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悠木碧、新曲を含めた13曲熱唱│オケコンレポート

悠木碧さんが伝統ある会場を自分色に染め上げる! 新曲から“IQが2になる”あの曲まで全13曲を熱唱……! 1st オーケストラコンサート「レナトス」レポート

2019年10月22日、東京芸術劇場にて「悠木碧 1st Orchestra Concert『レナトス』」が開催。タイトルどおり今回のコンサートは、フルオーケストラ。悠木さん自身にとっても挑戦のステージです。

パイプオルガンが一際存在感を放つ厳粛な会場で、悠木さんはアルバム「ボイスサンプル」収録曲や最新曲をここでしか聴くことのできない“オーケストラアレンジ”で歌い上げました。

本稿では、悠木さんの歌声と、東京ニューシティ管弦楽団による演奏が作り上げた公演の模様を紹介します。

厳粛な会場を自分色に染める

東京ニューシティ管弦楽団がステージに集結し、開演前の特有の緊張感に包まれた会場。そんな中、悠木さんは楽団の奏でるメロディをバックに登場し、1曲目「ランブリン ハンブリン」で静寂を切り開きます。

すると会場は、悠木さんの優しい歌声とオーケストラの演奏が交わった心地いいムードに包み込まれました。

穏やかな開幕を迎えた本公演では、続く3曲目「くれなゐ月見酒」で悠木さんの艷やかな歌声とムーディーな演奏が響いたと思いきや、サビに入ると曲調がガラリ。

ギター、ベース、ドラム、シンバルが一際存在感を示すアップテンポで、オーケストラアレンジならではの立体的な演奏を作り上げます。

挨拶代わりの三曲を終えるとMCに。悠木さんは「ようこそ!」と集まったファンへ歓迎の意を表しつつも、注目したのはバナナ型のペンライト。

ステージから見た率直な感想として「紫になるの笑っちゃったよ(笑)」と笑いを誘い、3曲目の余韻がまだ残る会場をリラックスムードに染めます。

一旦和やかな雰囲気に包まれた会場ですが、悠木さんの「総員、傾注!」という号令が響くと、ステージ上方に設置されたパイプオルガンから緊張感漂うメロディが。

戦地を思わせる厳かな空気とともに、4曲目「死線上の華」がスタート。悠木さんはまるでひとりの戦士の如く力強い歌声を響かせ、リラックスムードに包まれた会場のファンを圧倒しました。

「ボイスサンプル」でお披露目となった楽曲が続く中、6曲目、7曲目はアニメタイアップ曲が連続披露。

6曲目「帰る場所があるということ」は、タイアップ曲としても馴染み深いはずの同曲が、優しいピアノの伴奏と力強くも心地良い打楽器のメロディが交わった“まさにオーケストラアレンジ”と思わせる一曲に。

続く7曲目「永遠ラビリンス」でも、曲にあわせたキュートなダンス、演奏団との呼吸が合わさった“間”でオリジナリティが演出されました。

馴染み深い曲を終え、再びMCパートとなると悠木さんは、「ここからは“盛り上がりコーナー”」と会場のファンを煽り、続く8曲目として新曲「Unbreakable」をアナウンス。

2020年1月放送のTVアニメ『インフィニット・デンドログラム』のOPテーマとして先日発表されたばかりの同曲が、早くも会場限定のオーケストラアレンジバージョンとして披露されることに。

新曲の初生歌に大歓声を挙げるファンですが、悠木さんは「盛り上がる準備はできていますか!?」と会場のボルテージをさらに引き上げつつ、「Unbreakable」をコール。

壮大なメロディで演奏が始まると、悠木さんは全身を使ったジェスチャーで率先してファンのコールを煽ります。そして青一色に染まった会場に、エネルギッシュな高音を響かせました。

興奮冷めやらぬ会場ですが、ここで本公演に欠かせない一曲「Logicania distance」に。これまでのアップテンポな楽曲とは一線を画する一曲で、会場のファンは再び悠木さんの歌声と楽団の作り上げる旋律に深く耳を傾けます。

そして、歌い終えた悠木さんはひとりステージを後にしました。

演奏が終わり、再び静寂に包まれる会場ですが、悠木さんがステージを去ってわずか数分、ファンは待ちきれんとばかりに手拍子を揃えます。すると、再び悠木さんがステージに登場し、アンコールが始まります。

アンコールでは最後の一曲を迎えようとすると、悠木さんは「馬鹿になる準備できてる!?」とファンに問いかけ。ファンからは“あの曲を待ってました”と言わんばかりの大歓声が巻き起こります。

この反応に悠木さんは「今日イチ元気じゃん(笑)」と笑顔を見せ、続けて「この曲を聴くと皆さんのIQが2になります」と盛大な前振りでお待ちかね「バナナチョモランマの乱(無修正版)」をコール。

どこに潜んでいたのやらタムタム(銅鑼)が轟くと、体を揺らしたくなる陽気な音楽、そして、IQが2になってしまいそうなワードの数々が歴史ある会場に響き渡りました。

歌い終えた悠木さんは「気持ちよかったですね」と、大熱唱に大きなコールで応えたファンに笑顔を覗かせます。そして、「歴史とか伝統とかぶち壊しました(笑)」と、最後まで自身のカラーを突き通したことに満足した様子で公演の幕を閉じました。

コロムビアへの移籍後、初のソロコンサートとなった「悠木碧 1st Orchestra Concert『レナトス』」。多岐にわたって活躍する悠木さんの“音楽活動”へのこだわりが随所に盛り込まれた内容となりました。

本公演で披露された新曲「Unbreakable」をはじめ、悠木さんの今後の音楽活動にも目が離せません。

[取材/文・MoA]

セットリスト

1、ランブリン ハンブリン

2、Fairy in the hurdy-gurdy

3、くれなゐ月見酒

4、死線上の華

5、ふわふわらびっと

6、帰る場所があるということ

7、永遠ラビリンス

8、Unbreakable

9、Counterattack of a wimp

10、Logicania distance

ENCORE

11、ビロードの幕

12、Carve a Life

13、バナナチョモランマの乱(無修正版)

悠木碧オフィシャルホームページ(日本コロムビア)
悠木碧公式Twitter(@staff_aoi)

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