エンディングテーマにも注目! 甲斐田ゆきさん、森久保祥太郎さん登壇の『テニスの王子様 BEST GAMES!! 不二 vs 切原』の完成披露舞台挨拶付き上映会レポート
2019年10月26日(土)に東京・丸の内ピカデリーにて、『テニスの王子様 BEST GAMES!! 不二 vs 切原』の完成披露舞台挨拶付き上映会が実施されました。
『テニスの王子様 BEST GAMES!!』は、漫画『テニスの王子様』が2019年で20周年を迎えるにあたり、そこで描かれた名試合を新たに描き出すプロジェクトです。
第1弾「手塚 vs 跡部」、第2弾「乾・海堂 vs 宍戸・鳳/大石・菊丸 vs 仁王・柳生」に続く第3弾は「不二 vs 切原」は2019年11月15日(金)より2週間限定で全国の劇場でイベント上映がスタートします!
今回行われた完成披露舞台挨拶付き上映会には、主役の不二周助役・甲斐田ゆきさんと切原赤也役の森久保祥太郎さんが登壇。
本稿では、本作の見どころやそれぞれのお気に入りシーン、特徴的なエンディングテーマなど作品をより楽しめるお話がたくさん飛び出した完成披露上映会をレポートします!
森久保さんが人探し!?
『テニスの王子様 BEST GAMES!! 不二 vs 切原』の上映が終わると、ニコニコ生放送の番組「We Love テニプリ CH」でMCを務めている“テニプリ大好き”金子誠さんと井坂郁巳さんが登場し会場を盛り上げます。
2人の司会進行で不二周助役・甲斐田ゆきさんと切原赤也役の森久保祥太郎さんが登場! 甲斐田さんが不二のセリフを披露すると一気に歓声が沸き起こります。
早速、甲斐田さんと森久保さんに、今回の完成披露試写会のためにTwitterでみなさんから募集した質問に答えてもらうことに。
「BEST GAMES!!のお話をいただいた時にどう思われましたか?」という質問に、甲斐田さんはシリーズならではの斬新な企画にびっくりしたとのこと。そしてとても嬉しかったと笑顔で話しました。
20年前に収録した話をもう1度新しく収録することはなかなかできない、演じてみて変わっていないところもあれば、見方が変わっていたところもあり貴重な体験だったと語ります。
一方、森久保さんは「BEST GAMES!!」で切原を再び演じるにあたり、“人探し”をしているそうで、会場に「(TVアニメ放送当時)小学4年生だった方はいますか?」と呼びかけます。
森久保さん曰く、放送当時に小学4年生の女の子から手紙をいただいたそうで、手紙から伝わる熱い想いに胸を打たれたのだとか。その女の子が今大人になって「BEST GAMES!!」を見たらどんな感想を抱いてくれるのか気になっているのだそうです!
これも『テニスの王子様』が20年も長く愛され続けられたこそのエピソード。時を経て新しく蘇る名試合に、皆さんも新しい気持ちが湧き出てきたり、懐かしく感じたりといろいろな想いが込み上がってくるのではないでしょうか。
先輩と後輩の関係性に胸アツ
次の「お気に入りのシーンは?」という質問に“皆さんに再び会えた嬉しさとお気に入りのシーンがたくさんありすぎる!”と喜びを露わにする甲斐田さん。
データ重視を徹底する乾貞治(CV:津田健次郎)のあるシーン、そして越前リョーマ(CV:皆川純子)が不二の試合中に声援を送るシーンがお気に入りだと話します。
甲斐田さんと森久保さんが乾の真似をするシーンもあり、会場は大爆笑!
