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近藤孝行&小野大輔の新ユニットTRD『TRAD』発売記念インタビュー

近藤孝行さん&小野大輔さんの新ユニット、TRDの1stミニアルバム『TRAD』発売記念インタビュー!新たな挑戦に満ち、みんなを新しい高みに連れていく1枚に!

以前、ユニットとして活動していた近藤孝行さんと小野大輔さんが新ユニット、TRDとして新章へ突入! 既にラジオ番組『TRDのDope Rad Talking』が放送されていますが、待望の1stミニアルバム『TRAD』が6月16日リリースとなります!

R・O・Nさん作のリード曲「Take You Higher」はEDMを軸に世界のトレンドを取り入れたダンサブルかつスタイリッシュなナンバー。それぞれのソロ曲を含めた5曲は熱い想いとチャレンジスピリッツに満ち、今まで見られなかった二人の魅力や進化を感じられる1枚に!

リリースを控えたお二人に、ユニット結成の経緯や注目のミニアルバムについてご紹介いただきました!

 

 

新時代に突入し、発信していくための「TRD」。ユニット名の「R」には様々な想いを込めて。

――まずTRD結成の経緯を教えてください。

小野大輔さん(以下、小野):以前、2人で「D・A・T」というユニットをやっていましたが、その活動を終えた後にポニーキャニオンさんからお話をいただきました。

その頃はコロナ禍になって、僕らもステイホームしている状態で、「これからのエンターテインメントはどうなるんだろう?」とか「声優の仕事は大丈夫なのか?」と不安な気持ちでいっぱいでした。

それでもエンタメ業界全体が「何かをやらなくては」、「新しいものを生み出してみんなに届けなければ」という機運が上がっていた時にお声がけいただいたので、とにかく嬉しかったです。僕らはオファーをいただかないと何もできない存在なんです。

なので、近藤君と2人でまたユニットをやりませんかとお話をいただいた時、「やりますっ!」と。

近藤孝行さん(以下、近藤):コロナの影響だけではなく、YouTubeの普及などで個人でも世界へ発信できるようになって、これからの時代は発信していかなくちゃいけないと思っていた時に強力なタッグパートナーを得られたことは運がいいと思いましたし、絶対にやらなくてはと思い、新たなプロジェクト「TRD」が始動しました。

――ユニット名の由来は?

小野:「伝統」や「しきたり」を意味する『Traditional』が由来ですが、僕らは逆説的な意味で落とし込んでいます。今までやってきた経験は活かしていきますけれど、枠組みやしがらみを取っ払って、新しいことを発信していこうという想いを込めました。

そして孝行の「T」と大輔の「D」が戻ってきた「=Return」という意味も込めて名付けましたね。

近藤:「R」は「Reunion」、「Reborn」、「Rebirth」などにも置き換えることができて、ハマっていると思いました。

――前のユニットがダンスナンバーで、お二人も踊っていましたが、このユニットでも?

近藤:そこは流動的に変化させていってもいいのかなと。あのユニットをやっていたのは30代の頃で、体力的な部分もありますし、歌のパフォーマンスを向上させていきたいなと思っているので、そのまま継承するのではなく、変化・進化していくと思います。

小野:僕らが踊るダンスミュージックもあれば、僕らが歌って、周りのダンサーさんが踊る見せ方もあるので、逆に可能性が広がっている気がします。

また前ユニットのミュージックプロデューサーの西岡和哉さんに今回もプロデュースしていただけたり、リード曲「Take You Higher」のMVに僕のソロやユニットなどでずっとお世話になっているダンサーのMASAKIさんのチームをお迎えできたことも大きかったです。

これまで積み重ねてきたものを捨てるのではなく、活かしながら新しいものを作っていく、まさに「TRD」だなと。いろいろなピースが少しずつハマっていったり、点と点がつながり太い線になっていく実感があって、嬉しいです。

近藤:いわば「温故知新」的な感覚で、僕たちを熟知してくださっている西岡さんやMASAKIさんだから安心して挑戦ができると思いますし、そういう環境を与えていただけて本当に感謝しています。

――西岡さんは前ユニットに関わられていたからこそ、それを超える音楽を作っていかなくてはいけないという責任も背負っているのでは?

