声優
メディアミックス作品『プラオレ!』制作発表会レポ&声優インタビュー

青山吉能さん「私にとっても本当に嬉しい作品」|『プラオレ!~PRIDE OF ORANGE ~制作発表会』配信後インタビュー

2020年12月11日、サイバーエージェントグループと「DMM GAMES」による新プロジェクト『プラオレ!~PRIDE OF ORANGE ~制作発表会』が開催された。

『プラオレ!』は、栃木県日光市を舞台に少女たちがアイスホッケーを通じて世界の頂点を目指す新メディアミックス作品だ。

今回のイベントでは、青山吉能さん、相良茉優さん、汐入あすかさん、北守さいかさん、本郷里実さん、森山由梨佳さんなど主要キャストの登壇に加え、事前開催されていたオーディションを勝ち抜き、本作が声優デビュー作となる増田里紅さん(主役:水沢愛佳役)がお披露目された。

また、監督を務める安齋剛文さんや製作総指揮のサイバーエージェント・落合雅也さん、プロアイスホッケークラブ「H.C.栃木日光アイスバックス」の土田英二さん、衣笠伸正さんも出席。プロジェクトの企画背景や作品、日本における女子アイスホッケーの現状についてさまざまな話題が飛び出した。

作品の題材がアイスホッケーということで久しぶりに「Queen」の楽曲を聴きながら、記者会見会場へと足を運んだ。

YouTubeに力を入れていく

イベントの内容の詳細はこちらの記者会見動画を見ていただきたい。製作総指揮を務める落合さんとアイスホッケーの関係性や本作に掛けるスタッフ・キャストのメッセージは必見の内容となっている。


 
また、『プラオレ!』はキャスト陣によるYouTube展開にも注力していくという。落合さんは「声優かYouTuberか分からなくなるほど頑張ってほしい」と熱いメッセージを送っていた。


 
※当日にアップされた動画。敬語禁止というルールを用いてこれから仲を深めていくようなわちゃわちゃ感に溢れていた。

記者会見が終わり、各メディア合同の囲み取材へ。アニメイトタイムズはたっぷりと質問することに成功したので、その点を細かく書いていきたい。囲み取材一つ目の質問は勿論、青山吉能さんへ、だ。

囲み取材の模様を一部始終

ーー小野真美役の青山吉能さんに質問です。

青山:(笑)。

――(コホン)7人の女の子たち。音楽はMONACAさん。これから青山さんにとって「プラオレ」は縁深く、非常に濃い大切なプロジェクトになると思います。改めて、記者会見当日を迎えた今の気持ち、これからへの想いなどを聞かせてください

青山:そうですね……。この話は言っていいんですよね? 私はメインのオーディションに一回落ちてるんですよ。その後で「小野真美ちゃんという子がいるんですけど?」とお声がけいただいたんです。

それでこの皆さま(キャスト、スタッフを見渡しながら)たちの仲間入りを果たしたので、一度私はここにはいなかったかもしれないという経緯もありつつ……。

私が演じる小野真美ちゃんが皆とどのように関わっていくのか。どんな物語になるのか。楽しみにしていただけたら嬉しいです。

この7人で……YouTubeなどこれから楽しいことを沢山やっていきます。私にとっても本当に嬉しいコンテンツになりますので、皆さんにとって楽しいものになっていけばいいなって思います。

(少し間をおいて)……これでよろしいでしょうか?

――ありがとうございます!

青山:ありがとうございます(ニッコリ)。


 

――続いての質問です。これはキャスト様全員にお願いします。アイスホッケー×アニメという作品自体が珍しいですよね。僕は世代的に木村拓哉さん主演のドラマ「プライド」を見ていたので、懐かしい気持ちもありつつ、これから新しい物語がはじまっていく期待で胸がいっぱいになりました。キャストの皆さまがこれまでアイスホッケーにどんなイメージを持っていて、作品を通じて今はどのような印象があるのか?についてお聞かせください。

森山:木村拓哉さんが主演の『プライド』をお父さんが見てました。出身地も三重県であまり身近にアイスホッケーがあったというわけではありませんでした。

今回のお話をいただいて、はじめてアイスホッケーの見学に行かせていたただいたんですけど、あまりのスピード感や激しさ。選手同士の熱い気持ちをヒシヒシと感じて……。

今までサッカーや野球を見てきたんですけど、それに負けないくらい熱量があるんだなって。アイスリンクが溶けちゃうくらいの熱があるんだなって実感しています。


 
青山:私も本作ではじめてアイスホッケーに触れました。はじめて見た時にこれどうやってアニメにするんだろうって思ったんです。スピード感が凄くって……。作画大変だろうなって思いながら見ていました。私はC2Cさんに絶大な信頼を置いていますので、どんなアニメになるのか今から楽しみです。

