おにっ子の頑張りを親目線で応援！ ありがちな厨二病っぽくしたくなかった演技のこだわりとは？ アニメ『おにぱん！』一寸法子役・富田美憂さん インタビュー

WIT STUDIOが手掛ける、新作オリジナルTVアニメーション『おにぱん！』。2022年4月11日（月）よりテレビ東京系列「おはスタ」（毎週月～金あさ7時5分から放送中）にて毎朝放送！　鬼と人間が共に生きる世界を舞台に、鬼のイメージアップのため奮闘するおにっ子（＝鬼の子供）たちの物語が描かれます！

本作には故郷の鬼ヶ島から東京の中学校に転入してくる14歳のおにっ子3人に加えて、桃太郎の子孫と言われている桃園桃、一寸法師の子孫と言われている一寸法子といったキャラクターも登場！　ユニークなキャラクターたちが大忙しのおにっ子たちの日常を彩ります！

今回は放送を記念して、一寸法子（のりこ）役の富田美憂さんにインタビューを実施！　作品の魅力や一寸法子についてお話いただきました。

親のような目線で「3人とも頑張って…！」

──最初にシナリオや台本を読んだ際に感じた作品の印象や、メインキャラクターのつつじ・ひまわり・つゆくさの印象・魅力的だと思う点についてお聞かせください。

一寸法子役・富田美憂さん（以下、富田）：「鬼」と聞くとやはりシリアスな印象があったのですが、実際に作品の資料を見せていただいたときに「なんて可愛らしい作品なんだ！」と思いました。台本を頂いて自分なりに作品の組み立てやキャラクター達を噛み砕いたときに、おにっ子3人が一人一人違った個性を持っているけど、3人集まって力を合わせた時の頼もしさや、日常シーンのゆるさなど、シーン毎にいろいろな表情を見せてくれるので、親のような目線で「3人とも頑張って…！」と応援したくなりますね。

──演じられる一寸法子の第一印象はいかがでしたか？　また回が進むにつれて気がついたことや印象に変化がありましたら、お聞かせください。

富田：長い前髪で表情があまり読めないから、かなりミステリアスな子なのかな、、、？と初めて見たときは思ったのですが、事前に台本を頂いて自宅でキャラクターを作っているときに、意外と感情が豊かな子でもあるのでは？と思いました。

実際は髪に隠れた目はあまり見えていないのですが、おにっ子達と桃のやりとりをかなりよく観察しているし、自分の興味のあることになると早口になったりもします。それがわかりやすく言葉に乗っていないだけで、実はとても可愛らしい子なんだなと思います。

──ビジュアルや振る舞いなど一寸法子の好きなポイントを挙げるなら？

富田：公式サイトのキャラクター紹介にもある通りかなり小柄です。

そういったところにも一寸法師感がしっかり出ていて可愛いです。よく見ると制服もちょっと大きめなんですよね！

──演じる上で大切にしたことや収録時のエピソードをお聞かせください。また、公式コメントに「法子は2つの真逆の顔を持ったキャラクターなので、演じ分けが新鮮でとても楽しい」と綴られていましたが、演じ分けはどのように考えて収録に臨みましたか？

富田：厨二病的な言い回しを、厨二病っぽくはし過ぎたくないなと思ったので、あえて台詞に厨二病キャラ特有の「節」をつけすぎないように心がけています。かつ、絵を見ると口の開きが他のキャラに比べて比較的小さめなのでぼそぼそと喋ったり、彼女は長い前髪で表情がなかなか読めないので、セリフや雰囲気から彼女の感情や表情を想像で読み取る作業を沢山しています。

そして「もう一つの顔」に関しては、二面性が両極端になるよう、全く別のキャラクターをもう1人演じるくらいの勢いで作っています。もう一つの顔がどんなものなのか、是非楽しみにしていただけると嬉しいです。

──共演者とのやり取りなど現場でのエピソードがありましたらお聞かせください。

富田：桃役の前田佳織里ちゃんが、桃を演じる時にすごく体が動くんですよ笑

桃は「もーもっもっもっもっもっ！」という印象的な笑い方をするんですが、その笑い方をするときに「おーっほっほっほ」みたいに口元に手を当てたりとか。他にも後ろから見ていると思わずくすっとしてしまうような可愛らしい動きで桃を表現しているので、いつか皆さんにも見てほしい、、、、。