小野:それもありがたいですね。僕らだけではなく、チーム「TRD」で一丸となって挑戦してくださるのは。過去を知っているからこそ、やっていないことがわかりますし、僕らも気心が知れた方たちなので変に気を遣うこともなく、無理なお願いもしやすいですしね(笑)。

 

活動第一弾は「まずは委ねて」。素晴らしいラインナップの楽曲とクリエイターが集結!

――ミニアルバムを制作するにあたってのコンセプトは?

近藤:最初だからまずは委ねてみようと。新しいことをやろうとしているのに、「これをやりたいです」、「これしかできません」なんて言いたくありませんでしたし。

小野:声をかけてくださったこと自体が嬉しかったので、「僕らに何をやってほしいですか?」と尋ねたら、まあ出るわ出るわ(笑)。

近藤:ドキドキしながらどんなラインナップになるのか待っていたら、文句のつけようのない素晴らしいラインナップと楽曲たちでした。

小野:リード曲をR・O・Nさんに作っていただけたのも僕らの要望ではなく、西岡さんとプロデューサーさんからの提案でした。元々、西岡さんは僕らがR・O・Nさんの曲が好きだということを把握してくださっていたこともあると思います。

また僕らは長年やってきたこともあり、落ち着きがちですが(笑)、「Take You Higher」は「上へ上へ」という強い上昇志向あふれる、キラキラとした爽快感溢れる楽曲です。僕らが望んでも届かないくらい高い場所に、リード曲で連れていってもらえた気がします。

――リード曲「Take You Higher」は、ヒップホップとEDMが融合した、ホットだけど広がりを感じるようなサウンドですね。

小野:突き抜けるような、未来へと進む、爽快感あふれる楽曲で、R・O・Nさんにしか書けない、唯一無二のワールドが展開されています。

近藤:R・O・Nさんの作るサウンドは日本には今までなかったサウンド感で好きですとお伝えしたら、そのルーツは洋楽であり、海外で活動されていたとお聞きして「なるほど」と。この楽曲でも洋楽の持つネイティブなものや空気感を詰め込んでくださっているので、とてもカッコよくなりますよね。

小野:聞くのは気持ちいいですけれど、歌うのはすごく難しくて。譜割やリズムが特殊なので、レコーディングも試行錯誤を繰り返しました。

近藤:気合い十分で臨んだのにすごく苦戦して。じきじきにディレクションしていただいて、英語の発音など細部にもこだわって、R・O・Nさんが作り出した世界観や正解にひたすら近づけていく作業でした。

――R・O・Nさんからのディレクションで印象に残っていることは?

小野:日本語の歌詞さえも英語っぽく聞こえるんですけれど、歌詞は意味ではなく、リズムであり、言葉をきちんと言わないほうが音楽になるんだと教えられた気がします。

例えば1Aの「I got your back任せとけ 一歩踏み出す準備はもうとっくにできてんだろ」では「I」と「一」、「踏」も言わなくていいですと。声優の仕事では絶対にありえないことで、声優がアーティスト活動をする時は仕事柄、ハッキリ歌詞を言うんですよね。

だから歌詞が聞き取りやすいとよく言われるし、僕にとってもそれはアイデンティティになっていて。でも逆に捨てることで音楽になって伝わり、何回でも聞いてもらえる。ここに来て、新しい方法論を見出すことができたなと思います。

近藤:僕はヒップホップが好きなんですけど、ワールドスタンダードで言葉を端折るのが今の流行りというのは知っていましたが、これにも取り入れてくださるとは。R・O・Nさんも、日本語も入っているけれど、全部英語に聞こえたらしめしめだとおっしゃっていました。

ぜひ聴いて、リズムの心地よさを体感してください。

小野:歌詞も素敵だけど、最初は何も見ずに聞いてほしいです。それから歌詞カードを見てください。

――歌詞も「始めようか新しい世界を」や「決意固めたんだ 止まらないでいこうか」など、TRDとして突き進む宣言や決意証明のようですね。

近藤:ひたすら上へ、前へと歌っていますが、「40過ぎたおっさんが何言っているの?」と思われたとしたら「誰が決めたんや!」と胸を張って叫びたいです。そのくらい歌詞に共感できますし、モチベーションにも火がついて。

これから「ブレイクスルー」する気満々なので。レコーディングが終わった今もこの曲を歌っていて、早くライブで歌いたい気持ちが止まりません。

 

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