つことができたんです。

そして、プロデューサーさんが会場で見守ってくださるので、それで安心できるんです。応援してくれているんだなというのがすごく伝わってきて。改めてプロデューサーさんに感謝するきっかけになったのが「SS3A」かなと思いました。

——あれだけ大きなステージに一人で立つというのは怖いですよね。

原田:怖かったですね。自分がステージに立つ姿が想像できなくて。でも、周りにいる支えてくださる方たちを見たら怖くないと思えたんです。

——ステージに立つ時はどんなことを考えているんですか?

原田:一緒に歌う人の歌声に集中しています。どうやって合わせるかは本番で変わるので、そこに集中して。もちろん歌はプロデューサーさんに想いを届けようと思うことが一番ですね。

鈴木:私も歌声を聴くのに集中しています。最初はダンスの振りのことをよく考えていたんです。でも、それを考えると逆に間違えたり、焦ることに気づいて。そこからは一緒に歌っている演者さんとかプロデューサーさんを見るようにしました。

そう思うと案外冷静なのかな。プロデューサーさんの表情とかも見て、こんなふうに聴いてくださるんだって歌いながら思ったりもできるんですよ。

——プロデューサーの顔がちゃんと見えるんですね。

原田:見えます見えます。「あの人泣いている!」とか「なにか叫んでいる!」とか。

鈴木:意外とTシャツの絵柄とかも見えるんですよ(笑)。

——それはライブを見に行く立場としても少し恥ずかしいかも……(笑)。でも自分のことを応援してくれている人の姿を見られるのは素敵です。

鈴木:肇のプロデューサーさんのお顔を実際に生で見る機会がほぼ初めてだったので、どういう反応してくださるのかすごく不安だったんですが、応援してくださっている方ばかりで嬉しかったですね。

声がついて間もないので、受け入れてくださらない方もいるんじゃないかと思ったりもしました。

でも、本番で私が全体曲で歌っていたところの最前席に肇がいつも着ている作務衣を着たプロデューサーが二人いて、号泣していたんです。

それがすごく力になって。私を通して肇がそこにいると思ってくれるんだと思って、それがすごく嬉しかったです。

——いいお話です……。原田さんもそういう経験はあるんじゃないでしょうか?

原田:ライブ中も美優さんのTシャツを着ている方とかをよく見かけますね。美優さんの色をイメージした青いペンライトを振って、私にアピールしてくれるんですよ。

だから見つけやすくって、こっちも見つけてほしいんだなと指差して手を振ったりとか、コールアンドレスポンス的なものも楽しいです。

そういうのってライブならではだし、お顔を見る機会もそうです。直接アイドルに向かってパワーを送ってくれるプロデューサーさんと一緒にライブができるというのは、すごく幸せなことだといつも思っています。

——お二人が「SS3A」で一番頑張ったと思うところはどこですか?

鈴木:死ぬほどダンスの練習をしたことですね(笑)。家でもドッタンバッタンやっていました。

あと、『シンデレラガールズ』のアイドルとしてライブで歌うこともはじめてだったので、肇のことをいろいろと考えました。

「SS3A」での私の担当曲は、肇だからおしとやかな曲が多いのかなと思っていたら、力強かったりすごく可愛らしかったりする元気な曲が多かったんです。

楽曲ごとに踊りの雰囲気と顔の表情をどうしようかというのはすごく悩みました。

——ダンスは特に大変そうです。

鈴木:そうですね……(笑)。原田ちゃんと一緒だった「銀のイルカと熱い風」はすごくアップテンポで、歌詞に合わせて細かい振り付けがあるんです。頑張らなきゃというスイッチがさらに入った曲でしたね。

原田:私は全部頑張れたんじゃないかなと思いますが、歌も頑張りました。みのりちゃんのレベルが高いから違う形のアプローチはできないかなと色々探りましたね。

ダンスももちろん頑張ったんですけど、一番と言われたら、ひとつのライブを通して“しっかりアイドルでいよう”と思いました。それを一番頑張ったと思います。

一瞬でも美優さんと重なって見えてくれたらいいなと思って。振る舞いは美優さんらしくしようと思っていました。

——『シンデレラガールズ』のライブを見ていると、みなさん本当に演じているアイドルがそのままいるような感覚になります。やはりすごく意識されているんですね。

鈴木:手の叩き方とか、すごく意識しているというか。元気な子って「いぇ〜い」ってやるけど、肇は小刻みで幅が狭そうなイメージがあったりとかして。そういうところは意識しています。

愛しく思えるアイドルたち

——様々な経験を経て、改めてお二人が演じているアイドルはどんな人物だと思いましたか?

