【AJ2019】夏アニメ『ロード・エルメロイII世の事件簿』前半は三田誠先生監修のオリジナルエピソードに! 声優・浪川大輔さんらが登壇ステージレポート!
TYPE-MOONがおくる至高の魔術ミステリー『ロード・エルメロイII世の事件簿』のTVアニメが、2019年7月より『ロード・エルメロイII世の事件簿 -魔眼蒐集列車 Grace note-』のタイトルで放送されます。
この度、2019年3月23日(土)に開催されたAnime Japan 2019のROSE RED STAGE(ローズレッドステージ)にて、作品初のイベントが行われました。本稿では、このイベントの模様をお届けします。
【登壇者】
浪川大輔さん(ロード・エルメロイⅡ世役)
上田麗奈さん(グレイ役)
水瀬いのりさん(ライネス・エルメロイ・アーチゾルテ役)
松岡禎丞さん(フラット・エスカルドス役)
山下誠一郎さん(スヴィン・グラシュエート役)
浪川さんを講師(MC)として作品の魅力を紹介
今回のイベントは、ロード・エルメロイⅡ世を演じる浪川さんを講師役(MC)に進行。上田さんは魔術礼装「アッド」と一緒の登壇となり、会場を沸かせます。そんな声優陣の挨拶の後、最初の話題は昨年(2018年)末に放送されたスペシャル特番第0話の振り返りに。
第0話は声優陣もチェックしていたそうで、上田さんが絵の綺麗さやアクションに言及。
水瀬さんはライネスに自分の声がどれだけハマっているか不安があったことを明かします。しかしファンから楽しみだと言って貰えて安心したことを明かしました。
山下さんまで語り終えたところでチャイムが鳴りました。ここから本作の魅力を会場のみなさんへ伝える授業がスタートということで、まずは作品紹介を行うことに。
本作はTYPE-MOON BOOKSから刊行されている三田誠さんによる小説作品を原作としており、現在第9巻までが発売。そして、シリーズ作品で度々出てくる魔術師の総本山“時計塔”が舞台となっています。
作品の概要を解説したところで、文庫版が5ヵ月連続で刊行されることや、アニメ制作スタッフなどを告知。続いて声優陣が自身の演じるキャラクターを紹介することに。
ロード・エルメロイⅡ世は『Fate/Zero』に登場したライダーのマスター、ウェイバー・ベルベットの10年後の姿。『Fate/Zero』の第四次聖杯戦争を経た彼のその後が本作では描かれることになります。
上田さん演じるグレイは、エルメロイⅡ世の弟子。水瀬さん演じるライネスに関しては同じ“エルメロイ”姓を持っていて、彼と深く関わるキャラクターになることが判明しました。
また松岡さん演じるフラットと山下さん演じるスヴィンについては、エルメロイ教室の生徒。フラットは物の言い方を注意深く見ると発見があるとのこと。スヴィンは変わったとこがあり、グレイにご執心! なんと匂いを嗅いで楽しむようなこともあるようで……!?
TVアニメの前半はオリジナルストーリーが展開!
ここで一限目終了のチャイムが鳴ると、続いて二限目の授業は「アニメはどうなるか」。この授業では、7月から放送されるアニメのストーリー展開を彫り上げました。
『ロード・エルメロイII世の事件簿 -魔眼蒐集列車 Grace note-』のタイトルから、原作小説4巻と5巻の“case.魔眼蒐集列車”のみが描かれるかと思われましたが、何と物語の前半はアニメオリジナルストーリーが展開!
