声優
大久保瑠美・駒田航・白田千尋が明かす81オーディション秘話①

落ちて失うものってないんですよね――大久保瑠美さん、駒田 航さん、白田千尋さんら歴代受賞者が語る、81オーディションまでの道のり【短期連載第1回】

オーディションを受けるのに迷いはない

――皆さんはオーディションを受けるにあたって不安や心配はあったのでしょうか?

大久保:うーん……私はあまりなかったかもしれません。落ちても死ぬわけじゃないですから。

一同:(笑)

駒田:でも本当にその通りで。落ちて失うものってないんですよね。

――確かにそうですよね。当たって砕けたとしてもそれも経験になる。

駒田:声優デビューのチャンスを掴む、その門戸が開かれているんだったら、受けない理由がそもそもないというか。だから“受ける・受けない”で悩む理由は正直わからないんですよ。「受けるのどうしようかな」って言ってる人は、逆に「受かる自信があるんだな」と思ってしまうくらい。

大久保:「ここで受かっちゃったら困るなぁ」って思ってるのかな、ってことだよね。

駒田:そうです。参加費用は2,000円。たった2,000円で審査にかけてもらえるって、すごく良心的なオーディションじゃないですか。だから不安というより、むしろ「年2回ぐらいやってくれよ」という感覚でしたね。

大久保:今は配信があるので、例えば一次審査で落ちたとしても、誰が受かってどんな人が最終まで残っているのかが見られるんですよね。それだけでも勉強にもなると思いますし、参加する意義があるんじゃないかなって。

駒田:我々は配信が残る世代じゃなかったので情報がなかったんですよね。今と比較すると、かなり情報は限られていました。

白田:実際、私は残っている映像で勉強しました。そこで過去の受賞者の方々を見たら、白い服を着ている女性が多かったんですよね。それで「オーディションでは白い服を着よう!」と。

一同:(笑)。

白田:一人一人の靴も見ていました。「スニーカーの人いるかな」とか。

大久保:「スニーカーだとちょっとカジュアルすぎるかな?」とか考えちゃうよね。

駒田:悩みますよね。

白田:特に服はめちゃくちゃ悩みました。

駒田:僕は敢えて“ピチT”を選びました。大勢の人が受けている中で(審査員の)記憶に残らなきゃいけないなと思っていたんです。でも、発言や行動で奇をてらうと、それは僕じゃないから。

やることなすことはちゃんとやった上で、僕は体育会系だからピチTを着ていたらインパクトあるかも!って。つまり「君はこっち側の世界の人間じゃないよね?」と思われるくらいのほうがインパクトは残せるんじゃないかなと思っていました。それで足元もブーツインして、髪も短髪上げ気味に。

大久保:実際に当時の映像を見ると、スポーツ方面の人に見えるよね。

駒田:そうですよね。それまでのオーディションの写真を見たら、短髪の人は少ない印象でしたし、かつピチTの人もいなかったので「これはイケる!」と思っていましたね。

大久保:私は着ていく服が分からなくて、それで前日に買い物に行って。なんとなく“かわいい服よりも自分に似合う服”が良いんだろうなと思っていました。

当時の衣装を見てもらうと分かるのですが、実は胸元は真っ黒なんです。「でも似合うしな」と思って決めた記憶があります。当時は若かったから、この丈(膝上スカート)がいけたんだよね……。

駒田:今も全然イケるじゃないですか。さっきも言いましたけど、今でも当時とシルエットが同じですし(笑)。

大久保:いやいや、もういろいろ変わったんだよ……本当に。

一同:(笑)

 

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