アニメ
アニメ『リゼロ』2期 前半クール 第7話(32話)振り返り【ネタバレ注意】

アニメ『Re:ゼロから始める異世界生活 2nd season』前半クール 第7話(32話)を振り返る! スバルが自分の死を軽く考えすぎなところが目立ってきましたが、果たして……!?

死んだ直後なのにやたらと落ち着いているスバル……自分の命の価値を低く見積もり過ぎなきらいも?

死に戻るとそこはエキドナ(CV:坂本真綾さん)の試練直後の遺跡の中。どうやらセーブポイントの更新は無かった模様です。その後は1回目同様の会合があったことを思わせる描写が入り、一度エミリア(CV:高橋李依さん)を気遣い眠るよう諭す場面が挿入されていました。

この時エミリアが、首から下げたネックレスを握りしめ震えていたのが印象に残ります。スバルも随分成長を見せてくれてはいるものの、もしかしたらもう少しだけエミリアのことを考えてあげる必要があるのかも知れません。

そういえばこれまでの死に戻りの中で、エミリアが試練の中で何を見たのかを詳しく聞くことはあまり無かったように思えます。もしかしたら彼女のほうはスバルに打ち明けたいことや、聞いて貰いたいことがあったりするのでしょうか。

エミリアにゆっくり休むよう諭した後、オットー(CV:天﨑滉平さん)との会話に。彼はエミリアが弱っているにも関わらず、妙に冷静でいるスバルが気にかかる様子。これで三度目の死に戻りになるスバルですが、やっぱりこのやり直しの連続に少し慣れて来てしまっているように見えます。悪いことではないのかもしれませんが、「危うい」というオットーの危惧もわかるところ。

するとそこに現れるガーフィール(CV:岡本信彦さん)。彼にリューズ(CV:田中あいみさん)の下に連れてこられ、また新たな展開が見られることに。

まずはガーフィールの姉であるフレデリカが聖域の外に出られている理由が判明。スバルはこれをとっかかりに聖域からの脱出を考えていたのですが、フレデリカとガーフィールは父親が異なっており、ガーフィールはハーフでもフレデリカはクウォーター以上になっているそう。

結界がハーフかどうかを判別する基準は“血の濃さ”にあるようで、これによって大分血が薄くなっているからこそ、フレデリカは試練を受けることなく聖域から出ることができたようです。だからガーフィールが“ティンゼル”、フレデリカが“バウマン”と別姓になっていたのですね。

思惑からは外れてしまいましたが、「情報を全部入手してからクリア方法のために頭を悩ませたい」と語ったスバルにとっては、これらも有益な情報になるのではないでしょうか。またこの話の中で「エミリアに試練を受けさせたくない、それは完全な俺の我儘だ」と話していたスバル。

加えて「今じゃなくてもエミリアはいずれ過去と向き合う」「逃げずに打ち勝ってくれるって、あの子にゾッコンな俺は信じ込んでっからねぇ」とも語っていたのですが、そんなに彼女を信じているなら、それは当のエミリア本人に直接伝えてあげたほうがいいのでは? などとちょっと思えてしまいます。

そしてスバルは今回ではここで、自分にも試練を受ける資格があることと、既にひとつめの試練を突破していることを明かします。そうして自分が試練をクリアすると宣言しますが、リューズはここでスバルには大人しくしてもらわなければならないと語り、ガーフィールによって監禁されてしまいました。

スバルは自分も試練を受ける資格があることや、既にひとつめをクリアしたことを口外しないで欲しいと求めたのですが、ここでリューズは「約束は守る、口外はせん、リューズ・シーマ名に懸けて誓おう」と、彼を監禁する際に話ました。どうやらその約束は守ってもらえるようです。

ただなぜスバルが監禁されねばならなかったのかも気になるところですが、この時彼女が述べた“シーマ”という性も気になるところ。彼女の性は“ヴィルマ”だったような覚えがありますが、これにも何かの理由があるのでしょうか。もしかしたらリューズは何らかの理由で同じ外見の人物が何人か別に存在しているなど、秘密があったりするのでしょうか。

