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アニメ『ジョジョの奇妙な冒険 ストーンオーシャン』ファイルーズあい インタビュー

『ジョジョの奇妙な冒険 ストーンオーシャン』ファイルーズあいさんが出会いの重力を心と身体で感じる「ジョジョという作品に惹かれるのは、運命だった」

アニメ『ジョジョの奇妙な冒険 ストーンオーシャン』が、2021年12月1日(水)より、Netflixにて第1話~第12話まで全世界独占先行配信中です!! また、2022年1月よりTV放送開始予定!!

新作アニメとなるSeason5『ジョジョの奇妙な冒険 ストーンオーシャン』の舞台は、西暦2011年のアメリカ・フロリダ州。恋人とのドライブ中、交通事故に遭遇した空条徐倫は、罠に嵌められ州立グリーン・ドルフィン・ストリート重警備刑務所に収監されることに。

絶望の淵に立つ徐倫ですが、父から託されたペンダントを手にした時、彼女の中で不思議な力が目覚めます。

“この世には死ぬより恐ろしい事があって、それがこの刑務所で起こっているのは確実なんだ” 徐倫の前に現れた謎の少年からのメッセージ。次々と起こる不可解な出来事。面会に訪れた父・空条承太郎から語られた恐るべき真実、そしてDIOという名前……。

果たして空条徐倫は、この刑務所という「石作りの海」から自由になることができるのか? そして、100年以上に及ぶジョースター家とDIOの因縁に終止符を打つ、最後の戦いが始まります!!

本稿ではシリーズ初の女性主人公・空条徐倫役のファイルーズあいさんにインタビュー! 作品への熱い愛、キャラクターへの思い、キャスト陣との絆など、たくさん語っていただきました!

運命的な出会い、初めて手に取ったシリーズが『ストーンオーシャン』

――まずは作品の印象をお聞かせください。

ファイルーズあいさん(空条徐倫役/以下、ファイルーズ):初めて原作を読んだ時は、セリフ回しが本当に個性的で、今までこんなマンガを読んだことがないと感じたぐらい衝撃的だったんです。

『ジョジョの奇妙な冒険』は、好き嫌いが別れる作品だとは思うんですけど、私の心には「ズキュウウウン!」とくるものがあって、心揺さぶられる作品だなと思いました。

その中でも、私は原作第5、第6、第7部が大好きなんです。キャラクターでいうと、ジョジョシリーズの中では、空条徐倫が一番大好きです。本当に大好きなので、徐倫が主人公を務める『ストーンオーシャン』に出演できて、本当に嬉しいという言葉では表現できないぐらい幸せな気持ちになりました。

――『ジョジョの奇妙な冒険』は、どのシリーズから読み始めましたか。

ファイルーズ:中学3年生の時に読み始めたんですけど、実は『ストーンオーシャン』の第1巻をジョジョシリーズの第1巻だと勘違いして読んだんです。

『ストーンオーシャン』から読んだので、意味がわからなくて調べたら、『ストーンオーシャン』は第6部というシリーズの第1巻であって、『ファントムブラッド』というものがジョジョシリーズの第1部だと知って、そこからお小遣いを貯めて買って読み始めました。

 

――最初に『ストーンオーシャン』を手に取った理由はありますか。

ファイルーズ:その頃からインターネットで動画サイトをよく見ていたんですけど、その中で「オラオラ」、「無駄無駄」、「だが断る」というコメントがいっぱいあったんです。「これは何なんだろう?」と思って調べたら、『ジョジョの奇妙な冒険』という作品(に登場するセリフ)が元ネタで、絵柄も私の心に刺さるものがあって、読んでみようかなと思って手に取りました。

