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冬アニメ『テクノロイド オーバーマインド』浦 和希×渋谷 慧×峯田大夢×kaytoインタビュー

冬アニメ『テクノロイド オーバーマインド』浦 和希さん、渋谷 慧さん、峯田大夢さん、kaytoさんインタビュー|アンドロイドと人間の“心”が響く物語。4人の声が重なる歌や歌詞からも深掘りできる!

2023年1月4日(水)より放送開始となるTVアニメ『テクノロイド オーバーマインド』。本作は、上松範康さん×RUCCAさん×Elements Gardenが原案の新世代メディアミックスプロジェクトです。

舞台は太陽の熱が全てを溶かし、水で覆われた世界。人々に替わってアンドロイドが労働を担い、その世界ではエンターテインメントタワー『バベル』で繰り広げられるクライムステージに人もアンドロイドも熱狂していました。

とある理由で、『バベル』に挑み、その頂上を目指すことになった4人のアインドロイド。ユニット「KNoCC(ノックス)」として、彼らは歌声で人間の心を震わせ、バベルの頂上に辿り着くことができるのでしょうか。

そして今回、アニメイトタイムズでは、「KNoCC」のメンバーであるコバルト役・浦 和希さん、クロム役・渋谷 慧さん、ケイ役・峯田大夢さん、ネオン役・kaytoさんにインタビューを実施しました。

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テクノロイド オーバーマインド
たとえそれがプログラムでも、確かに感じる、人と同じ胸の疼き――。異常気象による急激な気温上昇の影響で、地上の大部分が水没してしまった未来。世界はWorldGovernment《世界統治機構》によって管理され、気温上昇により過酷になった労働をロボットやアンドロイドに担わせることが推奨されていた。太陽の歓びを失った人々が見出した新たな希望……それは様々な娯楽が集約された世界最大級の遊技場、エンターテインメントタワー『バベル』。中でも歌とダンスで頂点を目指すクライムステージは世界を熱狂の渦に巻き込んでいた。そして――ここはある『空き家』。人々から忘れ去れたこの場所には、持ち主のいないアンドロイド・コバルト、クロム、ケイ、ネオンの4人が暮らしていた。何のために作られたのか、なぜここにいるのかも分からないまま、同じ毎日を繰り返す4人…。―そんな彼らと、1人の『少年』の偶然の『出会い』。それは後に、人も、アンドロイドも、世界をも動かす運命の始まりだった。「大丈夫。きっとまた会えるよ。たとえどんな困難がおとずれたとしても――運命を、手に入れるために」胸に込み上げた名も知らぬプログラムを頼りに、王者<STAND-ALONE>が君臨するバベルの頂点を目指す4人。...

キャスト全員が引き込まれた面白い世界観

――アンドロイドと人間が共存する世界が舞台となっている本作について、最初の印象をお聞かせください。

コバルト役・浦 和希さん(以下、浦):オーディションを受ける際にこの世界観に初めて触れましたが、役が決まって演じさせていただく際に設定や脚本を読み、自分が想像した以上のスケール感でこんなに壮大な物語がすでに紡がれていることに圧倒されました。

この世界で生きている役を自分が演じるとなると、これは大変なことになるぞ!と。緻密に作られているからこそ、自分たちもしっかりと考えた上で演じていかなければならないとプレッシャーも感じつつ、すごく楽しくやれそうだなというワクワク感もありました。

クロム役・渋谷 慧さん(以下、渋谷):まず街が水没しているという世界観が魅力的だなと思いました。太陽の熱で照らされ、気温が50℃近くになるのが当たり前で、人間はケープをつけないと生きていられない状況。その中でアンドロイドが活動しているのはなかなかない世界観だなと。

だからこそ、人間とアンドロイドの差が生まれていくというか、人間はどう生活してアンドロイドはどうしていくのか、その世界観・設定だけでグッと引き込まれるようなものがありました。

本当に緻密に計算され尽くした脚本で、最初から引き込んで離さないような内容になっていると読んでいてすごく感じたので、見てくださる方たちも楽しんでもらえると思います。