どこかに閉じ込められてしまったスバルですが、ガーフィールより、遺跡から出た時点でスバルから感じられる瘴気が濃くなっていたと指摘を受けます。この瘴気は第1期にて“魔女の残り香”と呼ばれていた物と同じ模様。死に戻りを繰り返すことでこれが濃くなってしまっていたのでしょうか。

これによってその直後から疑いを持たれていたようで、そんな人物が何故か試練を受ける資格を持ちしかもクリアしたとあっては、何か危険な要素をもっていてもおかしくないと感じても不思議はありません。

ここでも拘束されている最中に舌を噛み切って自決しようとするスバル。この後ガーフィールが去った後にも、自ら地面に頭を何度も打ち付けて死のうとする場面があるのですが、死に戻りができるとはいえ流石に自分の命に頓着が無くなり過ぎというか、自分の死を軽く考えすぎではなかろうかと思わずにはいられません。

また姿を消したスバルを捜索する面々が見られる場面が一度入るのですが、やはりエミリアはパック(CV:内山夕実さん)を呼ぶことができない様子。彼が姿を見せてくれない理由も非常に気になるところ。また分かれる直前にスバルと会っていたオットーは、ガーフィールから口止めを受けていました。

オットーが唯一の手がかりとも言える状況なので、ここで彼から情報が得られる可能性を潰されてしまうと非常にマズイのですが……といったところで場面は再び監禁されているスバルに。目隠しをされ口も塞がれ両手も縛られ身動きの取れないスバルの胸に去来するのは、死に戻る前の世界で最後に口論したベアトリスのこと。彼女についてのさらなる情報も、今後得られることはあるのでしょうか。

身動きの取れないスバルの世話をするために何者かが牢に足を踏み入れることがあったことを伺わせつつ、幾分かの時間が経ったところでスバルの下に現れたのはまさかのオットー!? 何故ここに彼が現れたのかと言われれば、スバルを助けに来る以外の目的が無いのでそこは間違い無いハズ。

ここでオットーからスバルが監禁されてからの情報を得られたのですが、エミリアがスバルが居なくなって取り乱していることや、ロズワール(CV:子安武人さん)の提案で大規模なスバルの捜索隊を出すためにエミリアが聖域の解放を目指し再度試練を受け、失敗してしまったことが明らかに。スバルが身動きが取れなくなる前とほぼ状況は変わっていないように思えます。

また気になるのは、オットーがここに現れてくれた理由。ありがたいことに変わりはありませんが、何故彼が危険な橋をわたってまでスバルを助けてくれるのかがわかりません。スバルも彼がそこまでしてくれる理由に心当たりがなかったようで実際彼に問うてみるのですが、オットーから返ってきたのは「“ユージン”を助けようとするってのは、そんなにおかしなことですかね?」という言葉。

今回のエピソードのタイトルにもなっている“ユージン”という単語ですが、この場面で出てくるとしたら“友人”=“友達”であることは間違いないでしょう。しかし利害関係しか無いと思っていたスバルはこのことに思いもよらなかったのか、“ユージン”が誰の事なのかわかっていない様子。

そうしてオットーから友達だと思っていると真摯な説明を受けたスバルは大爆笑。もちろんこれはオットーを笑っている訳ではなく、そんな簡単なことにすら気付けなかった自分への自嘲を含んだものでしょう。

誰が敵で誰が味方なのか、常に人を疑わなければならないスバルですから、確かに難しいことだったとはいえ、友達を助けたいと思う……このオットーの想いに気付けない大馬鹿野郎が自分自身であったとあっては笑わずにはいられないというのはわかる話です。

オットーにスバルが「助けてくれてありがとう」と声を掛けたところで、一度エンディングを挟みCパート。オットーの手引きで案内された先で待っていたのは、なんとラムでした。次回、彼女とスバルは、一体どのような動きをみせるのでしょうか?

加えてラストシーンではスバルが既に牢に居ないことにガーフィールが気付く一幕があり、彼との衝突もありそうな予感が。一度目とも二度目とも違った展開を見せている三度目の死に戻りですが、この先にも期待しましょう!

