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『劇場版 声優男子ですが・・・?』7人の声優男子にインタビュー

『劇場版 声優男子ですが・・・?』上村祐翔さん、梅原裕一郎さん、河本啓佑さん、小林裕介さん、白井悠介さん、本城雄太郎さん、山本和臣さんインタビュー|僕たちがそろえば、無敵だ。

声優男子7人が思う、声優の“心構え”とは?

——まだ『声優男子ですが・・・?』をご覧いただいたことがない方に、番組のおすすめポイントを教えてください。

白井:「声優男子」という言葉がタイトルについていますが、果たして“男子”と言っていいのか分からない7人が……

梅原:声優おじさんだね。

一同:(笑)

白井:うん、声優おじさんたちが思いきり体を張っていろんなことに挑戦している姿を、片手間に見られるちょうどいい面白さがあります。

小林:あはははは(笑)

白井:あんまりハードルを上げすぎても良くないから(笑)

梅原:気負わずに。

白井:そうそう。気負わずに見られる番組なので、気軽にお試し感覚として見てくだされば、いつの間にかハマってもらえるのではないかと思っています。

河本:見るシーズンによって違うドキュメンタリーのような感覚が味わえると思います。“声優おじさん”という言葉が出てきましたけど、シーズン1のころは、5年若かったのでその若さやエネルギーで何事にもぶつかっていくというところが前面に出ていました。

それが少しずつ良い感じで力が抜けているというか、全力でぶつかっているだけじゃない、大人の余裕も生まれている部分が垣間見えてくるので、シーズンをおうごとに大人の風味も混ざってくるところは、この番組ならではの良さですし、シーズンによって違う味をお楽しみいただけると思います。

山本:そういう意味でいうと、それぞれマスコットキャラクターを作ったり、短編アニメーションになったりしていますし、今回は劇場版にもなって、無限大の可能性を感じます。

もっとまだまだ『声優男子ですが・・・?』でやったことがないことにも、新たな挑戦ができそうな番組だと思います。

——劇場版は大自然が舞台ですが、もし次の舞台が海外ならどこに行きたいですか?

山本:ラスベガス!カジノがしたい!

白井:誰が強いのか勝負する!?

河本:運を競い合う!?

本城:確か、河本さんはプライベートでカジノをやったことがありますよね?

河本:イギリスの初カジノで爆勝ちしました。

一同:おぉ~!

山本:その流れでいくとシンガポールとか。

白井:ギャンブルしたいだけじゃん(笑)

山本:あはははは(笑)

河本:マーライオンにアテレコするとか、声優っぽいこともしてね。

白井:マーライオンにアテレコしなくても(笑)

山本:でも、僕、デビューがマーライオンのキャラクターだったよ。

白井:マーライオン声優!

一同:(笑)

小林:ハワイ、ドバイもいい!

梅原:うんうん。

白井:ベタなとこきたね。

河本:もうみんなで焼けよう!バナナボートみたいな船関係の遊びやろうよ!

白井:あっそれだったらダイビングしましょう!

河本:いいね!そういえば……(上村さんを見て)ライセンスもってるよね。 

上村:そうそう!スキューバダイビングのライセンスもっています。

小林:そしたら、やっぱり近くのマレーシアやシンガポールでマリンスポーツしよう!

山本:マーライオンの水で(笑)

一同:(笑)

白井:オーストラリアとかもいいんじゃないですか!?

本城:おぉー!

山本:無人島とかに行ったりしてもいいかも。

梅原:無人島生活はいいかも。

白井:無人島生活で対決しよう!

河本:ウォシュレットは欲しいなぁ(笑)

山本:あはははは(笑)

小林:俺は個人的にヨーロッパ行きたい! 綺麗な町並みを見るだけでも楽しいですし、おしゃれな声優男子を……

梅原:またそういうこと言う(笑)

小林:やっぱり帰国子女だからね。

(ブーイングする他のメンバー)

小林:うるさいよ!(笑)

本城:言葉が通じないところで身1つで行くのは楽しいかも……!

白井:無理だよ!ポケトークを持って行こう!

山本:サバンナ行って動物相手に喋ることと一緒だよ!?

6人:それは違う!!!

一同:(笑)

——劇中では声優人生について語る場面がありますが、現在の声優さんは仕事の幅が広がったり、声優を目指している人も増えたりしています。プロの声優としての“心構え”があれば、目指している人への応援メッセージとしてぜひ教えてください。

山本:海外は別撮りが多いですが、日本の声優さんのアフレコ現場というのは、世界で唯一同じタイミングで行うことが多いと思います。

現場に対する周りへの空気の読み方や気のつかい方が自然と身につくというか、お互いを思いやる気持ちを持つことが本当に大事なことで。

『声優男子ですが・・・?』のように楽しい番組をやっている中でも、アフレコ現場にいくとしっかり自分のやるべきことと真摯に向き合いますし、基本的にみんな真面目な部分を備えていると思います。

今、声優として活躍している人たちは、相手を思いやる姿勢や気づかいが身についているからこそ、初対面でバラエティ番組をやったときでも“この人どういう人だろう?”から始まって、少しずつ自然体になって仲良く番組をやっていくことができるのかな、と思っています。

僕は、人に対する思いやりを大事にしています。

上村:声優は声を使う職業ではありますが、こうやって顔出しをしていろいろなことに挑戦するというところでは、コミュニケーションや人となりがすごく大事になってきますし、今求められていると感じます。

そういうところに惹かれて「この人を応援したいな」と思ってくださるファンの方がいらっしゃるので、お芝居を磨くのはもちろん大事ですが、そこにも人となりが必ず出てくると思うんです。

