音楽
Run Girls, Run!「ドリーミング☆チャンネル!」発売記念インタビュー

Run Girls, Run! 8thシングル「ドリーミング☆チャンネル!」発売記念インタビュー |『キラッとプリ☆チャン』と歩んだ3年、3人の成長と軌跡

2021年5月19日(水)に発売となる「Run Girls,Run!(メンバー・林鼓子さん、森嶋優花さん、厚木那奈美さん)以下、RGR」の最新シングル「ドリーミング☆チャンネル!」。

同曲はTVアニメ『キラッとプリ☆チャン』クイーンズグランプリ編のオープニングテーマ。『キラッとプリ☆チャン』にとって「ドリーミング☆チャンネル!」が8曲目の楽曲となる。

そして、先日発表があったように『キラッとプリ☆チャン』は2021年5月でシリーズの幕を閉じる。“キラッとスタート”した日から早くも3年が経った。

歴史あるプリティーシリーズの中でも最長となった『キラッとプリ☆チャン』。その歴史に敬意を表し、「RGR」が初めて『キラッとプリ☆チャン』の主題歌インタビューを受けた日と同じ企画で今回の記事を企画してみた。

取材のメインを担当するのは林鼓子記者だ。メンバーならではの視点でグイグイと懐に飛び込んでは他では聴くことができない内容を引っ張り出す取材力にも注目しつつ、今回のインタビューを読み進めていただけると嬉しい。

まずは、新曲の「ドリーミング☆チャンネル!」の話題から林記者の取材ははじまった。

歴史の詰まった歌詞について語ってみた!

林鼓子さん(以下、林):では、今回の取材は私が進めていきます。まずは、「ドリーミング☆チャンネル!」曲の印象を最初に聴いた印象とか、今思っている印象などを聞かせてください。

森嶋優花(以下、森嶋):はい。ちょっと逸れてもいいですか? 楽曲のイメージではなく、どうしたいかも語ってもいいですか?

厚木那奈美(以下、厚木) :え!? めっちゃ逸れるね(笑)。

林:分かりました。お願いします。

森嶋:初めて聴いた印象は「集大成っぽいな」だったの。だけど「ここで終わり」という意味での集大成じゃなくて、「今までの成長を見せつけられる」ような、この先の未来も続いていくようなイメージを抱きまして。

毎回思ってることなのかもしれないけど、歌唱力もミュージックビデオも今までで一番のものを作りたいと思っていて。レコーディングにもすごく気合入れて臨みましたよ。

林:なるほど! 確かにMV(ミュージックビデオ)の撮影時に特に感じましたね。

森嶋:お! 嬉しい。

林:やっぱ楽しみにしてたじゃない。今回の衣装もそうだし、「CGどうなるんだろうね~!」みたいな話をすごくしてたので、かける思いがあったんだなってわたくしは感じておりました。近くで見てるからね。

森嶋:さすが! さすがです。

林:あっちゃんはどうでした?

厚木:原点回帰って言葉が今日も何度か出てきたけど、「キラッとスタート」っぽいというか。もっちーが言ってた通り、この曲がプリチャンの一番最後のオープニングになるから、私たちにとっての集大成でもあるじゃん。

「原点にして頂点」みたいな風になったら一番いい形なんだろうなって曲をもらったときにすごく思った。

林:そうだね~。大事な曲だったよね。はっきりと「この曲で最後だ」って言ってるわけじゃないじゃん。プリパラのときの「Memorial」とかは割と「さよなら」的な言葉をがっつり言ってたじゃん? 

それに比べると終わり感はあんまりないんだけど、だからこそ私は逆にちょっといつも通りではいたいな、とは思った。そこまで悲しい印象を受ける特別感をガッツリ出したくはなかったというか。

厚木:うん。そうだね。

林:今までのプリチャンならではのキラキラというか、みんなを応援する、という姿勢は変わらずにいきたいな、と思って歌いました。

森嶋:でも確かに、歌に関しても、MVに関しても、はやまるの安定感みたいなものが、もちろん今までもあったんだけど、急激なレベルアップを感じた。

林:やったーーー!!

森嶋:すごく力強い存在で。私がそう感じた理由はそれだったんだ。

林:そうだね。いつも通りに、というのは意識したかな。ぜんぜん話が逸れちゃうけど、みらい(林さんが演じている桃山みらい)が割と等身大というか、フラットな子で、それに寄り添ってきた身だからこそなのかも。

そんな突飛な子じゃないというか、一番視聴者に近い存在でありつつ、でもだんだんリーダーっぽくなっていく子ではあったので、みらいと自分を重ねてしまう瞬間が私の中ですごく多かったのもあるかもね。

――確かに「終わりの曲」という印象は、なんだったら「ルミナンスプリンセス」のほうがありましたよね。

一同:そうなんですよね!

林:「終わり」って言葉もちょっと出てきますしね。これも出てくるっちゃくるんですけど。

――あれの先があったとは、というか。

林:そう! その先がまたこっちに戻るんだ! って。

さっきも歌詞の考察みたいなのがありましたけど、個人的にここが一番好きだな~、とか自分なりに感慨深いところとかありますか?

厚木:悩み。いっぱいありすぎて悩み。

森嶋:散りばめられすぎててね。あと、どういう観点かにもよるよね。例えばプリチャンらしくて好きなところもあれば、ただ歌詞の意味として好きなところもあったりさ。

林:じゃあ、それぞれ挙げたらいいんじゃない?

森嶋:あ、じゃあ、プリチャンらしくて好きなのは「いいね!」が入ってるとこ。

林:あ~、“いいね”!

