
『進撃の巨人』ついに最終回! これまでのあらすじを簡単にまとめてご紹介! 怒涛のラストを見逃すな!【最終回直前までのネタバレあり】
2021年4月9日発売の別冊少年マガジン5月号に掲載される第139話で、2009年から続いた歴史に終止符を打つ『進撃の巨人』。最新話が更新されるたびにTwitterのトレンドを賑わすなど、最終回直前にして作品を取り巻くファンの賑わいは熱くなるばかりです。
大きな話題になっていることは事実ですが、シリーズが長いこともあり途中離脱してしまった方も多いはず。今回は、そんなみなさんのために『進撃の巨人』を時系列順にざっくりと振り返っていきます。
序盤の巨人たちとの戦いも読者を熱くさせましたが、実は『進撃の巨人』はその後の展開がさらに熱いのです……! 本稿で詳細が気になった方はぜひ漫画&アニメで衝撃の数々をぜひご覧ください!
※この記事には別冊少年マガジン4月号掲載138話までのネタバレを含みます。
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【物語序盤】巨人VS壁内の人類
『進撃の巨人』で最も有名なのが、「人間と巨人の戦い」というストーリーでしょう。圧倒的な力を持つ巨人たちに次々と食べられていく人間たちの姿は、多くの読者へ衝撃を与えました。
しかし、そんな巨人たちは謎ばかり。それが徐々に明かされていくことになるのですが、たんなる「人間VS巨人」という問題には留まらなくなっていきます。
人類の平和を脅かす巨人
人類は天敵である巨人から身を守るため、巨大な3つの壁を築き、100年の平和を手にしていました。
しかしある日、人類を守ってきた壁の一つが体長50mを超える“超大型巨人”と強固な身体を持つ“鎧の巨人”によって破壊されてしまいます。
壁が壊されたことによって大量の巨人が人々を襲い人類の活動拠点は大きく後退。主人公のエレン・イェーガーの母も巨人に捕食されてしまいます。母を失ったエレンはその日、巨人をこの世から駆逐することを誓うのでした。
巨人化能力を持つ人類の出現
成長したエレンは壁外の調査を行う調査兵団に入団するため、兵士としての訓練に明け暮れていました。そんなある日、超大型巨人が再び出現し、壁を破壊。大量の巨人が壁内に進入し、訓練兵だったエレンも巨人と闘うことになりました。
エレンはその戦いの中で自身が巨人になる能力を発現させ、人類の窮地を救います。
人類の天敵である巨人に変身することができる存在であることや、その力を十分にコントロールできなかったことから、エレンは周囲から危険視されるようになります。
しかし、エレンは巨人化の力を自身のコントロール下に置き、次第に人類の切り札として活躍するようになります。
そんな最中、エレンを連れ去ろうとする巨人、“女型の巨人”がエレンたち調査兵団の前に現れ、その正体がエレンの訓練兵時代の同期であるアニ・レオンハートであることが判明します。
エレンは女型巨人の討伐に成功しますが、同じく知性を持つ巨人である超大型巨人、鎧の巨人も正体が人間なのではないかという疑惑が浮上しました。その疑惑は的中し、エレンの同期であり、同じ調査兵団のベルトルト・フーバーが超大型巨人、ライナー・ブラウンが鎧の巨人の正体であることが判明します。
二人は巨人の力を駆使し、エレンを連れ去ろうとしますが、調査兵団の妨害によって失敗します。
ここから物語は人類対巨人の戦いから人類と人類との争いにシフトしていきます。
【物語中盤】壁内人類VS壁外人類
一気に様々な謎が明かされていく物語中盤。エレンがなぜ巨人になれるのか? アニたちはなぜエレンを誘拐しようとしたのか?
