音楽
15歳の新星シンガー・Rainy。が届ける、三者三様の夏の思い出

AZUKI七さんの歌詞の世界で届けられる、夏のRainy。Days──『名探偵コナン』エンディングテーマ「...and Rescue Me」をシングルリリースする期待の新星・Rainy。インタビュー

新世代の“エモ・ポップ・アイコン”と名高いRainy。は、13歳にしてアニメ『名探偵コナン ゼロの日常』のエンディング主題歌「Find the truth」でデビュー。15歳の誕生日である6月28日に、1stアルバム「Rainy。UNIVERSE」をリリースしたばかりだ。アルバムの幕開けを飾ったのは、ex.GARNET CROWのAZUKI七が作詞を手掛けた『名探偵コナン』のエンディングテーマ「...and Rescue Me」である。

10年ぶりに AZUKI七が作詞を提供したことでも話題となった「...and Rescue Me」が待望のシングル・カット。カップリングには、同じくAZUKI七 作詞の新曲「世界は君とはじまる」、そして GARNET CROWの名曲「夏の幻」(『名探偵コナン』エンディング)TV sizeのアコースティックカバーを収録した。

雨のように形を変えて、世界中どこにいても、いつでも音楽の雨を降らせたい。そんな思いで歌を届けるRainy。のサマーチューンが詰まった今作。歌に込めた思い、そしてRainy。のこれまでとこれからを紐解いていく。

世界中に恵みの雨を降らせるために

──13歳でアニメ『名探偵コナン ゼロの日常』でデビューしたRainy。さん。年齢を知ってとても驚きました。この2年間を振り返ってみるとどのような思いがありますか?

Rainy。さん(以下、Rainy。):「デビューします!」と決まったときは「えっ!」という声が出ました。しかも、デビュー曲「Find the truth」はアニメ『名探偵コナン ゼロの⽇常』(エンディング主題歌)に決まって、理解が追いつかないところがあったんです。「え、ちょっと待って!ちょっと待って!」って。オタクって「ちょっと待って」ってすぐ言うじゃないですか。それです(笑)。

小さいころから『名探偵コナン』が好きでよく見ていたんです。だからまさか『名探偵コナン』でデビューできるなんてという思いと共に、これから私の音楽人生がはじまるんだと思ってワクワクしました。

──理解が追いついていない、とのことでしたが、逆に理解したのはいつぐらいだったんです?

Rainy。:多分、まだです(笑)。イベントなどで私の歌を聴いてくださっている方々の姿を見て「あ、私デビューしたんだ」って少しずつ実感していっているかもしれません。

──「Find the truth」は安室さんへの愛に溢れた曲で。

Rainy。:そうなんです。とにかく安室さんのことを表現した歌詞だと思いますし、私もその意識で気持ちを込めて歌いました。ただ…安室さんもカッコイイんですけど、実は私は『名探偵コナン』の中では赤井さん推しです(笑)。アニメイトに行ったときには「赤井さんのグッズ入荷していないかな……」とチェックしています。『名探偵コナン』に登場するキャラクターは個性豊かでかっこいいんですよね。原作にアニメに劇場版に、追うのが楽しくて忙しいです。

──Rainy。という言葉にはさまざまな思いが込められています。Rainy。さんは音楽人生の目標のようなものは決められているんですか。

Rainy。:私のプロフィールに入れているんですが、「雨のように形を変えて、世界中どこにいても、いつでも音楽の雨を降らせたい」という思いがあります。元々雨が好きなんです。雨っていろいろな種類のものがあるじゃないですか。雹とか、雨あられとか。ときには形も変わっていく。私もそんな雨みたいに、形を変えていろいろな人に私の思いや歌を届けたいなと思っています。そして世界的に私の名前が広がったら、世界中の恵まれない人たちのための団体を作って、支援をしたい。それが一番の大きな目標です。目の前の目標で言うとワンマンライブではあるんですけども。

──プロフィールにも「音楽を通して、誰かの力になりたい。いろいろな国に行って音楽を届けたい」とありました。もともと国際情勢にも興味があったんですか?

