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夏アニメ『白い砂のアクアトープ』伊藤美来×逢田梨香子 声優インタビュー

この作品とともに2021年の夏が始まる——伊藤美来さん&逢田梨香子さんが沖縄の映像美に惹かれたアニメ『白い砂のアクアトープ』 声優インタビュー

『花咲くいろは』『SHIROBAKO』『サクラクエスト』といった、働く女性たちの物語を送り出してきたP.A.WORKSによる完全新作オリジナルアニメ『白い砂のアクアトープ』が2021年7月8日より放送スタート!

今作の舞台は、沖縄県南城市にあるちいさな水族館・「がまがま水族館」。この水族館で働く海咲野くくると、アイドルの夢を諦めて東京から沖縄へやってきた宮沢風花のふたりが運命的な出逢いを果たすことで、ひと夏の物語が動き出します。

オリジナル作品ということでまだ謎の多い本作ですが、今回、出演キャストの伊藤美来さん(海咲野くくる役)、逢田梨香子さん(宮沢風花役)に作品の印象や見どころ、沖縄にちなんだお話を伺いました。

夢に向かう女の子たちに共感

——今作はオリジナル作品ということで、どのような内容なのか楽しみにしている方も多いかと思います。最初に脚本をご覧になった際の感想を教えてください。

海咲野くくる役・伊藤美来さん(以下、伊藤):爽やかで、穏やかな空気感が流れていて沖縄の情景が目に浮かびましたし、女の子たちが夢に向かって頑張っている姿が心に刺さりました。本当にキャラクターたちの表情が豊かな作品なんです。

宮沢風花役・逢田梨香子さん(以下、逢田):全く違う地で育った女の子が出会い、友情を育んでいくという展開にワクワクしました。きっと風花はくくるに出逢わなかったら全く違う人生を歩んでいたと思うので、この出会いは運命的だし、一期一会だなって思いました。

――役を演じるにあたって意識したこと、キャラクターに共感できたことを教えてください。

伊藤:くくるはとにかく明るく、大好きな生き物に対して真っ直ぐで、ハイビスカスのような女の子だと事前に聞いていました。本当にその通りで、彼女がいるだけで周りが明るくなるんです。

でも、大事な「がまがま水族館」が今にも無くなりそうで焦っている一面もあるので、演じるうえでは子供みたいに喜怒哀楽が豊かになることを意識しました。私も生き物が大好きで、この作品を通して海の生き物も大好きになりました。

――喜怒哀楽をシンクロさせたわけですね。

伊藤:そうですね。でも、感情にシンクロさせようと意気込みましたが、私が思っていた以上にくくるが明るすぎて「追いついてないよ」「届いていないよ」とディレクションをいただくこともありました。自分の感情を絞り出して演じているので、体力勝負な所もありつつですが、頑張って演じています。

逢田:私は風花にシンパシーを感じたので、役にすんなり馴染めました。「自分より誰か」という気持ちが溢れ出ている心優しい女の子なので、その優しさが視聴者の方に伝われば良いなと思って演じています。

――共感できたからこそすんなりと役に馴染めたんですね。

逢田:そうですね。本当にしっくりきました。

意外と男前な風花と守りたくなるくくる。お互いのキャラクターの魅力は?

――お互いのキャラクターの魅力はどんな所ですか?

伊藤:風花はまだ若いのに人生経験豊富なんです。すでに人生1周しちゃったんじゃない?と思うほど(笑)。

逢田:たしかに(笑)。

伊藤:包容力がとてもあって魅力的だと思います。見た目は可愛く、喋り方はおっとりしていて、女の子らしさが目立つかと思いますが、実際は頼りになる男前な一面があるんです。アイドル活動を通して、たくさんのことを経験してきたからこそ、くくるに色々なことを教えてくれるので、お姉ちゃんみたいな存在だと思っています。

――伊藤さん自身、風花と友達になりたいですか?

伊藤:なりたいです。でも、風花は自分から声をかけてこなさそうなので私から話しかけに行きます(笑)。

――くくるについてはいかがでしょうか?

逢田:くくるは周りを引っ張っていく力を持った、ひたむきで一生懸命な女の子です。でも、助けてあげたい、守ってあげたいと思う女の子でもあります。私自身、演じている時は風花に入り込んでいるので、くくるが愛おしくてしょうがないんです(笑)。

――では、くくると風花以外でお気に入りのキャラクターはいますか?

伊藤:個性的なキャラクターばかりで悩みますね。でも一番最初に驚いたのがウミやん(※)です。風花も驚いていましたが(笑)。

※「がまがま水族館」のベテラン飼育員・具殿轟介のあだ名

逢田:「不審者!」って(笑)。

伊藤:(笑)。ウミやんは方言も使うので「沖縄の人」のイメージ通りなんですよ。

逢田:名前も具殿だもんね。

伊藤:そうそう! ウミやんはこの作品のマスコットキャラだと思っているので、視聴者の方もきっと癒やされるはずです(笑)。

逢田:私は(屋嘉間志)空也さんの見た目が好きです(笑)。でも、色がついた状態を初めて見た時、髪色が意外と明るくて……。

伊藤:ちょっとチャラそう!

逢田:そうだよね! でも空也さんはそんな見た目に反して、女の子が苦手なんです(笑)。

伊藤:私も、色がついてそれぞれのキャラクターの印象がちょっと変わったりしました。

――おふたりとも意外なチョイスです(笑)。照屋月美と久高夏凛の印象はどうでしょうか?

伊藤:月美は……あ、今初めて「月美」って言いました(笑)。

一同:(笑)

――くくるは月美のことを“うどんちゃん”と呼んでいますものね。

伊藤:月見うどんで“うどんちゃん”という(笑)。そんなうどんちゃんはみんなのムードメーカーで、自分の夢に一生懸命な女の子のひとりです。くくるが悩むと絶対にうどんちゃんの元に行くので、友達だったらとても話しやすいんだろうなと思います。

夏凛さんは年齢的にみんなよりお姉ちゃんだけど、親しみやすさ全開で頼れる一面もあって、こんな人がお姉ちゃんだったら良いなと思っています。

逢田:うどんちゃんは風花と同い年なんですけど、ここぞという時に力を貸してくれるすごく頼れるキャラクターです。夏凛さんはすごく包容力があるキャラクターなんですけど、Lynnさんが演じることで魅力が最大限に引き出されているんだと思っています。

 

(C)projectティンガーラ
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