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『リゼロ』第2期1クール目を小林裕介×天﨑滉平で振り返る|インタビュー後編

『Re:ゼロから始める異世界生活』2nd season:スバル役 小林裕介さん×オットー役 天﨑滉平さんが第2期1クール目を総括|インタビュー後編

2nd seasonで最も印象に残った「友人を助けようとするのってそんなにおかしいことですかね?」のセリフ

――天﨑さんの2nd seasonで印象に残ったシーンを挙げてください。

天﨑:やっぱり32話「ユージン」ですね。演じる側としてもいち視聴者としても嬉しい回でした。スバルとエキドナの会話で、スバルが初めて死に戻りの話ができたことも印象深かったんですけど、力が抜けて、屈託なく笑えているスバルを久しぶりに見た気がして。

――スバルが自分のために、危険を顧みずに助けに来たオットーに対して、「何でそんな真似したんだ!」と怒るシーンは、1st seasonの時から既に関係が深くなっていたから出てきた言葉なのかなとも思いました。

天﨑:僕はもしかして、人に助けてもらうにはそれ相応の対価や理由が必要だという考え方があったから出た言葉なのかなと思っています。だからオットーがなぜ助けに来るのか、わからないんだろうなと。「お前が俺に手を貸す理由が見つからない」という発言は率直な気持ちや疑問から出てきた言葉で、オットーから「友人を助けようとするのってそんなにおかしいことですかね?」と言われた時、忘れかけていたことを思い出して、笑えたのかなと。

小林:スバルはオットーに関しては巻き込んでしまったという気持ちが大きいと思うんです。だから最後まで面倒を見ないといけないという責任感プラスあくまで部外者だからこそ巻き込みたくないという至って普通の考え方を持って接していたから、何でそんなに手助けしてくれるのか、違和感さえ感じていたのかもしれない。

でもオットーのひと言で、その瞬間だけ現実世界に戻れたんじゃないかなと。きっとこういうシーンって、スバルはマンガとかで見たことがあると思うんです。「友達だからに決まっているだろ」とか言うお決まりな展開のはずなのに、いざ自分がそういうことになったら笑い泣きしてしまうのが『リゼロ』らしいなと思います。それまでは相対する相手が年上だったり、陰謀が絡むことが多かったから忘れていたこと当たり前な事に気付かせてくれた、いいシーンだったと思います。

世にはびこる「オットーヒロイン説」への天﨑さんの見解は?

――2nd seasonの対談インタビュー企画で、ラム役の村川梨衣さんは癒しポジションはペトラかオットーしかいないとおっしゃったり、ペトラ役の高野麻里佳さんに至ってはヒロインとして見てくれるならライバルはオットーとしかいないと好意的な声が多かったです。

天﨑:嬉しいです(笑)。僕から見てもペトラはいい子ですし、間違いなくヒロインの1人だと思います。

小林:オットーは?

天﨑:あくまで「ヒロイン」ではなく、「友人」です(笑)。

宣伝担当:世間一般的にはヒロインと呼ばれていますよ。

天﨑:そういう意見があることも、そういう見方があることも知ってはいるし、その通りだなと思うんですけど、「ヒロイン」よりも「女房役」みたいに見てほしいです…。

小林:それでも性別は女性のままだよ(笑)。

天﨑:ヒロインは僕の中では助けられる存在という印象で、オットーもスバルを助けられたらと思っているので。ただ「相棒」や「パートナー」というのもちょっと違う気がして。

小林:ずっと見守っていて、ここしかないというタイミングで出てくる女房?

天﨑:そんな感じですね。

小林:でもそれってお母さんじゃない?

一同:(爆笑)

(C)長月達平・株式会社KADOKAWA刊/Re:ゼロから始める異世界生活2製作委員会
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