マンガ・ラノベ
『リボステ』「未来編」 ニーコ&竹中凌平&原嶋元久インタビュー

お客様を未来に連れて行きたい。そして並盛町に帰したい――『家庭教師ヒットマンREBORN!』the STAGEリボーン役・ニーコさん&ツナ役・竹中凌平さん&獄寺役・原嶋元久さんインタビュー

竹中さんにとっての死ぬ気モードはサービスタイム!?

――『リボステ』において、役を落とし込むために意識していることや演じる上でのポイントなどをお聞かせください。

竹中:今回の「未来編」に限らず、この作品はツナの成長物語でもあるので、自分自身が抱いている感情でお客さんをリードしていくことを意識しています。

また、起きている出来事で(ツナの内に)どういう感情が起こったかを分かりやすく提示するようにしています。あまり複雑化させないと言いますか。

――ツナは、通常のツナ・死ぬ気ツナ、超(ハイパー)死ぬ気ツナと3パターンがありますが、その切替という意味ではいかがでしょう?

竹中:「死ぬ気」に関してはパンイチになるので、勝手にスイッチが入りますね(笑)。

原嶋:変態やん!

一同:(笑)

竹中:パンイチはやっぱりスイッチ入りますよね。

原嶋:やっぱり普段も影響してくる?

竹中:影響してきますよ。

一同:(笑)

竹中:でも、僕の中ではちょっとしたサービスタイムなんですよ。

ニーコ&原嶋:!?

竹中:やっぱり戦ったり走り回ったりしていると衣装ってすごく暑いんです。それを脱げて涼しい(笑)。

原嶋:なるほど! そういう意味ね! ちょっとビックリした! 急になにを言い出すんだと思ったら(笑)。

――てっきりサービスショット的な意味かと(笑)。

ニーコ:私もそっちの意味かと思いました(笑)。

竹中:そんなわけないじゃないですか!(笑)

――失礼しました(笑)。話を戻しますが、超(ハイパー)ツナを演じるうえではどのような気持ちで臨んでいるのでしょうか。

竹中:超ツナに関しては達観していると言いますか、いかに普段のツナと差を生むか、変化を付けられるかを意識しています。どちらかと言えば超ツナで変化を付けるというより、日常的なシーンでの変化でしょうか。ツッコんだりする日常的なシーンで中学生らしさを出すようにしています。

――なるほど。原嶋さんは獄寺を演じるうえでなにか意識されていることなどはありますか?

原嶋:ほかの作品でもそうなんですけど、僕は役を落とし込むうえで意識していることってあまりなくて。役に対して悩んでいるうちに落ちてきている、という感じです。結果論でしかないんですが、役に対して使っている時間の中で、気が付いたら周りから「落ちてきたね」と言われるようになることが多いです。

なので、なるべく役に寄り添うように、という点はいつも意識しています。例えば獄寺だったら、彼だけがツナの周りの同年代の中で、唯一もともとマフィアだったことから、マフィア映画を観たり、本場のイタリアマフィアについて調べたりはしました。そうやって役に対して時間を使っていくうちに見えていなかったものが見えてきます。

――役に寄り添ったりキャラの経歴を根本から遡っていったりと、時間を共に過ごすことで降りてくるんですね。ニーコさんはアニメでは声の芝居でしたが、『リボステ』では全身を使っての芝居となります。

ニーコ:アニメのときは、お客様に届くのが声だけ、聴覚だけなので、マイク前ではその感情だけでお芝居していたんですけど、舞台となると見た目や動きも大事な部分だと思っていて。

リボーンがツナや獄寺と違うところとしては、やっぱり赤ん坊の姿で、頭身の低いキャラクターだということ。なので、「実在する人間の私がやったときに、果たしてどうやったら説得力を持たせられるだろう?」という疑問から入りました。役者としての感情ももちろん考えていくのですが、それだけじゃないと言いますか。「あのリボーンがそこにいる!」と思わせなきゃいけないので、動きや姿勢、歩き方、走り方、表情なども意識しましたね。

どれだけシリアスなところでも、カッコよさの中に可愛らしさも残すようにして。“生々しい人間”になってしまったらリボーンではないので、舞台上で演じるうえで大切にしています。

――竹中さんと原嶋さんは、そんなニーコさんのリボーンをご覧になってきていかがですか?

原嶋:もうニーコさん以外できないですよね。

竹中:たまに僕の肩に乗ってます、ホントに。「今日は肩凝るな~」って思ったら乗ってます。

一同:(笑)

原嶋:先ほどニーコさんが仰っていたように「赤ちゃんじゃないといけない」というのは、僕も原作が好きな身としても絶対条件としてあると思うんです。でも以前、「隠し弾」を客席から観させていただいたんですけど、ホントにニーコさんはリボーンでしたね。

ニーコ:嬉しい! ありがとうございます。

原嶋:感動しました。そういう積み重ねがちゃんとお客さんには伝わっているんだな、と。ニーコさんのこだわりが客席に届いていることが、先ほどの発言を聞いたときにすごく納得してニヤニヤしちゃいましたね。

ニーコ:嬉しい!! ぜひ私の右腕に!

一同:(笑)

ニーコ:共演している仲間から改めてこうやって感想を聞くことってあまりないので、すごく嬉しいです。

原嶋:導入の語りもすんなり入っていけて、さすがだなって思いました。しかも可愛いし。「いやいや、壁に隠れられてない!」って。

ニーコ:手が出てるのよね(笑)。

原嶋:手もそうだし、靴も見えてるし(笑)。でもそれでよしとしているのも可愛いというか。あの愛くるしさが「ああ、リボーンだな」って思います。

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