その答えは、壁の中の人類だけの問題ではなくなっていくのでした。
明かされる壁の外の世界と知性を持つ巨人の正体
巨人の硬質化能力を利用して壁を修復できることを知ったエレンたちは、破壊された壁を修復していき、ついにエレンたちの故郷に辿り着きました。
エレンは自身の家の地下室で壁内の技術では撮影ができないはずの写真を発見。さらに謎のメッセージを目撃することになります。そこには「壁外の人類は滅んでなどいない」と書かれています。
壁内に住む人類は、「壁外人類は絶滅した」と伝えられてきましたが、実際には壁内の世界は広い世界のなかの小さな島“パラディ島”という限られた世界でしかありませんでした。
壁の外の世界では壁内の人類と同じ人種であるエルディア人がマーレ国という国の中で生活しており、巨人になることができる存在として王国でも差別されていました。
エルディア人の子供達はマーレ国の巨人兵器となることで“名誉マーレ人”として認められ、家族を差別の対象から外させるために巨人兵士になるための訓練に日夜励んでいます。
壁を破壊したライナーやベルトルト、女型の巨人の正体であるアニはこの名誉マーレ人であり、マーレ国の巨人兵器としてパラディ島に侵攻していたのでした。
そして、マーレ人はなぜパラディ島に侵攻してきたのか。それは“始祖の巨人”という特別な巨人の力がパラディ島の王家に継承されていたためです。
その力を手に入れ、他国の兵器に対抗するためにマーレ軍はパラディ島に巨人兵器であるライナーたちを投入しました。
ライナーたちは、エレンが王家に伝わっているはずの始祖の力を持っていることに気がつき、エレンを連れ去ってその力を奪い取ろうと画策したのです。
人類VS人類の戦いの始まり
エレンの奪還に失敗したライナーたちはマーレ国に帰国。その頃マーレ国では各国首脳を集めた祭典が開かれようとしていました。
そんな中、エレンはマーレ国に記憶を失った負傷兵の一人として進入し、その祭典を襲撃。マーレ国が所有していた巨人のひとつ“戦鎚の巨人”の力を奪い、飛行船を使って退却しました。
世界の首脳が集まる場を攻撃されたことで世界中のエルディア人に対する恐怖心は強まり、壁外勢力VS壁内勢力という構図が生まれていくのです。
さらに壁外勢力の中でもエレンに味方するイェーガー派とそれに対抗する勢力が生まれるなど人と人との争いはここから加速していきます。
【物語終盤】エレンVS人類
巨人の力という強大なパワーによって巻き起こった闘争は、さらに激化の一途をたどります。
エレン出生の秘密が明らかにされたり、戦争の行く末が無残にも描かれていくことになるのです。
エルディア人安楽死計画の失敗
物語終盤では、エレンの異母兄弟であり、名誉マーレ人であるジーク・イェーガーが重要なキーパーソンとなります。
ジークはエレンの父であるグリシャ・イェーガーとエルディア人の王家の血を継ぐ女性との間に生まれた子供でした。ジークは幼い頃からエルディア復権派のスパイとして名誉マーレ人になることを両親に強いられていました。
そのことに嫌悪感を持ったジークは両親を密告。グリシャを除くエルディア復権派はマーレ国の手によって全て知能を持たない巨人へと変えられてしまいました。
グリシャはその後壁内に逃亡し、記憶を失った医者として生活。その中で生まれた子供がエレンなのでした。エレンが兄弟であることを知ったジークは自身が長年抱いていた“エルディア人安楽死計画”を実行に移そうとしていました。
エルディア人安楽死計画とは、エルディア人から生殖能力を奪い、エルディア人に対する差別をなくそうとするものでした。この計画を成功させるためにはジークが持つ王家の血筋とエレンが持つ始祖の巨人の力が必要でした。そのためジークはエレンに協力を要請します。
これにエレンも一度は賛同したかに見えましたが、突如ジークを裏切り、エレンは自身の自由を得るために進撃を開始します。