Rainy。:はい。小学校3年生のとき、何気ない日常の中でユニセフのCMを見て、その中にいた女の子が私と同じ年だったんですね。私が当たり前に送っている日常が、この子にとって望んでいるものなんだと思って。そこから色々と調べるようになりました。今は地域ボランティアに参加する程度ではありますが、いつかは音楽を通して何かひとつのことを作り上げられたら良いなと思っています。

──Rainy。の「。」には日本人のアイデンティティも込められているとうかがいました。

Rainy。:そうですね。父がオーストラリア人で、母は日本人。どちらの要素もあるので、そのルーツも忘れずにいたいなと思いました。

AZUKI七さんの作詞提供は「いちばんの衝撃」

──「...and Rescue Me」の反響はどのように受け止めていますか?

Rainy。:たまに……いや、正直に言うと毎日エゴサしてるんです(笑)。そうすると「泣ける」「こういう歌い方が好き」というコメントを見ると、すごく嬉しくて。「...and Rescue Me」から知ってくださった方からも「応援しています」というメッセージをいただくようになりました。それが日々のモチベーションになっています。

──では曲について詳しくおうかがいさせてください。「...and Rescue Me」が『名探偵コナン』エンディングテーマに決まったときも「ちょっと待って!」という反応だったんです?

Rainy。:その通りです(笑)。『名探偵コナン』は家族で推しているアニメなんです。特に母が大好きで、だからハイタッチしました。デビューしたときに「もし本編のエンディングテーマになったらどうする?」なんて話をしていたんです。まさかそれが現実になるなんて信じられなくて! 3日間くらい震えていましたね。

──2013年に解散したバンド・GARNET CROWのメンバーだったAZUKI七さんが作詞する、ということを聞いたときはどのようなお気持ちでしたか?

Rainy。:もともと『名探偵コナン』が好きだったので、「GARNET CROWの……」と聞いた瞬間に「ええっ!」って。ただ勉強不足だったところもあり、GARNET CROWさんについて熱弁することまではできない状態で。それで「もっと知ろう!」と思って、改めてこれまでの曲を聴いたんです。そしたらグッとくるものがあって。「こんなに心にくる歌詞があるんだろうか?」と。

なかなか普段は使わないワードもあるけれど、だからこそ聴く人の想像を掻き立てる。しかもその中に、みんなの心とリンクするフレーズがあって、それが流れた瞬間にグッと心に刺さって抜けなくなる。それで何度も聴いてしまう。実はその時期、学校でテストがあったんです。そのテスト勉強をしながら聴いていたんですけど、音楽に耳がいってしまい……。

──それは難しいですね(笑)。

Rainy。:GARNET CROWを聴きながらテスト勉強をしようと思っていた自分を恥じました(笑)。そもそも「勉強しながら聴く曲じゃない」って。スマホで歌詞を読みながらガッツリ聴いていましたね。それくらい、惹き込む力が強い。

だからこそ、Rainy。として精一杯しっかりと歌おうという気持ちにもなりました。

──実際「...and Rescue Me」の歌詞を読んだときはどのような思いになりました?

Rainy。:<残酷なくらいに憂鬱な目覚め>というはじまりにまず驚きました。歌詞だけを見ると少し複雑さもあるんですけど、メロディーと合わさると「これだ!」という気持ちになる。<光の向こう解き放て>というところで、もう気持ちが止まらなくなります。レコーディングでは「まずは1番を歌って……」と、ブロックごとに録っていくことが多いのですが、何回もフルで通して歌いたくなってしまいました。「気持ちいい!」って。

