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猫との思い出がお芝居に活きた瞬間。スタッフを驚かせた“のど鳴り”演技とは? アニメ『夜は猫といっしょ』キュルガ役・高垣彩陽さんインタビュー

2019年よりキュルZさんがツイッターで連載を始め、一躍話題&人気になった『夜は猫といっしょ』がアニメ化し、2022年8月3日より放送&配信スタート!

ある日ピーちゃん(CV.種﨑敦美)が連れてきたキュルガ(CV.高垣彩陽)と暮らすことになった主人公のフータくん。(CV.日野 聡)猫を飼ったことがないフータくんは、マイペースなキュルガに翻弄されながらも、愉快でちょっと不思議な日々を送ることに。猫のリアルな日常が描かれた作品です。

そんなアニメの放送開始を記念して、キャストによる連載インタビュー企画をお届けします。第1弾は猫のキュルガを演じる高垣彩陽さんです。スタッフを驚かせたお芝居や実家で飼っていた猫との思い出など、猫好きの方は必見の内容となっています!

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猫の質感や動きなどリアルで、エピソードもまったりしていて気軽に見られる作品

――原作を読んだり、演じてみて感じた作品の印象や魅力をお聞かせください。

キュルガ役 高垣彩陽さん(以下、高垣):私自身、生まれる前から実家に猫がいて、猫と一緒に過ごしてきた時間が長いので、この作品で描かれている猫との生活にはとてもリアリティを感じます。キュルガの質感や柔らかさ、動きや鳴き声なども絵から伝わってくるので、特に猫好きな人には身近に感じられますし、共感できるのではないでしょうか。エピソードもゆったり、まったりしているので、肩の力を抜いて、気軽に読めるのもいいですね。

そしてアニメの方も、完成版ではない映像を見ただけでも、元々持つマンガの魅力に、映像描写や私たちの声、音楽をいかにマッチさせていくのか、制作陣の意欲的な姿勢を感じながら私も収録に臨んでいます。

――原作のキュルZ先生の独特のポップなイラストを、特にキュルガをどうアニメとして動かすのだろうと思っていました。

高垣:私もです。でもPVを見て納得しました。猫のキュルガがアニメとして動いているんだけど、マンガの質感も失っていなくて。ぽってりした感じや、軟体動物みたいな瞬間もあれば、前脚を折りたたんで座る香箱座りをしている時の、肉の重力を感じている部分とか(笑)。それらは原作でも描かれていますが、アニメでも呼吸するように動かしているのでより自然に感じるんです。

大の猫好き&猫を研究しつくしたからこそ、絶対にやりたかったキュルガ役

――キュルガ役を決めるオーディションが行われたそうですが、どんなオーディションだったのでしょうか?

高垣:テープオーディションでしたが、「キャラではなく、本当の猫の声が欲しい」と概要に書いてあって、個人的には「これは負けられないな」と(笑)。以前、猫のリアルな声が必要な役をやったことがあって。当時、実家の猫のモノマネをよくしていたり、どれだけ猫に近づけるのか突き詰めていたので、「この役を絶対にやりたい!」と思ったんです。

オーディションの内容は、原作のシーンの抜粋はもちろん仮の映像があって、「台本を無視していいので自由に声を付けてください」という課題と、「アドリブで何か思いつくところがあれば何パターンか声をください」というものでした。なので、猫が毛玉をはく時の声とか勝手に入れたり(笑)、自分がこうだろうという全力をテープに注ぎ込んで送りました。自信を持って臨んだので、「これで負けたら自分はまだまだということだし、すごい人がいたんだと思って受け止めよう」と。そうしたら合格をいただいたので、「私、やっぱり猫を頑張っていこう!」って(笑)。

でも、後で約160人がオーディションを受けたとお聞きして震えあがりました(笑)。選考もかなり接戦だったと伺って、数人に絞られた時点でいろいろな意見が出た中で、キュルZ先生をはじめ、皆さんにOKを出していただけたそうで嬉しかったです。でもたくさんの猫好きの役者さんたちから選ばれたというプレッシャーも大きくて。初回の収録では「『やっぱり高垣さんじゃなかったな』と思われたらどうしよう」とおびえながらスタジオに来ました。

――でもブースでは高垣さんの素晴らしい猫演技に騒然となったとスタッフの方から聞きました。

高垣:そうだったんですね(笑)。リアル寄りの猫の芝居は、軽くネタでやる時でさえも「手を抜きたくない!」という謎のポリシーがあって(笑)。

初回収録では高垣さんのリアルなのど鳴り声にスタッフ一同ビックリ!

