音楽
「HIKARI」リリース記念 内田真礼インタビュー

内田真礼さん 3rdフルアルバム「HIKARI」リリース記念インタビュー|ライブBD発売&ライブも決定している内田さんが「HIKARI」に込めた想い──「皆さんの「HIKARI」になれますようにと願って」

 

「ノーシナリオ」はファンへの想いを込めた曲

──「ノーシナリオ」は優しい歌い出しからオケや、歌い方もエモーショナルで。歌詞も「これから先もずっと⽬合わせ笑おう」などファンへの想いやメッセージも込められているような。

内田:ノータイアップのシングルだったので、ファンの皆さんへの想いを込めた曲です。2020年に開催予定だった横浜アリーナでのライブに向けて作っていて、ステージでのパフォーマンスも考えていたし、すごく想い入れが強い曲でした。

レコーディングから1年以上経ち、7月のライブ『FLASH FLASH FLASH』の1曲目で歌ったことで向き合い方が変わったし、私にとってターニングポイントになりましたね。

私は再び横浜アリーナでソロライブをすることを目標にしていますが、共に歩んでいく大切な曲にもなりました。

 

 

──「youthful beautiful」は大人と子供の間で揺れる「僕」が「君」という存在の尊さに気付く様子をストレートなバンドサウンドにのせた曲で。

内田:『SSSS.GRIDMAN』のED曲で、MVがYouTubeで100万再生を超えた2曲目で、たくさんの方に聴いていただいたり、ライブでも歌う機会が多い、私の代表曲、そして大切な曲になりました。

白いTシャツとジーンズでMVを撮影しましたが、まっさらな新しい自分で勝負したいという想いがあったし、「アーティスト・内田真礼」の第2章の始まりと思いながらレコーディングしましたが、新しい私の曲として羽ばたいて、いろいろな方の元に聴いていただけたので、想い出深いです。

 

 

──「LIFE LIVE ALIVE」はエレキやドラムが刻むリズムにのせて、一緒にクラップしたり、声を重ねられるようなライブチューンですね。

内田:未来を見ている曲ですね。クラップや掛け声がたくさん入っていますが、私の曲自体、掛け声が多いんですけど、最近やってなくて。

久しぶりに戻ってきたような感覚になれたし、今はまだコロナ渦だけど、未来にこの曲をみんなで歌えたらすごく盛り上がるだろうなと光景も浮かんできました。

ひたすらポジティブで、休む間も与えないくらいパワフルで。今後ライブなどを通じて、みんなと育てていきたいです。

 

 

──「鼓動エスカレーション」はかわいく、弾むような歌声と、ブラスが加わった楽器隊もノリノリで、体が自然に動いてくる楽しい曲です。

内田:『ダイヤのA actII』のED曲で、高校野球を題材にした作品にふさわしく、さわやかな青春ソングになっています。

初期内田真礼感もあるし、ハッピーにあふれていて、この曲は歌っても聴いても元気になれます。この曲の想い出は、夏にMVを撮影したんですけど、急にひょうが降ってきてビックリしました(笑)。

 

 

──5曲目まではロックチューンやカッコいい曲が続いたのに、この曲はかわいくて、爽快感もあって。ギャップがすごいですね。

内田:ここからアルバムの新しいゾーンに入ります。第2部みたいな。

──「フラッシュアイデア」はおしゃれ感のあるポップスで、声色もウィスパーボイスなどちょっと大人っぽいですね。「5センチのヒールで⽀えてるHeart」や「オフの⽇はチルしてパーティータイム」など歌詞もおしゃれ感があって。

内田:新曲の中で一番最初にレコーディングした曲で、「いいアルバムできるかも?」という予感や手応えを感じました。

今までにないテイストでしたし、夏らしさもあって。「南国行ってMV撮影しちゃう?」と言っていたくらい、みんなテンションが上がって(笑)。

歌い方もメロディにのる感じが気持ちよくて、楽しかったです。歌詞も私の等身大に近いものなので、「ひつじ雲 可愛いなカメラロールに収めよう」とか「わかる! わかる!」って。