ケイ役・峯田大夢さん(以下、峯田):2人が言ってくれたように、僕も作品の世界観にすごく引き込まれました。あと、脚本を読んで思ったのは、綺麗なだけじゃない世界というか、ある種の醜さや差別を見せてくるところもあるなと。醜いけれどそれは放っておくものじゃないよねと気づかせてくれるメッセージ性もあります。

また、これに音楽や映像がつくことでどんな化学変化が起きるんだろうとすごく楽しみでした。まだ完成版は1話しか見ていないのでここから先どういう風に出来上がっていくのか僕たちもまだ未知数です。

そんな未知の領域を作品自体に感じましたし、なかなかない世界観や歌はもちろん、人間の醜さを含めた人間らしさやそれをすべて受け入れるアンドロイドの心など、いろんな角度からの心の描き方に自分も感銘を受けました。

ネオン役・kaytoさん(以下、kayto):確かに、メッセージ性が強い作品だなと思いました。最初に“テクノロイド”という言葉に触れたとき、音楽コンテンツも含まれているということでテクノサウンド・テクノミュージックをアンドロイドが歌うという設定に、ボーカロイドが浮かんできたんです。

無機質でも哀愁が漂うような、そこに心はないはずなのに心を感じてしまう世界観がきっと『テクノロイド』の音楽の始まりにあるのかなと思います。

心というものはいろんな人との出会いから生まれ育んでいくものですが、アンドロイドが歌うその無機質な歌にどんどん人らしい温度が足されていく感じが作品ならではだなと。物語を読みながら次の曲はきっとこんな度が足されてこうなっていくんだろうな……というワクワク感を感じながら脚本を読ませていただきました。

――そんな魅力的な世界観の中で、皆さんが演じるアンドロイドはどのようなキャラクターなのでしょうか。まずは、浦さん演じるコバルトについて教えてください。

kayto:コバルトは浦くんそのものだよね。

渋谷・峯田:うんうん。

浦:いやいやいや(笑)。僕目線でいうと、コバルトは好奇心が旺盛で猪突猛進でみんなを引っ張っていくパワーのある子だと思うんですけど、他の人目線でコバルトはどういう風に映っているのかちょっと気になります。

渋谷:コバルトはずっとまっすぐだよね。僕たちアンドロイドには1人ずつ“パラメーター”と呼ばれるものが備わっているんですけど、コバルトは「家族」に対してのパラメーターが高く設定されているんです。

なので、僕たち3人を家族として扱いますし「お兄ちゃんって言ってよ~」とよく言っています。そこら辺の空気感や騒がしい感じを現場で聞いていたんですけど、“コバルトが浦くんで喋ってる”と逆現象が自分の中で起きていました(笑)。

一同:(笑)。

渋谷:それだけシンクロ率を感じる瞬間があったので面白かったです。

浦:そう言ってもらえて嬉しいな~!

峯田:コバルトに関しては、やっぱり「KNoCC」の4人の中でも最も物語を動かす存在で
、核心を突く発言をすることがあるのでみんなが本当は気づいているけれど言わないようなことを言ったり、みんなが自然と目を背けているものに自分はちゃんと見ていると他の人に伝えたりする貴重な存在だと思っています。

気づいていてもそのまま過ごしたり、別に今言わなくてもなと思ったりすることを逃さずに言うのがコバルトです。

kayto:確かに!

峯田:それが良いときもあれば悪いときもありますが(笑)。

浦:(笑)。

峯田:気になるとすぐ口に出しちゃうこともありますが、コバルトがみんなを振り回していることもあれば、コバルトが振り回されているときもあって。そういう意味でも我が道をしっかり突き進んでいて、何ならみんなを振り回していると言うよりも引き寄せているのかなとも思います。自分が中心になって、いろんなところから人の繋がりを集めているのかなと。

kayto:コバルトはそのまま突き抜けても大丈夫な感じがします。だから自由な感じでも、愛されるキャラクターなんだろうなと。

渋谷:うんうん。アンドロイドだけど本当に純粋で、そこが魅力的なキャラクターです。

(C)芝浦アンドロイド研究室/TECHNO-OM Project
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