映画
『劇場版 SAOP』第2章 キリト役・松岡禎丞インタビュー

『劇場版 ソードアート・オンライン -プログレッシブ- 冥き夕闇のスケルツォ』キリト役・松岡禎丞さんインタビュー|《SAO》は声優としての自分の軸になっている作品

 

アスナとの関係性を進ませ過ぎないように

――今回のキリトとアスナはこれまでの作品とはまた違った距離感に思えました。演じる際はどんな事を意識されたのでしょうか?

松岡:TVシリーズの《アインクラッド》編におけるキリトとアスナに至るまでの過程の部分なので、『プログレッシブ』でもそこまで見たいという想いはありつつ、本作ではそこまでフランクになり過ぎないようにしています。

TVシリーズほどの関係性をふたりはまだ構築できていない。お互い気にはなっているけれど、好きだという感情にはまだ気づいていないので、そこの線引きをキッチリしています。

アスナは結構グイグイくるのですが、キリトはそれを受け止めず少し引いてかわすんです。今回はそんなふたりの関係性を先に進ませ過ぎないように、その部分を少し強めに出しました。


 

――アスナについて、松岡さんはどのようなキャラクターだと見られていますか?

松岡:前作『星なき夜のアリア』でデスゲームに参加する前のアスナがどんな日常を送っていたのか、とても丁寧に描かれていました。

TVシリーズ第5話「圏内事件」で昼寝していたキリトにも突っかかってきたりする一面から、強い女の子だという印象を持たれやすいけれど、蓋を開けてみたら年相応の女の子なんです。だから、最初の頃から気丈に振る舞う節があるなと思っていました。

そんな子がミトとのことで傷ついて、それでも乗り越えて前に進んでいく。本当に強い女性だと感じます。

もし僕がデスゲームに巻き込まれてしまったら、きっと最初の街で部屋から出られないかもしれないです。なので、自分の力で困難を乗り越えていく彼女には、好感以上に憧れの感情が強くあります。


 

――松岡さんから見て、アスナを演じる戸松遥さんのお芝居はどういった印象でしょうか?

松岡:キリト同様にアスナも相当変わったと思います。TVシリーズの《アリシゼーション》編までくると、かなり落ち着いて冷静に状況を見極めていたり、お母さんとの問題を乗り越えたり、弱い部分を克服して大人の雰囲気が出てきているなと感じます。

対する『プログレッシブ』では、年相応の女の子がなんとか頑張っている、そういう表現をしてきているなと客観的に見ていても思います。


 

――アスナやミトたち以外にもジョーやキバオウといったキャラクターの登場が明らかになっています。

松岡:キバオウがディアベルという人間を凄く尊敬していた理由だったり、『冥き夕闇のスケルツォ』で新たに気づくことがあると思います。彼の精神的な成長も見られますので、きっとこれまでと見方も変わると思います。

後は逢坂良太さんの演じるジョーや小林裕介さんの演じるモルテ。彼らPK集団が想像以上に危険な存在であることが本作では示されます。

ゲームだから現実の人間は死なないと安易に考えていないことが理解できますし、彼らに関してはラストでひと悶着もあるので、その辺りも注目していただけたらと思います。


 

(C)2020 川原 礫/KADOKAWA/SAO-P Project
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