音楽
『うた☆プリ』「SHINING STAR STAGE -SONG PARADE☆-」「Miracle Ver.」レポ

ST☆RISHとQUARTET NIGHTの合同ライブ「うたの☆プリンスさまっ♪ SHINING STAR STAGE -SONG PARADE☆-」の「Miracle Ver.」をレポート|洗練されたパフォーマンスはもちろん、MC中の微笑ましいやり取りにも興奮!

シャイニング事務所に所属するST☆RISHとQUARTET NIGHTが、合同ライブを開催。「うたの☆プリンスさまっ♪ SHINING STAR STAGE -SONG PARADE☆-」と題し、3月23日(木)から26日(日)までの4日間、全10公演を駆け抜けた。

「SHINING STAR STAGE」と冠して行うライブは、2021~2022年に行われた「うたの☆プリンスさまっ♪ SHINING STAR STAGE -LOVE in DREAM-」に続く第2弾。一部のセットリストを変えた「Miracle Ver.」と「Memory Ver.」の2公演が楽しめた。ここでは、「Miracle Ver.」をレポートする。

“パレード”要素を盛り込んだパフォーマンスで観客を魅了!

「-SONG PARADE☆-」の1曲目を飾ったのは、ST☆RISH『天空のミラクルスター』。ステージに姿を見せた7人は、全員でイントロから華々しいダンスを披露。〈歌の羽根〉(※歌詞の一部)を表現し、“パレード”を意識したバトンパフォーマンスや、凝った演出で観客の心を高鳴らせた。


続いて登場したQUARTET NIGHTは、『Starlight Memory』で会場のボルテージを上げた。ハードなロックサウンドに乗せて4人の愛を伝える歌声が響くと、観客のライトもひときわ強く揺れる。コールは声出しがOKだったこともあり、〈Just say! QUARTET NIGHT〉を力いっぱいコールする観客の声が聞こえた。また、QUARTET NIGHTはフラッグを使い“パレード”の要素をプラス。4人のキレのあるパフォーマンスとともに、フラッグもひらりひらりと翻り、ステージ後方に映し出されたシルエットまで華やかに見せた。


その後は、自己紹介を挟みユニット曲のパートへ。「Miracle Ver.」では、マスターコースの組み合わせで発表された楽曲と、ソロ曲が披露された。一番手は、藍、那月、翔の3人による『Triangle Beat』。前向きな言葉を、可愛らしいパフォーマンスとともに歌い上げる3人。ステージ上で大きなトライアングルを作り上げ、今なお揺るぎない絆を示した。


そして、那月を残し『アンドロメダでクチヅケを』へ。イエローの照明に照らされた彼は、長身とスラっと伸びた手脚を生かしたダイナミックなダンスで魅了。これに、パワフルで鋭い歌声が重なり、「Miracle Ver.」のソロのトップバッターを見事に務め上げた。


続く、藍が歌唱する『A.I』では一転、しっとりとした空間に。場内に藍のつややかで儚い歌声が響き渡り、歌詞にある純粋な恋模様が描き出された。ネジ巻き音に合わせた振りなども取り入れられていて、随所に藍のこだわりが感じられるステージとなっていた。


翔は、ソロ曲に『コズミックRUNNER』をセレクト。オープニングから、高い身体能力を武器にステージ上でピョンピョンと飛び跳ねていた彼は、この曲でも、ヘッドセットをつけて元気にパフォーマンス。歌詞の〈走ろうぜ!〉に合わせて手脚をブンブン振ると、客席で輝くピンク色のライトも勢いよく揺れた。


蘭丸、真斗、レンの3人は、『Dream more than Love』を披露。ハンドマイクを握りしめ、熱く歌う3人。声が重なればたちまち熱気がたちこめ観客を震わせる。時折目を合わせながら雄々しく歌う姿も、観客たちをときめかせた。


その後は、蘭丸による『WILD SOUL』。同じくハンドマイクを手に、エッジの利いた歌声を響かせる彼は、観客を煽りながら〈W.I.L.D SOUL〉とコール。達成感からか、拳を突き上げながら、熱気冷めやらぬステージをあとにする姿も印象的だった。


熱気そのままにレンのソロ曲『RED HOT×LOVE MINDS』へ。品を漂わせつつも、大胆に激しく踊るレン。そんな情熱的なパフォーマンスを、ステージ背面に大きく映し出されたバラが鮮やかに彩った。


真斗のソロ曲『BLUE×PRISM HEART』では、彼の特技でもあるピアノを弾く姿を取り入れたダンスは、同曲のサウンドにもばっちりリンク。手数が多くしなやかなダンスで改めて実力を見せつけた。


『NorthWind and SunShine』は、セシルとカミュの楽曲。互いの持ち味を存分に生かして対照的なパフォーマンスをする2人。指先までしなやかで品のあるダンスに、会場中が酔いしれた。


その後のソロでは、セシルが異国感のある振付で『情熱のデジャヴキス』を披露。華麗そのものと言った彼のダンスは「舞い踊る」という表現が的確で、会場に集った観客たちはその優雅な姿に釘付けになっていた。


そして、ゆったりとした足取りで再登場したカミュが『純潔なる愛-Aspiration-』を歌唱。ドラマチックな歌詞にシンクロするようなダンスパフォーマンスを披露。その堂々たる舞に、観客全員が息を呑む。腰に付いた装飾の揺れ方にすら、品を感じた。


©うたの☆プリンスさまっ♪ SHINING STAR STAGE製作委員会 Illust.LANTERN
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