映画
『銀河英雄伝説 Die Neue These 策謀』鈴村健一インタビュー

「『銀河英雄伝説』の名にふさわしいストーリーが展開します」──長編アニメ『銀河英雄伝説 Die Neue These』第4シーズン『策謀』ヤン・ウェンリー役 鈴村健一さんインタビュー

長編人気アニメシリーズ『銀河英雄伝説 Die Neue These』の第4シーズン『策謀』が2022年9月30日より第一章、10月28日より第二章、11月25日より第三章が劇場上映されます。

2022年3月から上映された『銀河英雄伝説 Die Neue These 激突』では、盟友のキルヒアイスを失ったラインハルトが最高権力者として実権を握ると、シャフト科学技術総監よりイゼルローン要塞奪還を進言され、ケンプを作戦司令官に任命。

銀河帝国軍が要塞へと進軍する中、一方自由惑星同盟のヤンは査問会への出頭命令が出され、司令官不在のまま、銀河帝国軍との戦闘がスタート。要塞同士の戦いは激しさを極めていったところで終了しました。

『銀河英雄伝説 Die Neue These 策謀』では、イゼルローン回廊をめぐる攻防の結末、帝国、同盟、そしてフェザーンにも大きな動きが出てきます。

『銀河英雄伝説 Die Neue These 策謀』の上映を記念して、ヤン・ウェンリー役の鈴村健一さんに第3シーズンを振り返ってみた感想や今回の第4シーズンの見どころをご紹介いただきつつ、ご自身の状況の変化からヤンに共感できた点も語っていただきました。

 

アクション巨編としてのエンタメ性を持ちながら種まきしていた第3シーズン

──まず前シリーズの第3シーズン「激突」を振り返ってみての感想をお聞かせください。

ヤン・ウェンリー役 鈴村健一さん(以下、鈴村):帝国、同盟それぞれの国の物語が描かれていたのかなと思います。あと終盤に帝国軍のケンプがイゼルローン要塞に攻めてきましたが、その結末まで行かないままで終わってしまって。この第4シーズンではその戦いの結果も描かれているのでよかったです(笑)。

このシーズンから外に向けて物語を進めていくというところのおもしろさがありますが、同盟に関しては、ヤンたちは何もできず、上の人が決断したことに翻弄されていく流れになっていって。

前シーズンでそのあたりをしっかり描いていたことが今回すごくいかされるなと思います。ここまで丁寧に種まきをする作品は最近では珍しくて。第3シーズンはアクション巨編としてのエンタメ性を持ちながら、伏線をしっかり生かし切る今回の第4シーズンは見応えがあると思います。

──キルヒアイスを失って孤独感を増していくラインハルトにとって、ヒルダとの出会いも大きかったと思います。

鈴村:僕は好きなキャラクターを尋ねられるたびにヒルダと答えていて、「フレデリカじゃないの!?」と怒られがちなんですけど(笑)。

ヤンは同盟の偉い人たちに翻弄されつつも、局面においての決断、自分と周りにいる人をどう守るかという決断をできるので、まだポジティブに決断できる環境にあると思いますが、ラインハルトは自分の人生や精神を削ってまで大局における決断をしなくてはいけなくなっていく様子が今後描かれていきます。

ラインハルトがこれからどんどん苦しくなっていきますが、その姿を見ていると痛々しく思えて、僕まで胸をえぐられるような気持ちがしてきて。ヒルダがいてくれることで救われる部分もあるし、「ヒルダっていい子だな」と思えるくらい、素敵なキャラです。

 

役者が出そろい、幕開けを感じさせる第4シーズン。ヤンの親としての決断や成長も

──今回の第4シーズン「策謀」についての印象をお聞かせください。

鈴村:今回のシーズンは役者が出そろったなというのが大きなポイントだなと思いました。フェザーンのルビンスキーなども描かれ、帝国、同盟、フェザーンの役者が遂に出そろって、より入り組んでいる様子が描かれていて。

前シーズンでは内政における部分、帝国はごちゃごちゃしているし、同盟ももめていますが、今度はお互いの国同士が干渉し合うところが描かれていくので、いよいよ始まったなという幕開け感があるなと感じました。

──今シーズンを演じる上で意識した点や感じた点はありますか?

鈴村:今回はユリアンの旅立ちも描くので、ユリアンとの関係性もよりピックアップされているシーズンで、僕自身も思うところがありました。

長いシリーズでいろいろな取材を受けさせていただく中で、「ヤン・ウェンリーは成長するキャラクターではなくて、出来上がった人間として存在している」とお話ししてきました。

その彼が起きていく様々な事象に対して、どう対処していくのかを、僕は台本で突き付けられていると思うので、「ヤンならどうする?」を常に演じてきたつもりです。でも今回はヤンが人の親として成長する部分もあって、いままでとは一味違います。

今までのシリーズであったセリフでいうと「かかっているものはたかが国家の存亡だ。個人の自由と権利に比べれば、大した価値のあるものじゃない」と、部下たちに生き残ること、個を大切にすることを説いてきましたが、それを自分の子にもちゃんと伝えているのがヤンのブレていないところ。それを葛藤の上で決断する姿は、ヤンが親として成長したことの証です。

僕もちょうど親になったタイミングだったので、「そうだよな」と共感したり、「自分もこうありたいな」と感じたりしました。ヤンは素敵な決断をしましたよね。

 

──第三勢力のフェザーンと、その領主であるルビンスキーの存在もシリーズを重ねるごとに大きくなっている気がします。キービジュアルでも遂に中央に(笑)。

鈴村:ルビンスキーはずっと得体が知れない存在でしたが、今シリーズでは彼の人となりが描かれることで、より存在感が大きくなってきました。

ラインハルトの人物像を描く時にすごくポイントになる人だという気がしていて。ルビンスキーの存在感が増せば増すほど、ラインハルトの存在感が増していくのかなというふうに僕は見ています。

物語というものは、常に相対する人がいて、『銀英伝』はそれがしっかり描かれつつも、紋切り型のライバル関係のような単純なものではないところが魅力的ですが、ラインハルトとルビンスキーもそういう構図の一つだと思います。

ルビンスキーは今までの「何か怪しいヤツがいる」という流れから、「遂に顔を出したけど、こいつとみんながどう対峙していくんだろう」と気になるし、特にラインハルトがどう向き合うのかが今シーズンの見せ場になっていると思います。裏を返せばルビンスキーは一人では輝かないキャラなのかもしれません(笑)。

 

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