エレンが目指すものとは
エレンが自由を得るために選んだ行動、それは壁外人類全てを滅ぼすことでした。自身が持つ巨人の力を使い、大量の巨人を操り、マーレ本土へ進行、文字通り世界中を「地ならし」していきます。
調査兵団の仲間たちも全人類を滅ぼすという方法には賛同せず、エレンの説得を試みます。しかし「俺を止めたいのなら俺の息の根をとめてみろ」とエレンは無情にもそう告げ、エレンの仲間たちはエレンと闘う覚悟を決めるのでした。
戦いはエレンがその力で終始圧倒していましたが、ついに……。
ここまでが最終回までのあらすじです。
人との争いの中で描かれるもの
ここまで読んでいただいてお気づきかもしれませんが、『進撃の巨人』は物語の後半になるにしたがって登場人物の思いが混ざり合い複雑な構造になっていきます。
それこそが『進撃の巨人』が連載開始から時間がたった今でもファンの心を離さない要因だと筆者は考えます。
主人公のエレンだけではなく、登場人物それぞれに考える「自由」や「正義」があり、それを実行するためにぶつかり合う。人類が天敵である巨人に立ち向かう勇敢さを感じられた序盤とは違う魅力を提供し、最後最後のまで読者の心を離さない、本当に素晴らしい作品であると言えます。
それでは、衝撃の最終回を次ページで振り返ります。
怒涛の最終回! エレンたちはどうなる?
熾烈な戦いの中、ついに進撃の巨人となったエレンとミカサら人類の最終決戦が幕を開けます。アルミンも巨人化し、戦いを挑みますが、圧倒的な数と力で壁をも破壊して突き進むエレンに劣勢を強いられることに。
絶望しかけたその時。ミカサがある決断をします。「私がやる」と。
リヴァイらの力を借りて、なんとかエレンがいる進撃の巨人の口の中に侵入したミカサ。そこには顔と背骨だけで進撃の巨人とつながったエレンの姿が。
ミカサは躊躇なく、エレンの首を刈り取り、優しくキスするのでした。
すると、ミカサとアルミンは消されていたエレンとの記憶を思い出します。エレンは、人類の戦いが始まる前、壮大な計画を立てていました。それは、自分が進撃の巨人の力を使い、ミカサに殺されることで「世界から巨人の力を消す」ことでした。
そして、世界を滅ぼそうとしたエレンを殺したミカサやアルミンは英雄となり、その後の世界を先導する英雄にさせることでした。
そこから、人類は大打撃を受けましたが、徐々に復興を開始。しかし、巨人の力がなくなった後もエルディアと世界が戦う懸念があります。それを防ぐため、生き残ったアルミンやリヴァイたちは和平交渉に乗り出します。
この交渉は果たして上手くいくのか。ことの詳細は描かれていません。
一方のミカサは、エレンの亡骸を一本の木の近くに埋葬し、ひっそりと生活を送っている様子が描かれます。その木は、長い年月が経ったあとも成長を続け、ミカサの死(おそらくミカサと見られる)、世界の復興と破壊を丘から見守り続けるのでした。
そして、どれだけの月日が経ったのか、木の周囲は鬱蒼とした森林地帯に。そこに冒険者と思わしき青年が巨大な木を発見して、『進撃の巨人』は終結します。
最終回の展開はあなた次第
以上が『進撃の巨人』の全貌です。最終回の展開は見る人によって抱く感想や受け取り方が違ってくることでしょう。ミカサやアルミンたちのラストも詳細には描かれておらず、作品の余白を残したラストになっていました。
この余白をどうやって楽しむかはあなた次第です。また、最後の冒険者らしき人物や、木の根本に巨大な洞(うろ)ができており、ここに何があるのかも描かれていません。
それは次なる物語への布石なのか、はたまた……。
最終回は心象風景が描かれている部分もあり、ぜひその目で確かめてみるのがいいでしょう。『進撃の巨人』のラストを決めるのは、あなたなのです。
[文/せきどん。]
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