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『ヒロアカ(第5期)』佐倉綾音、井上麻里奈、真堂 圭インタビュー

春アニメ『僕のヒーローアカデミア』佐倉綾音さん、井上麻里奈さん、真堂 圭さんインタビュー! 八百万と耳郎の密かな友情や5期の見どころについてトーク

成長しかないデク。A組メンバーのモチベーションの源

――主人公のデクについての印象と成長を感じた点を教えてください。

佐倉:お茶子としてずっとそばで見ていますけど、置いていかれないように必死ですよね。1人でどんどん先に行ってしまうけど、振り向いて、「大丈夫? ついてこれる?」と言われるのも何かシャクだし(笑)。もう成長しか感じていません。

井上:何かが起きるたびにA組のメンバーが思うのはまずデクで、「デクならどうするんだろう?」と、みんな考えるんです。そんな存在が目の前にいることが大きいし、みんなも努力して、一緒に成長していけるんですよね。ありがたいね。

真堂:デクはモチベーションだから。

佐倉:デクの成長に対して、一番しんどい想いをしているのが爆豪で。下に見ていたデクが急に自分の上に行って、プライドと現実の狭間でもがく姿は見ていられなくて。

そんなに厳しい経験をしたことはないけど、気持ちはわかります。A組のみんなはデクに対してレベルが違うと思っているんじゃないかと思いますね。

――5期の収録現場の雰囲気はいかがですか?

佐倉:今回から全員での収録が難しくなって、人数を絞った形での収録になりました。『ヒロアカ』の現場ほど、それが辛いと思ったことはないくらいです。

今までは一堂に会して、それぞれの呼吸を生で感じながらお芝居ができていましたが、4~5年分その経験で慣れてしまっていることもあって、当たり前のことがどれだけ貴重なのかを気付かされました。

井上:熱量はみんなで上げていかなければいけないものですが、今回は最大で5人ずつ分けての収録でしたね。私の前に収録した方の音声は聞けるけど、最初に録る人はガイドになるものではないですし、同じシーンでの掛け合いも一緒にできなかったり。

今まではデク役の山下(大輝)君や岡本君が中心になって、スタジオの熱量を上げてくれて、それに負けないようにやってきたけど、その道標がなくなって。熱量を保ちながら、少人数でも皆さんに伝えたいと思って、みんな一生懸命に取り組んでいます。

佐倉:そういえば真堂さんに会ったのも久々かもしれません。すれ違いはありましたが。

真堂:そうだね。今の収録の形になってから、この3人が収録で一緒になることは全然なくて。一応、本編で掛け合いがある人たちとは一緒に録るもののアクリル板越しなので。『ヒロアカ』は細かいニュアンスが大切なのに、ダイレクトに感じることができない違和感になかなか慣れなくて。今、模索している状態です。

井上:A組は特にアドリブも多くて、今まではみんなの雰囲気を感じながら自由気ままに、1人で騒いだり、掛け合いしたりしていたけど、それも難しくなって。

みんなでやるとキャラクター的にしゃべる人としゃべらない人がいて、しゃべらない人はしゃべる人に任せておこうとするけど、個別で録っていくとしゃべっていない人もしゃべらないといけないから「アドリブ考えてなかった!」ということも。やっぱりテンションを上げてくれるバカ組がいないとつらいよね。

真堂:耳郎もガンガンしゃべるタイプではないけど、アドリブを入れなきゃいけなくなると、すごく考えた末、アドリブらしさがなくなって。オンエアされた時、どう聞こえるんだろうとちょっと不安になりますね。

5期はA組とB組のチーム戦。初めて戦う相手やライバルも出現!

