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冬アニメ『恋アス』高柳知葉×山口愛 声優インタビュー

高柳知葉さん&山口愛さんが語る、みらとあおの可愛さの秘訣とは? 冬アニメ『恋する小惑星』声優インタビュー連載第1回

天真爛漫・無邪気なみらと、コミュ障天体オタクのあお!?

――おふたりからご覧になって、演じるキャラクターを一言で表すなら?

高柳:天真爛漫・無邪気!

――その心は?

高柳:何も考えてない!(笑) 考えていないようで考えていて、考えているようで考えていない。でもその考えていない部分が周りを救うときもあるんですよね。

逆に、本当は色々と考えている部分が周りを引っ張っていくときもあって。そういう意味では、無邪気さが世界を救っているThe・主人公だなって思います! みらが何をやっても「しょうがない!」ってなりますから(笑)。

山口:たしかに!

高柳:こんなに最高な主人公はなかなかいないと思います。なんでも許しちゃう(笑)。本当に可愛いが詰め込まれていますが、決してあざとくなくて。敵を作らないような子だなって原作を読んでいて思いました。

――たしかに、自然に受け入れられる可愛さはありますよね。

高柳:そうなんですよね。ただ、演じる上で、みらは私の地声から離れているキャラクターなんです。だからといって作り過ぎちゃうとあざとくなってしまうので、作り過ぎずに彼女の素直さが出るように。「最初からこの声ですよ」と涼しい顔で言えるように演じなければと思って……挑んでおります……!

――声が小さくなってますよ(笑)。

高柳:だってみらは可愛いんですよ!(笑) それこそオーディションの段階で、この作品は全体的にナチュラルなお芝居の方向性で進めたいと伺っていたので。だから、決して作り過ぎないように……でも、私の声では作らないとみらにならないので、葛藤と戦いながら毎回演じています。

――その葛藤に対する答えは出ましたか?

高柳:みらの無邪気さを最大限に表現したら、可愛いけど可愛過ぎなくなるのかなと思って。だから、大事にするのは“可愛さ”よりも“無邪気さ”かなと思い、そこに重きを置くようにしてからは演じやすくなりました。

――可愛さを作って見せるわけではなく、無邪気さを追求した先に受け手側が可愛いと思ってくれるかどうか、ということですよね。

高柳:そうですね。第1話を観てくださった方に、その点が伝わっていたら嬉しいです……!

――では山口さん、あおを一言で表すなら?

山口:コミュ障天体オタク(笑)。

高柳:あはは、たしかに!(笑)

山口:先ほどもお話したように、あおは人との距離感を詰めるのが苦手な女の子ですが、天体の話題になると生き生きと話すので、コミュ障だけど天体オタクかなって思います。

小さい頃にみらと出会い、星を見て喜んでくれた姿を見て、あおは天体を通して人と関わることを学んだのかなと思っていて。高校で再会してからも、みらとは電話で普通に話していたりと、喋ること自体が苦手な子ではないんだと気が付きました。

クールっぽく見えますが優しい女の子なので、言葉数が少ない中で、その優しい雰囲気が表現できるように気を付けています。

――決して無機質になってはいけないものの、明るく演じても元々のキャラクターからかけ離れてしまいますよね。

山口:今までも感情を大きく出さない女の子を演じる機会はありましたが、その中でもあおは難しくて。ただ、その点は私自身と似ているところがあるので、素を出しつつ演じられているのかなと思います。

――みらとの距離感はどのように考えていますか?

山口:第1話で初めて部室にみらが入ってきたときのあおの表情を見ていると、真顔なんですよね。でも、みらと知った瞬間の表情が「あ、本当に嬉しいんだな」と感じられて。すぐにくじらのキーホルダーを見せていましたし、根はピュアな女の子なんだなってそのシーンから伝わってきました。

――第1話の中で、あおのテンションが一番高くなるシーンでしたね。

山口:オーディションの原稿にもそのシーンのセリフがありました。第1話では、この場面が一番感情が大きく表れるので、「ここだ!」と思って収録に臨みました。みらに対するテンションは、他のキャラクターと比べると違うのかなと思いつつ意識しています。

それに、くじらのキーホルダーを恥ずかしがって隠すのではなく、「ずっと持ってたんだよ!」と、アピールするところ、ずっとみらのことを忘れていない一途な気持ちを表に出すところが可愛いんです! 

――たしかに、あおの可愛さにグッとくる見せ場のひとつですよね。では、お互いのキャラクターについてはどんな印象がありますか?

高柳:あおは不器用さが可愛いですね。守りたくなる感じと言いますか。また、みらも天体のことはあおに教えてもらいつつ、無意識的にグイグイと引っ張っていく雰囲気が感じられます。そんなところが同い年だけど姉妹っぽくて可愛いんですよね。

パッと見たときに、みらが可愛い担当、あおがクール担当のような印象がありますが、実はあおの方が可愛い担当なんじゃないかなって思うんです!

山口:そうかも! 私も最初にみらのイラストを見たときは、もっとキャピキャピした可愛い女の子なのかなと思っていましたが、読み進めていくとあおの方がみらに助けられているというか。考えていないように見えて、色々と考えてくれているので。天体のこともあおに教えてもらいつつ詳しくなっていくので、みらに対しては真面目な女の子という印象が強いです!

高柳:それに、あおは乙女だからね!

山口:たしかに、ロマンチックな部分はあるよね。

高柳:みらからスマホにメッセージが送られたときに、返信に困ったあおがお母さんからビジネスメールの参考書を借りているシーンが可愛くて! みらは何も考えずにスタンプを送ってるのに(笑)。

山口:あおの返信を受けたみらが真に受けて落ち込むところも可愛いんだよね(笑)。

高柳:そんな不器用なやり取りですれ違いが起きつつも、ちゃんと分かり合えたふたりの関係性が第1話の段階で描かれていて、本当に可愛かったです(笑)。

(C)Quro・芳文社/星咲高校地学部
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