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on BLUE/from REDの裏側|BLってどうやって作られているの?【BL塾】

そもそもBLってどうやって作られているの?多くの読者を惹きつけて止まないon BLUE/from REDの裏側【BL塾】

8月31日に発売された書籍『BL塾 ボーイズラブのこと、もっと知ってみませんか?』、みなさんお手に取っていただけましたか? 各書籍レビューサイトやSNSなど続々とコメントが寄せられ……大変嬉しく拝見しています。本当にありがとうございます!

とはいえ、書籍化がゴールではありません。もっとBLの楽しさ・面白さをみなさんへお伝えすべく、まだまだBL塾は続きます。ということで、第9回目の講義開校です!

今回は、外部講師をお招きしています。なんと数多くの人気BL作品を生み出すBLレーベル「on BLUE」「from RED」から編集者の3名を先生にお呼びしました! フリーライターの阿部と編集部員の石橋さんが生徒役となり、「on BLUE」「from RED」の作品づくりの裏側を余すことなく教えていただきます。

それでは早速講義スタート! ちなみに今回はお話が盛り上がり過ぎたため大変記事が長くなっております。ぜひごゆっくりお楽しみください。

※BL事情は諸説あるため、本企画には個人的見解も含まれています。

メンバー紹介

●鹿
編集プロダクション「シュークリーム」所属、「on BLUE」「from RED」統括。女性向け月刊誌「FEEL YOUNG」の編集部員のかたわら、BL作品を手掛けたいという思いからBL誌「on BLUE」(祥伝社)を企画。祥伝社にて年3回刊のアンソロジーとして2010年創刊。現在、紀伊カンナ先生・ダヨオ先生・夏野寛子先生・山中ヒコ先生などを担当。今回の先生役。

●ももんが
編集プロダクション「シュークリーム」所属、「on BLUE」「from RED」デスク。紗久楽さわ先生、はらだ先生、ユノイチカ先生などを担当。ドラマチックな(特に命がかかっているような)展開の物語に恋愛劇が絡んでくる作品を愛するあまり、BL作品ではそういった作風のものを担当しがちに…。今回の先生役。

●はむはむ
編集プロダクション「シュークリーム」所属、「on BLUE」「from RED」編集。akabeko先生、相葉キョウコ先生、汀えいじ先生などを担当。攻め厨。攻めが受けをときめかせる描写に重きを置き、攻めと受けの関係性やラブストーリーの濃度が高い作品を描く作家さんへの依頼が多い模様。今回の先生役。

●阿部裕華
フリーのライター。本企画の助っ人。石橋さんの飲み友達。BL愛好歴16年。『好きなものは好きだからしょうがない!!』に衝撃を受け、BLへ沼落ち。黒髪メガネ受けが登場する商業BLマンガは一通りチェックする。BLドラマはほぼ素人なため、今回は生徒役。

●石橋悠
アニメイトタイムズの編集部員。HIPHOPと百合と某王国を愛する。アニメ化したBL作品などを少し見てはいるが、ズブの素人と言っていいレベル。今回の生徒役。

連載:BL塾

アニメイトタイムズで連載中の「BL塾」が書籍化決定! 表紙イラストは森下suu先生! 書き下ろしを含めた決定版です! アニメイト特典は表紙イラストのカラーペーパー!

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シュークリームの編集部員3名をご紹介!

石橋:『BL塾』書籍発売から早いもので3ヶ月経ちましたね! 書籍へのコメントも続々と届いていて、嬉しい限り……。僕自身、BLの楽しさ・面白さにもっと浸りたいという気持ちが沸々と湧き上がっています。ということで阿部センセイ、今日もよろしくお願いします!

阿部:よろしくお願いします! 今回はですね、BL作品の魅力をもっと深く掘り下げていきたいなと思いまして……「2020年一大ブレイクした、今さら聞けないBLドラマの世界」の講義に続き、今回は外部講師を3名お招きしました。BLレーベル「on BLUE」「from RED」を運営する編集プロダクション・シュークリーム所属の編集者のみなさんです!

シュークリーム一同:よろしくお願いします!

石橋:おお〜、よろしくお願いします! ワクワクする反面、BL塾開校以来最多の講師数にドキドキ……(笑)。

阿部:僭越ながら私の方で簡単にレーベルの説明をさせていただきますね。「on BLUE」は2010年に祥伝社で創刊されたBL作品レーベルです。これまでBL塾でも『ワンルームエンジェル』『ポルノグラファー』『25時、赤坂で』『もういちど、なんどでも。』『海辺のエトランゼ』など数々の作品を紹介してきました。

石橋:おお! 『ワンルームエンジェル』『もういちど、なんどでも。』名作だったなぁ……。

阿部:そして、「from RED」は2020年6月に創刊された新しいレーベルです。まだ刊行されて約1年半ですが、『蜜果』『夜明けの唄』『秘め婿』など話題作を連発しています。

阿部:それでは、本日はよろしくお願いいたします! はじめに簡単な自己紹介をお願いしてもよろしいでしょうか?

鹿:「on BLUE」「from RED」の統括を務めています。シュークリームでは女性向け月刊誌「FEEL YOUNG」の編集部員をしていたのですが、BL作品も手掛けてみたいと思い、「FEEL YOUNG」の版元である祥伝社から「on BLUE」を立ち上げました。祥伝社はBL作品を扱ったことのない出版社だったので、はじめは年3回刊のアンソロジーとしての船出でした。執筆作家さんたちは他誌で連載を持っているお忙しい方もいらっしゃったので、「年3回だけ訪れる楽しい別荘のように」という気持ちでスタートさせました。本日はよろしくお願いします!

ももんが:編集部ではデスクを担っています。漫画編集者の仕事がしたいと転職先を探していたところ、ほかの出版社と異なりシュークリームは漫画一本の編集をしているプロダクションだったことから入社を決めました。「on BLUE」が始動して約1年目くらいだったと思います。
もともとドラマチックな、特に命がかかっているような物語の展開が大好きで、そこに恋愛劇が絡んでくるのが最高だと思っています。例えば、白泉社のファンタジー系作品などを愛していまして……。あの雰囲気の中で「BL」を感じる物語が読みたいという思いがあり、そういった作風のものを担当しがちかもしれません。よろしくお願いします!

はむはむ:本日はよろしくお願いします。私は学生時代からBLに狂っていて、どうしてもBL編集者になりたいと思っていました。中でも「on BLUE」作品がすごく好きだったので、編集者の募集も出ていないなか働きたいです!と学生の頃からお手伝いに行くようになり、そのまま入社しました(笑)。「on BLUE」のvol.19くらいから参加しています。
攻め厨担当として、攻めが受けをときめかせる描写に重きを置き、「ふたりの関係性やラブストーリーの濃度が高い作品を描きたい」と思ってくださる作家さんにご依頼することが多いです。読んでくださった読者さんたちが手放しに「萌えた!」とビックリマークが10個付く感想を呟いてくれるような作品がつくれたら嬉しいなと思い、編集に携わっています。

石橋:ありがとうございます! すでに熱量が高くて、ちょっとびびっています(笑)。しっかりついていかねば!

阿部:ですね! 私自身、シュークリームの生み出す作品が大好きなので、自己紹介を聞いただけでもワクワクが止まりません……。本講義ではBL漫画編集者のお仕事の裏側とともに、「on BLUE」「from RED」から作品づくりのこだわりや作品の魅力をお聞きしていきますよ〜!

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