
キノの旅|原作ラノベ(小説)最新刊(次は24巻)あらすじ・発売日まとめ【ネタバレ注意】
11巻
発売日:2007/10/10
価格:671円(税込)
[ 11 巻 あらすじ]
ある春の日。山からの冷たい雪解け水が、森の緑に活力を与え始める頃―――。
朝の日を背に受けて、キノとエルメスは、とある国を見下ろす山の上にいました。あとはもう道を下っていくと、そこにある森に囲まれた広い城壁の中へと、城門へとたどり着く場所でしたが、「こりゃ入れないね、キノ」エルメスとキノは、そこから動こうとしません。
見えるのは、国内のあちこちで上がっている火の手でした。たくさんの家が燃えています。風に乗って、薄く煙が、そして人間の悲鳴が聞こえました。(「お花畑の国」)他、――全11話収録
12巻
発売日:2008/10/09
価格:671円(税込)
[ 12 巻 あらすじ]
ねえキノ、死なないでね。
そして、すぐに、キノとエルメスは大きな病院の前にさしかかった。
玄関ドアの前に、数人の看護婦が見送りをするために並んでいた。
さらに、一台の黒塗りの車が道に止まっていて、運転手がそのドアを開けるところだった。
車の後ろにエルメスを止めて、キノはその光景を眺める。
やがて、祝福の声に包まれて、病院から夫婦が現れた。
若い二人は顔に笑顔を浮かべながら、夫の方は大きな鞄を、妻の方は、小さなバスケットをその手に抱いていた。
夫婦はお世話になった看護婦達に何度もお礼を言って、幾人かと笑顔で抱き合った。
(プロローグ「幸せの中で・b」)他、全16話収録。
13巻
発売日:2009/10/08
価格:671円(税込)
[ 13 巻 あらすじ]
この世界には、よくあること。醜くて美しい。間違っていて正しい。知っていて知らない。脆くて強い。―――哀しくて、大切。
「何だ?」キノが『フルート』を構えてスコープを覗いて、今いる丘の上から地平線を見下ろします。
しばらくして、ようやくそれが何か分かりました。
大量の土煙を生み出していたのは、大地を埋め尽くすような大型動物の大群でした。
大きく太い体と頑丈そうな四肢を持つ、鈍い灰色をした草食動物です。
「この辺に住むサイの一種、だね。水が欲しくて集団で移動中なんだよ」エルメスが言いました。
灰色のサイの群は、何千頭、または何万頭いるのか分かりませんが、濁流のような密集度と勢いで大地を進んできます。
その進む先には――「あ……」『フルート』を向けたキノが、声を漏らしました。
(「この世界の話・b」)他全11話収録。
14巻
発売日:2010/10/09
価格:693円(税込)
[14 巻 あらすじ]
キノの旅10th Anniversary 記念すべき14巻目!
「なあ……、アンタだろ? 昨日入国したキノって名前の旅人さんは。ラジオで聞いたぜ!」
「ええ、そうです」
「立ち話で悪いけど、すぐに済むからちょっと聞いてくれよ! この国の酷いところをさ!」
「酷いところ、ですか?」
「ああ……。つい先月のことだ。この国では、法律で×××××が禁止された!
それまで普通に買えたし、楽しめていた×××××だが、今はもうダメだ!製造も販売も購入も、ましてや単純所持もダメだ!
俺なんか、働いた金で買った×××××をすべて提出しろと言われたぜ!提出しないと、逮捕だ」
「急に厳しくなったんですか?」
「そうさ! こんな頭のおかしい国はねえ! そのことを旅人さんに知ってもらい、外国で広めて欲しい。来る人来るが
“それはおかしい”と言ってくれれば、ひょっとしたらこの国のバカ政治家共も考えを変えるかもしれない!
僅かな可能性にでもすがるさ」
「なるほど」
(「規制の国」 より)他全13話収録。そして、今回の“あとがき”は── 是非、文庫でご確認を!
15巻
発売日:2011/10/08
価格:671円(税込)
[ 15 巻 あらすじ]
誰だって、何が悪いかは自分で決めている。
人間キノと言葉を話す二輪車エルメスの旅の話。「廃墟」と言われている国にたどり着いたキノとエルメス、その国は、「廃墟」とは程遠くとても綺麗で栄えていて――。(「歴史のある国」他全10話収録)
16巻
発売日:2012/10/10
価格:737円(税込)
[ 16 巻 あらすじ]
心に残るのはいつも、いい記憶ばかり。都合の、いい記憶ばかり。
「昼と夜がある国」「死人達の国」「育てる国」「血液型の国」「恋文の国」ほか、電撃文庫MAGAZINEで好評を博した「フォトの日々」も2篇収録した待望の新刊、1年ぶりに登場。
17巻
発売日:2013/10/10
価格:737円(税込)
[ 17 巻 あらすじ]
あなたが誰かの手を握って暖かく感じているときその誰かは冷たく感じている
エルメスが強奪された――とある組織のメンバーに容疑がかかるのだが、その国には彼らを手厚く保護する法律があり……。(「神のいない国」他、全17話収録)
18巻
発売日:2014/10/10
価格:693円(税込)
[ 18 巻 あらすじ]
時雨沢恵一&黒星紅白が贈る『キノの旅』シリーズ最新巻が登場!
峠を越えてキノとエルメスが辿り着いたのは、“四年に一度、盆地の五カ国が一日だけの『大戦争』をする国”だった。(「スポーツの国」)他全13話収録の第18巻!
19巻
発売日:2015/10/10
価格:671円(税込)
[ 19 巻 あらすじ]
キノの旅15周年に贈る、待望の19巻!
記念すべき15周年に贈る、キノとエルメスの旅の物語。最新19巻が登場!
「師匠は言った。"私の長い旅の中でも、最も印象に残っている国の一つだった。あの国のことは、忘れようとしても忘れられない"って」「なるほど。あのお師匠さんが詳細を語るのをもったいぶるくらい、とても素晴らしい国だったんだね!」「または、一生忘れられないほど酷くて酷くて、ボクに伝えることすら憚られるほど、本当にどうしようもない国だったか……」「でもさ、すでにそれ以外に、どうしようもない国の話をたっくさん聞いているよね。すると、それら以上?」「うーん……。そうなると、もはや想像がまったくつかないね。なんにせよ、そこにボクがもうすぐたどり着けるというのは、嬉しい」
キノが言った時、城壁が遠くに見え始めた。
「さあて、どんな国だろう?」
キノが楽しそうに言って、エルメスのアクセルを開けた。
(「美しい記憶の国」他全12話収録)
"あとがき"は15周年スペシャル×××××!!
20巻
発売日:2016/10/08
価格:693円(税込)
[ 20 巻 あらすじ]
人間キノと言葉を話す二輪車エルメスの旅の話。記念すべき20巻が登場!
「旅人さん! オレには分かるよ、実は女性だろ? マニッシュな雰囲気がステキだぜ! だから単刀直入に言うぜ! オレの彼女にならないか?」
キノは、一人の男にそう話しかけられた。ガラガラだった店で生魚の切り身を美味しく平らげて、港に面した広い歩道にとめていたエルメスに近づいた時だった。
「はい?」
口調は若かったが、実際には四十歳は越えているだろう男だった。身綺麗で、暑い中、小洒落たジャケットを着ている。
不自然なニコニコ笑顔で、
「おっと、怒った顔も綺麗だぜ?」
「いえ、呆れています」
「だろう? 呆れた顔も美しいぜ?」
(「拘らない国」)他全11話収録。
記念すべき20巻! スペシャルな(!?)“あとがき”にも注目!!







