――猫を演じる時、キャラっぽく聴こえてしまう可能性もあるので、ある意味で人間を演じるよりも難しいのでは?

高垣:猫それぞれにも個性がありますが、実際にはリアクションの全部に声が出るわけではないと思うんです。収録が始まってから、どのあたりまでがキャラっぽくならない線なのか、音にするとウソっぽくなっちゃうから鼻息にしようとか、相談しながら丁寧に収録しています。ただアニメの中ではキャラでもあるし、実際の猫はやらないことでもエンターテインメントとして見せなければいけない瞬間もあって。「これ以上やると人っぽくなっちゃうと思うけど、もっと強い感情が見える音が欲しい」となると、キャラ的なお芝居も必要とされるけど、違和感にならないバランスやさじ加減がすごく難しいです。だから『夜猫』の収録は毎回、神経を使います。

――しかもたくさんのキャラがいる中ではなく、ほぼ3人の中なのでより注目されるし、エピソードもシンプルで穏やかなものが多いからこそ、難易度が高くなっていると思います。

高垣:猫ももちろん感情があるけど、「ここまでの声を出すかな?」とか、その瞬間ごとで「アクセントをどこまで出すか」と考えることが多いです。でも制作チームの中でしっかりしたイメージがあって作ってらっしゃるし、1話ごとに音楽がついているので、演出と曲が既にマッチしている状態で。「この音の切り目で、1リアクション欲しい」とか「ここまで伸ばして最後にひと言置いて、間があって次」とか細かく決まっているので、猫の芝居をしながら拍を数えたり、リズムに合わせたりしなくてはいけないのがまた難しいんです。

リアルな猫という部分だけでなく、アニメとしてどう見せていくのかというせめぎ合いと、細かいメモリで要求されるのですごく集中するため、ショートアニメではあるけど、1話分の収録が終わるたび、「ふーっ」と深く息を吐き出しています(笑)。

――高垣さんや制作陣の猫への愛着が強いチームだからこそ、こんなにディテイルにこだわったアニメになったのでは?(笑)

高垣:1回目より2回目の収録のほうがのど鳴りの指示が台本になぜか増えてて(笑)。

宣伝担当:ブースで聴いていた私たちも高垣さんののど鳴り音がすご過ぎて、「猫がいる!」とか「人間がこんな音を出せるのか!」など騒然となっていました。

高垣:嬉しい! オーディションの時に特に良かったと言っていただけたのも、のど鳴りで。「こういう時にはのど鳴らすよね」と思って入れていたし、初回の収録でも「ここは喜んでるかな」というタイミングにアドリブで入れました。本当は、のど鳴りをSEで補助するか、いっそSEだけにする準備もしていただいていたそうです。

でも、1回目で監督たちが「これならSEなしでイケる!」と思っていただけたようです。私自身はむしろ、皆さんもできるものだと思っていたので、騒然としたと聞いてむしろこちらが驚いています。

「どうやっているの?」と聞かれて、「こんな感じですよ」と説明したら、「えっ!? できないよ!」と言われて。

宣伝担当:ブースで、スタッフ陣みんなでやったら誰もできませんでした。

高垣:本当ですか!? 誰でも当たり前にできると思っていたけど、これは企業秘密にしたほうがいいのかな? 人に教えるのやめよう(笑)。でもうちは私が生まれる前から猫がいて、ずっと途切れることなく、家には複数の猫がいる状態だったことも理由の1つなのかも。今までいろいろな作品で猫を演じましたが「これはあの子に似ているな」とか、家族だった猫たちの仕草や様子が私の中に残っていて。猫たちとの大切な日々や時間を作品やお芝居に活かすことができているのも嬉しいです。

(C)キュルZ・KADOKAWA/夜は猫といっしょ
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