そして何と言っても、切原との試合全編が特別だと感慨深い思いで話す甲斐田さん。苦しんだり、成長したり、きちんと描かれているので試合ができたこと自体が幸せな時間だったそうです。
森久保さんは自分の限界を超えたいという切原の熱い想いを再び演じられたこと、中学1年生時代の切原のシーン、幸村部長(CV:永井幸子)のシーンにグッと来るものがあったと語ります。
切原と先輩たちの関係性が描かれて良い!と同感した甲斐田さんは、今まで切原が自分だけに集中している人だと思っていたそうですが、先輩が大好きで、先輩に認めてもらいたい気持ちが強いんだと改めて実感したそう。
森久保さんも、切原は先輩に認められたい、追いつきたい気持ちがスタート地点にあるのだと話しつつ、作中のジャッカル先輩(CV:檜山修之)と真田副部長(CV:楠大典)についても笑顔で語っていました。
この機会に、原作にもぜひ触れてほしいと甲斐田さんと森久保さんは口を揃えます。
また、司会進行の金子さんと井坂さんも今回のOVA第3弾に声優として出演しており、なんと井坂さんは本作が声優デビューとのこと! 立海大の部員の1人として声を張り上げているそうので、こちらもぜひチェックしてみてください♩
エンディングテーマも含めて1つの作品に
そして、今回は、不二、切原、越前3人が違う歌詞をそれぞれ歌っているエンディングテーマにも注目です!
今までにない特徴的な構成になっているとのことで、「初めての楽曲を聴いた時の感想」と「個人的に歌う時のアドバイス」を甲斐田さんと森久保さんに質問。
楽曲のタイトル「DISPECT」は、スタッフのメールのやり取りでのミスタッチから生まれた造語だそうで、“ディスリスペクト”と“リスペクト”が合わさったタイトルにキャラクターの関係性が現れていると甲斐田さんと森久保さんは太鼓判を押します。
最初、デモテープが送られたときは「データ壊れているよ?」と思うほど、めちゃくちゃな歌だと感じたそうですが、しっかり聴いてみると、不二と越前は1つのデュエットとして成立し、そこにまったく混ざらない切原のパートが入っているので「すごく難しかったけど、歌っていて気持ち良かった」と森久保さんは話します。
甲斐田さんは、本作は不二と切原の試合がメインになりつつも、青学と立海大の戦いでもあり、切原1人の戦いでもあり、曲の構成も含めて1つの作品だと感じたそうです。
「切原のパートを歌ってみたい!」と会場からの声を受けた森久保さんは「2人の歌を無視して歌うこと、引っ張られないように我が道を行くこと」と歌のアドバイスを送ります。いわゆる“修行みたいな歌”と会場の笑いを起こしていました。
また、甲斐田さんは不二・切原・越前の3人が混ざり合うかのように聞こえる「来いよ」の歌詞がとてもかっこいい!とのこと。
甲斐田さんがおっしゃる通り、本当に鳥肌が立つほどのかっこいいエンディングテーマになっているので、ぜひ劇場で彼らの歌、そして想いを感じてください。
そろそろ終わりの時間ということで、甲斐田さんと森久保さんはオリジナルグッズを手にして記念撮影。初登場となったオリジナルグッズに、会場のお客さんからも歓声が上がっていました。
最後に、2人からメッセージが送られます。
森久保さんは「皆さんの変わらぬ想いがあったからこそ、テニプリの未来が紡がれていくんだなと赤也を演じながら感じております。まだまだBEST GAMEと言われる名場面が長いテニプリの歴史の中でたくさんあるので、皆さんにお届けできればいいなと思っています。」
そして、「応援してくんないと、お前潰すよ」と切原のセリフを披露し会場を沸かせました。
甲斐田さんは「皆さんが観に来てくださるおかげで私も不二くんにまた会うことができました。そして不二くん、テニプリがずっとパワーを持って上を向いて進んでくれることでまた皆さんにお会いすることができました。皆さんと手に手を取って、テニプリ道を進んでいけたら嬉しいです。」
感謝の気持ちを伝えつつ、「周りにテニプリデビューをしていない方がいたら、ぜひ誘ってみてください。今デビューするといくらでも楽しむネタがあります。」とユーモアを交えながら“テニプリ愛”を届けました。
そして、「ボクも、本気になれるかな」と不二のセリフを披露し、最後は全員で「We Love テニプリ」と声を1つにして完成披露試写会が終了となりました。
『テニスの王子様 BEST GAMES!! 不二 vs 切原』は11月15日(金)よりイベント上映がスタートします。
不二と切原がお互いに本気でぶつかり合う名試合をぜひ劇場でご覧ください!
作品情報
『テニスの王子様 BEST GAMES!! 不二 vs 切原』
上映期間:2019年11月15日(金)~2019年11月28日(木)
劇場:全国30館
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