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秋アニメ『暗殺貴族』高田憂希&下地紫野インタビュー

秋アニメ『世界最高の暗殺者、異世界貴族に転生する』タルト役・高田憂希さん&マーハ役・下地紫野さんインタビュー│ルーグ様は罪深い男……!? おふたりからルーグへの印象とは

≪異世界×暗殺≫という異色の組み合わせで大人気のライトノベル『世界最高の暗殺者、異世界貴族に転生する(以下:暗殺貴族)』(角川スニーカー文庫刊)。本作のTVアニメが、2021年10月6日(水)より放送中です。

世界一の暗殺者が、暗殺貴族の長男に転生。《勇者》を殺すことをミッションとし転生した"伝説の暗殺者"が更なる高みへと駆け上がる限界突破のアサシンズ・ファンタジーが描かれる本作。アニメイトタイムズでは、そんな暗殺者と3人のヒロインたちを演じるキャストにインタビュー!

今回は、タルト役・高田憂希さん、マーハ役・下地紫野さんに作品の印象やご自身が演じるキャラクターの魅力などについてお話を伺いました。

第7話での拷問シーンは演じていて楽しかった!? おふたりが演じるキャラクターの第一印象とは

――原作やシナリオをご覧になった作品の印象をお聞かせください。

高田憂希さん(以下:高田):世界最高と呼ばれた暗殺者が転生、暗殺貴族の長男に生まれ変わり、最初は無敵主人公の物語が始まるのかなと思っていました。ですが、物語が進んでいくにつれて、主人公・ルーグ様の強さや努力して力を身につけていく一面、そして成長していく姿に感動しました。読んでいるうちに私も頑張ろうと思えるような、そんな作品だと思います。

下地紫野さん(以下:下地):いわゆる転生物作品のオーディションに受かったのは今回が初めてで、こういったジャンルの作品を初めてしっかりと読みました。夢があるというか、私ももし転生したらこの能力を上げたいなと考えてしまうくらい面白い作品だなと思いました。

また、高田が言っていたようにハイスペックなルーグ様の努力を惜しまないところや人間的な成長。本人も分かっていないうちに出てくる思いやりの一面が可愛らしいなと思いました。

――以前ドラマCDのインタビュー映像で高田さんは、タルトの槍さばきを見たいとおっしゃられていましたが、実際に映像をご覧になっていかがでしょうか?

高田:めちゃくちゃかっこよかったです! 想像していたよりも、可愛さだけではなくカッコ良さにも振ってリアルに描かれていたので、めちゃくちゃ感動しました。OPもカッコいいんです!

下地:スタイリッシュといいますか、曲とハマっていて、クールな感じが新鮮で素敵でした。絵コンテから見ていましたが、その時点でカッコ良かったですし、私の想像を超える映像で何度も見ました!

高田:監督さんが、それぞれの影に実は過去の話などのモチーフを入れていたり、タルトが仮面を踏むシーンには一瞬だけ足のねじりを加えたとお話されていたので、何度も見返して、止めながら見てほしいですね。

下地:EDのディア様もめちゃくちゃ可愛いですね。ビジュアルが最高に可愛いです(笑)。

高田:わかる~(笑)。天真爛漫というか、ルーグ様が惹かれるのもわかりますね。

――演じられるキャラクターの第一印象をお聞かせください。

高田:原作第1巻の表紙のちょっと困った眉下がりな感じの表情で、どこか自信がなさそうな雰囲気を彼女に抱いていて、守ってあげたくなる女の子という印象でした(笑)。

そういう表情をしていたのも、彼女の過去……誰からも必要とされず、自分に対しても生きる意味を見出せていなかった過去があったからこそで。ルーグ様と出会い必要とされたことで、どんどん自信をつけていったり、色々と取り込んでいって変わっていく成長を感じました。

守ってあげたくなるどころか、むしろ守ってください、みたいな(笑)。そんな強さ、カッコよさを演じていくなかで実感して、私のなかでも印象は変わっていきましたね。

 

――下地さんから見たタルトの印象はいかがでしょうか。

下地:物語上でも一緒に戦ったりすることはあまりないのですが、掛け合いも、日常、恋敵ではあるけれど友達、信頼出来る仲間、そういった感覚の掛け合いだったので和やかでした。第9話で、ちょっと自信なさげなところもありましたが、そんな素直さも可愛いなと思って見ていました。

――では、マーハの第一印象はいかがでしたか。

下地:イラストからも、最初は「お姉さん」といった印象がありました。元々育ちが良かったけど、色々あって孤児になり、でも商才を使ってのし上がる。もちろんおしとやかでお姉さんなのかもしれないけど、その奥にある情熱、強さ、雑草魂みたいな逞しさも感じました。頭の良さもあったかもしれませんが、いかに自分たちが住みよく暮らせるか、生きられるかということを一番に考え、みんなを巻き込んでリーダーシップを発揮して生きていく姿は、最初は結構驚きましたね。