原田:美優さんは26歳の大人のアイドルなんですけど、どこか少女みがあるというか、大人なんだけど守ってあげたくなるようなか弱さを持っているアイドルだと思っています。そういうところがアイドルに向いているのかと思いますね。

彼女はOLを経験して26歳になって初めてアイドルという職業になったので、「若くないから」と迷うこともあったんですけど、周りの大人のアイドルや他のアイドル達に元気づけられて、成長していくのがすごく目に見えて分かる方です。

応援しがいがあるし、守ってあげたくなっちゃう庇護欲を掻き立てられる存在なのかなと思いました。

でも、お仕事の時はプロとしてスイッチが入って表情を作ったりお仕事のことを考えたりして、しっかりやる方なんです。

そこはさすが社会人経験あるんだなという感じで安心して見られるけど、でもやっぱり守ってあげたくなっちゃうようなタイプの方です(笑)。

——自分より年上のアイドルを演じていますが、意識しているところは?

原田:最初は演じるのがすごく難しくて。美優さんを演じることになった当時は、まだ10代だったので、「26歳の役なんて無理だ……!」と思いました(笑)。

でも、少女のような面がある方なので、ディレクションでも「そのままでいいよ」と言ってくださって、フラットに演じるようにしています。

——美優さんの好きなところは、どんなところですか?

原田:好きなところは微笑みです(笑)。「あはは」と笑うんじゃなくて、いつも微笑んでいるような方なので、女神みたいだなと思っていつも見ています。

 

——なるほど。鈴木さんはいかがでしょうか?

鈴木:肇は16歳ですが、年よりも年齢が上に見られがちな子だと思います。言葉遣いも綺麗で、ゆっくりゆっくり自分の中の言葉をしっかり選んで話すような思いやりのある子です。

人一倍、肩の力を抜いてもいいんじゃないって思うくらい、なんでもいっぱい納得がいくまで考えて答えを見つける子でもありますね。

蓋を開けてみると16歳らしい可愛らしい一面がたくさんあって、おじいちゃん子ということも可愛らしいですし。

最近はおしゃれに興味を持っていて、周りのおしゃれなアイドルのみんなに憧れて、すごく努力をしているのが可愛らしくて。本当に守りたくなるような子です。

陶芸家を目指していた時の上手くできない自分への葛藤があったからこそ、ひとつひとつのことに対しての思い入れがすごく強い子なんです。

16歳らしく若さと勢いもあれば、繊細で守ってあげたくなる子だなと思いますね。

——好きなところはどこでしょうか?

鈴木:見た目や雰囲気もクールで、私とかけ離れたタイプの子だと思っていたんですけど、おじいちゃんっ子というのは私もすごく一緒だったので、似ているなと思いました。

考えすぎて周りから「考えすぎたよ」と言われるのもすごく似ていますね。そういう自分に似ているところが、親心じゃないですけど愛しくなっちゃいますね。

 

——お二人はデュエットを経験しましたが、お互いのアイドルについてはどう思いますか?

鈴木:三船さんは、本当に原田ちゃんじゃないとダメだなと思うんです。唯一無二の声だし、三船さんの声と言ったら絶妙な可愛さがある原田ちゃんじゃないとダメだなって思うんですよね(笑)。

「Last Kiss」も三船さんの人生経験があったからこその重みがある楽曲だと思います。もっともっと知りたいとなる魅力的な女性だなと。やっぱり大人だから小悪魔チックな部分もあるのがいいですよね。

原田:肇ちゃんは固い真面目な子なのかなと思っていたんですけど、よくよく見ていくと、好きなものに向かっていく貪欲さが感じられる情熱のある子なんだなと思いました。

みのりちゃんのイメージとも合っている部分があって、この人が肇ちゃんなんだなって最初に聞いた時から思っていました。それはそれとなくみのりちゃんに伝えていました(笑)。

——お二人でそういう会話があったんですか?

