声優
『カラソニ』1stシーズン完結記念 千葉翔也&上村祐翔インタビュー

『東京カラーソニック!!(カラソニ)』1stシーズン完結記念・小宮山嵐役:千葉翔也さん&霧島宙役:上村祐翔さんインタビュー|エピローグボイスドラマで描かれた嵐と宙の成長とは

バディ×音楽をテーマにしたオリジナルCDシリーズ『東京カラーソニック!!(カラソニ)』。本作は、208X年代を舞台に、学生たちがボーカル担当と作詞・作曲担当のバディを組み、音楽フェス「東京カラーソニック」の頂点を目指す青春ストーリーです。

2021年7月のプロローグCDの発売を皮切りに、4つのバディが音楽に情熱を捧げる様子が濃密に描かれていきました。

そして、11月7日(日)に優勝ペア決定の瞬間を描いたボイスドラマが配信! 物語にひとつのピリオドが打たれることとなりました。しかし、彼らの物語はこれからも続きます。というのも、配信内にて2ndシーズンの制作が発表! 今後、彼らの活躍がどう描かれるのか注目です。

そこで今回、『東京カラーソニック!!』1stシーズンの完結を記念し、声優陣にインタビューを実施! 1つ目のバディとして登場した小宮山嵐役・千葉翔也さんと、霧島宙役・上村祐翔さんにいまの思いを伺いました。

1stシーズンを通して嵐と宙はどのような成長を見せたのか。おふたりにとって『東京カラーソニック!!』とはどんな作品なのか。他にも、2ndシーズンに期待することや、2022年2月に開催予定のイベントへの展望など、さまざまなトピックで『カラソニ』について熱く語っていただきました!

 

 

ここからが本当のスタートと思えた、1stシーズンの結末

――今回の台本を読んでいかがでしたか?

小宮山嵐役・千葉翔也さん(以下、千葉):もっと曖昧に行くかと思いきや、しっかりと4グループが勝負していたのが、すごくいいなと思いました。だからこそ「NEW DEVIATION」の良さを改めて自分の中で考える機会になりましたね。「俺たちの強みはコレだから勝ってほしい!」と願いながら読みました。

霧島宙役・上村祐翔さん(以下、上村):ちゃんと優勝が決まって、物語にひとつのピリオドが打たれて。でも、「まだ終わらないな」と予感させるようなストーリーにもなっていましたから、この先が早く見てみたいですね。

「これから8人がどういう変化を遂げていくのかな。そのうえでどんないい曲が作られていくのかな」と。それを「もっと見てみたい!」と思わせるシナリオでした。

 

 

――結果を見たときにショックなどは受けましたか?

上村:いや、実はそんなにショックではなかったです。

――そうなんですか!

上村:「あ、なるほど、まあまあまあ……そうか」くらいで。むしろ「ウチらが優勝するまでは(作品が)終わらないかな!」と(笑)。ポジティブに捉えていました。

千葉:それはあるかも。8人とも主人公ではありますけど、キャラクターの登場順通りに、Unit.1がストレートに勝ってしまうと面白くないと思いますし。「NEW DEVIATION」の生まれ方を考えると、「原点にして頂点」という感じではなく、「ここからがスタート」という感じだと思いました。

上村:そうだね。

千葉:今回の結果を受けて、「悔しい」と思って、ちゃんと成長できるふたりだと思っているので。今後が楽しみになりました。

上村:作品自体、本当にまだ始まったばっかりだと思うので。この作品は、ナレーションを僕たちふたりで分けているのは、僕たち以外も思っていることの代弁でもあるかと思うんです。その代弁者が負ける展開、というのはちょっと面白いなと思いました(笑)。

千葉:(笑)。でも確かにな~。(作品の展開上的には)絶対まだ勝たないほうがいいというか。

――嵐と宙はまだ一年生ですからね。今後、後輩が入ってきて、先輩になるとまた変わってくるのかな、と思います。

上村:確かに。学園ものだからこその面白さですね。代が変われば、また新しい子が入ってきて。それがまた脅威にもなったりして。

 

エピローグで描かれた嵐と宙の成長

――1stシーズンを通して、お互いに成長したな、と感じた部分はどんなところでしょうか?

千葉:今回の台本を最初に読んだときに、嵐は結果を受けてやきもきした感じになったんです。それを宙が静かに受け止めてくれているように感じました。台本の文字だけだと「宙は嵐の感情に気づかないのかな?」と思ったんですけれど、祐翔さんのお芝居は「宙がなにかを感じながらも、信頼しているから言わない」というものになっていて。変わったな、と思いましたね。

上村:宙って意外と言っていることに無駄がないんですよね。ストレートに伝えて、それ以降は何も言わないというか。「伝えきった。あとは分かっているよ」という余裕も感じましたね。柔(宙)と剛(嵐)というか、そのバランスが今回のドラマではより際立ったと思います。

そういう意味では、嵐は一貫して変わっていなくて。ひとつひとつの出来事に対して、自分の中で葛藤したり、戸惑ったりして、表にうまく出せない不器用さがある。でもだからこそ、宙とのいいバランスになっているんだなあ、と感じましたね。

千葉:宙が意見をぶつけるタイミングが優しくなったよね。頭ごなしに言わなくなったというか。

上村:うん。確かに前は、いきなり10割をバーン! みたいな感じだったね(笑)。今はそこにいくつか自分の考えやニュアンス、心遣いが含まれていると思います。

千葉:普通の人なら言えないことも言えるというか、気付かない良さみたいなのがあるよね。

上村:本当にお互いめっちゃ優しいというか、人がいいなって。そういう人たちだからこそできたユニットだったんだな、と改めて感じました。

 

――今回のドラマで注目してほしいシーンや台詞などはありますか? 個人的には宙の「僕を本気にさせたらどうなるか分かりませんよ?」が好きです。

千葉:あ~! 分かる!

上村:そうですね。最初はやっぱり、宙も嵐を優勝させることができなかった悲しさがあったと思うんです。でも、嵐の次を見据えるような、前向きな言葉に感化されて、「彼と同じラインに立てる作曲家であろう」と決意したような感じがして。

なので、すがすがしく言う方向にしよう、と決めました。悲しみから一気に前向きな感情に持っていけたのが良かったですね。

千葉:僕は「曲を作った瞬間、あの曲を作った俺とお前は絶対に最強だった」ですかね。負けているのに、“最強”という男の子らしい唯一無二の自信というか。比べての“最強”じゃなくて、自分たち自身が思う“最強”を言える嵐がすごくいいなと思いました。

あとは、田所に言われた言葉も嬉しかったです。世界を変える音楽を作る夢に近づいたかどうかを訊いてくれるのってめっちゃ優しいな、と思って。

世界はまだ変えられていないけれど、夢に近づいているかどうかを確認してくれるのが、昔の嵐と今の嵐が違うことをちゃんと見てくれている証だと思いました。過程も見てくれているというか。

夢って一瞬で叶うのではなく、徐々に叶えていくものだよな、という気持ちになりました。

――今回、改めて8人が登場しましたが、気になったキャラクターはいましたか?

上村:やっぱり海吏と神楽が面白かったです。なんですかね、掴みどころが本当にないんですよね。なにが起こるか一番予想できないというか。

 
千葉:エピローグで永久と未來が「幸せの尺度は自分で決めていいんだ」と言っていて。対極的な境遇のふたりが心を通じ合わせているのを感じました。

 

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