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アニメ『てんぷる』愛美インタビュー【連載第7回】

最終話直前に“ラブより重要”な問題に直面!? 最高の女を早く抱きしめてあげたい! アニメ『てんぷる』蒼葉結月役・愛美さんインタビュー【連載第7回】

 

もし結月と結ばれても、別の女の子とラッキースケベをしちゃいそう

──第11話の後半は赤神と月夜のデートが描かれました。ここにきて月夜がどんどん追い上げています。

愛美:そうなんですよ! 赤神は結月に一目惚れしてプロポーズをしていましたけど、このままだとどうなっちゃうんだろう。

結月としては穏やかじゃないです! でも月夜にも幸せになってほしくて。そこはすごく難しいところです。

──赤神と結月にはここまで数々の出来事がありましたが、特に印象的なシーンはありますか?

愛美:第7話で数珠を選んでいたところは、「『てんぷる』なのに少女漫画みたい」と逆にドキドキしちゃいました(笑)。

すごく純愛で。そして、改めて私はあのカップルを応援していると実感しました。

あとは、お見合いに間に合うため、赤神がいろいろな手段で結月を送り届けるところです。ここまで尽くしてくれるならなにがあっても守ってくれるだろうなって思いましたし、悔しいけど“イイ男”だなって。

 

 

──悔しいんですね(笑)。改めて赤神に対してどんな印象をお持ちですか?

愛美:結構危ういところがあるなと思っています。もし結月と結ばれても、なにかのアクシデントで別の女の子とラッキースケベしちゃうんじゃないかって……!

──ありえる……!

愛美:そういう意味でも、赤神のことを好きになったら苦労すると思います。でも、やっぱり悔しいけど“イイ男”だなと思わされるところがいっぱいあるんですよね。

 

体当たりでぶつかる精神が結月と重なっていたら良いなと思います

──全体を通して、印象深いセリフはありますか?

愛美:結月が教えてくれる「人はひとりで生きるにあらず」や「悟ろうとすることそれそのものが悟りへの道である」のような悟りの心得です。どれもその通りだと思いますし、その言葉をちゃんと理解している結月は魅力的だなと思います。

──そんな結月は頼れる姉としての一面も光っています。

愛美:常にがんばっているからこそ周りに慕われていて、私も尊敬しています。行動力もすごくて。

──しかし、今回のお話のように、ひとりで背負いすぎるところがありますよね。

愛美:私自身、がんばりが空回ったり、人の頼り方がわからないことがあって。だから皆に迷惑をかけられないとか、皆が嫌な思いをするなら自分ひとりでがんばる、みたいな結月の気持ちがわかるんです。

──共感できることが多いからこそ、自然に演じられたんですか?

愛美:気持ちの面では共感ポイントは多かったです。でも演じたことがない役柄だったので緊張しました。

──チャレンジだったんですね。

愛美:アフレコでは毎回、色んなチャレンジがありました。そんな体当たりでぶつかる精神が結月と重なっていたら良いなと思います。

──愛美さんご自身チャレンジすることはお好きですか?

愛美:環境によるかもしれないです。ひとりだったら難しいけど、この人と一緒だったら、このチームだったらできるかも、みたいな時はあるかもしれないですね。

──『てんぷる』のチームはいかがでしたか?

愛美:『てんぷる』のチームはなんでも受け入れてくれるので、緊張しながらもリラックスして挑めました。すみぺ(上坂すみれさん)は同い年ですが、メインヒロインでは私が最年長だったので、そこもリラックスできた理由かもしれないです。

 

──キャストの皆さんは全体的に年齢感が近いですよね。

愛美:そうですね。三姉妹はちょうど私から年齢が下がっていく感じで。

──アフレコ現場では率先して飴を配られていたというお話しも。

愛美:あー! 第1、2話で赤坂さんがめちゃめちゃ叫ぶシーンばかりだったので、おすすめののど飴を渡しました。ちなみに、私の喉が危うかったときは朝日奈(丸佳)ちゃんが飴をくれて。皆で気遣い合っていました。

──赤坂さんは、外画出演が多く、アニメの現場は不慣れなことが多かったから愛美さんに助けられたとおっしゃっていました。

愛美:とんでもないです。逆に、私は将来、外画をやりたいと思っているので、赤坂さんに現場の雰囲気やオーディションについて教わったりしました。

 

 

煩悩に悩まされる日々

──今作ではお寺や仏教に関する学びを得られます。印象的な豆知識などはありますか?