――今振り返ると、それはすごい偶然ですね。

ファイルーズ:そうなんですよ。初めて手に取ったシリーズが『ストーンオーシャン』で、こんなに運命的な出会いってあるのかなと思いました。

他のキャストも、初めて手に取ったジョジョシリーズが『ストーンオーシャン』だという方もいらっしゃって……『命』を『運』んで来ると書いて『運命』ですね(笑)。

『ストーンオーシャン』のテーマは「出会いの『重力』」じゃないですか。それを言葉ではなく、心で理解して、身体でひしひしと感じました。

 

自分の意志を強く持っている女性がたくさん登場する作品

――空条徐倫の魅力をお聞かせください。

ファイルーズ:私は徐倫のことが好きすぎるために、フィルターがかかっていて、彼女のことが女神に見えるんですよ。だから、妄信的になりすぎるあまり、演技にも影響が出ていました。

最初の頃の徐倫は、メソメソしている不良娘なんですけど、私の中で徐倫が高潔な存在になりすぎていて、そのメソメソしている不良娘な感じをなかなか表現できませんでした(笑)。

ですから、自分が徐倫役を務めるという目線になって、もう一度原作を読み返しました。そうすると、「そういえば、確かにけっこう泣いているな」とか、「最初はけっこう口が悪いな」とか、改めて十年越しに気づいたこともありました。徐倫は物語を通して、精神の成長が描かれていて、その部分も魅力だなと思っています。

最初はメソメソしていたのに、目的意識を持つことで、誰よりも強く、タフになっていくところはとても素敵です。その部分だけ聞くと、かっこいい感じに聞こえるんですよ。だけど、かっこいいだけじゃなくて、エルメェス・コステロ(CV:田村睦心)とフー・ファイターズ(CV:伊瀬茉莉也)たちとふざけて掛け合いする時は、年相応のおちゃめさもあって、そういうところも魅力的だなと思います。

空条承太郎(『スターダストクルセイダース』の主人公で徐倫の父親。CV:小野大輔)もそういうところありますよね。新しく仕立てた学生服について、承太郎が花京院典明(『スターダストクルセイダース』に登場するキャラクター。CV:平川大輔)たちと「毛(ウール)100%よ」と小粋なことを言ったりするので、そういうところは親子だなと感じますね。

――本作は女性が活躍する作品です。『ストーンオーシャン』は1999年から連載されたので、20年以上前の作品になりますよね。個人的にはようやく放送されることを嬉しく感じていますが、ファイルーズさんはどのように思われますか。

ファイルーズ:私は元々強さに性別は関係ないと思っているタイプの人間なので、その辺はあまり気にしていません。もちろん時代がジョジョについてきてくれているというのは嬉しいんですけど、昔から強い女性に惹かれていたので、ジョジョという作品に惹かれるのは運命、必然だったと思っています。

今までのジョジョシリーズは、女性が前に出て戦うということは少なかったんですが、他のマンガ作品に比べたら、多いですよね。トリッシュ・ウナ(『黄金の風』CV:千本木彩花)、山岸由花子(『ダイヤモンドは砕けない』CV:能登麻美子)、リサリサ(『戦闘潮流』CV:田中敦子)たちも戦います。

スージーQ(『戦闘潮流』CV:小島幸子)も、エシディシ(『戦闘潮流』CV:藤原啓治)の身体になって、それでもメソメソするだけではなくて、そばでジョセフ・ジョースター(『戦闘潮流』の主人公。CV:杉田智和)を支えて一緒に強くなっていったじゃないですか。

『ジョジョの奇妙な冒険』という作品がなぜこんなに好きかというと、自立して自分の意志を強く持っている女性がたくさん出てくるからなんですよ。特に『ストーンオーシャン』は女性が主人公になっているからこそ、より私の心に刺さりました。

今は女性主人公がフィーチャーされることが増えてきましたよね。だからこそ、みなさんが「じゃあ、『ジョジョの奇妙な冒険』を見てみようかな」と何かのきっかけになれば、嬉しいなと思っています。

(C)LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社・ジョジョの奇妙な冒険SO製作委員会
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