──宮崎京一さん、清水"カルロス"宥人さんによるサウンドもドラマティックですよね。清水さんはギターも弾かれているとか。

Rainy。:アコギとちょっとゆらゆらした水面の光のような音色からはじまって、ジャカジャーン!と入ってストリングスとピアノの旋律が響く。そんなドラマティックなイントロの後に、<残酷なくらいに憂鬱な目覚め>という言葉がはじまる。これぞ<残酷なくらいに憂鬱な目覚め>だなと思いました。歌詞と音、一つひとつにすべてが詰まっていて、十人十色の感想があるんだろうなって思います。

──「...and Rescue Me」というタイトルも印象的ですよね。歌詞の中には<and>がつかないところがあるじゃないですか。その違いも気になるところです。

Rainy。:「...and Rescue Me」は直訳すると「私を救って下さい」という意味で。私としては最初の<and Rescue Me>のところは「助けて欲しいなぁ」という気持ち、次の<Rescue Me>は必死になって助けを求めているようなイメージでした。少し焦りを覚えているというか。だから歌うときも、<⻘い夏の夢の途中 ...and Rescue Me>のところは少しゆったりと、<出会い 揺らぎ 眩しい絶望 ... Rescue Me>などは少し早めにと意識して歌い分けています。

──後者は少し苦しい雰囲気も感じさせますね。切実な願いというか。

Rainy。:そう、そこが良いですよね。心が揺らぐような歌詞がたくさんあるんです。良い表現かは分からないのですが……AZUKI七さんが書く歌詞って、全てに中身があるんですよね。もちろん、他の方が書く歌詞にも中身があります。でもAZUKI七さんの場合は、一見したらいろいろな捉え方ができるんだけども、考察しながら聴いていくと、物語や景色が鮮明になっていき、うるっとくるものがある。それで何度もリピートしてしまう。50回くらい聴いたときにまた初めて分かる感情もあって、また50回聴いてしまう……っという(笑)。スルメのような曲だなと思いました。

──うんうん。

Rainy。:だから歌詞をとにかく尊重しながら歌いました。どのレコーディングでも情景を想像しながら歌うんですけども、この曲はとくに想像が楽しくて。「この2人が出会った夏がまた来るけど、過ぎ去る夏なのか、とどまる夏なのか、分からない。そもそも夏ってなに!?」って。熱い夏なのか、それとも二人を出会わせたことによる思い出の夏なのか。それは私自身もわからないんですけど、一つ一つのワードからたくさんのことを想像することができるので……こうやって話していると、歌いたくなってしまいます(笑)。考察するのも、歌うのも、すごく楽しい曲です。

──サブスクで気になられている方もいらっしゃるとは思うんですけど、ぜひCDで歌を見ながら聴いてほしいですね。

Rainy。:聴いて欲しいです! 歌詞カード見ながら「良いね!」ってなって欲しいです。

──ちなみに、テストは大丈夫でした?(笑)

Rainy。:翌朝に頑張りました(笑)。ずっと聴いてしまうので「私のスマホを隔離して下さい」と家族に頼んで、翌日に早起きをして、なんとか頑張って平均点は取りました。

──勉強の両立は心がけられているところではあるんですか。

Rainy。:できているかは分からないんですけども。日々の生活の中で気づくこともたくさんあって、それがRainy。の音楽にも生きていると思うんです。だから日々の生活を楽しむことは忘れちゃいけないなって。

歌詞と自分をリンクさせていくのが楽しい

──カップリングの「世界は君とはじまる」もAZUKI七さんの作詞によるものです。

Rainy。:情熱的で、思わず読み上げたくなってしまう歌詞だなと思いました。だって<ぎらぎらと太陽放つ模様>って、どんな人生を歩んできたらこんなにも素敵な言葉が出てくるんだろう?って。初めて歌詞をいただいた日が、陽がギラギラとした日だったんです。まさに今、ギラギラしているなぁ、なんて思っていました(笑)。