――5期において、ご自身の演じるキャラクターの見どころを教えてください。

佐倉:お茶子は今まさに成長中ですが、デクに頼りがちな気がしていて、「デク君、どうする?」と指示を仰ぐセリフも多いんですよね。

演じる人間として客観的に見た時、デクに一生頼り続けるわけにはいかないから、デクから卒業したり、解放される時が来ることを見据えると、今のお茶子を見て「頑張れ」と思うし、どの瞬間も愛おしく感じていて、そんな印象を持ちながら5期を演じています。

井上:ヤオモモにとってB組の拳藤さんというライバルが生まれたことが嬉しいんです。ライバルの存在はすごく大事だと思っていて、自分が認めた相手と競い合うからこそより成長できるし、魅力的になれるので。

ヤオモモ自身はライバルだと口にしないけど、相手がライバルだと認めてくれたことによって自覚できたし、ライバルにふさわしい人間にならないといけないと頑張れるし。八百万は日々、成長しているなと感じられる5期ですし、いい見せ場を提供できるんじゃないかと思っています。

真堂:耳郎は当初、全然しゃべらないし、クラスメイトから一歩離れて、1人で音楽を聴いていたりして、あまり本筋には関わらない子なのかなと思っていました。

それが徐々に打ち解けていって、峰田につっこんだり、ガンガン行く子なんだなと。そして文化祭で、自分がどうなりたいかをハッキリさせたことで表情が前よりも明るくなった気がします。私自身も今まではクールに抑えたお芝居をしていたけど、「もうちょっと出しても平気」とか「もう2歩進んでも大丈夫」という感情が芽生えてきました。

自分の中の耳郎のイメージがどんどん変わってきた中での5期で、チーム戦では関わったことがないメンバーとの戦闘なので、耳郎の立ち位置も心構えも今までとは違うなと感じています。人間的にも大きくなった耳郎を見てほしいです。

5期は生徒たちが“個性”をどう活かすのか考えながら成長する話。B組ファンは必見です! 

――放送を楽しみにしている皆さんへメッセージをお願いします。

佐倉:5期では、生徒たちが自分の個性をどんどんアレンジしたり、その活かし方を見つけながら成長するお話になっています。

1期からご覧になってくださっている皆さんはその成長を喜んでいただけると思うし、A組とB組の生徒1人ひとりに焦点が当たっているので、それぞれのキャラクターのファンの方にも楽しんでいただけると幸いです。

井上:5期はB組ファンなら必見です! B組のみんなが活躍するシーンがたくさんあって、心操君は個人的にも好きなキャラクターなので、フィーチャーされて活躍する姿が見られて嬉しいです。あとは大人組のホークスやエンデヴァーの熱い戦いも待ち受けていますので注目してください。 

真堂:元々、チームワークがいいA組ですが、より強固になったと思います。戦闘シーンも変わった戦略や戦法を工夫しているのがおもしろいし、見応えのある映像になっているなと思いながらお芝居しました。オンエアを楽しみに待っていてくださいね。

[取材・文/永井和幸 撮影/鳥谷部宏平]

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▼キャラクター紹介

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『僕のヒーローアカデミア 第5期』作品情報


 
2021年3月27日(土)~読売テレビ・日本テレビ系にて放送開始!

 

キャスト

緑谷出久:山下大輝
爆豪勝己:岡本信彦
麗日お茶子:佐倉綾音
飯田天哉:石川界人
轟焦凍:梶裕貴
切島鋭児郎:増田俊樹
蛙吹梅雨:悠木碧
八百万百:井上麻里奈
常闇踏陰:細谷佳正
物間寧人:天﨑滉平
拳藤一佳:小笠原早紀
鉄哲徹鐵:沖野晃司
泡瀬洋雪:松岡禎丞
塩崎茨:真坂美帆
心操人使:羽多野渉
相澤消太:諏訪部順一
オールマイト:三宅健太

 

スタッフ

原作:堀越耕平(集英社「週刊少年ジャンプ」連載)
総監督:長崎健司
監督:向井雅浩
シリーズ構成・脚本:黒田洋介
キャラクターデザイン:馬越嘉彦
キャラクターデザイン補佐:小田嶋瞳
音楽:林ゆうき
アニメーション制作:ボンズ

 

主題歌

OP:「No.1」DISH//

 
ED:「足跡」the peggies

 

公式サイト
公式Twitter(@heroaca_anime)

(C)堀越耕平/集英社・僕のヒーローアカデミア製作委員会
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