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TVアニメ『デート・ア・ライブIV』井上麻里奈×真田アサミ 最終回放送後インタビュー

TVアニメ『デート・ア・ライブIV』夜刀神十香役・井上麻里奈さん×時崎狂三役・真田アサミさん最終回放送後インタビュー|おふたりは第4期をどのように見たのか!? 第5期への意気込みや今後の注目キャラクターも!

ファンタジア文庫より刊行された橘公司先生によるライトノベル『デート・ア・ライブ』。2022年4月からはTVアニメ第4期『デート・ア・ライブIV』が放送され、先日遂に最終回を迎えました。

今後の物語が気になるタイミングでの最終回。そしてまさかの5期発表となり、ファンのみなさんも色々と気になっていることと思います。アニメイトタイムズではそんなタイミングで、夜刀神十香を演じる井上麻里奈さんと、時崎狂三を演じる真田アサミさんへインタビューする機会を得られました。

おふたりに『デート・ア・ライブ』シリーズ全体が10周年を迎えたことや、最終回を迎えたばかりの第4期についての振り返り、新精霊として登場した本条二亜 (CV:生天目仁美)と星宮六喰(CV:影山灯)の印象を今回は主に伺っています。

加えて、第5期でおふたりが注目しているキャラクター、原作が既に完結していることを踏まえた今後の展開への意気込みなどにも注目です。

シリーズの人気ヒロインを演じるおふたりが第4期をどのように見ていたのか、演じるキャラクターへの思い入れなども垣間見える部分がありますので、それでは以下より見ていきましょう!

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※本編のネタバレを含む内容となっているため、未視聴の方はご注意ください。
 

十香の成長は迷い子犬を見守っているような感覚で見ている

――まずはシリーズ10周年を迎えての心境を教えてください。

夜刀神十香役・井上麻里奈さん(以下、井上):10年近くもの間、関わらせていただける作品なんて中々無いんです。原作が続いているとしても、声優陣が最後まで演じきれるかというと別の話になってしまいますし。もう5期も決定しているということで、本当にありがたいことだと思っています。

やっぱり原作の橘先生をはじめ、ファンのみなさんやこの作品に関わった方々が大切に作ってこられた証だと思うんです。だから、色々な方の愛に支えられていると改めて実感しています。

時崎狂三役・真田アサミさん(以下、真田):私も麻里奈と同じで、10年をやり切れる作品って中々無いと思っています。作品自体が15周年とか20周年みたいなのは他にも経験させていただいているのですが、7~8年もの間、同じキャラクターを定期的に演じられる事はなかなかないな、と感じています。だから狂三さんは、私のこれまでのお仕事の中でも、特に付き合いの長いキャラクターになりました。

空いたとしても、演じる機会が1年も空いたことがことは無かったような気もしますし。最初の頃は「また狂三さんを演じられるんだ」という想いがその都度あったのですが、今はもう一緒にいるのが当たり前になりましたね。もう「いつでも来い!」みたいな気持ちです。

ファンの方からも長く愛していただけていて、初期の頃からの方はもちろん、最近知ってくださった方も、とても幅広い年齢層の方が愛してくれる作品なんじゃないかと。そういう重みも感じています。

――2期~3期の間は結構空いていたように思うのですが、その間もキャラクターを演じる機会があったということでしょうか。

井上:他のゲーム作品とのコラボだったり、『デート』自体のゲームだったりがありました。もし続編をやる意思が無かったら、こういう展開も無かったと思います。そういったところでファンのみなさんをお待たせしないようにという計らいがあったんじゃないかなと。

真田:本当に嬉しいことですよね。

――次は4期まで演じてきて感じたキャラクターの成長や変化を教えてください。

井上:最初の頃の十香は、本当に何も知らない無垢で純粋な子犬という印象でした。わからないことに牙を剥くじゃないですけれど、士道と出会い人としての幸せみたいなものを手に入れたところからの成長を半端なく感じています。士道や色々な精霊たちと関わりながら社会というものを学んだと言いますか、迷い子犬の成長を見守っているような感覚なんです。

真田:もう立派な大型犬に成長したみたいな印象だよ。

井上:新しく登場した精霊の子の面倒とかも、「私がやるんだ!」「私に任せろ!」みたいに積極的にやるところが見られるようになって感慨深いです。私はYouTubeでペットの動画をよく見ているのですが、その時の感覚を少し思い出します。「あの時拾った子犬が、こんな立派に成長して……」みたいに思っちゃうんです。

真田:十香のいい所って、「遠くから見守る」じゃないけれど、器が大きいところだよね。

井上:多少嫉妬したりはするんだけれど、士道が大切にしたいものを共に守る……みたいな意思があるんだよね。自分が前にでるのではなく、士道が正しい事をしているところを守る。必要な時は必ず手を差し伸べてくれる。演じれば演じるほど、時が経てば経つほどに「なんていい女なんだろう」と感じますね。まだ成長しきったとは言えないんですが、士道と十香……ふたりがいれば大丈夫だっていう安心感があります。

――狂三はいかがでしょうか?

真田:狂三さんは最初からある意味で熟成されたキャラクターだったので、成長という感じとはちょっと違うんです。ただ思ったのは、「ラスボス感が消えた」ことじゃないかな。

井上:逆に第4期で人間らしく見えてきたところがあるよね。

真田:うんうん。1期~2期の頃は孤高とか一匹狼とかそういう雰囲気を纏っていました。狂三さんって、「自分の目的の障害は排除する」ではないですが、自分ひとりで色々なことを決断してきた子だと思うんです。ですが第4期では、他の精霊たちとチョコレートを作ったり、自分から関わりに行ってるんですよ。そういったエピソードからも、狂三が幸せだった時間を士道と出会ったことで取り戻せたのかなって思っています。

感情表現も、前だったら常に冷静な感覚だったんですけれど、今回はガンガン揺さぶられていて。だから収録の時は、狂三さんでここまでやっていのかと思うこともありました。

(C)2021 橘公司・つなこ/KADOKAWA/「デート・ア・ライブⅣ」製作委員会
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