森嶋:「いいね!」で合いの手みたいなのが入ってるのってすごくプリチャンらしいし、みんなもやりやすいし。とってもいいなって思います。

――今はライブでもお客さんの声出しができないので、サインでやりとりできるのもいいですね。

林:やりたい! 私いいねボタン作ってほしいんですよね!

森嶋:めっちゃいいじゃん。次のグッズで!

林:どうだろう?(笑)

じゃあ個人的に好きなところは?

森嶋:「まぶしい花みたいに」っていうフレーズ。この表現方法がすごく好き。素敵じゃない?

林:確かに。普通、花を「まぶしい」とは言わないからね。めっちゃ言い方難しいけど、結局“ステージ上で”っていうことだと私は思うの。花っていうのは結局ステージ側、ステージに立ってる人間で、ライトが当たって輝いてるってことなのかな? とか思って。

林:この歌詞では「花」って字だけど、「華」の意味も入ってる、ダブルミーニングなのかな? とかも思った。

森嶋:いろんな解釈ができるね。

厚木:深いよね。

――ここには3人の名前も入っていますよね。

林:たぶんそうなんだろうな、と解釈してるんですけど。

厚木:勝手に私信を感じてた。

林:あっちゃんはどう? 好きな歌詞。

厚木:わたしはプリチャンとしては「誰だってきっと持ってる 最高に輝くチャンス」っていうフレーズがすごく好き。

やっぱりプリチャンの一番いいところってそこなんじゃないかなって。「なんにだってなれるし、誰だってなれる、だからやってみよう!」ってことだと思うんだよ。

林:そうだね。

厚木:だからここの歌詞の、背中を押してくれる感じが私は本当に好き。

林:ずっと追ってきたテーマだからね。

厚木:あと、もう一つ挙げるなら「Dream!×Jewel!×Power!」かな。音的にも気持ちいいし、「キラリスト・ジュエリスト」の落ちサビのはやまるの「ねっ 夢 宝石 パワー」が好きだから。

林:確かにあそこと繋がる!

厚木:ね! 最後の最後で3人で割ってこう来たか! というのがね。

林:2番のそこもいいんだよね。

厚木:ね! そう。

林:「Rhythm!×Paradise!×Bright!」、歴史を感じるよね。プリ“リズ”、プリ“パラ”、“キラッと”って。嬉しい。

――林さんはどうですか?

林:いっぱいありすぎてアレですけど、「リンクするカラー 抱きしめるスマイル 未来だって」。ファンのみなさんに言われて気付いたんですけど、「りんか」と「める」と「みらい」が入ってるっていうのが、わ~こう繋げてくださるんだって嬉しかったです。

もともとプリチャンのシーズン2のテーマが、「個性」みたいなものがすごくあったので、「カラー」という単語が入ってくると、シーズン2を思い出しましたし、「抱きしめるスマイル」とかも「ダイヤモンドスマイル」感もあって、キャラともリンクできてすごく好きなポイントですね。

あとは、〈「わたし」と「みんな」つないだら〉の「わたし」と「みんな」がかぎ括弧になってるのがすごく素敵です。これが普通の表記だったら、「私たち」と「お客さん」という視点しか気づけないと思うんですけど、かぎ括弧が付いてるから「わたし」って誰でもいいし、「みんな」も誰でもいい、という解釈ができてすごく好きですね。

――僕は大ラスのとこですね。「やってみなきゃ分からない」。

林:あ~、ここはそうですね!

厚木:プリチャンだね。

林:ずっと言ってきたテーマだから。

――作品が言ってきたことのすべてというか。歴史を感じますよね。

林:感じます。重いなあ。あ、あとそうじゃ。

ふたり:そうじゃ(笑)。

林:歌詞の話をしたので、ダンスの話もしていきましょう(笑)! 今回、またちょっと激しい感じですけど、好きなポイントとか、ここ見てほしい! みたいなところはありますか?

森嶋:けっこう激しいダンスではあるんだけど、ポイントになる振付があるなって思って。

林:腕回すところとかね。

森嶋:実際にプリチャンを観てくれてる子どもたちが見ても真似しやすいというか、きっとやりたくなるような振付だと思うし、私たち的にも3年間プリチャンを「子どもたちに夢とか元気とか与えられたらな」と思ってやってきたので嬉しいですね。

厚木:私は始まり方のポーズと終わりの決めポーズが、どっちも「キラッとスタート」インスパイアになってるのが「めっちゃエモいじゃん!」って思った。

林:確かに、振付のASAMI先生もそこらへんを考えてくださってたからね。プリチャンの曲をASAMI先生に担当していただくことが多かったので、やっぱり解ってる先生がやってくださると、「こういう振りを入れたらみんな喜んでくれるんじゃないかな」ということもすごく考えてくださって。

あれとかね。「待ってる」のとことか。猫みたいな振付あったよね。ASAMI先生が振付を担当されていないプリチャンの楽曲から「こういうポーズあったよね」と持ってきてくれてたので。

――すごい……!

林:たぶん「SUPER CUTIE SUPER GIRL」からなんですよね。あとルルナとソルルもいるよね、みたいなところから持ってきてくださってて。あと個人的には「いいねの流星」のところがすごく可愛くて好き。あとはあれ。落ちサビの。

ふたり:あ~!

森嶋:ここでまた入ってくるっていう。

林:ここはホントに自由に、なんのポーズをしてもいいよという話で、ASAMI先生から「なんかキャラのポーズとかないの?」と提案していただいて。

じゃあ一発目はキャラのポーズをしよう、という話になりました。私はみらいのポーズ、そのあとはえも(萌黄えも)のポーズをやっているんですけど、たぶんあまりみんな気づかないポイントかも(笑)。


 
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