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アニメ『リゼロ』2期 前半クール 第13話(38話)振り返り【ネタバレ注意】

アニメ『Re:ゼロから始める異世界生活 2nd season』前半クール 第13話(38話)を振り返る! 嫉妬の魔女サテラがスバル(CV:小林裕介)に望むこととは!? そして今後の鍵になりそうなのは、まさかのオットー(CV:天﨑滉平さん)

MF文庫Jから刊行されている長月達平先生によるライトノベル『Re:ゼロから始める異世界生活(リゼロ)』。本作のTVアニメ第2期『Re:ゼロから始める異世界生活 2nd season』前半クールが2020年7月から9月にかけて放送されました。

アニメイトタイムズでは現在、2021年1月よりスタートする後半クールの放送に向けた前半クールの振り返り企画を実施中です。前回の37話に引き続き、前半クールの最終話である第13話(38話)「泣きたくなる音」の振り返りをお届けします!

前回の第37話「魔女たちの茶会」では、エキドナ(CV:坂本真綾さん)の真意が明かされたほか、彼女の空間に嫉妬の魔女ことサテラまでもが乱入。大罪を冠した魔女たちが勢揃いしたところで終わっていました。

スバル(CV:小林裕介さん)はそんな状況から無事に、エミリア(CV:高橋李依さん)たちの下へ戻ることができたのでしょうか。そして今回のラストは衝撃の展開に……!?

スバルとサテラは何らかの関係がある?

いきなり現れたサテラに「礼儀知らず」と発言するエキドナですが、やっぱりサテラのことは快く思っていないのでしょうか。サテラはこれまで通りスバルへの愛を囁きますが、スバルは“彼女が死に戻り”の力を与えたサテラの目的がわからず、誰の力も借りず自分の力だけでなんとかすると、まるで全てを拒絶するかのような状態に。

以前からスバルは死に戻りへの決断が早いと言いますか、自分の死の価値を低く見積もっている。もしくは自分の価値が死に戻りだけだと考えているような節がありましたが、前回のエキドナの言葉やこのサテラの登場でずっと抱え込んでいたモノが爆発したのでしょう。そんな彼に、サテラから「もっとあなた(スバル自身)を愛して」という言葉が投げかけられます。

スバル自身は死に戻りが自分の唯一の価値だと考えていますが、それを与えたサテラにとっては力ではなくスバル自身に価値があると考えている様子。ミネルヴァ(CV:小松未可子さん)が「あの子(サテラ)が浮かばれない」と言っていましたが、サテラの思うところは今後さらに掘り下げて欲しいところ。

サテラの言葉に対するスバルの返答は、自分がどれだけ傷つこうとも誰も欠けずに明日を迎えられたらいいというもの。加えてレム(CV:水瀬いのりさん)を救えなかったことをやはり引きずっていたことがわかりました。

そうしてサテラが再び言葉をかけようとしたところで、まるでそれを拒絶するようにスバルは舌を噛み切って自殺を試みます。死へと向かうスバルに「あなたが救いたいと願う全ての中には、あなたもいるべきだ」「二つの試練で何を見てきた」と呼びかけるサテラ。

その時スバルの脳裏に蘇ったのは、彼の死を嘆く人たちの言葉と、彼が助けたふたりの女の子の言葉。その声をきいて「死にたくないよ」と呟くと、死に戻ることなく再び魔女たちの集まる空間に戻って来ました。やはり戻れるとはいえ、心のどこかで死ぬことを恐れていたり、嫌だと思っているところがあったようです。

死に戻りを繰り返す以外に自分にも価値がある、そう考えていいのかというスバルを肯定する言葉を発したのは、やっぱりサテラ。自分がかつてスバルに救われたからこそ、スバルが救われることを願っていると。サテラとまともに会話するのは今回のエピソードが殆ど初めてのように思えますが、ふたりの関連性は気になるところ。

この時スバルの命を助けたのは、魔女たちの力でした。最初からサテラの肩を持っていた様に見えるミネルヴァはもちろんですが、スバルが自死を選んだことを尊重したテュフォン(CV:久野美咲さん)とセクメト(CV:中原麻衣さん)。大兎を倒すと大口を叩いたからには挑むくらいはして欲しいと言うダフネ(CV:東山奈央さん)。おそらくスバルを呼び戻した声を聞かせたカーミラ(CV:石見舞菜香さん)と、それぞれ意見とやり方は違っているものの、スバルを案じているように見えます。

やはり言ったことの筋は通せと命まで助けてくれるダフネはすごく好感が持てますね。また“色欲”だけあって“、愛”に関しては一家言ありそうなカーミラも気になるところ。今後彼女たちの過去なども描かれて欲しいですね。

それぞれがスバルに肩入れする理由は到底理解が及びませんが、自分の中にあった「傷つくのが怖い」「痛い思いもしたくないし、誰かが酷い目にあうところも見たくない」といった想いに気付いたので、例え望んだ未来へ最後には辿り着けるとしてもエキドナの手を取ることはもうできません。

真意はどうであれ、エキドナに救われかけたことだけは事実である。スバルがこれだけは認めると、最後に「ガーフィールが聖域の外の世界を恐れている」「状況の打破にはその呪縛を解く必要がある」という情報がエキドナからもたらされました。

そして魔女たちに自分の選択を尊重してくれた感謝を述べたスバルは、最後にサテラへ自ら語り掛けます。スバルが「お前の言う通り、もう少しだけ自分を好きになってみる」と決意を述べると、やはり彼の身を案じている様に見えるサテラ。

「死ぬのに比べたらどうってことない」これはスバルだからこそ言える言葉でしょうが、ここからスバルが自分の価値を少しは認められたことが窺えます。この時サテラからかけられた「そしていつか必ず……私を殺しに来てね」という言葉や、この時あった出来事は今後もスバルの中に残っていきそうです。

そしてサテラは、スバルに自分を殺して貰うことが目的なのでしょうか。スバルはこれに「俺が必ず、お前を救って見せる」と作品自体のキャッチコピーを思い出させる言葉で返答した訳ですが、ここで今回のエピソードのタイトルである「泣きたくなる音」が出てくるのは印象深いですね。スバルにとってのその音は、一体なんなのでしょうか。

状況的にはこれまたエミリアとそっくりなサテラの声のようにも思えます。絶対に助けると誓った女の子と同じ容姿に同じような声をした女性から、私を殺しに来いなんて言われたら泣きたくもなりそうですが、果たして……!?

(C)長月達平・株式会社KADOKAWA刊/Re:ゼロから始める異世界生活1製作委員会
(C)長月達平・株式会社KADOKAWA刊/Re:ゼロから始める異世界生活2製作委員会
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