鈴木:リハの合間とかに私のことを褒めてくださったりとかしてくれて。私は「Last Kiss」が良いねと話をしていて。褒められすぎて申し訳ない気持ちに(笑)。

——お二人はお互い褒めて伸ばし合うタイプということですね。

鈴木:「Nocturne 〜For SS3A rearrange Mix〜」を一緒に歌わせていただいたり、「SS3A」のライブを通して、三船さんというアイドルと声優としての原田ちゃんにより興味を持ちました。

私が声優になってから、こんなに興味を持った声優さんは、原田ちゃんがはじめてかもしれません。声がめちゃめちゃ好きなんです。

原田:嬉しい……(笑)。

鈴木:やっぱり三船さんは原田ちゃんだからいいんですよ。私もカラオケで「Last Kiss」を歌ってみたんですけど、やっぱり原田ちゃんじゃないとダメなんだなと本当に思いましたね。

原田:二人で話すと褒め合う感じになって不思議な会話に(笑)。

鈴木:「いやいや私なんて……!」ってなって、せっかく同い年なのに話が広がらないという(笑)

プロデューサーとアイドルの絆

——お二人は『シンデレラガールズ』のライブのすごいところってどんなところだと思いますか?

原田:アイドルのいろんな面が出てくるところだと思います。オリジナルで収録していない楽曲も歌わせていただいたりもするので。

美優さんだったら、いつもはおしとやかな曲が多いんですけど、今回は「銀のイルカと熱い風」を歌わせていただきました。この曲は弾けるアイドル感があって、ライブでも美優さんの新しい一面が見られたんじゃないかなと思います。

鈴木:私も全く同じ気持ちで。自分がレコーディングで歌ってきた肇の曲ももちろんすごく大好きなんですけど、歌ってきたからこそ肇の曲に想いが行きがち、愛を注ぎがちになっちゃうところがあるんです。

でも、ライブでいろんな曲を歌わせていただいて、自分がそれまで関わっていなかった曲も大好きになるんです。普段でも口ずさむくらいです。

自分がライブで歌っていない曲もすぐに耳に残って、後から家で聴いたり、CDを買ったりしていますね。

それを特に実感したのが「Last Kiss」でした。ひとりのプロデューサーとしても、「こんなにいい曲があったんだ!」という発見ができるんです。

——よく分かります。いつの間にか箱推しになっているんですよね(笑)。

鈴木:そうなんです!『シンデレラガールズ』の箱推しですね。

——そして、『シンデレラガールズ』に関わって、『シンデレラガールズ』はどんな作品だと思いましたか?

原田:『シンデレラガールズ』はアイドルがアイドルとして輝いている姿ももちろん大切だと思うんですけど、輝くまでの軌跡を見て応援できるのが一番の楽しみ方だなと思っています。

舞台で輝くアイドル達の裏には、苦悩や葛藤が一人一人にあると思うんです。そこをプロデューサーさん達が支えてくれるからライブで輝けるんだと思います。

私達がやっているライブも支えてくださるプロデューサーさんがいてくれるからこそ、私たちがライブをできるんです。

『シンデレラガールズ』は、プロデューサーとアイドルの絆が素敵だなって思いますね。

——やはりライブではそれを感じる瞬間があるんですね。

原田:不思議なんですけど、ライブをすると、私が歌っている最中に三船さんが頭の中で現れて、私じゃなく三船さんが歌っているような感覚に陥ることがあって。

プロデューサーさんが三船さんを応援しているのを、私が別のところから見ている気持ちになることがあるんです。それは面白いなと思います。

鈴木:『シンデレラガールズ』では、アイドルたちの葛藤や、これまでの出来事を込めて「どういう気持ちで歌えばいいのか」を曲に重ねているんです。

アイドルたちの描かれ方もより細いですよね。0から一緒に物語を作っていくのではなく、すでにストーリーがある役を演じられるのもありがたいです。だからこそ役者として肇を演じるときも、肇がこの曲をどう歌えばいいのか深く考えられます。

アイドルたちもすごく人数が多いし、それぞれに色があるので、いろんなチャンスがあると思います。

肇だけ見ても、まだまだ挑戦していない部分もあって。アイドル一人一人に大きな物語があって、大きな可能性や道がまだまだ広がっていく可能性がある夢のあるコンテンツだと思います。