私が特に驚いたのが<僅かな勇気と願いが交差する場所でまた出会いたい>という一節です。交差する場所でまた出会いたい、は分かるんですけど……<僅かな勇気と願いが交差する場所>って! すごくないですか? 一見すると「それってどこなんだろう?」と思うかもしれないんですが、きっとどの場所でも良いというか……人によって違うと思うんですよね。交差点かもしれないし、教室かもしれないし、夢や思い出の中かもしれないし、その時の心境によって違う場所になるかもしれない。どんな人が聞いても「あの場所かも」と思い浮かべることができる。ロックオンされてしまいます(笑)。

──実はとても普遍的な歌詞であるという。

Rainy。:そう、そうなんです! 歌詞と自分をリンクさせていくのが楽しいなと思いました。

──炎のような揺らぎのある曲ですよね。「...and Rescue Me」とは対照的というか。

Rainy。:そうですね。GARNET CROWさんの曲って揺らいでいる感じがあると思うんです。「...and Rescue Me」は水や空気の揺らぎのイメージ。一方、「世界は君とはじまる」は熱気や情熱のイメージ。一見儚さもあるし、人によっていろいろな情景を思い出させる詞なのに、その芯は一緒なんですよね。そこも魅力のひとつなのかなって思います。映像も不思議と思い浮かびます。曲と一緒に歌詞を読むとスッと馴染んで、「もう1回聴かなきゃ」って。もはや使命感すら感じました(笑)。

──レコーディングは苦戦することなく、楽しくできました?

Rainy。:本当に楽しかったです。Bメロの<あぁ><ねぇ>は発声練習でも使っていて、逆にハマってしまって(苦笑)。ここだけ何度もテイクを録りました。

──どういうディレクションを受けるんですか?

Rainy。:「ここはこうして」っていうよりかは「このパターンも聴いてみたい」「ここ別の歌い方で試してみたい」という感じで、コミュニケーションを取りながら作っていくような感じです。陽気なディレクターさんと和気あいあいとしながら作っていきました。

──AZUKI七さんとお会いはされたんですか?

Rainy。:いや、会うことはできていないんです。だから「AZUKI七さん、ここはどんな意味で書かれたんですか?」とひたすら心の中で訴えかけながら(笑)。でも、AZUKI七さんが込めた意味合いも大切なんですけど……そこから私が感じたことってなんだろう?と考えて、表現することも大切なんじゃないかなって。私のオリジナルブレンドのようなものを30%くらい混ぜ合わせるような形で歌っていきました。

──AZUKI七さんが詞を提供されるのは約10年振りだとか。

Rainy。:本当に光栄です。ありがたいと同時に……たまに「本当に私でいいのかな」と思うこともあります。でも「こんなにも超ありがたい機会をいただいているんだから自分ができることを全身全霊でやらなきゃ」って。

──プレッシャーとはまた違う気持ちなんですね。

Rainy。:そうですね。“ありがたすぎる”って思いが爆発してしまうことはあるんです。そういう時はただ歌詞を眺めて、ラフに考えるようにしています。オタクって限界に達すると饒舌になるじゃないですか(笑)。それになりがちで、私はすごい喋るんですよ。

──今もたくさんお話が聞けてうれしいなと思っていたんですが。15歳とは思えぬ語彙力だなって。

Rainy。:語彙力に関してはまだまだなところもあるんですが、とにかく喋ることが好きなんです。スタッフの皆さんにも「落ち着いて」って言われることがあるくらい(笑)。

でも限界突破して話して良いとなったときは、自分の気持ちをとめどなく吐露することで「私ってこんなことを考えていたんだ」って新しい自分に気づくこともできる。そこで気づいたものや、自分の意見はレコーディングでも伝えています。

──アルバム『Rainy。UNIVERSE』の「ME」では作詞もされていますが、あの歌詞もきっとその自問自答から生まれたものなんだろうなと。「ME」という歌詞ではありながらも、普遍的なものになっていますね。