──「ハートビートシティ」もクラブ系のサウンドと洋楽ポップスのテイストを感じる曲で心地いいです。

内田:ノータイアップで「いつか雲が晴れたなら」とのダブルAサイドシングルで、TAKU INOUEとkz(livetune)さんがお互いに作った曲を、もう一方がアレンジするというおもしろい試みをしているんです。この曲はINOUEさんが作詞作曲、kzさんが編曲してくれました。

アレンジが入る前にレコーディングしたので、どちらの曲も「アレンジ前と後ではこんなにも変わるんだ!」と驚きました。お二人の良さが存分に出ているし、斬新なコラボができたかなと思っています。

この曲のイメージを簡単に表すとすれば、「いつも通りの私でいたい」かな? だからすごく楽しそうだし、嫌なことを全部忘れちゃおうよという内容だし、ライブでも振りが華やかで披露した時も楽しかったです。

レコーディングの時、INOUEさんとkzさんが「自由に歌っていいよ」とアドバイスしてくださって、力を抜いて歌うことを覚えて。この曲から地声で張り上げないで歌えるようになった気がします。

 

 

挑戦曲の「アストラ」。「Love for All Stars」はライブで1つになれる曲に。

──「アストラ」はクールで浮遊感のあるクラブ系の曲で、こういう歌い方をする真礼さんは初めてかも?

内田:挑戦的な曲でした。こんなに迷いながらレコーディングしたのは初めてかもしれません。普段なら1回通して歌えばイメージが見えてくるんですけど、この曲はなかなか見つからなくて、歌っては止めての繰り返しで。OKが出た後も終わった感覚がなくて。クラブミュージックで、自分にはないものを新たに差し込まれた感じで不思議でした。

ちょっと明るく歌うと怒られるんです。作詞作曲のΔさんから「もうちょっとフラットな感じでお願いします」と(笑)。「感情を入れたらいけないのかな」と迷いながらも2番のラップパートあたりからのってきて。完成が一番楽しみでしたし、みんながどう受け止めてくれるのかなと一番知りたいかも。

また、踊れる曲でもあるので、ライブでみんなと踊れたらいいなと思っています。

──「ストロボメモリー」も青春感もあるロックチューンで、バンドの演奏が生っぽく聴こえました。歌声やニュアンスも細かいところまでこだわられている気がします。

内田:『SSSS.DYNAZENON』のED曲です。声優としての自分の良さが出た曲かなと思っていて、ものすごく低いところと高いところの幅が大きい曲ですが、そんな曲を歌えるようになったのはここまで声優をやってきて、歌手としても経験を重ねてきたからこそかなと。

最近、ボイストレーニングでこの曲を歌ったら「低いキーと伸びたところのきれいさのバランスがいいからいつまでも聴いていられる」と先生に珍しくほめてもらえて嬉しかったです(笑)。

──テンポがいいバンドサウンドなのに、せつなさもあって。

内田:前向きなんだけど、心をぶつけるわけではなく、内側に秘めていて。そんな空気感が素敵だなと思うし、『SSSS.DYNAZENON』とつながる青春感もあって。描かれる景色の色味が鮮明に浮かんでくるような曲なので聴き心地がいい曲になったかなと思っています。

──「Love for All Stars」はライブ会場のクラップのような音から始まり、ファンへの感謝の気持ちを歌っていて、ライブ終盤で歌うような曲ですね。

内田:「ノーシナリオ」のカップリング曲でZAQさんの曲です。この曲に入っているクラップはレコーディング前にイベント会場でファンの皆さんと一緒に収録したものが使われていることも含めて、温かい曲になっていると思います。

また声を出せない今でもクラップで1つになれるのでライブ向きな1曲で、『FLASH FLASH FLASH』で歌った時もぐっときてしまいました。今あるものへの名前を付けられない感情、ありがとうや嬉しさなどを歌に込めて伝えられる曲なので、今後も大事な場面で歌える曲になりました。

 

 

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