——では、最後に自分が演じているアイドルに一言メッセージをお願いします。

原田:美優さんへ。そのままでいてほしいです。あどけなさを忘れないでください。これからもよろしくお願いします。

って言っておいてください(笑)。

鈴木:肇へ。最近肇としてステージに立てる機会がとても多くて、とても嬉しいです。

でも、きっと肇はまだまだ満足していないと思うし、私もこれからだと思っています。

一緒に高みを目指して素敵な色を目指して頑張っておきましょう。

って、伝えておいてください(笑)。

[インタビュー/石橋悠]

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「アイドルマスターシンデレラガールズ SS3A Live Sound Booth♪」Blu-ray発売情報

2019年4月24日発売
THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS SS3A Live Sound Booth♪
Blu-ray 初回限定生産【コロムビア・ミュージックショップ/アソビストア 限定販売】
¥14,800+税  SAXC-1004→6

◇コロムビア・ミュージックショップ版
THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS SS3A Live Sound Booth♪ SPECIAL LIVE CD付
コロムビア・ミュージックショップ限定版
¥17,000(送料込み 税込価格)
予約期間:2019年2月21日(木)21:00~予定数に達ししだい終了
◆予約はこちらから

◇アソビストア限定特装版
アクリルクロック付 アソビストア限定 特装版
¥18,300+税
予約期間:2019年2月21日(木)21:00~予定数に達ししだい終了
購入者先着特典:ガールズ・イン・ザ・フロンティア ジャケット絵柄 アクリルコースター
◆予約はこちらから

【Blu-ray Disc 3枚組】
【オリジナルカートンBOX付き】
【豪華メモリアルフォトブック】
歌詞付きオールカラー207ページ予定(DAY1 / DAY2 / SPECIAL)

<収録内容>
Disc.1
2018年9月8日に開催された、
THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS SS3A Live Sound Booth♪
Day1公演をトーク部分も含め全編にわたり収録
※音声:ステレオの他、全編にわたりSS3A出演キャスト全員によるオーディオコメンタリーを収録。

 OPENING
01 とどけ!アイドル
 OPENING MC(メンバー紹介)
02 Twin☆くるっ★テール
03 shabon song ~For SS3A rearrange Mix~
04 Lunatic Show ~For SS3A rearrange Mix~
05 Virgin Love
06 クレイジークレイジー
07 メッセージ -Future PicoPico Remix-
08 Nocturne ~For SS3A rearrange Mix~
09 楽園
10 Twilight Sky ~For Rika Rearrange MIX~
11 銀のイルカと熱い風
12 サマカニ!!
13 BEYOND THE STARLIGHT
 前半戦振り返りトーク 「前橋市・シンデレラガールズコラボレーション」トーク
14 EVERMORE
15 Flip Flop ~For SS3A rearrange Mix~
16 輝く世界の魔法 – Magical Step Forward Remix-
17 おんなの道は星の道
18 モーレツ★世直しギルティ!
19 あいくるしい ~For SS3A rearrange Mix~
20 Last Kiss
21 always
22 【D@NCE SHOW CASE】Love∞Destiny -Jealous prisoner Remix-
23 ∀NSWER
24 美に入り彩を穿つ
25 Nation Blue -蒼く蒼く蒼く Remix-
26 ガールズ・イン・ザ・フロンティア
 最後の挨拶
27 お願い!シンデレラ ~JAZZ Rearrange Mix~

Disc.2
2018年9月9日に開催された、
THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS SS3A Live Sound Booth♪
Day2公演をトーク部分も含め全編にわたり収録
※音声:ステレオの他、全編にわたりSS3A出演キャスト全員によるオーディオコメンタリーを収録。