愛美:「魔境」という言葉が仏教に由来していることに驚きました。第7話のサウナで「魔境っていうのは、厳しい修行で自分の奥底に眠る煩悩や雑念が表面化して、すごいテンションになる状態のことなの」と。

本編では実際にすごいテンションになっていて面白かったですし、日常で使いたいと思いました。「魔境行っちゃってるよ!」みたいな(笑)。

──使ってみたい言葉が多い作品ですよね。こちらも作品にちなんだ質問ですが、煩悩に悩んだことはありますか?

愛美:はい、毎日です。

──(笑)。

愛美:逆に打ち克ち方を知りたくて、煩悩に強い(たかはし)智秋さんに話を聞いたんです。そうしたら「生まれたときからこういう性質だった」と。

それを聞いて私には無理なんだと絶望しました。なにか良い方法はないですかね? いつも食べることと寝ることばっかり考えていますし、ゲームもやりたいし、マンガも読みたい。

お忙しい先輩方は煩悩のコントロールが上手いんでしょうか。智秋さんは美しいプロポーションをずっと保たれていますし。

 

 

──ちなみに、赤坂さんと朝日奈さんは打ち克つ必要はないんじゃないか?とおっしゃっていました。

愛美:なるほど(笑)。でも打ち克った自分も好き、っていう気持ちもあるんですよ。そこは難しいところですね。

──最後に、第12話放送を楽しみにされている方へメッセージをお願いします。

愛美:ついに『てんぷる』が最終話を迎えます。皆さんには、赤神やヒロインたちの奮闘劇をぜひ見届けてほしいです。そして第12話にしてなんと、結月の新しい一面も楽しんでもらえます! 結月のことをさらに好きになってもらえると思うので要チェックです。楽しみにしていてください!

──ありがとうございました。

 
[取材・文 MoA]

 

TVアニメ『てんぷる』作品情報

2023年7月8日(土)放送開始!

放送情報

TOKYO MX:7/8より毎週土曜25:30~
BS11:7/8より毎週土曜25:30~
MBS:7/8より毎週土曜27:08~
AT-X:7/9より毎週日曜22:00~
BS日テレ:7/14より毎週金曜23:30~
HTB:7/10より毎週月曜26:25~

配信情報

dアニメストア:7/8より毎週土曜24:00~ 地上波先行配信
DMM TV:7/8より毎週土曜24:00~ 地上波先行配信
U-NEXT:7/13より毎週木曜24:00~
Lemino:7/13より毎週木曜24:00~
その他配信サイトでも順次配信
※放送・配信日時は変更になる可能性があります。

 

イントロダクション

そうだ、出家しよう!

女たらしの家系として知られる赤神家を疎んじて勉強とバイトに明け暮れる日々を過ごしていた赤神明光は、ある日偶然出会った少女、蒼葉結月に一目惚れしてしまう。

以来すっかり煩悩の波に飲み込まれてしまった明光は、自らの血に抗い、ストイックに生きるため寺へ入るが、なんとそこは美少女だらけの尼寺だった!!

キュートな三姉妹&W居候美女との青春お寺ラブコメ、開幕!

 

スタッフ

原作:吉岡公威(講談社「コミックDAYS」連載)
監督:古賀一臣
キャラクターデザイン:勝又聖人
シリーズ構成:香椎葉平
プロップデザイン:たかはしなぎさ、小倉典子
色彩設計:長岡柚衣
美術監督:小島俊彦
撮影監督:堀川和人
編集:渡辺直樹
音響監督:阿部信行
音響効果:鈴木潤一朗
音楽:印南俊太朗
アニメーション制作:月虹

 

キャスト

赤神明光:赤坂柾之
蒼葉結月:愛美
蒼葉月夜:芹澤優
蒼葉海月:山下七海
ミア・クリストフ:朝日奈丸佳
カグラ・ボールドウィン:上坂すみれ
嬉々:たかはし智秋
にゃごすけ:安済知佳
 

主題歌

オープニングテーマ:「煩悩☆パラダイス」愛美
エンディングテーマ:「おいでませ!三日月寺」結月(CV.愛美)、月夜(CV.芹澤優)、海月(CV.山下七海)、ミア(CV.朝日奈丸佳)、カグラ(CV.上坂すみれ)

アニメ公式HP
アニメ公式Twitter@temple_tvanime

推奨ハッシュタグ:#てんぷる #Tenpuru_anime

 

(C)吉岡公威・講談社/てんぷる製作委員会
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