本郷:私は小学生の頃に6年間サッカーをしていました。アイスホッケーについて調べてみると、ルール的に通じるものがあるなって思いましたね。戦い方だったり……戦術一つとっても1人のスポーツファンとして楽しめる要素が沢山あると思いました。

栃木に行って、実際の試合を見てみるとスピード感や迫力が凄くて。他のスポーツと違って、点が入らない限りずっとプレーが止まらないという新しさも新鮮でした。キャラクターの気持ちも考えつつ、見学しなきゃと思ったんですど。純粋に試合を楽しんでしまいました。

『プラオレ!』に関わってから見るアイスホッケーは熱量があって、今からが楽しみだなって思います。


 
増田:皆さんと一緒にアイスホッケーを見たのが初めてで。本当に熱いなって。そういった部分をチームプラオレ!の皆さんと作り上げていきたいなって思います。

相良:私は小学生の時にフィギュアスケートを嗜んでいる時期がありました。その時、隣でアイスホッケーの靴を履いた方たちが滑っていたんですけど、フィギュアと違う滑り方や双方をするんだな〜と思っていました。

皆も言ってるんですけど、スピード感や激しさが本当に凄いんです。アイススケートって。パックが本当に見えなくなっちゃうんですよ。速すぎて(笑)。

アイススケートは本当に地元の方に愛されているスポーツです。いつか、私もやってみたいなって思います。ぜひ、生で一度アイスホッケーを観戦して欲しいです。


 
汐入:私も日光にアイスバックスさん( H.C.栃木日光アイスバックス)の試合を見に行かせていただいて……。パックって氷の上を滑るのかと思ったら「ドカーン!」ってすごいスピードで空中を飛んでいったのでビックリしました。氷上の格闘技とはこういうことなのかと。

私はあんまりルールも分かっていなかったんですど、本当に観戦が楽しめるスポーツだなって。アニメがはじまって皆さんがアイスホッケーに興味をお持ちいただけたら、会場に足を運んでいただきたいなって思います。


 
北守:梨子(鷲沼 梨子)ちゃんはスポーツ万能なんですけど、私自身はあんまりスポーツが得意じゃないんですよ(笑)。実際に試合を観に行った時に、すごく迫力があって……。単純にスポーツの楽しさを知ることができた気がします。アニメでどんな風に再現されるのか楽しみです。


 

――最後に。アニメ初出演、初主演。本作の座長でもある増田さんから一言いただければと思います。

増田:チームプラオレ!!一丸となって栃木、日光市を盛り上げていきたいと思います。応援よろしくお願いします!!!

――ありがとうございました!

[文・川野優希]

『プラオレ!』作品情報

日光市に本拠を置くアイスホッケーチーム、ドリームモンキーズ。

そのドリームモンキーズが開催する体験教室の門を叩いたのは、地元に住む中学生、愛佳と彼女に強引誘われた妹の彩佳、幼馴染みの薫子と真美。同じ参加者には梨子と尚美の姿もあった。練習後、皆、すっかりアイスホッケーに魅せられてしまい。「来週も参加しようよ」と言うまでになっていた。

やがて監督の羊子から誘われて、愛佳、彩佳、薫子、そして梨子と尚美は ドリームモンキーズに正式に所属することになる。

そんな中、強豪チーム釧路スノウホワイトに所属していた有名選手、優が チームを辞めるだけでなくアイスホッケーさえも辞める決意を固め祖母の住む日光へとやってくる。

「もう二度とリンクに立つことはない」

そう思っていた優を再びリンクに引き戻したのは、羊子と愛佳達だった。

こうして優を迎えた愛佳達ドリームモンキーズ新人チーム。練習試合、合宿などを経て、皆、それぞれ成長していき、またチームも一丸となっていく。

「心の絆でパックをつなげっ!」を合言葉に、大会に臨む愛佳達ドリームモンキーズ。果たして、その結果は!? これは少女達の、汗と涙の成長物語なのである。

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