 OPENING
01 とどけ!アイドル
 OPENING MC(メンバー紹介)
02 S(mile)ING! ~For Rin rearrange MIX~
03 Twin☆くるっ★テール
04 shabon song ~For SS3A rearrange Mix~
05 Lunatic Show ~For SS3A rearrange Mix~
06 Virgin Love
07 クレイジークレイジー
08 ゴキゲンParty Night -Dance!!!!!!!!!!!!!!! Remix -
09 Nocturne ~For SS3A rearrange Mix~
10 楽園
11 銀のイルカと熱い風
12 サマカニ!!
13 イリュージョニスタ!
 MC 前半戦振り返りトーク「デレステクイズ」コーナー
14 Flip Flop ~For SS3A rearrange Mix~
15 Near to You -PicoPico D'n'B Remix -
16 ススメ☆オトメ ~jewel parade~ -Blooming Floral Remix-
17 おんなの道は星の道
18 モーレツ★世直しギルティ!
19 あいくるしい ~For SS3A rearrange Mix~
20 Last Kiss
21 always
22【D@NCE SHOW CASE】Love∞Destiny -Jealous prisoner Remix-
23 ∀NSWER
24 美に入り彩を穿つ
25 Trust me
26 ガールズ・イン・ザ・フロンティア
 最後の挨拶
27 お願い!シンデレラ ~JAZZ Rearrange Mix~

Disc.3
SS3A Live Sound Booth♪ 公演の特典映像を収録。
特典映像1 メイキング「SS3A Live Sound Booth♪~Behind the scenes~」
・特典映像2 マルチアングル映像(6曲)
とどけ!アイドル(Day1)
BEYOND THE STARLIGHT(Day1)
美に入り彩を穿つ(Day1)
Virgin Love(Day2)
クレイジークレイジー(Day2)
イリュージョニスタ!(Day2)
・特典映像3 千川ちひろによる開演前のご挨拶&終演後のご挨拶

★出演★
福原綾香(渋谷凛役)、会沢紗弥(関裕美役)、藍原ことみ(一ノ瀬志希役)、朝井彩加(早坂美玲役)、金子真由美(藤本里奈役)、小市眞琴(結城晴役)、鈴木絵理(堀裕子役)、鈴木みのり(藤原肇役)、髙野麻美(宮本フレデリカ役)、高橋花林(森久保乃々役)、武田羅梨沙多胡(喜多見柚役)、立花理香(小早川紗枝役)、田辺留依(荒木比奈役)、津田美波(小日向美穂役)、のぐちゆり(及川雫役)、花井美春(村上巴役)、原優子(向井拓海役)、原田彩楓(三船美優役)、藤本彩花(棟方愛海役)、松田颯水(星輝子役)、安野希世乃(木村夏樹役)、山本希望(城ヶ崎莉嘉役)、佳村はるか(城ヶ崎美嘉役)、ルゥ ティン(塩見周子役)、和氣あず未(片桐早苗役)

<ゲスト出演>
神谷早矢佳(南条光役)、深川芹亜(喜多日菜子役)、森下来奈(鷹富士茄子役)

1989年(平成元年)生まれ、福岡県出身。アニメとゲームと某王国とHip Hopと自炊を愛するアニメイトタイムズの中堅編集者兼ナイスガイ。アニメイトタイムズで連載中の『BL塾』の書籍版をライターの阿部裕華さんと執筆など、ジャンルを問わずに活躍中。座右の銘は「明日死ぬか、100年後に死ぬか」。好きな言葉は「俺の意見より嫁の機嫌」。

この記事をかいた人

石橋悠
1989年福岡県生まれ。アニメとゲームと某王国とHip Hopと自炊を愛するアニメイトタイムズの中堅編集者。

担当記事

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また新海誠監督の最新作がやってきます。まるで4年に一度のオリンピックを楽しみにするように、3年に一度のお祭りのような感覚で新海監督の作品を心待ちにしている自分がいます。それは、読者のみなさんも同じではないでしょうか。『すずめの戸締まり』はその期待を良い意味で裏切ってくれるはずです。だって、新海監督の作品ですから。公式サイトやTwitterで事前にアナウンスされているように、本作『すずめの戸締まり』は、地震をモチーフにしている、花澤香菜さんや神木隆之介さんが出演する、監督史上最大規模の作品、といった気になる情報がいくつか散見されます。新海監督はどういった経緯で『すずめの戸締まり』の制作に踏み切ったのでしょうか。本稿では、映画公開を直前に控えた新海監督に行ったインタビューの模様をお届けします。監督の言葉の端々に隠されたヒントを読み解いていきましょう。おすすめ記事寂しい風景が増えた日本ーー試写で作品を拝見させていただきました。待望の新作ということでワクワクしております。新海誠監督(以下、新海):3年ぶりになってしまい申し訳ありません。観客のみなさんがどう思っているのか気になっています。ーー新海監督の作品では珍しいロードム...
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