――高田さんから見たマーハの印象はいかがでしょうか。

高田:紫野ちゃんが言っていたようにお姉さんだなぁという印象を受けました。メインヒロインの中でも、どこか達観している部分があると思っていた娘でもありますし、原作を読んでいてルーグ様と似ているなという雰囲気も感じていました。

冷静なところ、頭でキチンと考えられるところ、そういったところが似ているなと思いましたし、紫野ちゃんの声が加わったことで、その要素がさらに増した気がしました。私が読んでいた時よりも、赤羽根さんとのタッグ感があるというか。

下地:青二プロダクションのタッグ感ね(笑)。

高田:そう(笑)。より「お兄様」と呼ぶセリフがすんなりと入ってくる。そういう信頼関係を感じさせられる子だなという印象ですね。

――ご自身のキャラクターを演じる上で大切にしているポイントや、楽しい・大変なところなどをお聞かせください。

下地:第6話で、孤児院のお姉さん方が毎晩売られていくところや顔が傷つけられてしまう場面は、マーハを演じている私としても辛かったですね……。演技にもそれが出てしまい、お姉さん方より辛そうだからもう少し軽くて大丈夫だと言われたのが印象に残っていますね。

ムルテウは進んでいる町で、ルーグ様の故郷と比べると大分色々な人が居て栄えている町なのですが、こんな闇があるんだと。日本では考えられないので、それが自分に重くのしかかってきて結構大変だった気がしますね。

――ルーグと出会う前と出会った後を演じる上で大切にしていたことはありますか。

下地:絶対的な安心感でしょうか。助けてくれた恩人でもありますが、多分マーハにとっては好きな人がいる強さのようなものがあるのかもしれないですね。ある意味、守りたいと思っている相手でもあるのかなと。

もちろん今までストリートチルドレンだった頃もみんなを守りたい気持ちはあったと思います。ただ、その感情が恋愛の側面を含んだ時に唯一無二、依存心とも繋がってくるような……この人がこの世にいる限り自分は大丈夫みたいな、そういう絶対的な自信は持っていると思います。

――高田さんはいかがでしょうか。

高田:ルーグ様と出会ってからのタルトちゃんは一緒にいて楽しそうで、そういう姿を見られて嬉しくもあり、演じていて楽しかったです。でも、同時に苦しかったこともあって、ディレクションの時に、ルーグ様と一緒にいるときの何気ないタルトが返答しているシーンで、「ルーグがタルトとの距離が近すぎるからもう少し距離置いてください。」と言われてしまって(笑)。

第4話でルーグ様がタルトに「可愛いね」「こんなに美人に育つなんて」と言ったシーンがありましたが、「そこに感情を入れなくていいよ」と赤羽根さんにディレクションが入っていて。一方、私には「もっと喜んでいいよ」と、真逆のディレクションを受けました(笑)。

そのシーンのルーグ様はどこか計算している部分があったと思うんですけど、無意識のうちにその感情が家族のような暖かさになっていくので。だから「最初はそんなに距離を詰めないでね」という意味での必要なディレクションだったんです。

隣で聞いていた時は苦しかったですが……「私はタルト……私はタルト…」と暗示をかけて、素直に喜びました(笑)。

――そのほか、印象的だったディレクションはありますか?

下地:第6話の最後でルーグ様に対して「王子様」と言うシーンは「可愛くやってください!」とディレクションいただきました。元々可愛く演じるつもりではありましたが、自分が思っていた以上にやっていいんだと思って、思い切り可愛くしました。

高田:暗殺は表立ってアクションをするよりも、如何にバレないようにその場に溶け込み、暗躍していくのか。その点がフィーチャーされているのは本作が初めての経験だったので、あえて激しい声を出さなくていいといった、この現場ならではのディレクションは印象的でしたね。

また、暗殺稼業と日常生活の差にもう少しメリハリを出して欲しいというディレクションも印象に残っています。

タルトはルーグ様の隣にいて笑顔で朗らかな娘なのですが、いざ暗殺稼業として仕事をするときには、パキっと印象が変わる。そのメリハリは難しかったですが楽しかったです。あと第7話での拷問シーンでグリグリしたりするのが楽しかったです(笑)。

下地:怖いよ~、でも私も結構楽しかった(笑)。マーハはヒロイン3人の中では大人でおしとやかな雰囲気ですが、ルーグ様と出会って依存する一面、拷問するのが当たり前みたいな感じがありました。高田ならわかってくれるよね(笑)。

高田:そうですね(笑)。

下地:ルーグ様を傷つけるものがこの世で一番許せないみたいな。

高田:そうですね、マーハとタルトはそういった面は強いね。

下地:ヤンデレではないんですけど、ある意味で病的な依存心は出したいなと思っていました。

(C)2021 月夜 涙・れい亜/KADOKAWA/暗殺貴族製作委員会
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