Rainy。:葛藤が多い時期だったんです。その当時の思いを全部書きなぐって、その上で歌詞にしました。歌詞にするときは、自分だけ分かるような具体的なフレーズではなく、いろいろな人に歌詞を通して思いを感じ取ってもらいたいなと思って、普遍化を意識していました。説明的になるのではなく、ちょっと抽象的にして、誰が聴いても思いを乗せられるようにできたら良いなって。

──コミュニケーションがお好きで、意見もしっかりと持っていて、歌詞にまとめることも、声にすることもできて。Rainy。さんにとって、歌手って天職じゃないですか。

Rainy。:それは自分でもすごく感じていて、自分の思いをぶつけたい人なんです。自分の芯はあるけれども……「どう思いました?」って意見をいただくことで、自分の意見がより色づいていく。

Rainy。という白いキャンバスがあって、そこに「かわいいRainy。」「アップテンポなRainy。」と、いろいろな種類の自分を乗せていって……と、自分の色を付け加えていくような気持ちなんですよね。そういうことをしながら「Rainy。はこんな女の子なんだよ」って表現出来たら良いなと。

──まさに虹のようというか。Rainy。さん自身が曲を聴いていろいろな思いを受け取るように、聴き手も自由に想像をしていい、その余白も残されている。

Rainy。:コミュニケーションにおいても言えることなんですが、正解はなくて。でも正解が星の数だけあるから面白いし、歌やダンス、会話の中のジェスチャーは最高のツールなんですよね。人々が心を通じ合おうとすること自体が、尊くて、楽しいことだなって思うんです。Rainy。として歌うことで、私の思いを伝えつつ、曲でいろいろなことを感じ取ってもらえたら良いなって。

──それこそ、ライブは最高のコミュニケーションツールじゃないですか。

Rainy。:そうです、ライブをしたい!(笑)

「夏の幻」で夏の思い出を振り返ってほしい

──もう1曲、GARNET CROW「夏の幻」のカバーが収録されています。「歌ってみた」としても投稿されていましたね。

Rainy。:YouTubeショートとTikTokに30秒のものをアップしています。歌うこと自体は本当に楽しかったんですけど、皆さんどんな反応をするだろう?と実は緊張もしていて。でも思いの外、うれしい反響をいただけたんですよね。「フルサイズでも聴きたい」「オリジナルへのリスペクトを感じる」とか。すごく嬉しかったです。

──「夏の幻」はRainy。さんが生まれる前の曲になるんですよね。

Rainy。:はい。でも純粋にいい曲だなって。で、曲について話しているときに「Rainy。が生まれる前の曲だね」って言われて「ああ、本当だ!」って。私が生まれる前の曲ではあるけれども、今にも通ずるものがある。こんな神曲があったなんてと。でも振り返ってみると、GARNET CROWさんの曲は私が生まれる前の曲、もしくは2、3歳の頃の曲なんですよね。GARNET CROWさんの音楽を聴いて育ちたかったなと思いました。

──夏のシングルとなりましたね。それぞれ見せる景色がグラデーションのようで。

Rainy。:グラデーション! 確かにそうですね。夏の涼しさ、暑さ、終わり……それぞれいろいろな景色が思い浮かぶと思います。

──Rainy。さん自身は夏と聞いて、思い浮かべるものはありますか? 例えば海とか。

Rainy。:単純かもしれませんが、夏と言えばかき氷です(笑)。特別たくさん食べるわけじゃないんですけども。私は夏って儚いイメージがあるんです。夏休みの季節だし、色々な思い出もできる時期。だからこそ「...and Rescue Me」で思い出を作って、「世界は君とはじまる」では夏の終わりに最高な思い出を作って、「夏の幻」で思い出を振り返って欲しいなって。