その後は声優陣が用意された教科書を音読する形で詳細が判明していき、このオリジナルストーリーを原作の三田先生が完全監修していることや、三田先生と旧知の仲で『Fate/Apocrypha』にも脚本で関わっていた小太刀右京さんが、脚本・シリーズ構成で参加していることが判明。
そして、原作小説でも魔術考証で参加している三輪清宗さんが、アニメのオリジナルエピソードも担当していると明かされ完璧な布陣であることがわかります。
またこのイベントで初解禁された新たなPVの上映も行われ、メルヴィン・ウェインズ役を平川大輔さんが演じることが発表となりました。ここで声優陣に映像の感想を伺う一幕を挟み、そろそろイベント終了の時間となりました。
声優陣がファンのみなさんへひとことずつコメントしていくと、本作が松岡さんにとって念願のTYPE-MOON作品への出演であることが判明。続いて水瀬さんは長く愛されているシリーズに参加するプレッシャーを話すと、ファンの期待を超えられるようお芝居を届けると述べました。
最後に上田さんは自身がFateシリーズ初心者であると明かすと、そんな自分と同じような人たちの入り口に本作がなってくれたらと熱く語りました。
放送開始は7月となる本作。ほかのFateシリーズに触れたことがある人も、そうでない人も。そして、原作からチェックしている人にとっても注目の作品となります。この夏は本作のチェックをお忘れなく。
[取材・文/胃の上心臓]
拗らせ系アニメ・ゲームオタクのライター。ガンダムシリーズをはじめとするロボットアニメやTYPE-MOONを主に追いかけている。そして、10代からゲームセンター通いを続ける「機動戦士ガンダム vs.シリーズ」おじ勢。 ライトノベル原作や美少女ゲーム、格闘ゲームなども大好物。最近だと『ダイの大冒険』、『うたわれるもの』、劇場版『G-レコ』、劇場版『ピンドラ』がイチオシです。
『ロード・エルメロイII世の事件簿 -魔眼蒐集列車(レール・ツェッペリン) Grace note-』作品情報
TOKYO MX・BS11・群馬テレビ・とちぎテレビ・MBSにて2019年7月より放送開始予定
イントロダクション
「Fate/Zero」において、征服王イスカンダルとともに第四次聖杯戦争を駆け抜けた少年ウェイバー・ベルベット。時を経て少年はロード・エルメロイの名を受け継ぎ、「ロード・エルメロイII世」として、魔術師たちの総本山・時計塔で魔術と神秘に満ちた様々な事件に立ち向かう―――。
原作・三田誠によって描かれる正統かつ至高の魔術ミステリーが待望のアニメ化。人気エピソード「魔眼蒐集列車(レール・ツェッペリン)」と、そこへ至るアニメオリジナルエピソードで構成される。
アニメーション制作は「アルドノア・ゼロ」「Re:CREATORS」などを手がけ、緻密なフィルムと色彩の美しさに定評のあるTROYCAが担当。監督は「櫻子さんの足下には死体が埋まっている」で監督デビューし、同じく監督作の「やがて君になる」でも美しい画面づくりで海外からも高い評価を得ている若手演出家・加藤誠が手がける。
さらに「Fate/Zero」の監督を務めたあおきえいがスーパーバイザーとして作品世界の構築に加わり、音楽は「Fate/Zero」「魔法少女まどか☆マギカ」などを手がける梶浦由記が担当、イギリス・ロンドンを中心に描かれる本作の世界を彩る。
これまで謎に包まれていたTYPE-MOON世界の根幹『魔術世界』を舞台に繰り広げられる、神秘と幻想、魔術と謎の交錯する物語、開演。
メインスタッフ
原作:三田誠/TYPE-MOON
キャラクター原案:坂本みねぢ
監督:加藤誠
シリーズ構成:小太刀右京
キャラクターデザイン:中井準
スーパーバイザー:あおきえい
プロップデザイン:江間一隆
魔術考証:三輪清宗
美術監督:伊藤聖(スタジオARA)
美術設定:坂本竜(ビック・スタジオ)
色彩設計:篠原真理子
撮影監督:加藤友宜
CGディレクター:井口光隆
編集:右山章太
アニメーションプロデューサー:長野敏之
音響監督:明田川仁
音響制作:マジックカプセル
音楽:梶浦由記
制作:TROYCA
キャスト
ロード・エルメロイII世:浪川大輔
グレイ:上田麗奈
アッド:小野大輔
ライネス・エルメロイ・アーチゾルテ:水瀬いのり
フラット・エスカルドス:松岡禎丞
スヴィン・グラシュエート:山下誠一郎
カウレス・フォルヴェッジ:小林裕介
メルヴィン・ウェインズ:平川大輔
公式サイト
公式Twitter(@elmelloi_anime)
原作情報
「……ある意味で、現代の魔術師とは、天使を蒐集する職業だといってもいい」
『時計塔』。
それは魔術世界の中心。貴い神秘を蔵する魔術協会の総本山。
この『時計塔』において現代魔術科の君主(ロード)であるエルメロイII世は、とある事情から剥離城アドラでの遺産相続に巻き込まれる。
城中に鏤められた数多の天使、そして招待者たちそれぞれに与えられた〈天使名〉の謎を解いた者だけが、剥離城アドラの『遺産』を引き継げるというのだ。
だが、それはけして単なる謎解きではなく、『時計塔』に所属する高位の魔術師たちにとってすら、
あまりにも幻想的で悲愴な事件のはじまりであった――。
魔術と神秘、幻想と謎が交錯する『ロード・エルメロイII世の事件簿』、いざ開幕。
最新9巻発売中
発刊:TYPE-MOON BOOKS
著:三田誠
イラスト:坂本みねぢ
サイズ:四六判
発売日:2018年12月31日(月)
価格:1,000円+税
コミカライズ
「Fate/Zero」から10年後の世界を描いた人気小説を、実力派作家・東冬氏がコミック化! 最新3巻が発売中!
発刊:KADOKAWA(角川コミックス・エース)
漫画:東冬
原作:三田誠/TYPE-MOON
キャラクター原案:坂本みねぢ
ネーム構成:TENGEN
発売日:2019年1月10日(木)
価格:580円+税
TYPE-MOON公式サイト
TYPE-MOON公式Twitter(@tmitterofficial)