公開中の第32話のアフレコアフタートーク動画には、スバル役の小林さんとオットー役の天﨑さんが出演されています。こちらもあわせてチェックしてみてはいかがでしょうか。

 

『Re:ゼロから始める異世界生活』2nd season作品情報


 

放送情報

後半クールは2021年1月より
AT-X、TOKYO MX、BS11ほかにて放送開始!
 

イントロダクション

俺が必ず、お前を救ってみせる。

コンビニからの帰り道、突如として異世界へと召喚されてしまった少年・菜月昴。頼れるものなど何一つない異世界で、無力な少年が手にした唯一の力......それは死して時間を巻き戻す《死に戻り》の力だった。

幾多の死を繰り返しながら、辛い決別を乗り越え、ようやく訪れた最愛の少女との再会も束の間、少年を襲う無慈悲な現実と想像を絶する危機。大切な人たちを守るため、そして確かにあったかけがえのない時間を取り戻すため、少年は再び絶望に抗い、過酷な運命に立ち向かっていく。

2016年にTVアニメ化され、世界中で大ヒットを記録した『Re:ゼロから始める異世界生活』、待望のセカンドシーズンが2020年7月8日(水)よりAT-X、TOKYO MX、BS11ほかにて放送開始!
 

 

スタッフ

原作:長月達平(MF文庫J『Re:ゼロから始める異世界生活』/KADOKAWA刊)
キャラクター原案:大塚真一郎
監督:渡邊政治
シリーズ構成:横谷昌宏
キャラクターデザイン・総作画監督:坂井久太
モンスターデザイン:小柳達也
アクション監修:大田和寛
プロップデザイン:岩畑剛一、鈴木典孝
デザインワークス:加藤千恵、コレサワシゲユキ、灯夢、坂井ユウスケ
美術設定:青木薫(美峰)
美術監督:高峯義人(美峰)
色彩設計:坂本いづみ
特殊効果:川西美保
撮影監督:峰岸健太郎(T2studio)
3Dディレクター:軽部優(T2studio)
編集:須藤 瞳(REAL-T)
音響監督:明田川 仁
音響効果:古谷友二(スワラ・プロ)
音楽:末廣健一郎
音楽制作:KADOKAWA
アニメーション制作:WHITE FOX
製作:Re:ゼロから始める異世界生活2製作委員会
 

キャスト

ナツキ・スバル:小林裕介
エミリア:高橋李依
パック:内山夕実
レム:水瀬いのり
ラム:村川梨衣
ベアトリス:新井里美
ロズワール・L・メイザース:子安武人
ガーフィール・テンゼル:岡本信彦
オットー・スーウェン:天崎滉平
フレデリカ・バウマン:名塚佳織
ペトラ・レイテ:高野麻里佳
リューズ・ビルマ:田中あいみ
エルザ・グランヒルテ:能登麻美子
エキドナ:坂本真綾
 
シリーズポータルサイト
TVアニメ公式サイト
公式ツイッター(@Rezero_official)
 

原作情報

原作小説『Re:ゼロから始める異世界生活』
第1~24巻まで好評発売中!


 

 
著者:長月達平
イラスト:大塚真一郎
価格:600円+税

BD&DVD発売情報

(C)長月達平・株式会社KADOKAWA刊/Re:ゼロから始める異世界生活1製作委員会
(C)長月達平・株式会社KADOKAWA刊/Re:ゼロから始める異世界生活2製作委員会
おすすめタグ
あわせて読みたい

関連商品

おすすめ特集

今期アニメ曜日別一覧
2024年春アニメ一覧 4月放送開始
2024年冬アニメ一覧 1月放送開始
2024年夏アニメ一覧 7月放送開始
2024年秋アニメ一覧 10月放送開始
2024春アニメ何観る
2024年春アニメ最速放送日
2024春アニメも声優で観る!
アニメ化決定一覧
声優さんお誕生日記念みんなの考える代表作を紹介!
平成アニメランキング