アニメ
秋アニメ『ヒロアカ(第6期)』山下大輝&内山昂輝インタビュー

第6期は最初からクライマックス! 「これ以上強くなってほしくない」互いのキャラクターの強さとは? 秋アニメ『僕のヒーローアカデミア』緑谷出久役・山下大輝さん、死柄木弔役・内山昂輝さん インタビュー

息切れしそうなアフレコスタジオ

――演じる上で変化はありましたか?

山下:特に声を変えようという意識はなかったです。自然とそうなっていくといいますか。気持ちとしては、デクはいつも全力で取り組んでいくので、その100%を自分の中でどうコントロールするのかは意識しました。

でも新しい“個性”が芽生えたことで、いろいろなことに気を使わなくてはいけなくて。その都度どこに意識を集中するのか。全力ではあるんですけど、ひとつだけ見るのではなく、それ以外も見ていく。というように目線がどんどん広がっていると思います。

――内山さんはいかがですか?

内山:皆さんもうお忘れかもしれませんが、初期の死柄木は手で顔が覆われていて。いわゆる、手の人だったんです。

――(笑)

内山:僕も最初にキャラクターデザインを見たときはびっくりしたんですけど、話の流れと共に髪型や服装も変遷があって。さらに、彼が背負う組織の形も変化して、率いる仲間もすごい人数に増えてきた。初期に比べて見た目も周囲の状況も大きく変化したなと思います。

演じる上では、初期は大人っぽい賢さと幼稚さを同居させることが重要だったんです。でも今では子供っぽさを減らして大人っぽさに比重を置くように徐々に変化させています。

――アフレコはご一緒に?

内山:一緒の時が多かったです。『ヒロアカ』のアフレコスタジオは大きいので、同時に録れるキャスト数も多いんですよ。

山下:そうなんです。

――掛け合ってみていかがでしたか?

山下:第6期は常に戦っているので、いままでのアフレコのテンポ感とは違くて。とにかく休む暇なく進むので、時間の進みはめちゃめちゃ早く感じました。

アクションシーンはアフレコの段階ですごかったので、「ボンズさん頑張れ…!」と思ったりも(笑)。そのくらいすごいことになっているので、僕自身ワクワクもありつつ、ドキドキもしました。

内山:前半はあんまり接点がなかったですね。

山下:僕もナレーションだけだった。前半は生徒側よりプロヒーローがフォーカスされていて、死柄木も寝ているので……(笑)。

――アフレコ後はぐったりされたのでは?

山下:セリフが多くても少なくても終わった後はぐったりしますね。空気に飲まれるんですよね。ほかのキャラクターたちが戦っているシーンでも、こっちが息切れしそうになるくらい緊迫感があって。見てくださる方は改めて「これがヒロアカの熱量だよな」と感じていただけるのではないかと思います。

――内山さんはいかがでしたか?

内山:今回は最初からクライマックスと言える構成なんですけど、死柄木は手術中の状態から始まります。死柄木目線で見ると、起きたらいつのまにか世界が大変なことになっている、という感じだと思うんですよ。最初はとにかく、起きた時のぼんやりした感じとか、覚醒しきっていない雰囲気を大事にしてほしいとよく言われました。あと、大塚明夫さんと声を合わせるセリフもあるんですが、そういうアニメならではの演出にも注目してほしいです。

キーキャラクターだらけの第6期

――第6期にはヒーロー、敵(ヴィラン)が総集結しますが、中でも特に注目しているキャラクターを教えてください。

山下:毎話毎話、しかもAパート、Bパートで注目するキャラクターがガラッと変わることもあるんですよ。

内山:うんうん。

山下:ヒーローも敵(ヴィラン)もそれくらいみんな魅力的です。でも強いて挙げるならミルコでしょうか。プロヒーローの中でも序盤は特に活躍するので注目してほしいです。声も相まって、彼女のバトルはめちゃくちゃ迫力があります。

内山:僕もミルコの話をしようとしていて(笑)。原作を読んだ時からとても良いキャラだと思っていたんです。漫画でのアクションの描かれ方もすごいかっこいいし、戦闘スタイルも爽快感や華があって。あと、傷ついてもとにかく前へ前へ進むんだという強靭なメンタリティも魅力的だったので、あれがアニメでどう描かれるのか気になっていました。

山下:敵(ヴィラン)側だと?

内山:ドクターですかね。これまで謎の人物というイメージが強かったんですけど、今回、彼の野望の一端が明らかになって。やっぱり危険なキャラクターだったんだなと思いました。

山下:たしかに、振り切れ方がすごくて僕も怖くなりました。

――ヒーローチーム、超常解放戦線、それぞれの組織の魅力や強みを教えてください。

内山:死柄木を演じる身としてはヒーローに強みなどない、と言いたいところですね(笑)。

――リーダーとして頼もしいですね(笑)。

内山:超常解放戦線はホークスを抱えていることが最大の強みだと思ってます。

山下:最終兵器だよね。

内山:そうですそうです。優秀なヒーローが実はスパイで、トゥワイスと仲良くしているのは武器になると思います。

――ホークスとトゥワイスは仲が良いですよね……。

内山:そうです。ホークスにはたくさんヒーローを倒してほしいと思います。

山下:(笑)

――ほかのメンバーについても伺いたいのですが、荼毘になにやら動きがありそうな。

内山:荼毘はまだ背景がわからないですし、自由に暗躍するタイプなのでまだまだ謎が多いんですよね。でも強いことは確かだし、超常解放戦線の中でも独特な立ち位置だと思っています。