『声優男子ですが・・・?』で同世代の声優仲間と定期的に会って、みんながどういうことを考えてどういう表情をしているのか、ちゃんと見られるようになったのは、自分の中で糧になっていますし、ありがたいことだと思っています。

梅原:お芝居じゃないお仕事も増えているので、その大変さを感じることもありますが、本筋はアフレコといったお芝居にあるので、そこを見失ってはいけないなと思いつつも、こういう映像のお仕事などにも生かせる場面があると思います。

『声優男子ですが・・・?』では、アドリブ力や突発的に何かをやる力を養えることができるので、勉強になるところがたくさんありますしすごく楽しいです。そこが演技の幅につながると思います。

本城:普段、平日は学生をやっている自分が“声優とは何なのか”と言うのは大変恐縮ですが、学業も仕事も普段の生活を全部ひっくるめて無駄になっているものは何もないと思います。

僕は理系の大学生ですが、“このキャラクターはメガネで偏屈で理系学生っぽいから”ということで声をあててもらったこともありました。なので、お芝居だけじゃなく勉強も打ち込むことで、自分につながる部分があると思っていて。

だからこそ、いろんなことに打ち込むことが1番良いことなのかな、と考えています。

白井:僕は顔出しのバラエティ番組やラジオ番組など、普段のアフレコとは違う仕事もすごく楽しませていただいています。

今声優を目指している方は、この厳しい世界、自分に自信をなくしてしまうこともたくさんあると思いますが、どれだけ楽しめるかどうかが重要かな、と。

自分が楽しまないと見てくださる皆さんも楽しめないと思いますし、僕は見つけるというか普通に楽しんでいる人間ですが、どのようなことでも楽しめるところを見つけることが大事だと思います。

梅原:それも才能です。

白井:いやいやいや。まぁ、そういう才能が僕にはあります。

河本:かっこいい!!!

一同:(笑)

白井:何事も無駄にならないので、いろんなことにチャレンジしてください。

河本:僕は“声は人の身なり”という言葉を大事にしています。自分の声は人格から出てくるものなので、中身が磨かれるほど、それだけ出てくる声も魅力的になりますし、本当にその通りだな、と実感することもたくさんあって。

演じさせていただく役もそのときに出会う年齢やタイミングによって、自分の中にあるもので変わってきますが、そのときにしか出せないものもあると思います。

そのときに自分が全力で出したものが1番人に伝わるんじゃないかな、と。いろいろな技術もありますが、「誰かの心にセリフを届けたい」というハートが何よりも大事です。

『声優男子ですが・・・?』もシーズンを重ねてきましたが、そのときにしか出せないものがあります。もう1度、同じことをやる技術は身についてくるものですが、やっぱりそのときと同じ気持ちは出せませんし、そのときだからこそ良いものがたくさんあると思うんです。

とにかく、ハートがあれば伝わるんじゃないかな、と。

(笑いをこらえるメンバーたち)

河本:あれ!?ハートって言ったらダメなの!?(笑)

山本:ごめんなさい。心を英語で言っているところがツボに入ってしまいました(笑)

一同:(笑)

――では改めて、最後に小林さんお願いいたします。

小林:今の声優さんはやることがたくさんあって、目指す人も増えていると思います。その中で1番自分がやりたいことは何なのかという“芯”を持っていないと、何をやってもブレてきちゃうと思いますし、僕はお芝居を1番大事にしています。

その上でお仕事として受けるものを、どうお芝居に生かせるのかを考えていて。アフレコで磨かれるのは技術ですが、感性が磨かれているのはこういうバラエティ番組。

感性がどんどん豊かになっていくので、それをまっすぐにお芝居に出せるかどうかを僕は常に考えています。

……そして、ハートがすべてだと思います!

(全員が笑顔でうなずく)

――ありがとうございました!

『劇場版 声優男子ですが・・・?~これからの声優人生の話をしよう~』

映画タイトル表記:『劇場版 声優男子ですが・・・? ~これからの声優人生の話をしよう~』
公開表記:2020年2月14日(金)より、シネ・リーブル池袋にて公開
出演:上村祐翔 梅原裕一郎 河本啓佑 小林裕介 白井悠介 本城雄太郎 山本和臣
ナレーション:諏訪部順一
 

あらすじ

ある夏の日、キャンプ地に上村祐翔、梅原裕一郎、河本啓佑、小林裕介、本城雄太郎、山本和臣の6人の姿があった。彼らはこれまで以上に互いの絆を深めようと、アウトドアに出かけたのだ。

ただし、6人……そこに白井悠介の姿だけがなかった。

ともあれ、6人は大自然に囲まれた河原で水切りやスイカ割りを楽しむと、上村と河本は魚釣り、小林と本城は買い出しへ向かった。

その間に、残った梅原と山本はまき割りを始める。そして、キャンプ地にいたヤギに「白井悠介」と命名するのだった。やがて買い出しチーム、そして苦戦した魚釣りチームが帰ってくると、さっそく夕食の支度を始めることに。

すると、そんな6人の前に色違いのパラコードブレスレットが届けられる。手編みとおぼしき、この人数分のアウトドアの必需品を作ったのは誰か……。

そして、白井悠介はどこで何をしているのか……。

【映画概要】
企画プロデュース:服部洋之(ファミリー劇場)
プロデューサー:斎藤充崇 福田昌彦
宣伝:眞野りん 小柳大侍
監督:鈴木あゆみ
脚本:奈佐はぢめ ゴージャス染谷
撮影:倉島健一
録音:石井博文
照明:石井久友

主題歌:「7人の妖 with 特撮」(EVIL LINE RECORDS)

2020年/日本/カラー/5.1ch/製作・配給:東北新社/提供:ファミリー劇場

公式サイト

(C)東北新社
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