それこそ私も今年はアニサマがあるので、とんでもない夏の思い出ができそうです。昨日も本当に楽しくって「一生の思い出」って言ってたんですよ(笑)。

──昨日はFM ヨコハマ「FMヨコハマキャラバン in ビナウォーク特番」公開収録でしたよね。写真を拝見させてもらっていました。

Rainy。:昨年の5月ぶりに海老名ビナウォークでのイベントに出演させていただきました。昨日収録のラジオのゲストが江戸川コナンくんと私で、コナンくんも喋ってくれて。嬉しすぎてテンパりすぎてしまって「コナンくんだ〜!」って言うつもりが(低い声色で)「こ、コナンくんだ……コナンくんだ……」と(笑)。「Rainy。さんのグローバルな活躍を期待してるね」って言ってくれて、もう感動してしまいました。そのあとのライブで、「...and Rescue Me」と「Find the truth」、1stアルバムから「All or Nothing」と「素直になれたら」を歌わせてもらって、最後に「...and Rescue Me」をもう一度。昨日夢で見たくらい、濃すぎる1日でした。

いつかは作詞・作曲を

──「...and Rescue Me」には、<やさしい歌じゃ⼼が晴れない 無限の闇がある>という言葉がありますが、Rainy。さん自身はどうです? 今後どんな歌を歌っていきたいですか?

Rainy。:全部やりたい!(笑) かわいい歌も、バラードも。1stアルバムでは初の作詞をしたので……もともと普段から言葉を書くタイプなんです。作詞もして、音楽の勉強をもっとして、いつかは作詞・作曲の歌が作れたらいいなと思っています。もっと語彙力や表現力を広げて、思いが伝わりやすい曲や、AZUKI七さんのように複雑でありながらもいろいろな想像を掻き立てられるような歌詞も書いてみたいです。

──インタビュー時点ではアニサマを目前に控えた状況です。

Rainy。:やばいです!(笑)Rainy。として生きていると「ちょっと待って!」の連続です。アニオタの一人としていつか観客として参戦したいと思っていたイベントに、まさか出演させてもらうことになるとは……。たくさんのアニメファンの方に、まずはRainy。の存在を知ってもらいたいなと思っています。ステージでは、皆さんと一緒に盛り上がれたらなと思っています。

──アニオタという言葉がありましたが、取材前には『五等分の花嫁』のお話もされていて。二乃ちゃんがお好きなんです?

Rainy。:アニオタの一面もあります。『五等分の花嫁』の推しは一花ちゃんです。でも最終的に5人とも好き(笑)。最近、一足遅れて『ぼっち・ざ・ろっく!』を見始めたところです。友だちから「見てないの?」って言われて見始めたんですけど……もう推すアニメが多すぎて、時間が足りないです。1日を106時間くらいにして欲しい!

──今年は最高の夏になりそうですね。

Rainy。:ちょっととんでもない夏の思い出ができすぎじゃないかなって(笑)。でもその夏の思い出をさらに最高にするために、アニサマに向けて準備を進めたいなと思っています。

[インタビュー:逆井マリ]

楽曲情報

発売日:2023/08/23
価格:1,650円(税込)

≪収録曲≫
①...and Rescue Me
(読売テレビ・⽇本テレビ系全国ネット⼟曜よる6:00放送「名探偵コナン」エンディングテーマ)
作詞:AZUKI七/ 作曲・編曲: 宮崎京⼀、清⽔"カルロス”宥⼈
②世界は君とはじまる
作詞:AZUKI七 / 作曲:tomita / 編曲:中野領太
③夏の幻(TV size)-Acoustic Cover-
*ストリーミング配信なし
作詞:AZUKI七/ 作曲:中村由利 / 編曲:増崎孝司

<仕様>
・CD
・描き下ろしアニメ絵柄 ジャケットカード仕様
・「…and Rescue Me」MVオフショット写真⼊りブックレット(8P)
・描き下ろしアニメ絵柄SNS⾵クリアカード3枚

アニメイト特典:L判ブロマイド

■YouTube:@rainy_official_jp
■Twitter:@rainyo_official
■TikTok:@rainy_official_jp
■Official Site:https://rainy.bzone.com

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