山下:あんまり群れないよね。

内山:群れないですし、死柄木もそれを咎めないですよね。死柄木自身、荼毘のことを認めているということなのかな。

――独特なキャラクターといえばトガヒミコもですよね。

内山:トガは第5期で過去が描かれて、改めて自分を見つめ直したことで、また一段と強い力を持つようになりましたね。

――これまで、度々ヒーローに接触していましたよね。

山下:得体が知れないですよね。

内山:潜入もしてましたしね。

山下:ヒーローに化けますし、声も一緒なのであの“個性”は本当に厄介です。喉元まで迫られる場合もありますからね。

内山:あと、デクにこだわっていますよね。

山下:そう! デク自身は、なんであんなに固執されているのかわかっていないと思いますけど(笑)。ただ、第三者目線だと麗日(お茶子)さんがトガちゃんと戦っているイメージがあって。トガちゃんも麗日さんにあえて化けていたりして、特別な思いがありますし、その意味が気になるところです。

――最後に放送を楽しみにされている方へメッセージをお願いします。

内山:長い歴史を持つ作品ならではの導入で、6期は初回からフルスロットルで始まります。退屈する暇なく最後まで一気に駆け抜けるので、みなさんの毎週の楽しみになればいいなと思います。

山下:今回はアクション要素がめちゃくちゃ派手で、これまでのすべてが詰まったバトルをお届けできます。でもキャラクターそれぞれの心の繊細な移り変わりもしっかりと描かれていて。本当にこれまで蓄積した全部をまとめているくらい毎話が濃厚です。ぜひ見逃さずに、期待していてください。

[取材/撮影・MoA]

TVアニメ『僕のヒーローアカデミア』6期作品情報

放送情報

10月1日(土)より毎週土曜夕方5:30放送決定!
読売テレビ・日本テレビ系全国29局ネット ※一部地域を除く

★TVアニメ第1期~第5期 各動画配信サービスで配信中!≫
配信情報はこちら

イントロダクション

コミックスシリーズの世界累計発行部数6500万部を突破! 週刊少年ジャンプ(集英社刊)で連載中の堀越耕平による大人気コミックを原作としたTVアニメ『僕のヒーローアカデミア』。

舞台は総人口の約8割が何らかの超常能力“個性” を持つ世界。事故や災害、そして“個性”を悪用する犯罪者・敵<ヴィラン>から人々と社会を守る職業・ヒーローになることを目指し、雄英校に通う高校生・緑谷出久“デク”とそのクラスメイトたちの成長、戦い、友情のストーリーが繰り広げられていく!

ストーリー

超常能力“個性”を持つ人間が当たり前の世界。憧れのNo.1ヒーロー・オールマイトと出会った“無個性”の少年・緑谷出久、通称「デク」は、その内に秘めるヒーローの資質を見出され、オールマイトから“個性”ワン・フォー・オールを受け継いだ。

デクはヒーロー輩出の名門・雄英高校に入学し、“個性”で社会や人々を救ける“ヒーロー”になることを目指し、ヒーロー科1年A組のクラスメイトたちと共に成長していく。

デクは爆豪、轟と共にNo.1ヒーローであるエンデヴァーの事務所へインターン活動に臨む。最高峰の現場に身を投じたデクはワン・フォー・オールに眠る新たな“個性”黒鞭を操るなど、ヒーローとして確かな成長を見せる。一方、敵<ヴィラン>連合の死柄木弔は、リ・デストロ率いる異能解放軍と激突。

リ・デストロとの戦いで窮地に陥る中、死柄木は忘れていた凄惨な幼少期の記憶を取り戻し、覚醒する。異能解放軍を掌握し、その勢力を拡大しつつ、全てを壊すため自らに新たな力を求めるのだった。

デクと死柄木、ヒーローと敵<ヴィラン>。その全面戦争の時が迫る―!

スタッフ

原作:堀越耕平(集英社「週刊少年ジャンプ」連載)
総監督:長崎健司
監督:向井雅浩
シリーズ構成・脚本:黒田洋介
キャラクターデザイン:馬越嘉彦・小田嶋瞳
音楽:林ゆうき
オープニングテーマ:「ひたむき」SUPER BEAVER
エンディングテーマ:「SKETCH」秋山黄色
アニメーション制作:ボンズ

キャスト

緑谷出久:山下大輝
死柄木弔:内山昂輝
爆豪勝己:岡本信彦
轟焦凍:梶裕貴
麗日お茶子:佐倉綾音
飯田天哉:石川界人
相澤消太:諏訪部順一
エンデヴァー:稲田徹
ホークス:中村悠一
荼毘:下野紘
トガヒミコ:福圓美里
トゥワイス:遠藤大智
Mr.コンプレス:最上嗣生
スピナー:岩崎了
リ・デストロ:平田弘明

アニメ公式サイト
アニメ公式ツイッター
アニメ公式Instagram
読売テレビ番組公式サイト
アニメLINE公式アカウント ID:heroaca_line

原作コミックス情報

『僕のヒーローアカデミア』コミックス
第1巻~第35巻 発売中!
第36巻 10月4日(火)発売!

発行:集英社/「週刊少年ジャンプ」にて連載中/毎週月曜発売

週刊少年ジャンプ公式サイト
『僕のヒーローアカデミア』コミック公式サイト

(C)堀越耕平/集英社・僕のヒーローアカデミア製作委員会
おすすめタグ
あわせて読みたい

おすすめ特集

今期アニメ曜日別一覧
2024年春アニメ一覧 4月放送開始
2024年冬アニメ一覧 1月放送開始
2024年夏アニメ一覧 7月放送開始
2024年秋アニメ一覧 10月放送開始
2024春アニメ何観る
2024年春アニメ最速放送日
2024春アニメも声優で観る!
アニメ化決定一覧
声優さんお誕生日記念みんなの考える代表作を紹介!
平成アニメランキング